30-3921~3922原典訳「天界の秘義」創世記Ⅲ

3921. `Dixit Rachel, Judicavit me Deus, et etiam audivit vocem
meam' quod significet in supremo sensu justitiam et misericordiam,
in interno sanctum fidei, in externo bonum vitae, constat ex
significatione `judicare me Deus,' et ex significatione `audire
vocem meam'; quod `judicare me Deus' {1}sit justitia Domini,
constare potest absque explicatione, et quod `audire vocem meam'
sit misericordia, pariter; Dominus enim omnes judicat ex justitia,
et {2}omnes audit ex misericordia; judicat ex justitia quia ex
Divino Vero, et audit ex misericordia quia ex Divino Bono, ex
justitia illos qui non recipiunt Divinum Bonum, et ex misericordia
illos qui recipiunt, at usque dum ex justitia, etiam simul ex
misericordia; in omni enim Divina justitia est misericordia, sicut
in Divino Vero est Divinum Bonum; sed haec quia arcaniora sunt quam
ut paucis possint dici, alibi, ex Divina Domini Misericordia,
plenius exponentur; [2] quod `judicavit me Deus, et etiam audivit
vocem meam' in sensu interno sint sanctum fidei, est quia fides
quae {3}praedicatur de vero, correspondet justitiae Divinae, et
sanctum quod est bonum correspondet misericordiae Divinae Domini,
et praeterea judicare seu judicium praedicatur de vero quod fidei,
n. 2235; et quia de DEO dicitur quod judicavit, est bonum seu
sanctum; inde patet quod (x)sanctum fidei sit quod simul
significatur per utrumque; quoniam per utrumque simul significatur
unum illud, conjunguntur {4}ambo per et etiam; quod in externo
sensu sit bonum vitae, est quoque ex correspondentia, nam sancto
fidei correspondet bonum vitae; quod absque sensu interno non sciri
possit quid significat `judicavit me Deus et etiam audivit me,'
patet ex eo quod in sensu litterae non ita cohaereant ut sistant
unam intellectus ideam. [3] Quod in hoc versu et in sequentibus
usque ad Josephum dicatur DEUS, et in proxime praecedentibus
JEHOVAH, est quia in his agitur de regeneratione spiritualis
hominis, et in praecedentibus {5}de regeneratione caelestis
hominis, Deus enim nominatur {6}cum agitur de bono fidei quod est
spiritualis hominis, at Jehovah cum de bono amoris quod est
caelestis hominis, videatur n. 2586, 2769, 2807, 2822; per
`Jehudam' enim, ad quem continuabatur in capite praecedente,
repraesentabatur caelestis homo, videatur n. 3881, per `Josephum'
autem, ad quem continuatur in hoc capite, repraesentatur
spiritualis homo, de quo in versu seq. 23 et 24; quod Jehovah
nominatus sit cum continuabatur ad Jehudam, videatur cap. praec.
vers. 32, 33, 35; quod Deus nominetur ubi continuatur ad Josephum,
videatur in hoc capite vers. 6, 8, 17, 18, 20, 22, 23, et postea
iterum Jehovah, quia procedit a spirituali homine ad caelestem; hoc
arcanum est quod in his reconditum latet, quod nemo scire potest
nisi ex sensu interno, tum quoque nisi sciat quid caelestis homo,
et quid spiritualis.

