インターネット新教会

インターネット新教会は誰でもいつでも訪れて主を礼拝することが出来ます。 この世の金銭の献金は一切不要ですが、主のものである善と真理は十分の一とは言わず凡てを主に返してください。 自分が語り行ったどんな真理も善い事も自分が語り行ったと思わず、自分を通して主が為されたことを承認して主を見上げ主に帰してください。 聖餐として、聖言とスヴェーデンボリによって明かされた聖言の内意から日々の心の糧を得てそれを日常生活で活用してください。 洗礼として、なぜ悔い改めるのか、何を悔い改めるのか、どのように悔い改めるのかということを知り、また日々悔い改める習慣を持ってください。 悪から離れて用を為すために、隣人に悪を為すことを恐れて、憎しみ、復讐心、姦淫、欲心、自尊心、不平、愚痴等を遠ざけ、また隣人に役立つことを喜んで自分の役割、仕事、使命等を誠実に果たしてください。 偽善を避け主を義とするために、そのことは自分がそのようにしているのではなく、自分を通して主が為されておられることを承認して、主を見上げ、主を義として、主によって善い実を結んでください。

19-8762~8763意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8762~8763意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8762.「あなたはヤコブの家にこのように言うことで言い、またイスラエルの子孫達に伝えなければならない」が、外なる霊的な教会からの者達と内なる霊的な教会からの者達の救いを意味することは、「言うこと」と「伝えること」の意味がここでは救いであることから知られよう。なぜなら、今言われ、また伝えられることはエホバからモーセを通して言われるからであり、それらは救いを含むからである。また「ヤコブの家とイスラエルの子孫達」の意味が外なる教会と内なる教会であることから知られよう。そのことについては3305, 4286番に示された。
外なる教会と内なる教会が何であるかは前に数々の箇所で言われた。即ち古代教会にあった外なるものの凡ては内なるものを表象したものであったこと、また教会の内なるものは外なるものによって表象されたことが言われた。例として、神的な礼拝を主の王国の霊的なものと天的なものを表象した生贄と儀式、および法令の中に置いた者達は外なるものの中に居たが、しかし神的な礼拝を表象された天的なものと霊的なものに置いた者達は内なるものの中に居た。今日も同様である。神的な礼拝を神殿(教会)を訪れること、説教を聞くこと、聖餐に出席すること、またそれらを敬虔に行うことに置き、更にそれらのことについて教えられたので、また命じられたので神殿(教会)を訪れることを除いて考えない者達は外なる教会からの者達である。しかしそのようなことも果たされなければならないことも同時に信じるが、しかし礼拝の本質的な部分は信仰の生命(生活)、即ち隣人への仁愛と主への愛であることを信じる者達は内なる教会からの者達である。従って信仰への服従からだけで隣人に善を行い、また主を崇拝する者達も外なる教会からの者達であるが、しかし愛から隣人に善を行い、また主を崇拝する者達は内なる教会からの者達である。そのように他のことにおいて同様である。
[2]しかし教会からの各々の者達の許にその両方が在らねばならない。即ち外なるものと内なるものが在らねばならない。もし両方がなければ彼の許に霊的な生命はない。なぜなら、内なるものは霊魂の如くあるからであり、また外なるものは霊魂の身体の如くあるからである。しかし外なる教会からの者達は外なるものの中に明確に居るが内なるものの中に不明確に居る。しかし内なる教会からの者達は内なるものの中に明確に居るが、外なるものの中に不明確に居る。だが聞き給え、外なるものの中に居り、また同時に内なるものの中に居ない者達は教会からの者達ではない。自分の教会の教義の事柄に従って生命(生活)の善の中に居る凡ての者達は両方の中に居るが、しかし礼拝の中におり、また同時に教会の教義の事柄に従って生命(生活)の善の中に居ない者達は内なるものなしに外なるものの中に居る。
僅かな者達がそれを知り、僅かな者達しかそれを知らないのは、凡ての礼拝とそこからの凡ての救いを信仰の中に置き、また仁愛の中に何も置かないからである。そこから永遠の救いについて考える者達は、それを敬虔な生命(生活)の中に置き、また仁愛の生命(生活)の中に何も置かない。それらのことについては8252- 8257番に認められよう。

8763.「あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見た」が、害した悪い者達に生じた凡てのことの想起を意味することは、「あなた達は見た」の意味が想起であることから、また「エジプト」の表象が害する悪い者達であることから知られよう。そのことについては7097, 7107, 7110, 7126, 7142, 7317番に示された。それ故、「あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見た」によって、害した者達に生じた凡てのことの想起が意味される。

