39-5020~5022原典訳「天界の秘義」創世記Ⅳ

5020. `Et fugit et exivit foras': quod significet quod usque se
separaverit, constat ex significatione `fugere et exire foras' quod
sit se separare, ut supra n. 5009. Haec nunc sunt falsa quae
locuta uxor Potiphari ad viros domus de Josepho, in sensu interno
quae verum naturale non spirituale de vero naturali spirituali, seu
quae homo naturalis non spiritualis de homine naturali spirituali
{1}; videatur n. 4988, 4992, 5008.

5020. `Et:また、そして、fugit:斥けた、はねつけた、逃げた、et:また、そして、exivit:出て行った、foras'::屋外へ、外へ、、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、usque:それでもなお、やはり、se:自分自身を、それ自身を、separaverit,:分けた、分離した、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`fugere:逃げること、et:~と、および、exire:出ること、foras':屋外へ、外へ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、se:それら自身を、separare,:分離すること、ut:~のように、~として、supra:上に、上で、n.:番号、5009. 
Haec:これらは、nunc:今、現在、sunt:ある、falsa:諸々の間違った原理(信念)、quae:それらは、そのことらは、locuta:話した、uxor:妻、Potiphari:ポテファル、(ファラオの廷臣)ad:~に、~へ、viros:男達、domus:家、de:~について、Josepho,:ヨセフ、in:~の中、~において、sensu interno:内意、quae:それらは、そのことらは、verum:真理、naturale:自然的な、non:否、spirituale:霊的な、de:~について、vero:真理、naturali:自然的な、spirituali,:霊的な、seu:即ち、或いは、quae:それらは、そのことらは、homo:人間、naturalis:自然的な、non:否、spiritualis:霊的な、de:~について、homine:人間、naturali:自然的な、spirituali:霊的な、{1}; videatur:見られる、認められる、n.:番号、4988, 4992, 5008.

5020.「また逃げ、そして外へ出て行った」が、それでもなお、それらを分離したことを意味することは、「逃げることと外へ出ること」の意味が、上の5009番のように、それら自身を分離することであることから知られよう。
それらは今、ポテファルの妻がヨセフについて家の男達に話した間違った原理であり、内意において霊的でない自然的な真理、或いは霊的でない自然的な人間が霊的な自然的な人間について(話した間違った原理である)。

5021. Vers. 16-18. Et reposuit vestem ejus apud se, usque venire
dominum ejus ad domum suam. Et locuta ad illum secundum verba
haec, dicendo, Venit ad me servus Hebraeus, quem adduxisti nobis,
ad illudendum mihi. Et factum, sicut tollere me vocem meam, et
clamavi, et reliquit vestem suam apud me, et fugit foras. `Et
reposuit vestem ejus apud se' significat quod retinuerit ultimum
verum: `usque venire dominum ejus ad domum suam' significat ut
communicaret cum bono naturali: `et locuta ad illum secundum verba
haec' significat falsiloquium: `dicendo, Venit ad me servus
Hebraeus, quem adduxisti nobis' significat servum illud: `ad
illudendum mihi' significat quod insurgeret: `et factum, sicut
tollere me vocem meam, et clamavi' significat cum appercepit magnam
aversationem: `et reliquit vestem suam apud me' significat
testificationem: `et fugit foras' significat quod tunc se
separaret.

