28-3671~3674原典訳「天界の秘義」創世記Ⅲ

3671. `Tibi et semini tuo cum te': quod significet cum bono et vero quod inde, constat ex repraesentatione Jacobi, qui hic est `tibi,' quod sit {1}bonum veri seu bonum quod ex vero, de qua supra; et ex significatione `seminis' quod sit bonum et verum fidei, de qua n. 1025, 1447, 1610, 2848, 3373; `cum te' significat quod adjunctum bono veri, quod est `Jacob.' Se habet cum bono et vero, sicut cum seminibus, et cum humo; bonum interius est sicut semen quod producit sed non nisi quam in bona humo; bonum et verum exterius est sicut humus, in qua producitur; illud, nempe semen, quod est bonum et verum interius, non aliter radicari potest; inde est quod rationale hominis {2}omnium primo regeneratur, nam ibi sunt semina, et dein naturale, ut hoc inserviat pro humo, n. 3286, 3288, 3321, 3368, 3493, 3576, 3620, 3623; et quia naturale est sicut humus, bonum et verum fructificari et multiplicari potest in rationali, quod non fieri posset nisi alicubi haberet humum, in qua semen suam radicem. Ex hac comparatione, sicut in speculo videri potest quomodo se habet cum regeneratione{3}, et cum plurimis arcanis ejus; [2] intelligere bonum et verum et velle illa, est rationalis, perceptiones boni et veri inde sunt sicut semina, at scire illa et agere illa est naturalis; ipsa scientifica et opera sunt sicut humus; quando homo afficitur scientificis quae confirmant bonum et verum, et magis cum jucundum appercipit in agendo illa, tunc sunt semina ibi ut in sua humo, et crescunt; inde bonum fructificatur et verum multiplicatur, et continue ex humo illa ascendunt in rationale, et hoc perficiunt; aliter se habet cum homo intelligit bonum et verum, et quoque interius {4}percipit aliquid velle, sed usque non amat scire illa, et minus facere illa, tunc non fructificari potest bonum et multiplicari verum in rationali.