19-8762~8763原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8762~8763原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8762. `Ita dices domui Jacobi et nuntiabis filiis Israelis': quod significet salvationem illorum qui ab Ecclesia spirituali externa et interna, constat ex significatione `dicere' et `nuntiare' quod hic (x)sit salvatio, nam quae nunc dicuntur et nuntiantur a Jehovah {1}per Moschen, salvationem involvunt; ex significatione `domus Jacobi' et `filiorum Israelis' quod sint Ecclesia externa et interna, de qua n. 3305, 4286. Quid Ecclesia externa et Ecclesia interna, prius aliquibus in locis dictum est, quod nempe externum Ecclesiae Antiquae fuerit omne id quod {2}repraesentabat internum, (c)et quod internum Ecclesiae fuerit {3} quod per externa repraesentatum est; sicut pro exemplo: qui cultum Divinum posuerunt in sacrificiis, inque ritibus (c)et statutis, quae repraesentabant spiritualia et caelestia regni Domini, illi in externis erant, at qui cultum Divinum simul posuerunt in caelestibus et spiritualibus quae repraesentata sunt, illi in internis erant; similiter hodie, qui cultum Divinum ponunt in frequentare templa, auscultare praedicationes, obire Sanctam Cenam, {4}et illa cum devotione, nec {5}alterius de illis cogitare quam quod frequentanda sint quia instituta et mandata {6}, illi ab Ecclesia externa sunt; at qui simul credunt quod {7}talia obeunda sint, sed quod usque essentiale cultus (x)sit vita fidei, hoc est, charitas erga proximum et amor in Dominum, illi ab Ecclesia interna sunt; {8}proinde etiam ab Ecclesia externa sunt qui faciunt bonum proximo et colunt Dominum solum ex oboedientia fidei, at ab Ecclesia interna sunt qui faciunt bonum proximo et colunt Dominum ex amore; ita in reliquis.
2 Ast apud unumquemvis qui ab Ecclesia est, utrumque erit, nempe externum et internum, {9} si non utrumque, non {10}est vita spiritualis apud illum, nam internum {11} est sicut anima, et externum {12} sicut animae corpus; sed qui ab externa Ecclesia sunt, illi sunt clare in externis ejus at obscure in internis, at qui ab Ecclesia interna sunt, illi sunt clare in internis et obscure in externis. At qui in externis sunt et non {13}simul in internis, illi non ab Ecclesia sunt; in {14}ambobus sunt omnes illi qui in bono vitae sunt secundum Ecclesiae suae doctrinalia; at in {15}externis absque {16}internis sunt qui in cultu et non simul in bono vitae secundum doctrinalia Ecclesiae sunt. Pauci sunt qui hoc sciunt; {17} quod pauci id sciant, est quia ponunt omne cultus et inde omne salutis in fide, et nihil in charitate; {18}inde etiam est quod qui cogitant de salute aeterna ponant illam in vita pietatis et nihil in vita charitatis, de quibus videatur n. 8252-8257.

