27-3543~3548原典訳「天界の秘義」創世記Ⅲ

3543. `Et dedit cupedias': quod significet delectabilia inde, constat ex significatione `cupediarum' quod sint amoena, {1}tum delectabilia, de qua supra n. 3502, 3536.

3543. `Et:また、そして、dedit:引き渡す、委ねる、手渡す、明け渡す、捧げる、cupedias'::ごちそう、珍味、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、delectabilia:楽しい、愉快な、inde,:それ故、そこから、constat:知られる、ex:~から、~により、significatione:意味、`cupediarum':ごちそう、珍味、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、amoena,:魅力的な、快い、{1}tum:その上、更に、delectabilia,:楽しい、愉快な、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、 3502, 3536.

3543.「ご馳走を渡した」が、そこからの楽しいものを意味することは、「ご馳走」の意味が快いもの、更に楽しいものであることから知られよう。そのことについては3502, 3536番(に示された)。

3544. `Et panem': quod significet bonum inde, constat (c)ex significatione `panis' quod sit bonum, de qua n. 276, 680, 1798, 2165, 2177, 3464, 3478.

3544. `Et:また、そして、panem'::パン、食物、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、bonum:善、inde,:それ故、そこから、constat:知られる、(c) ex:~から、~により、significatione:意味、`panis':パン、食物、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、bonum,:善、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、276, 680, 1798, 2165, 2177, 3464, 3478.

3544.「またパンを」が、そこからの善を意味することは「パン」の意味が善であることから知られよう。そのことについては276, 680, 1798, 2165, 2177, 3464, 3478番(に示された)。

3545. `Quae fecit': quod significet quae a Divino, constat a repraesentatione `Rebeccae' quod sit Divinum Verum Divini Rationalis Domini; et quia de Rebecca dicitur quod `fecerit,' significatur quod ex Divino.

3545. `Quae:それらは、そのことらは、fecit'::作った、為した、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quae:それらは、そのことらは、a:~から、~により、Divino,:神的な、constat:知られる、a:~から、~により、repraesentatione:象徴、表象、`Rebeccae':リベカ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、Divinum:神的な、Verum:真理、Divini:神的な、Rationalis:理性的な、理性、Domini;:主、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、de:~について、Rebecca:リベカ、dicitur:言われる、quod:こと、それ、そのこと、`fecerit,':作った、significatur:意味される、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、Divino.:神的な、

3545.「彼女が作った」が、神的な(真理)からを意味することは「リベカ」の表象が主の神的な理性の神的な真理であることから知られよう。また「リベカ」が作ったことが言われているので、神的なものから(作られた)ことが意味される。

3546. `In manum Jacobi filii sui': quod significet quod talis esset affectio veri naturalis, constat ex eo quod haec clausula sit praecedentium, et tunc talis `Jacobus,' per quem repraesentatur verum naturale, n. 3305, 3509, 3525, nempe quod `indutus quoad manus et collum pellibus haedorum caprarum, in manu habuerit cupedias quas patri suo Jishako apportaret.

3546. `In:~の中へ、~に、manum:手、Jacobi:ヤコブ、filii:息子、sui'::自分自身の、それ自身の、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、talis:このような、次のような、esset:あった、affectio:情愛、veri:真理、naturalis,:自然的な、自然の、constat:知られる、ex:~から、~により、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、haec:これは、clausula:結末、結論、sit:ある、praecedentium,:先行している、et:また、そして、tunc:その時、やがて、talis:このような、次のような、`Jacobus,':ヤコブ、per:~を通して、~によって、quem:その者を、repraesentatur:象徴される、表象される、verum:真理、naturale,:自然的な、自然の、n.:番号、3305, 3509, 3525, nempe:正確には、即ち、quod:こと、それ、そのこと、` indutus:着せられた、あてがわれた、quoad:~に関して、~に関する限り、manus:手、et:~と、および、collum:首、pellibus:皮、毛皮、haedorum:子山羊、caprarum,:雌山羊、in:~の中、~において、manu:手、habuerit:持った、cupedias:ごちそう、珍味、quas:それらを、patri:父、suo:自分自身の、それ自身の、Jishako:イサク、apportaret. ':運んだ、携えた、持って来た、