5021. Vers.:節、16-18. Et:また、そして、reposuit:置いた、戻した、vestem:衣服、衣装、ejus:それの、彼の、apud:~のもとに、~において、se,:自分自身を、usque:それでもなお、まで、venire:帰還すること、来ること、dominum:主人、ejus:それの、彼の、ad:~に、~へ、domum:家、家屋、suam.:自分自身を、それ自身を、 
Et:また、そして、locuta:話した、ad:~に、~へ、illum:それを、彼を、secundum:~に従って、~に沿って、verba:言葉、語、haec,:これらを、dicendo,:言うことに、言うことで、Venit:来た、行った、ad:~に、~へ、me:私へ、servus:奴隷、しもべ、Hebraeus,:ヘブル、quem:その者を、adduxisti:持って来る、持って行く、(二人称単数完了)nobis,:私達に、ad:~のために、~へ、illudendum:ばかにすることへ、あざけることへ、mihi.:私に、 
Et:また、そして、factum,:行なわれた、為された、sicut:~に応じて、~ほど、~する限り、tollere:上げること、持ち上げること、me:私を、vocem:言葉、声、meam,:私の、et:また、そして、clamavi,:叫んだ、呼んだ、(一人称単数完了)et:また、同時に、reliquit:残した、置き去った、放棄した、vestem:衣服、衣装、suam:自分自身を、apud:~のもとに、~において、me,:私を、et:また、そして、fugit:斥けた、はねつけた、逃げた、foras.:屋外へ、外へ、
`Et:また、そして、reposuit:置いた、戻した、vestem:衣服、衣装、ejus:それの、彼の、apud:~のもとに、~において、se':自分自身を、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、retinuerit:保持した、保存した、留めた、ultimum:最後、最外部、最低、verum::真理、`usque:それでもなお、まで、venire:来ること、帰還すること、dominum:主人、ejus:それの、彼の、ad:~に、~へ、domum:家、suam'自分自身を、significat:意味する、ut:~のために、こと、~するように、communicaret:伝達した、共有した、交流した、cum:~と一緒に、~と、bono:善、naturali::自然的な、` et:また、そして、locuta:話した、ad:~に、~へ、illum:それを、彼を、secundum:~に従って、~に沿って、verba:言葉、語、haec':これらを、significat:意味する、falsiloquium::嘘、虚言、`dicendo,:言うことに、言うことで、Venit:来た、行った、ad:~に、~へ、me:私へ、servus:奴隷、しもべ、Hebraeus,:ヘブル、quem:その者を、adduxisti:持って来る、持って行く、(二人称単数完了)nobis':私達に、significat:意味する、servum:奴隷、しもべ、illud::それを、` ad:~のために、~へ、illudendum:ばかにすることへ、あざけることへ、もてあそぶことへ、mihi':私に、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、insurgeret::起き上がった、立ち上がった、` et:また、そして、factum,:行なわれた、為された、sicut:~に応じて、~ほど、~する限り、tollere:上げること、持ち上げること、me:私を、vocem:言葉、声、meam,:私の、et:また、そして、clamavi':叫んだ、呼んだ、(一人称単数完了)significat:意味する、cum:その時、その場合、appercepit:把握した、認めた、magnam:偉大な、大きな、aversationem::憎悪、嫌悪、` et:また、そして、reliquit:残した、置き去った、vestem:衣服、衣装、suam:自分自身を、apud:~のもとに、~において、me':私を、significat:意味する、testificationem::証言、証明、立証、` et:また、そして、fugit:斥けた、はねつけた、逃げた、foras':屋外へ、外へ、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、tunc:その時、やがて、se:それ自身を、separaret.:分離した、

5021.十六~十八節、「そして、彼女はその衣服を彼の主人がその家に帰って来るまで自分の許に置いた。
そして、それらの言葉に従って彼(主人)に話して言うことに、あなたが私達に連れて来たヘブル人の奴隷が私をあざけるために私に来た。
そして、為されたことは私が声を上げるに応じて、また叫ぶに応じて、同時に彼は自分の衣服を私の許に残し、また外へ逃げた。」
「そして、彼女はその衣服を自分の許に置いた」は、最外部の真理を保存したことを意味し、「彼の主人がその家に帰って来るまで」は、自然的な善に伝達するためにを意味し、「そして、それらの言葉に従って彼(主人)に話した」は嘘を意味し、「言うことに、あなたが私達に連れて来たヘブル人の奴隷が私に来た」はその奴隷を意味し、「私をあざけるために」は彼が立ち上がったことを意味し、「そして、為されたことは私が声を上げるに応じて、また叫ぶに応じて」は、大きな嫌悪を認めた時を意味し、「同時に彼は自分の衣服を私の許に残した」は証拠を意味し、「また外へ逃げた」はその時、それを分離したことを意味する。

5022. `Et reposuit vestem ejus apud se': quod significet quod
retinuerit ultimum verum, constat ex significatione `reponere apud
se' quod sit retinere; et a significatione `vestis' quod sit
ultimum verum, de qua supra n. 5006, 5008, quo vero abstracto
spiritualis homo non amplius quid habet quo se defendat contra mere
naturales, n. (o)5008 fin., 5009, et tunc injuria ei fit; quicquid
enim tunc loquitur spiritualis homo, dicunt mere naturales quod non
percipiant et quoque quod non ita sit; et si modo nominatur
internum vel spirituale, vel subsannant vel mysticum vocant;
quapropter tunc inter illos omnis conjunctio rupta est; qua rupta
spiritualis homo dura patitur {1} apud mere naturales, quod etiam
repraesentatur per id quod Josephus {2} postquam uxor testificata
per vestem coram marito, in domum carceris conjectus sit.