8762. `Ita:このように、従って、dices:言う、(二人称単数未来)domui:家、Jacobi:ヤコブ、et:~と、および、nuntiabis:知らせる、伝える、警告する、(二人称単数未来)filiis:息子達、子孫達、Israelis'::イスラエル、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、salvationem:救い、illorum:彼らの、それらの、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、externa:外部の、外なる、et:~と、および、interna,:内部の、内なる、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`dicere':言うこと、et:~と、および、`nuntiare':知らせること、伝えること、警告すること、quod:こと、それ、そのこと、hic:ここに、この場に、(x)sit:ある、salvatio,:救い、nam:なぜなら、というのも、quae:それらは、nunc:今、現在、dicuntur:言われる、et:また、そして、nuntiantur:知らされる、伝えられる、警告される、a:~から、~により、Jehovah:エホバ、{1} per:~を通して、~によって、Moschen,:モーセ、salvationem:救い、involvunt;:包む、含む、ex:~から、~により、significatione:意味、`domus:家、Jacobi':ヤコブ、et:~と、および、`filiorum:息子達、子孫達、Israelis':イスラエル、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、Ecclesia:教会、externa:外部の、外なる、et:~と、および、interna,:内部の、内なる、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、3305, 4286. 
Quid:何か?、どんな?、Ecclesia:教会、externa:外部の、外なる、et:~と、および、Ecclesia:教会、interna,:内部の、内なる、prius:以前に、前に、前以て、aliquibus:幾らか、どこかで、若干、数々、in:~の中、~において、locis:くだり、箇所、dictum est,:言われた、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、externum:外部の、外なる、Ecclesiae Antiquae:古代教会、fuerit:あった、omne:凡ての、全体の、id:それは、quod:こと、それ、そのこと、{2}repraesentabat:象徴した、表象した、internum,:内部の、内なる、(c)et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、internum:内部の、内なる、Ecclesiae:教会、fuerit:あった、{3} quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、externa:外部の、外なる、repraesentatum est;:象徴された、表象された、sicut:~の如く、~のように、pro:~として、~のために、exemplo::例、例として、qui:その者達、cultum:礼拝、崇拝、Divinum:神的な、posuerunt:置いた、設けた、in:~の中、~において、sacrificiis,:生け贄、神への捧げもの、inque:また~の中、その中、ritibus:典礼、儀式、(c) et:~と、および、statutis,:法令、法律、布告、定め、quae:それらは、repraesentabant:象徴した、表象した、spiritualia:霊的な、et:~と、および、caelestia:天的な、regni:王国、Domini,:主、illi:彼らは、in:~の中、~において、externis:外部の、外なる、erant,:あった、at:しかし、だが聞き給え、qui:その者達、cultum:礼拝、崇拝、Divinum:神的な、simul:一緒に、同時に、posuerunt:置いた、設けた、in:~の中、~において、caelestibus:天的な、et:~と、および、spiritualibus:霊的な、quae:それらは、repraesentata sunt,:象徴された、表象された、illi:彼らは、in:~の中、~において、internis:内部の、内なる、erant;:あった、similiter:同様に、似ている、hodie,:今日、現在、qui:その者達、cultum:礼拝、崇拝、Divinum:神的な、ponunt:置く、据える、in:~の中、~において、frequentare:しばしば訪れること、常に出入りすること、templa,:神殿、auscultare:耳を傾けること、服従すること、聞くこと、praedicationes,:説教、伝道、obire:出席すること、参加すること、Sanctam Cenam,:聖餐、{4} et:また、そして、illa:それらを、cum:~と一緒に、~に、devotione,:献身、敬虔、信心、nec:否、{5 