3546.「その息子のヤコブの手に」が、そのようなものが自然的な真理の情愛であったことを意味することは、そのことが先行していることの結末であることから知られよう。またその時、そのような(情愛が)ヤコブ(にあったことから知られよう)。その者(ヤコブ)により自然的な真理が表象されている。3305, 3509, 3525番(を参照)、即ち「手と首に関して雌山羊の子の毛皮をあてがわれ、手にご馳走を持ってその父イサクに持って行った」(ことから知られよう)。

3547. Vers. 18-20. Et venit ad patrem suum, et dixit, Pater mi, et dixit, Ecce me, quis tu fili mi? Et dixit Jacob ad patrem suum, Ego Esau primogenitus tuus, feci quemadmodum locutus es ad me, surge quaeso, sede et ede e venatione mea, propterea ut benedicat mihi anima tua. Et dixit Jishak ad filium suum, Quid hoc festinasti invenire, fili mi? et dixit, Quia obvenire fecit Jehovah Deus tuus ad faciem meam. `Venit ad patrem suum, et dixit, Pater mi; et dixit, Ecce me, quis tu fili mi?' significat statum perceptionis ex praesentia illius veri: `et dixit Jacob ad patrem suum' significat apperceptionem veri naturalis: `Ego Esau primogenitus tuus' significat quod crederet esse ipsum bonum naturale: `feci quemadmodum locutus es ad me' significat oboedientiam: `surge quaeso, sede, et ede e venatione mea' significat verum affectionis talis boni: `propterea ut benedicat mihi anima tua' significat conjunctionem: `et dixit Jishak ad filium suum' significat perceptionem: `Quid hoc festinasti invenire, fili mi?' significat productionem tam festinam: `et dixit, Quia obvenire fecit Jehovah Deus tuus ad faciem meam' significat providentiam.