3921. `Dixit:言った、Rachel,:ラケル、Judicavit:考慮した、思った、me:私を、Deus,:神、et:また、そして、etiam:~もまた、更に、audivit:聞いた、vocem:声、言葉、meam':私の、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、in:~の中、~において、supremo sensu:最高の意味、justitiam:正義、公正、et:~と、および、misericordiam,:慈悲、憐れみ、in:~の中、~において、interno:内部の、内なる、sanctum:神聖な、聖なる、fidei,:信仰、in:~の中、~において、externo:外部の、外なる、bonum:善、vitae,:生命、生活、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`judicare:思うこと、me:私を、Deus,':神、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`audire:聞くこと、vocem:声、言葉、meam';:私の、quod:こと、それ、そのこと、`judicare:思うこと、me:私を、Deus':神、{1} sit:ある、justitia:公正、正義、Domini,:主、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、absque:~なしに、~を除いて、explicatione,:説明、解説、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、`audire vocem:声、言葉、meam':私の、sit:ある、misericordia,:慈悲、憐れみ、pariter;:同じように、同様に、Dominus:主、enim:なぜならば、~というのは、omnes:凡ての、全体の、judicat:考慮する、信ずる、思う、ex:~から、~により、justitia,:公正、正義、et:また、そして、{2} omnes:凡ての、全体の、audit:聞く、ex:~から、~により、misericordia;:慈悲、憐れみ、judicat:考慮する、信ずる、思う、ex:~から、~により、justitia:公正、正義、quia:なぜなら、ので、ex:~から、~により、Divino:神的な、Vero,:真理、et:また、そして、audit:聞く、ex:~から、~により、misericordia:慈悲、憐れみ、quia:なぜなら、ので、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、ex:~から、~により、justitia:公正、正義、illos:彼らを、qui:その者達、non:否、recipiunt:受け入れる、受容する、受け取る、Divinum:神的な、Bonum,:善、et:また、そして、ex:~から、~により、misericordia:慈悲、憐れみ、illos:彼らを、qui:その者達、recipiunt,:受け入れる、受容する、受け取る、at:しかし、だが聞き給え、usque:それでもなお、やはり、dum:その時、もし~ならば、ex:~から、~により、justitia,:公正、正義、etiam:~もまた、更に、simul:一緒に、同時に、ex:~から、~により、misericordia;:慈悲、憐れみ、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、enim:なぜならば、~というのは、Divina:神的な、justitia:公正、正義、est:ある、misericordia,:慈悲、憐れみ、sicut:~の如く、~のように、in:~の中、~において、Divino:神的な、Vero:真理、est:ある、Divinum:神的な、Bonum;:善、sed:しかし、haec:これらは、quia:なぜなら、ので、arcaniora:秘密の、隠された、(比較級)sunt:ある、quam:~よりも、~と比べて、ut:~のために、こと、~するように、paucis:僅かな者達、僅かの、少数の、少量の、簡潔に、手短に、僅かな言葉で、possint:出来る、可能である、dici,:言われること、alibi,:他の箇所に、ex:~から、~により、Divina:神的な、Domini:主、Misericordia,:慈悲、憐れみ、plenius:より完全な、より完成された、充分な、exponentur;:説明される、述べられる、(三人称複数未来)
[2] quod:こと、それ、そのこと、`judicavit:考慮した、思った、me:私を、Deus,:神、et:また、そして、etiam:~もまた、更に、audivit:聞いた、vocem:声、言葉、meam':私の、in:~の中、~において、sensu interno:内意、sint:ある、sanctum:神聖な、聖なる、fidei,:信仰、est:ある、quia:なぜなら、ので、fides:信仰、quae:それは、そのことは、{3} praedicatur:属性付けられる、述べられる、言われる、de:~について、vero,:真理、correspondet:相応する、一致する、justitiae:公正、正義、Divinae,:神的な、et:また、そして、sanctum:神聖な、聖なる、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、bonum:善、correspondet:相応する、一致する、misericordiae:慈悲、憐れみ、Divinae:神的な、Domini,:主、et:また、そして、praeterea:加えて、更に、他に、judicare:考慮すること、思うこと、seu:即ち、或いは、judicium:審判、裁判、praedicatur:属性付けられる、述べられる、言われる、de:~について、vero:真理、quod:こと、それ、そのこと、fidei,:信仰、n.:番号、2235; et:また、そして、quia:なぜなら、ので、de:~について、DEO:神、dicitur:言われる、quod:こと、それ、そのこと、judicavit,:考慮した、思った、est:ある、bonum:善、seu:即ち、或いは、sanctum;:神聖な、聖なる、inde:それ故、そこから、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、(x) sanctum:神聖な、聖なる、fidei:信仰、sit:ある、quod:こと、それ、そのこと、simul:一緒に、同時に、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、utrumque;:両方とも、両方の、quoniam:~であるから、ので、~や否や、per:~を通して、~によって、utrumque:両方とも、両方の、simul:一緒に、同時に、significatur:意味される、unum:1、illud,:それは、conjunguntur:連結される、結合される、{4} ambo:両方の、per:~を通して、~によって、et:また、そして、etiam;:~もまた、更に、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、externo:外部の、外なる、sensu:意味、sit:ある、bonum:善、vitae,:生命、生活、est:ある、quoque:~もまた、同じく、同様に、その上、~でさえ、実のところ、ex:~から、~により、correspondentia,:相応、nam:なぜなら、というのも、sancto:神聖な、聖なる、fidei:信仰、correspondet:相応する、一致する、bonum:善、vitae;:生命、生活、quod:こと、それ、そのこと、absque:~なしに、~を除いて、sensu interno:内意、non:否、sciri:知られること、possit:出来る、可能である、quid:何か?