ulterius:それ以上に、更に、もっと先に、更に進んで、} alterius:第二の、もう一つの、他の方、de:~について、illis:それらから、彼らから、cogitare:考えること、quam:~を除いて、~の外は、quod:こと、それ、そのこと、frequentanda:しばしば訪れられる、常に出入りされる、(未来受動分詞)sint:ある、quia:なぜなら、ので、instituta:定められた、教えられた、et:また、そして、mandata {6},:命令、命じられた、illi:彼らは、ab:~から、~により、Ecclesia externa:外なる教会、sunt;:ある、at:しかし、だが聞き給え、qui:その者達、simul:一緒に、同時に、credunt:信じる、quod:こと、それ、そのこと、{7}talia:このような、次ぎのような、obeunda:果たされるべき、(未来受動分詞)sint,:ある、sed:しかし、quod:こと、それ、そのこと、usque essentiale:本質的な、本質的な部分、cultus:礼拝、(x)sit:ある、vita:生命、fidei,:信仰、hoc est,:即ち、charitas erga proximum:隣人への仁愛、et:~と、および、amor:愛、in:~の中へ、~に、Dominum,:主、illi:彼らは、ab:~から、~により、Ecclesia:教会、interna:内部の、内なる、sunt;:ある、{8} proinde:それ故に、従って、etiam:~もまた、更に、ab:~から、~により、Ecclesia:教会、externa:外部の、外なる、sunt:ある、qui:その者達、faciunt:行なう、為す、bonum:善、proximo:隣人、仲間、et:また、そして、colunt:崇拝する、敬慕する、Dominum:主、solum:だけ、のみ、ex:~から、~により、oboedientia:服従、従順、fidei,:信仰、at:しかし、だが聞き給え、ab:~から、~により、Ecclesia:教会、interna:内部の、内なる、sunt:ある、qui:その者達、faciunt:行なう、為す、bonum:善、proximo:隣人、仲間、et:また、そして、colunt:崇拝する、敬慕する、Dominum:主、ex:~から、~により、amore;:愛、ita:このように、従って、in:~の中、~において、reliquis.:残りのもの、他の、
[2] Ast:しかし、けれども、apud:~のもとに、~において、unumquemvis:各々の、誰でも、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia:教会、est,:ある、utrumque:両方とも、両方の、erit,:ある、(三人称単数未来)nempe:正確には、即ち、externum:外部の、外なる、et:~と、および、internum,:内部の、内なる、{9} si:もし~なら、たとえ~でも、non:否、utrumque,:両方とも、両方の、non:否、{10}est:ある、vita:生命、spiritualis:霊的な生命、 apud:~のもとに、~において、illum,:彼を、nam:なぜなら、というのも、internum:内部の、内なる、{11} est:ある、sicut:~の如く、~のように、anima,:霊魂、魂、et:~と、および、externum:外部の、外なる、{12} sicut:~の如く、~のように、animae:霊魂、魂、corpus;:体、身体、sed:しかし、qui:その者達、ab:~から、~により、externa:外部の、外なる、Ecclesia:教会、sunt,:ある、illi:彼らは、sunt:ある、clare:明らかに、明瞭に、in:~の中、~において、externis:外部の、外なる、ejus:それの、彼の、at:しかし、だが聞き給え、obscure:ぼんやりと、不明瞭に、in:~の中、~において、internis,:内部の、内なる、at:しかし、だが聞き給え、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia:教会、interna:内部の、内なる、sunt,:ある、illi:彼らは、sunt:ある、clare:明らかに、明瞭に、in:~の中、~において、internis:内部の、内なる、et:~と、および、obscure:ぼんやりと、不明瞭に、in:~の中、~において、externis.:外部の、外なる、
At:しかし、だが聞き給え、qui:その者達、in:~の中、~において、externis:外部の、外なる、sunt:ある、et:~と、および、non:否、{13} simul:一緒に、同時に、in:~の中、~において、internis,:内部の、内なる、illi:彼らは、non:否、ab:~から、~により、Ecclesia:教会、sunt;:ある、in:~の中、~において、{14} ambobus:両方の、sunt:ある、omnes:凡ての、全体の、illi:彼らは、qui:その者達、in:~の中、~において、bono:善、vitae:生命、生活、sunt:ある、secundum:~に従って、~に沿って、Ecclesiae:教会、suae:自分自身の、doctrinalia;:教義、(の事柄)、at:しかし、だが聞き給え、in:~の中、~において、{15} externis:外部の、外なる、absque:~なしに、~を除いて、{16}internis:内部の、内なる、sunt:ある、qui:その者達、in:~の中、~において、cultu:礼拝、崇拝、et:~と、および、non:否、simul:一緒に、同時に、in:~の中、~において、bono:善、vitae:生命、生活、secundum:~に従って、~に沿って、doctrinalia:教義、(の事柄)、Ecclesiae:教会、sunt.:ある、