3547. Vers. 18-20. Et:また、そして、venit:行った、来た、行く、来る、ad:~そばに、~へ、patrem:父、suum,:自分自身を、それ自身を、et:また、そして、dixit,:言った、Pater:父よ、(呼格)mi,:私よ、(呼格)et:また、同時に、dixit,:言った、Ecce:見よ、ほら、me,:私を、quis:誰が、誰か、tu:あなたは、fili:息子よ、(呼格)mi?:私よ、(呼格)
Et:また、同時に、dixit:言った、Jacob:ヤコブ、ad:~に、~へ、patrem:父、suum,:自分自身を、それ自身を、Ego:私は、Esau:エサウ、primogenitus:長子、初子、tuus,:あなたの、feci:行なった、為した、(一人称単数完了)quemadmodum:~のように、そのように、言わば、まるで~かのように、locutus es:話した、ad:~に、~へ、me,:私へ、surge:立ち上がれ、起きよ、(命令形)quaeso,:願う、懇願する、どうぞ、求める、(一人称単数現在)sede:座れ、(命令形)et:また、そして、ede:食べよ、(命令形)、e:~から、~により、venatione:狩猟、獲物、mea,:私の、propterea:このために、この理由で、それ故に、ut:~のために、こと、~するように、benedicat:祝福する、mihi:私に、anima:霊魂、魂、tua.:あなたの、
Et:また、そして、dixit:言った、Jishak:イサク、ad:~に、~へ、filium:息子、suum,:自分自身を、それ自身を、Quid:なぜ?、何で?、どうして?、hoc:これを、festinasti:急いだ、せきたてた、急いで行なった、(二人称単数完了略形)invenire,:出会うこと、出くわすこと、見つけること、fili:息子よ、(呼格)mi?:(私よ)、et:また、同時に、dixit,:言った、Quia:なぜなら、ので、obvenire:与えられること、割り当てられること、所有に帰すること、fecit:行なった、為した、Jehovah:エホバ、Deus:神、tuus:あなたの、ad:~に、~へ、faciem:顔、容貌、meam.:私の、
`Venit:行った、来た、ad:~そばに、~へ、patrem:父、suum,:自分自身を、それ自身を、et:また、そして、dixit,:言った、Pater:父、(呼格) mi;:私よ、(呼格)et:また、そして、dixit,:言った、Ecce:見よ、ほら、me,:私を、quis:誰が、誰か、tu:あなたは、fili:息子よ、(呼格)mi?':(私よ)、significat:意味する、statum:状態、性質、perceptionis:理解、認識、ex:~から、~により、praesentia:現存、臨在、居合わせること、出現、illius:それの、veri::真理、` et:また、同時に、dixit:言った、Jacob:ヤコブ、ad:~に、~へ、patrem:父、suum':自分自身を、それ自身を、significat:意味する、apperceptionem:知覚、理解、認知、veri:真理、naturalis::自然的な、自然の、`Ego:私は、Esau:エサウ、primogenitus:長子、初子、tuus':あなたの、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、crederet:信じた、esse:あること、存在すること、ipsum:そのもの、それ自身、bonum:善、naturale::自然的な、自然の、`feci:行なった、作った、(一人称単数完了)quemadmodum:~のように、そのように、locutus es:話した、ad:~に、~へ、me':私へ、significat:意味する、oboedientiam::服従、従順、`surge:立ち上がれ、起きよ、(命令形)quaeso,:願う、懇願する、どうぞ、求める、(一人称単数現在)sede,:座れ、(命令形)et:また、そして、ede:食べよ、(命令形)、e:~から、~により、venatione:狩猟、獲物、mea':私の、significat:意味する、verum:真理、affectionis:情愛、talis:このような、次のような、boni::善、` propterea:このために、この理由で、それ故に、ut:~のために、こと、~するように、benedicat:祝福する、mihi:私に、anima:霊魂、魂、tua':あなたの、significat:意味する、conjunctionem::連結、結合、` et:また、そして、dixit:言った、Jishak:イサク、ad:~に、~へ、filium:息子、suum':自分自身を、それ自身を、significat:意味する、perceptionem::理解、認識、`Quid:なぜ、何か?、どのようにして?、hoc:これを、festinasti:急いだ、せきたてた、急いで行なった、(二人称単数完了略形)invenire,:出会うこと、出くわすこと、見つけること、fili:息子よ、(呼格)mi?':(私よ)、significat:意味する、productionem:産むこと、生産、産出、tam:このように、それほどに、この程度に、festinam::速い、急な、大急ぎの、` et:また、そして、dixit,:言った、Quia:なぜなら、ので、obvenire:与えられること、割り当てられること、所有に帰すること、fecit:行なった、為した、Jehovah:エホバ、Deus:神、tuus:あなたの、ad:~に、~へ、faciem:顔、容貌、meam':私の、significat:意味する、providentiam.:摂理、

3547.十八~二十節、「そして、彼はその父のそばに行き、そして言った。私の父よ、同時に、彼(父)は言った。見よ、私を、私の息子よ、あなたは誰だ?
同時に、ヤコブはその父に言った。私はあなたの長子エサウです。私はあなたが私に話したように行いました。どうぞ起きて座り給え、そしてあなたの霊魂が私を祝福することのために私の獲物から食べ給え、
そして、イサクはその息子に言った。私の息子よ、どうしてあなたはこれを急いで見つけること(が出来たのか)? 同時に、彼(ヤコブ)は言った。あなたの神エホバが私の顔に与えられることを為されたからです。」
「彼はその父のそばに行き、そして言った。私の父よ、同時に、彼(父)は言った。見よ、私を、私の息子よ、あなたは誰だ?」は、その真理の現存からの認識の状態を意味し、「同時に、ヤコブはその父に言った」は、自然的な真理の理解を意味し、「私はあなたの長子エサウです」は、それが自然的な善そのものであることを信じたことを意味し、「私はあなたが私に話したように行いました」は、服従を意味し、「どうぞ起きて座り給え、そして私の獲物から食べ給え」は、そのような善の情愛の真理を意味し、「あなたの霊魂が私を祝福することのために」は、連結を意味し、「そして、イサクはその息子に言った」は、認識を意味し、「私の息子よ、どうしてあなたはこれを急いで見つけること(が出来たのか)?」は、それほど速い産出を意味し、「同時に、彼(ヤコブ)は言った。あなたの神エホバが私の顔に与えられることを為されたからです」は、摂理を意味する。