5022. `Et:また、そして、reposuit:置いた、戻した、vestem:衣服、衣装、ejus:それの、彼の、apud:~のもとに、~において、se'::自分自身を、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、retinuerit:保持した、保存した、留めた、保有した、ultimum:最後、最外部、最低、verum,:真理、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`reponere:置くこと、apud:~のもとに、~において、se':自分自身を、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、retinere;:保持すること、保存すること、留めること、et:また、そして、a:~から、~により、significatione:意味、`vestis':衣服、衣装、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、ultimum:最後、最外部、最低、verum,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上で、n.:番号、5006, 5008, quo:それから、そのことから、vero:真理、abstracto:分かれた、離れた、spiritualis:霊的な、homo:人間、non:否、amplius:この後、もはや、これ以上、quid:何か?、どんな?、habet:持つ、有す、quo:それから、そのことから、se:自分自身を、それ自身を、defendat:防ぐ、抵抗する、保護する、擁護する、contra:~に対して、~に反対して、mere:全く、~に過ぎない、純粋に、naturales,:自然的な、n.:番号、(o)5008 fin.,:終わり、5009, et:また、そして、tunc:その時、やがて、injuria:不正、復讐、不当な行為、不当な扱い、ei:彼に、それに、fit;:為される、行われる、quicquid:何でも、凡て、何であろうと、enim:なぜならば、~というのは、tunc:その時、やがて、loquitur:話す、語る、spiritualis:霊的な、homo,:人間、dicunt:言う、mere:全く、~に過ぎない、純粋に、naturales:自然的な、quod:こと、それ、そのこと、non:否、percipiant:理解する、認識する、認める、et:~と、および、quoque:~もまた、同じく、同様に、quod:こと、それ、そのこと、non:否、ita:このように、従って、sit;:ある、et:また、そして、si modo:もし本当に~なら、nominatur:呼ばれる、internum:内部の、内なる、vel:vel~vel、~か~か、一つには~一つには~、spirituale,:霊的な、vel subsannant:嘲弄する、あざける、ばかにする、vel mysticum:秘義の、神秘的な、秘密のvocant;:呼ぶ、quapropter:そのために、それ故に、tunc:その時、やがて、inter:~の中に、~の間で、~の間に、illos:それらを、omnis:凡ての、全体の、conjunctio:連結、結合、rupta est;:裂かれた、破られた、壊された、破壊された、qua:それから、そのことから、rupta:裂かれた、破られた、壊された、破壊された、spiritualis:霊的な、homo:人間、dura:困難な、厳しい、きびしい、patitur:受ける、許容する、被る、(dep){1} apud:~のもとに、~において、mere:全く、~に過ぎない、純粋に、naturales,:自然的な、quod:こと、それ、そのこと、etiam:~もまた、更に、repraesentatur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、id:それを、quod:こと、それ、そのこと、Josephus:ヨセフ、{2} postquam:~の後、~した後で、~する時に、uxor:妻、testificata:明らかにされた、よく知られた、証言された、per:~を通して、~によって、vestem:衣服、衣装、coram:~の面前で、目の前で、marito,:夫、in:~の中へ、~に、domum:家、carceris:牢獄、囚人、conjectus sit.:投げ込まれた、i

5022.「そして、彼女はその衣服を自分の許に置いた」が最外部の真理を保存したことを意味することは、「自分の許に置くこと」の意味が保存することであることから、また「衣服」の意味が最外部の真理であることから知られよう。そのことについては上の5006, 5008番(に示された)。その真理が分かたれることにより霊的な人間は全く自然的なものに対してそれ自身を保護するものを何も持たない。5008番の終わり、5009番(を参照)、またその時、それに不正が為される。というのは、その時、霊的な人間が何でも話すことを全く自然的な人間は認めないこととそのようにないことを言うからであり、またもし本当に内なるものか、或いは霊的なものが言われるなら、あざけるか、或いは神秘的なと言うからである。それ故にその時、彼らの間の凡ての連結が壊され、そのことから霊的な人間は全く自然的な人間の許で困難を被る。更にそれが妻が夫の前で衣服によって証言し囚人の家に投げ込まれたヨセフによって表象されている。