Pauci:僅かな者達、僅かの、少数の、sunt:ある、qui:その者達、hoc:これを、sciunt;:知る、{17} quod:こと、それ、そのこと、pauci:僅かな者達、僅かの、少数の、id:それを、sciant,:知る、est:ある、quia:なぜなら、ので、ponunt:置く、据える、omne:凡ての、全体の、cultus:礼拝、崇拝、et:~と、および、inde:それ故、そこから、omne:凡ての、全体の、salutis:救い、救済の手段、in:~の中、~において、fide,:信仰、et:また、そして、nihil:無意味、何も~ない、無、in:~の中、~において、charitate;:仁愛、{18} inde:それ故、そこから、etiam:~もまた、更に、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、qui:その者達、cogitant:考える、de:~について、salute:救い、救済の手段、aeterna:永遠、ponant:置く、据える、illam:それをえ、in:~の中、~において、vita:生命、生活、pietatis:敬虔、信仰、et:~と、および、nihil:無意味、何も~ない、無、in:~の中、~において、vita:生命、生活、charitatis,:仁愛、de:~について、quibus:それらから、そのことらから、videatur:見られる、認められる、n.:番号、8252- 8257.

8762.「あなたはヤコブの家にこのように(言うことで)言い、またイスラエルの子孫達に伝えなければならない」が、外なる霊的な教会からの者達と内なる霊的な教会からの者達の救いを意味することは、「言うこと」と「伝えること」の意味がここでは救いであることから知られよう。なぜなら、今言われ、また伝えられることはエホバからモーセを通して言われるからであり、それらは救いを含むからである。また「ヤコブの家とイスラエルの子孫達」の意味が外なる教会と内なる教会であることから知られよう。そのことについては3305, 4286番(に示された)。
外なる教会と内なる教会が何であるかは前に数々の箇所で言われた。即ち古代教会にあった外なるものの凡ては内なるものを表象したものであったこと、また教会の内なるものは外なるものによって表象されたことが言われた。例として、神的な礼拝を主の王国の霊的なものと天的なものを表象した生贄と儀式、および法令の中に置いた者達は外なるものの中に居たが、しかし神的な礼拝を表象された天的なものと霊的なものに置いた者達は内なるものの中に居た。今日も同様である。神的な礼拝を神殿(教会)を訪れること、説教を聞くこと、聖餐に出席すること、またそれらを敬虔に行うことに置き、更にそれらのことについて教えられたので、また命じられたので神殿(教会)を訪れることを除いて考えない者達は外なる教会からの者達である。しかしそのようなことも果たされなければならないことも同時に信じるが、しかし礼拝の本質的な部分は信仰の生命(生活)、即ち隣人への仁愛と主への愛であることを信じる者達は内なる教会からの者達である。従って信仰への服従からだけで隣人に善を行い、また主を崇拝する者達も外なる教会からの者達であるが、しかし愛から隣人に善を行い、また主を崇拝する者達は内なる教会からの者達である。そのように他のことにおいて同様である。
[2]しかし教会からの各々の者達の許にその両方が在らねばならない。即ち外なるものと内なるものが在らねばならない。もし両方がなければ彼の許に霊的な生命はない。なぜなら、内なるものは霊魂の如くあるからであり、また外なるものは霊魂の身体の如くあるからである。しかし外なる教会からの者達は外なるものの中に明確に居るが内なるものの中に不明確に居る。しかし内なる教会からの者達は内なるものの中に明確に居るが、外なるものの中に不明確に居る。だが聞き給え、外なるものの中に居り、また同時に内なるものの中に居ない者達は教会からの者達ではない。自分の教会の教義の事柄に従って生命(生活)の善の中に居る凡ての者達は両方の中に居るが、しかし礼拝の中におり、また同時に教会の教義の事柄に従って生命(生活)の善の中に居ない者達は内なるものなしに外なるものの中に居る。
僅かな者達がそれを知り、僅かな者達しかそれを知らないのは、凡ての礼拝とそこからの凡ての救いを信仰の中に置き、また仁愛の中に何も置かないからである。そこから永遠の救いについて考える者達は、それを敬虔な生命(生活)の中に置き、また仁愛の生命(生活)の中に何も置かない。それらのことについては8252- 8257番に認められよう。

8763. `Vos vidistis quid feci Aegyptiis': quod significet recordationem omnium quae contigerunt malis qui infestaverunt, constat ex significatione `vos vidistis' quod sit recordatio, et ex repraesentatione `Aegyptiorum' quod sint mali qui infestaverunt, de qua n. 7097, 7107, 7110, 7126, 7142, 7317; inde patet quod per `vos vidistis quid feci Aegyptiis' significetur recordatio omnium quae contigerunt illis qui infestaverunt.