3548. `Venit ad patrem suum, et dixit, Pater mi; et dixit, Ecce me, quis tu fili mi?': quod significet statum perceptionis ex praesentia illius veri, constare potest a repraesentatione `Jishaki' qui hic pater, et (c)a repraesentatione `Jacobi' qui hic filius, de quibus aliquoties prius; tum a significatione `dicere' quod sit percipere, de qua etiam prius; inde et ex reliquis patet quod sit status perceptionis ex praesentia illius veri quod per `Jacobum' repraesentatur; sed quale hoc verum sit quod nunc per Jacobum repraesentatur, patet a sensu interno illorum quae praecedunt et quae sequuntur, quod nempe externa forma appareat sicut bonum et boni verum, quae repraesentantur per `Esavum' et significantur per ejus venationem, sed quod non tale in forma interna: naturale quoad verum apud hominem qui regeneratur, hoc est, antequam regeneratus est, tale apparet, non quidem coram homine, nam is nihil novit de (t)bono et vero apud se cum regeneratur, sed coram oculis angelorum, qui talia in luce caeli vident; homo ne quidem novit quid bonum et {1}verum naturalis, et quia non novit, {2}non potest percipere, et quia non percipit in communi nec potest percipere in particulari, ita non differentias, minus mutationes status eorum; et quia non haec, aegre potest capere ex aliqua descriptione quomodo cum hoc bono et ejus vero se habet; at quia de illis in hoc capite agitur, in sequentibus, quantum possit ad captum, venit exponendum.

3548. `Venit:行った、来た、ad:そばに、近くに、patrem:父、suum,:自分自身を、それ自身を、et:また、そして、dixit,:言った、Pater:父よ、(呼格)mi;:私よ、(呼格)et:また、そして、dixit,:言った、Ecce:見よ、ほら、me,:私を、quis:誰が、誰が居るだろうか、tu:あなたは、fili:息子よ、(呼格)mi?'::(私よ)、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、statum:状態、性質、perceptionis:理解、認識、ex:~から、~により、praesentia:現存、臨在、居合わせること、出現、illius:それの、veri,:真理、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、a:~から、~により、repraesentatione:象徴、表象、`Jishaki':イサク、qui:その者達、hic:ここに、この場に、pater,:父、et:また、そして、(c)a repraesentatione:象徴、表象、`Jacobi':ヤコブ、qui:その者達、hic:ここに、この場に、filius,:息子、de:~について、quibus:それらから、そのことらから、aliquoties:数回、数度、prius;:以前に、前に、tum:その上、更に、a:~から、~により、significatione:意味、`dicere':言うこと、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、percipere,:理解すること、認めること、認識すること、de:~について、qua:それから、そのことから、etiam:~もまた、更に、prius;:以前に、前に、inde:それ故、そこから、et:~と、および、ex:~から、~により、reliquis:残りの、他の、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、status:状態、性質、perceptionis:理解、認識、ex:~から、~により、praesentia:現存、臨在、居合わせること、出現、illius:それの、veri:真理、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`Jacobum':ヤコブ、repraesentatur;:象徴される、表象される、sed:しかし、quale:どのような、どんな種類の、hoc:これは、verum:真理、sit:ある、quod:こと、それ、そのこと、nunc:今、それで、per:~を通して、~によって、Jacobum:ヤコブ、repraesentatur,:象徴される、表象される、patet:明らかである、a:~から、~により、sensu interno:内意、illorum:それらの、quae:それらは、そのことらは、praecedunt:先行する、先んずる、et:~と、および、quae:それらは、そのことらは、sequuntur,:次に来る、続く、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、externa:外部の、外なる、forma:形、姿、appareat:現われる、見える、sicut:~の如く、~のように、bonum:善、et:~と、および、boni:善、verum,:真理、quae:それらは、そのことらは、repraesentantur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、`Esavum':エサウ、et:また、そして、significantur:意味される、per:~を通して、~によって、ejus:それの、彼の、venationem,:狩猟、獲物、sed:しかし、quod:こと、それ、そのこと、non:否、tale:このような、次のような、in:~の中、~において、forma:形、姿、interna::内部の、内なる、naturale:自然的な、自然の、quoad:~に関して、~に関する限り、verum:真理、apud:~のもとに、~において、hominem:人間、qui:その者達、regeneratur,:再生される、hoc est,:即ち、antequam:~より前に、~より先に、regeneratus est,:再生された、tale:このような、次のような、apparet,:現れる、見える、non:否、quidem:確かに、無論、実に、coram:~の面前で、目の前で、homine,:人間、nam:なぜなら、というのも、is:彼は、nihil:無意味、何も~ない、novit:知る、知った、de:~について、(t) bono:善、et:~と、および、vero:真理、apud:~のもとに、~において、se:自分自身を、それ自身を、cum:その時、その場合、regeneratur,:再生される、sed:しかし、coram:~の面前で、目の前で、oculis:目、angelorum,:天使達の、qui:その者達、talia:このような、次のような、in:~の中、~において、luce:光、caeli:天界、vident;:見る、認める、homo:人間、ne quidem:決して~ない、~ですら~ない、novit:知る、知った、quid:何か?、どんな?、bonum:善、et:~と、および、{1} verum:真理、naturalis,:自然的な、自然の、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、non:否、novit,知る、知った、{2} non:否、potest:出来る、可能である、percipere,:理解すること、認めること、認識すること、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、non:否、percipit:理解する、認識する、認める、in:~の中、~において、communi:一般に、全般に、nec:否、potest:出来る、可能である、percipere:理解すること、認めること、認識すること、in:~の中、~において、particulari,:個別に、個々の、ita:このように、従って、non:否、differentias,:相違、区別、minus:なお更、まして、より小さい、mutationes:変化、推移、status:状態、性質、eorum;:それらの、彼らの、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、non:否、haec,:これらを、aegre:辛うじて、殆んど~ない、potest:出来る、可能である、capere:理解すること、認識すること、認めること、ex:~から、~により、aliqua:誰か、何か、descriptione:記述、叙述、quomodo:どのように、どうして、どのようにして、cum:~と一緒に、~によって、hoc:これから、bono:善、et:~と、および、ejus:それの、彼の、vero:真理、se:それ自身を、habet;:持つ、有す、at:しかし、だが聞き給え、quia:なぜなら、ので、de:~について、illis:それらから、彼らから、in:~の中、~において、hoc:これから、capite:章、agitur,:述べられる、取り扱われる、in:~の中、~において、sequentibus,:次の、後に続く、quantum:ほど、~の限り、~の範囲、possit:出来る、可能である、ad:~のために、~へ、captum,:理解、把握、掴むこと、venit:行く、来る、言及する、exponendum.:説明されるべき、(未来受動分詞)