3671. `Tibi:あなたに、et:~と、および、semini:種子、子孫、tuo:あなたの、cum:~と一緒に、~に、te'::あなたから、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、cum:~と一緒に、~と、bono:善、et:~と、および、vero:真理、quod:こと、それ、そのこと、inde,:それ故、そこから、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、repraesentatione:象徴、表象、Jacobi,:ヤコブ、qui:その者達、hic:ここに、この場に、est:ある、`tibi,':あなたに、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、{1} bonum:善、veri:真理、seu:即ち、或いは、bonum:善、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、vero,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、supra;:上に、上部に、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`seminis':種子、子孫、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、fidei,:信仰、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、1025, 1447, 1610, 2848, 3373; ` cum:~と一緒に、~に、te':あなたから、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、adjunctum:結合された、結ばれた、接合された、bono:善、veri,:真理、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、`Jacob.':ヤコブ、
Se:それ自身を、habet:持つ、有す、cum:~と一緒に、~と、bono:善、et:~と、および、vero,:真理、sicut:~の如く、~のように、cum:~と一緒に、~と、seminibus,:種子、子孫、et:~と、および、cum:~と一緒に、~と、humo;:大地、地面、bonum:善、interius:内的な、より内なる、est:ある、sicut:~の如く、~のように、semen:種子、子孫、quod:こと、それ、そのこと、producit:生み出す、生む、sed:しかし、non:否、nisi quam:除いて、~以外に、in:~の中、~において、bona:善、humo;:大地、地面、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、exterius:外的な、より外なる、est:ある、sicut:~の如く、~のように、humus,:大地、地面、in:~の中、~において、qua:それから、そのことから、producitur;:生み出される、生まれる、illud,:それは、nempe:正確には、即ち、semen,:種子、子孫、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、interius,:内的な、より内なる、non:否、aliter:他の方法で、異なって、radicari:根付かれること、potest;:出来る、可能である、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、rationale:理性、理性的な、hominis:人間、{2}omnium:凡ての、全体の、primo:最初に、始めに、第一の、最初の、regeneratur,:再生される、nam:なぜなら、というのも、ibi:そこに、そこで、sunt:ある、semina,:種子、種、et:また、そして、dein:次いで、その後、その後は、naturale,:自然の、自然的な、ut:~のために、こと、~するように、hoc:これは、inserviat:役に立つ、仕える、pro:~として、~のために、humo,:大地、地面、n.:番号、3286, 3288, 3321, 3368, 3493, 3576, 3620, 3623; et:また、そして、quia:なぜなら、ので、naturale:自然の、自然的な、est:ある、sicut:~の如く、~のように、humus,:大地、地面、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、fructificari:結実されること、繁殖されること、et:~と、および、multiplicari:増やされること、potest:出来る、可能である、in:~の中、~において、rationali,:理性、理性的な、quod:こと、それ、そのこと、non:否、fieri:為されること、行われること、posset:出来た、可能であった、nisi:~以外、もし~でなければ、alicubi:どこかで、ある所で、haberet:持った、有した、humum,:大地、地面、in:~の中、~において、qua:それから、そのことから、semen:種子、子孫、suam:それ自身を、radicem.:根、
Ex:~から、~により、hac:これから、comparatione,:比較、対比、例え、sicut:~の如く、~のように、in:~の中、~において、speculo:望楼、見張り台、videri:見られること、認められること、potest:出来る、可能である、quomodo:どのように、どうして、どのようにして、se:それ自身を、habet:持つ、有す、cum:~と一緒に、~によって、regeneratione:再生、{3}, et:また、そして、cum:~と一緒に、~によって、plurimis:非常に多くの、最も多くの、arcanis:秘義、奥義、ejus;:それの、彼の、
[2] intelligere:理解すること、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、et:~と、および、velle:欲すること、illa,:それらを、est:ある、rationalis,:理性、理性的な、perceptiones:理解、認識、boni:善、et:~と、および、veri:真理、inde:それ故、そこから、sunt:ある、sicut:~の如く、~のように、semina,:種子、種、at:しかし、だが聞き給え、scire:知ること、illa:それらを、et:~と、および、agere:行動すること、行うこと、illa:それらを、est:ある、naturalis;:自然の、自然的な、ipsa:そのもの、それ自身、scientifica:科学的な、事実に基づく、et:~と、および、opera:働き、行い、sunt:ある、sicut:~の如く、~のように、humus;:大地、地面、quando:時に、~の時、ある時、homo:人間、afficitur:働きかけられる、影響を及ぼされる、scientificis:科学的な、事実に基づく、quae:それらは、そのことらは、confirmant:確信する、確認する、bonum:善、et:~と、および、verum,:真理、et:また、そして、magis:もっと、更に、むしろ、cum:その時、その場合、jucundum:愉快、楽しい、喜ばしい、appercipit:把握した、認めた、気付いた、in:~の中、~において、agendo:行なうことを、illa,:それらを、tunc:その時、やがて、sunt:ある、semina:種子、種、ibi:そこに、そこで、ut:~のように、例えば、in:~の中、~において、sua:それ自身から、humo,:大地、地面、et:また、そして、crescunt;:成長する、大きくなる、増す、強大になる、inde:それ故、そこから、bonum:善、fructificatur:結実される、繁殖される、et:また、そして、verum:真理、multiplicatur,:増やされる、大きくされる、et:また、そして、continue:連続的に、継続して、ex:~から、~により、humo:大地、地面、illa:それから、ascendunt:上昇する、達する、登る、上がる、in:~の中へ、~に、rationale,:理性、理性的な、et:また、そして、hoc:これを、perficiunt;:完成する、果たす、完全にする、aliter:他の方法で、異なって、se:それ自身を、habet:持つ、有す、cum:その時、その場合、homo:人間、intelligit:理解する、bonum:善、et:~と、および、verum,:真理、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、interius:内的な、より内なる、{4} percipit:理解する、認める、aliquid:何か、若干の、velle,:欲すること、sed:しかし、usque:それでもなお、やはり、non:否、amat:愛する、scire:知ること、illa,:それらを、et:また、そして、minus:なお更、まして、より小さく、facere:行なうこと、為すこと、illa,:それらを、tunc:その時、やがて、non:否、fructificari:結実されること、繁殖されること、potest:出来る、可能である、bonum:善、et:~と、および、multiplicari:増やされること、verum:真理、in:~の中、~において、rationali.:理性、理性的な、