8763. `Vos:あなた達は、vidistis:見た、認めた、(二人称複数完了)quod:こと、それ、そのこと、feci:行なった、為した、(一人称単数完了)Aegyptiis'::エジプト、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、recordationem:思い出すこと、想起、回想、記憶、(dep)omnium:凡ての、全体の、quae:それらは、contigerunt:生じた、掴んだ、malis:諸々の悪、qui:その者達、infestaverunt,:悩ました、そこなった、害した、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`vos:あなた達は、vidistis':見た、認めた、(二人称複数完了)quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、recordatio,:思い出すこと、想起、回想、記憶、(dep)et:また、そして、ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Aegyptiorum':エジプト、 quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、mali:悪い者達、qui:その者達、infestaverunt,:悩ました、そこなった、害した、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、7097, 7107, 7110, 7126, 7142, 7317; inde:それ故、そこから、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`vos:あなた達は、vidistis:見た、認めた、(二人称複数完了)quod:こと、それ、そのこと、feci:行なった、為した、(一人称単数完了)Aegyptiis':エジプト、 significetur:意味される、recordatio:思い出すこと、想起、回想、記憶、(dep)omnium:凡ての、全体の、quae:それらは、contigerunt:生じた、掴んだ、illis:彼らに、qui:その者達、infestaverunt.:悩ました、そこなった、害した、

8763.「あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見た」が、害した悪い者達に生じた凡てのことの想起を意味することは、「あなた達は見た」の意味が想起であることから、また「エジプト」の表象が害する悪い者達であることから知られよう。そのことについては7097, 7107, 7110, 7126, 7142, 7317番(に示された)。それ故、「あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見た」によって、害した者達に生じた凡てのことの想起が意味される。

19-8760~8761意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8760~8761意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8760.「そして、モーセは神に向かって登った」が、天界の下の神的なものからの真理がそれ自身を天界の中の神的な真理と連結しているを意味することは、「モーセ」の表象が神的なものからの真理であることから知られよう。そのことについては6771, 6827, 7014番に示された。ここでは天界の下の神的なものからの真理である。その理由は、今モーセはイスラエルの子孫達を頭として表象するからであり、そのように霊的な教会からの者達を頭として表象するからである。その者達は真理から形成された善の中にまだ居ないので依然として天界の中に居ない。8753, 8754番を参照、また「登ること」の意味が自分自身を連結することであることから知られよう。なぜなら、神的なものへ登る者は天界へ登ることが言われる時に神的なものと連結されることが意味される如く、自分自身を神的なものそのものに連結するからであり、また逆は天界から降ることであるからである。天界の中の神的な真理は「神」によって意味され、それと連結がある。なぜなら、主は聖言において神的な真理により「神」と言われているからであり、また神的な善により「エホバ」と言われているからである。2586, 2769, 2807, 2822, 3910, 3921番の終わり、4402, 7010, 7268, 7873, 8301番を参照、またここでは神的な真理と神的な善との連結について取り扱われているので、それ故、その節の下記の言葉の最初に「神」が言われ、また直ぐ後に「エホバ」が言われている。
「そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた」3節、
[2]天界の中の神的な真理が言われ、その後、天界の中の神的な善が言われている理由は、神的なものそのものは神的な善そのものだけでなく、更に神的な善から直接に発する神的な善もまた天界の遥か上部にあるからである。