、どんな?、significat:意味する、`judicavit:考慮した、思った、me:私を、Deus:神、et:また、そして、etiam:~もまた、更に、audivit:聞いた、me,':私を、patet:明らかである、ex:~から、~により、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、sensu litterae:文字通りの意味、non:否、ita:ita~ut~、以下のように、そのように、cohaereant:まとまっている、関連している、ut sistant:置く、もたらす、示す、見える形で示す、見せる、引き起こす、unam:1、intellectus:理解、ideam.:考え、原型、
[3] Quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、hoc:これから、versu:節、et:~と、および、in:~の中、~において、sequentibus:次の、後に続く、usque ad:~に至るまで、Josephum:ヨセフ、dicatur:言われる、DEUS,:神、et:また、そして、in:~の中、~において、proxime:すぐ前に、すぐ後に、最も近く、praecedentibus:先行しているもの、JEHOVAH,:エホバ、est:ある、quia:なぜなら、ので、in:~の中、~において、his:これらから、agitur:述べられる、取り扱われる、de:~について、regeneratione:再生、spiritualis:霊的な、hominis,:人間、et:また、そして、in:~の中、~において、praecedentibus:先行しているもの、{5} de:~について、regeneratione:再生、caelestis:天的な、hominis,:人間、Deus:神、enim:なぜならば、~というのは、nominatur:呼ばれる、名付けられる、{6} cum:その時、その場合、agitur:述べられる、取り扱われる、de:~について、bono:善、fidei:信仰、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、spiritualis:霊的な、hominis,:人間、at:しかし、だが聞き給え、Jehovah:エホバ、cum:~と一緒に、~と、de:~について、bono:善、amoris:愛、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、caelestis:天的な、hominis,:人間、videatur:見られる、認められる、n.:番号、2586, 2769, 2807, 2822; per:~を通して、~によって、`Jehudam':ユダ、enim,:なぜならば、~というのは、ad:~に、~まで、quem:その者を、continuabatur:連続された、継続された、持続された、in:~の中、~において、capite:章、praecedente,:先行している、repraesentabatur:表象された、象徴された、caelestis:天的な、homo,:人間、videatur:見られる、認められる、n.:番号、3881, per:~を通して、~によって、`Josephum':ヨセフ、autem,:しかし、他方において、ad:~に、~まで、quem:その者を、continuatur:連続された、継続された、持続された、in:~の中、~において、hoc:これから、capite,:章、repraesentatur:象徴される、表象される、spiritualis:霊的な、homo,:人間、de:~について、quo:それから、そのことから、in:~の中、~において、versu:節、seq.:次の、後に続く、23 et:~と、および、24; quod:こと、それ、そのこと、Jehovah:エホバ、nominatus sit:呼ばれた、名付けられた、cum:その時、その場合、continuabatur:連続された、継続された、持続された、ad:~に、~まで、Jehudam,:ユダ、videatur:見られる、認められる、cap.:章、praec.:先行している、vers.:節、32, 33, 35; quod:こと、それ、そのこと、Deus:神、nominetur:呼ばれる、名付けられる、ubi:そこで、その場所、continuatur:連続される、継続される、持続される、ad:~に、~まで、Josephum,:ヨセフ、videatur:見られる、認められる、in:~の中、~において、hoc:これから、capite:章、vers.:節、6, 8, 17, 18, 20, 22, 23, et:また、そして、postea:その後、次に、続いて、iterum:再び、もう一度、二度目に、Jehovah,:エホバ、quia:なぜなら、ので、procedit:生じる、進む、a:~から、~により、spirituali:霊的な、homine:人間、ad:~に、~へ、caelestem;:天的な、hoc:これは、arcanum:秘義、奥義、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、his:これらから、reconditum:隠された、深遠な、latet,:隠れている、隠す、知られずにいる、quod:こと、それ、そのこと、nemo:誰も~ない、scire:知ること、potest:出来る、可能である、nisi:~以外、もし~でなければ、ex:~から、~により、sensu interno,:内意、tum:その上、更に、quoque:~もまた、同じく、同様に、nisi:~以外、もし~でなければ、sciat:知る、quid:何か?、どんな?、caelestis:天的な、homo,:人間、et:また、そして、quid:何か?、どんな?、spiritualis.:霊的な、

3921.「ラケルは言った。神が私を考慮され、また私の声もまた聞かれた」が、最高の意味において正義と慈悲を意味し、内意において信仰の神聖なものを意味することは、「神が私を考慮すること」の意味、また「私の声を聞くこと」の意味から知られよう。「神が私を考慮すること」が主の正義であること、また同様に、「(神が)私の声を聞くこと」の意味が慈悲であることは説明なしに知られることが出来よう。というのは、主は凡ての者達を正義から考慮し、また慈悲から凡ての者達に聞かれるからである。(主は)神的な真理から(凡ての者達を考慮される)ので正義から考慮され、また神的な善から(凡ての者達に聞かれるので)慈悲から聞かれる。神的な善から(聞く)ので、神的な善を受け入れない者達を正義から(考慮し、神的善を受け入れる)者達を慈悲から(考慮される)。しかしそれでもなお、正義から(考慮する)時もまた同時に慈悲から(考慮される)。というのは、神的な真理の中に神的な善がある如く、凡ての神的な正義の中に慈悲があるからである。しかしそれらは僅かな言葉で言われることが出来ることよりも隠されたものがあるので、神的な主の慈悲により他の箇所に充分に説明されるであろう。