3671.「あなたとあなたの子孫(種)に」が、そこからの善と真理との(連結を)意味することは、ここの「あなた」であるヤコブの表象の意味が真理の善、即ち真理からの善であることから知られよう。そのことについては上に(示された)。また「子孫(種)」の意味が信仰の善と真理であることから知られよう。そのことについては1025, 1447, 1610, 2848, 3373番(に示された)。「あなたに」は「ヤコブ」である真理の善に結ばれたことを意味する。
善と真理は種子と大地の如くそのようにそのことを有する。内的な善は生み出す種子の如くあるが、しかし善い大地において以外(生み出さない)。外的な善と真理は大地の如くあり、そこにおいてそれ、即ち内的な善と真理である種子が生み出され、他の方法で根付かれることが出来ない。それ故、人間の理性が凡てのものの最初に再生される。なぜなら、そこに種子があり、またその後、自然的なものが大地として役立つために(再生するからである)。3286, 3288, 3321, 3368, 3493, 3576, 3620, 3623番(を参照)、また自然的なものは大地の如くあるので、善と真理は理性の中で結実され、また増やされることが出来るが、そのことはどこかに種子がその根を(張る)大地を持つのでなければ為されることが出来ない。
これらの例えから、望楼において見られることが出来るように再生によってそのことをどのように有するか、またその多くの秘義によって(そのことをどのように有するか認められよう)。
[2]善と真理を理解することとそれらを欲することは理性の善と真理の認識であり、それ故、それらは種子の如くある。しかしそれらを知ることと行なうことは自然的なものである。科学的な(事実に基づく)ものそのものと行いそのものは大地の如くあり、人間が科学的な(事実に基づく)ものに働き掛けられる時、また更にそれらを行なうことにおいて楽しいものを認める場合、その時、そこにある種子はその大地の中で成長するように善と真理を確信する。それ故、善は結実され、また真理は増やされる。そしてその大地から連続的に理性に上昇し、またそれを完成する。人間が善と真理を理解し、また同じく内的なものを若干欲することを認める時、しかしそれでもなお、それらを知ることを愛さない(場合)、また更にそれらを行なうことを(愛さない場合)、その時は異なってそのことを有し、善は理性の中で結実されず、また真理は増やされない。

3672. `Ad hereditandum te terram peregrinationum tuarum': quod significet vitam instructionum, constat ex significatione `hereditare' quod sit vitam alterius habere, de qua n. 2658, 2851, hic vitam ex Divino, quod significatur per illa verba quae mox sequuntur; et ex significatione `peregrinationum' quod sint instructiones, de qua n. 1463, 2025; `terra' significat ubi vita. Vita instructionum, de qua hic, est vita boni ex vero, quod hic per `Jacobum' repraesentatur, cum enim vivitur secundum vera quibus instruitur homo, tunc est in vita instructionum.

3672. `Ad:~のために、~へ、hereditandum:相続することへ、継承することへ、te:あなたを、terram:地、地上、peregrinationum:外国滞在、外国在留、tuarum'::あなた達の、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、vitam:生命、instructionum,:教え、教育、訓練、準備、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`hereditare':相続すること、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、vitam:生命、alterius:他のもの、もう一つの、habere,:持つこと、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、2658, 2851, hic:ここに、この場に、vitam:生命、ex:~から、~により、Divino,:神的な、quod:こと、それ、そのこと、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、illa:それらを、verba:言葉、語、quae:それらは、そのことらは、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、sequuntur;:次の、後に続く、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`peregrinationum':外国滞在、外国在留、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、instructiones,:教え、教育、訓練、準備、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、1463, 2025; `terra':地、地上、significat:意味する、ubi:そこで、その場所、vita.:生命、生活、
Vita:生命、生活、instructionum,:教え、教育、訓練、準備、de:~について、qua:それから、そのことから、hic,:ここに、この場に、est:ある、vita:生命、生活、boni:善、ex:~から、~により、vero,:真理、quod:こと、それ、そのこと、hic:ここに、この場に、per:~を通して、~によって、`Jacobum':ヤコブ、repraesentatur,:象徴される、表象される、cum:その時、その場合、enim:なぜならば、~というのは、vivitur:生かされる、生活される、secundum:~に従って、~に沿って、vera:諸々の真理、quibus:それらに、そのことらに、instruitur:教えられる、準備される、homo,:人間、tunc:その時、やがて、est:ある、in:~の中、~において、vita:生命、生活、instructionum.:教え、教育、訓練、準備、