主御自身の中の神的なものは無限なものであり、また無限なものは有限なものと連結されることが出来ないので、それらは天界の遥か上部にある。従って無限なものは何か有限なものをまとうことを通してでなければ、またそのように受容のために適したものにすることを通してでなければ天界の天使達と連結出来ない。更に主御自身の中の神的な善そのものもまた無限の火、即ち無限の愛の炎であり、天界の天使は誰も耐えることが出来ない。というのは、もし人間が太陽の炎を中間の調節なしに触れたなら焼き尽くされる如く焼き尽くされるからである。更に神的な真理である神的な愛の炎からの光もまた、もしその炎からの光輝が和らげられることなしに流入したなら天界の中の凡ての者達を盲目にするからである。それらから天界の上の神的な善、および神的な真理と天界の中の神的な善、および神的な真理の間の相違が知られよう。(注:天界の上部の神的なものは無限なものであり天使達に受け入れられないが、天界の中の神的なものは有限なものをまとった無限なものであり天使達に受け入れられる。)

8761.「またエホバは山から彼に向かって呼ばれた」が、天界の中の神的な善とそこの神的な真理との結合を意味することは、「彼を呼ぶこと」、即ち誰かを自分自身に呼ぶことが神的なものについて言われる時の意味が連結であることから知られよう。ここでは神的な善と神的な真理について言われているので結合である。それらは連結によって一つのものに為される。「誰かを自分自身に呼ぶこと」が連結と現存でもまたあることは6047, 6177, 7390, 7451, 7721番に認められよう。ここでは「エホバ」が言われているので、神的な善との連結である。その事柄については今しがた上の8760番に示された。また「山」の意味が天界の中の神的な善であることから知られよう。そのことについては直ぐ上の8758番に示された。ここでは天界の意味である。なぜなら、天界の中の神的な善と言うにせよ、天界と言うにせよ同じであるからである。なぜなら、天界はその善から生じるからである。そのことを何であろうとその主体からの抽象的なものの如くそれを有する。それらが言われる時それでもなお、抽象的なものの中にある主体が認められる。丁度、信仰の真理、或いは仁愛の善が言われる時にその者の中にそれらがある教会の人間が認められ、更に天界の中の天使達が認められる。なぜなら、そこでは神的な善は神的な真理に結合されたものであるからであり、そこの凡てのものの中の凡てのものであるからであり、従って天界の生命、或いは霊魂であるからである。

19-8760~8761原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8760~8761原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8760(x). `Et Moscheh ascendit ad Deum': quod significet verum a Divino quod infra caelum se cum Divino Vero quod in caelo conjungens, constat ex repraesentatione `Moschis' quod sit verum a Divino, de qua n. 6771, 6827, 7014, hic verum a Divino quod infra caelum, ex causa quia nunc filios Israelis {1} ut caput repraesentat, ita illos qui ab Ecclesia spirituali, qui adhuc non in caelo quia nondum in bono formato a veris, n. 8753, 8754; ex significatione `ascendere' quod sit se conjungere, nam qui ascendit ad Divinum, is se Ipsi conjungit, sicut cum dicitur ascendere in caelum, {2}intelligitur conjungi cum Domino, ac vice versa descendere e caelo; Divinum Verum in caelo, cum quo conjunctio, intelligitur per `Deum,' nam Dominus in Verbo dicitur `Deus' a Divino Vero, et `Jehovah' a Divino Bono, n. 2586, 2769, 2807, 2822, 3921 fin., 4402, 7010, 7268, 7873, 8301; et quia {3}agitur hic de conjunctione Divini Veri cum Divino Bono, ideo in hoc versu primum dicitur `Deus,' et mox `Jehovah,' his verbis,
Et Moscheh ascendit ad Deum, et vocavit ad illum Jehovah e monte.