[2]内意において「神が私を考慮され、また私の声もまた聞かれた」は、信仰の神聖なものである。なぜなら、信仰は真理について属性付けられるからであり、神的な正義に相応するからである。そして善の神聖なものは主の神的な慈悲に相応する。また更に、考慮すること、或いは審判は信仰の真理について属性付けられる。2235番(を参照)、また考慮したことが神について言われているので、それは善いもの、或いは神聖なものである。それ故、(考慮することと聞くことの)両方によって意味されることは信仰の神聖なものであることが明らかである。両方によって同時に一つのものが意味されるので、(考慮すること)と(聞くことに)よってもまた両方の連結が意味されている。外なる意味においてそれが善い生命(生活)であることは相応からでもまたある。なぜなら、信仰の神聖なものは善い生命(生活)に相応するからである。内意なしに「神が私を考慮され、また私の声もまた聞かれた」が、何を意味するか知られることが出来ないことは、文字通りの意味においてそれらは理解が一つの考えを引き起こすようには関連していないことから明らかである。
[3]この節と後に続く(第24節の)ヨセフに至るまでは、「神」が言われ、また直ぐ前(の第29章で)は「エホバ」が言われている。なぜなら、これら(この章の第24節まで)においては霊的な人間の再生について取り扱われているからであり、また前(の第29章)では天的な人間の再生が取り扱われているからである。というのは、霊的な人間の信仰の善について取り扱われる時は神が言われるからであるが、しかし天的な人間の愛の善について取り扱われる時はエホバが言われるからである。そのことは2586, 2769, 2807, 2822番に認められよう。というのは、前の(第29)章において「ユダ」まで連続して(記述されたからであり)、その者によって天的な人間が表象されたからである。そのことは3881番に認められよう。他方において、この章において「ヨセフ」まで連続して(記述されたからであり)、その者によって霊的な人間が表象されたからである。そのことについては後に続く23節と24節において(述べよう)。ユダまで連続して(記述された)時はエホバが言われたことは、前の(第29)章32, 33, 35節に認められよう。ヨセフまで連続して(記述された)所では神が言われていることは、この(第30)章6, 8, 17, 18, 20, 22, 23節に認められよう。またその後、霊的な人間から天的な人間へ進むので再びエホバが言われている。これはそれらの中に隠れている深遠な秘義である。それは内意でなければ、更に同じく天的な人間が何か、また霊的な人間が何かを知るのでなければ誰も知ることが出来ない。

3922. `Et dedit mihi filium': quod significet hoc verum agnitum,
constat ex significatione `filii' quod sit verum, de qua n. 489,
491, 533, 1147; et ex significatione `dare filium' quod sit dare
hoc verum, quod idem est ac agnoscere; omne enim verum quod
agnoscitur, hoc datum est a Domino; `dare filium' simile quoque
involvit ac parere; quod `parere' sit agnoscere, videatur n. 3905,
3915, 3919.

3922. `Et:また、そして、dedit:引き渡した、委ねた、手渡した、mihi:私に、filium'::息子、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、hoc:これは、verum:真理、agnitum,:承認された、認められた、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`filii':息子、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、verum,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、489, 491, 533, 1147; et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、` dare:与えること、filium':息子、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、dare:与えること、hoc:これは、verum,:真理、quod:こと、それ、そのこと、idem:同じ、同様のもの、est:ある、ac:~のように、~と同様に、agnoscere;:認めること、承認すること、omne:凡ての、全体の、enim:なぜならば、~というのは、verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、agnoscitur,:認められる、承認される、hoc:これは、datum est:与えられた、a:~から、~により、Domino;:主、` dare:与えること、filium':息子、simile:同様な、等しい、quoque:~もまた、同じく、同様に、その上、~でさえ、実のところ、involvit:包む、含む、ac:また、なお加えて、parere;:産みだすこと、生じさせること、quod:こと、それ、そのこと、`parere':産みだすこと、生じさせること、sit:ある、agnoscere,:認めること、承認すること、videatur:見られる、認められる、n.:番号、3905, 3915, 3919.

3922.「そして私に息子を引き渡された」は、その真理が承認されたことを意味することは、「息子」の意味が真理であることから知られよう。そのことについては489, 491, 533, 1147番(に示された)。また「息子を与えること」の意味がその真理を与えること、(或いは)同じことであるが、(真理を)承認することであることから知られよう。というのは、凡ての真理が承認されることは主からそれが与えられるからである。「息子を与えること」、また「(息子を)産むこと」もまた同様なことを含み、それは承認することである。そのことについては3905, 3915, 3919番に認められよう。