3672.「あなたの在留の地をあなたが相続するために(与えられるであろう)」が、教え(られた)生命を意味することは、「相続すること」の意味がもう一つの生命を持つことであることから知られよう。そのことについては2658, 2851番(に示された)。ここでは神的なものからの生命であり、それがこの直ぐ後に続く言葉によって意味されている。また「在留」の意味が教えであることから知られよう。1463, 2025番(を参照、また)「地」はそこの生命(生活)を意味する。
ここの教え(られた)生命は真理からの善の生命(生活)であり、それがここの「ヤコブ」によって表象されている。というのは、人間が真理に従って生かされる時それらに教えられるからであり、その時、教え(られた)生命の中に居るからである。

3673. `Quam dedit Deus Abrahamo': quod significet quae ex Divino, constat ex repraesentatione `Abrahami' quod sit Dominus quoad Divinum quod Pater in Verbo vocatur, de qua n. 2010, 3251, 3439; quod `dedit Deus' sit appropriatum Ipsi, constare potest, nam quod (t)est datum, est illius cui datum; inde patet quod per `quam dedit Deus Abrahamo' significetur vita quae ex Divino.

3673. `Quam:それを、dedit:引き渡す、委ねる、手渡す、Deus:神、Abrahamo'::アブラハム、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、Divino,:神的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、repraesentatione:象徴、表象、`Abrahami':アブラハム、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、Dominus:主、quoad:~に関して、~に関する限り、Divinum:神的な、quod:こと、それ、そのこと、Pater:父なる神、in:~の中、~において、Verbo:聖言、御言葉、vocatur,:呼ばれる、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、2010, 3251, 3439; quod:こと、それ、そのこと、`dedit:引き渡す、委ねる、手渡す、Deus':神、sit:ある、appropriatum:専有された、自分のものにされた、Ipsi,:御自身、constare:知られること、明らかであること、potest,:出来る、可能である、nam:なぜなら、というのも、quod:こと、それ、そのこと、(t) est:ある、datum,:与えられた、est:ある、illius:それの、彼の、cui:その者、datum;:与えられた、inde:それ故、そこから、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`quam:それを、dedit:引き渡す、委ねる、手渡す、Deus:神、Abrahamo':アブラハム、significetur:意味される、vita:生命、生活、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、Divino.:神的な、

3673.「それを神がアブラハムに引き渡された」が、神的なものから(引き渡された)を意味することは、「アブラハム」の表象が聖言において父なる神と言われている神的なものに関する主であることから知られよう。そのことについては2010, 3251, 3439番に示された。(また)「神が引き渡す」は主御自身に専有されたものであることは知られることが出来よう。なぜなら、与えられたものは与えられた者のものであるからである。それ故、「神がそれをアブラハムに引き渡す」によって神的なものからの生命が意味されることが明らかである。

3674. `Et misit Jischak Jacobum': quod significet initium existentiae, constat ex eo quod nunc ingrediatur Jacob repraesentare bonum veri, ita initium existentiae Divini Naturalis Domini; quae enim in sequentibus de Jacobo apud Labanem dicuntur, {1}continent illa; inde est quod `misit Jischak Jacobum' significet initium existentiae.

3674. `Et:また、そして、misit:行かせた、差し向けた、Jischak:イサク、Jacobum'::ヤコブ、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、initium:開始、始まり、existentiae,:存在、存在の事実、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、nunc:今や、それで、ingrediatur:入る、始める、Jacob:ヤコブ、repraesentare:表象すること、象徴すること、bonum:善、veri,:真理、ita:このように、従って、initium:開始、始まり、existentiae:存在、存在の事実、Divini:神的な、Naturalis:自然の、自然的な、Domini;:主、quae:それらは、そのことらは、enim:なぜならば、~というのは、in:~の中、~において、sequentibus:次の、後に続く、de:~について、Jacobo:ヤコブ、apud:~のもとに、~において、Labanem:ラバン、dicuntur,:言われる、{1} in sensu interno:内意、continent:含む、包む、illa;:それらを、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、` misit:行かせた、差し向けた、Jischak:イサク、Jacobum':ヤコブ、significet:意味する、initium:開始、始まり、existentiae.:存在、存在の事実、

3674.「そして、イサクはヤコブを行かせた」が、(主の神的な自然的なものの)存在の開始を意味することは、今やヤコブが真理の善を表象することを始めることから知られよう。従って主の神的な自然的なものの存在の始まり(を意味する)。というのは、それらは後に続く(箇所)におけるラバンの許のヤコブについて言われるからであり、その内意においてそれらを含むからである。それ故、「イサクはヤコブを行かせた」は(主の神的な自然的ななものの)存在の開始を意味する。