3548.「彼はその父のそばに行き、そして言った。私の父よ、同時に、彼(父)は言った。見よ、私を、私の息子よ、あなたは誰だ?」が、その真理の現存からの認識の状態を意味することは、ここの父である「イサク」の表象から、またここの息子である「ヤコブ」の表象から知られよう。そのことについては前に何度か(示された)。更に「言うこと」の意味が認識することであることから(知られよう)。そのことについても前に(何度か示された)。それらから、また他のことから「ヤコブ」によって表象される真理の現存からの認識の状態であることが明らかである。しかし今ヤコブによって表象されているその真理がどのようなものであるかは、先行する(箇所)と後に続く(箇所の)内意から明らかである。即ちそれは外なる形ではエサウによって表象されており、また彼の獲物によって意味されている善と善の真理の如く見えること、しかし内なる形ではそのようなものでないこと(が明らかである)。再生される人間の許の自然的な真理に関して、即ち再生される前の(人間の許の自然的な真理に関しては)そのように見える。無論、人間の目の前で(そのように見えるのでは)なく、(なぜなら、彼(人間)は再生される時、自分自身の許の善と真理について何も知らないからである。)天界の光の中で見る天使達の目の前で(そのように見える)。人間は自然的な善と真理ですら何かを知らず、また知らないので認識することが出来ない。そして全般的なものにおいて認識することが出来ないので、個別的なものにおいても認識することが出来ず、従って(それらの)相違(を認識することが出来)ず、ましてそれらの状態の変化(を認識することが出来ない)。そしてそれらを(認識することが出来)ないので、その善とその真理によってどのようにそれを有するかを何かの記述により殆んど認めることが出来ない。しかし、それらについてこの章において述べられているので、次の(箇所)において理解のために出来る限り言及して説明されなければならない。