2 Divinum Verum in caelo dicitur, ac postea Divinum Bonum in caelo, ex causa quia ipsum Divinum est longe supra caelos, non modo ipsum Divinum Bonum sed etiam ipsum Divinum Verum quod immediate a Divino Bono procedit; quod {4}illa longe supra caelum sint, est quia Divinum in Se est Infinitum, (c)et Infinitum non conjungi potest cum finitis, ita non cum angelis in caelis, nisi per induitionem alicujus finiti, et sic per accommodationem ad receptionem; est etiam ipsum Divinum Bonum in Se flamma {5}infiniti ardoris, hoc est, amoris, quam flammam nullus angelus in caelo potest sustinere, consumeretur enim sicut homo si illum flamma solis absque temperatione intermedia perstringeret; lux etiam {6}ex flamma amoris Divini, quae est Divinum Verum, si absque remissione a suo igneo splendore influeret, occaecaret omnes qui in caelo; ex his constare potest quae differentia est inter Divinum Bonum et Divinum Verum supra caelos, et inter Divinum Bonum et Divinum Verum in {7}caelis, de quibus hic agitur.

8760(x). `Et:また、そして、Moscheh:モーセ、ascendit:上がった、登った、上昇した、ad:~に向かって、~へ、Deum'::神、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、verum:真理、a:~から、~により、Divino:神的な、quod:こと、それ、そのこと、infra:下に、下部に、下方に、caelum:天界、se:それ自身を、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、Vero:真理、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、caelo:天界、conjungens,:結合している、連結している、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Moschis':モーセ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、verum:真理、a:~から、~により、Divino,:神的な、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、6771, 6827, 7014, hic:ここに、この場に、verum:真理、a:~から、~により、Divino:神的な、quod:こと、それ、そのこと、infra:下に、下部に、下方に、caelum,:天界、ex causa quia:その理由から、nunc:今、現在、filios:息子達、子孫達、Israelis:イスラエル、{1} ut caput:頭、repraesentat,:表象する、象徴する、ita:このように、従って、illos:彼らを、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、qui:その者達、adhuc:依然として、今なお、今でも、non:否、in:~の中、~において、caelo:天界、quia:なぜなら、ので、nondum:まだ~ない、in:~の中、~において、bono:善、formato:形成された、形作られた、a:~から、~により、veris,:諸々の真理、n.:番号、8753, 8754; ex:~から、~により、significatione:意味、`ascendere':上がること、昇ること、登ること、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、se:自分自身を、conjungere,:連結すること、結合すること、nam:なぜなら、というのも、qui:その者、ascendit:上がる、登る、上昇する、ad:~に、~へ、Divinum,:神的な、is:これは、彼は、se:自分自身を、Ipsi:御自身、そのもの、conjungit,:連結する、結合する、sicut:~の如く、~のように、cum:その時、その場合、dicitur:言われる、ascendere:上がること、昇ること、登ること、in:~の中へ、~に、caelum,:天界、{2}intelligitur:意味される、conjungi:連結されること、結合されること、cum:~と一緒に、~と、Domino,:神的な、ac:また、なお加えて、vice versa:逆に、あべこべに、descendere:降りること、沈むこと、遠ざかること、e:~から、~により、caelo;:天界、Divinum:神的な、Verum:真理、in:~の中、~において、caelo,:天界、cum:~と一緒に、~と、quo:それから、そのことから、conjunctio,:連結、結合、intelligitur:意味される、per:~を通して、~によって、`Deum,':神、nam:なぜなら、というのも、Dominus:主、in:~の中、~において、Verbo:聖言、御言葉、dicitur:言われる、`Deus':神、a:~から、~により、Divino:神的な、Vero,:真理、et:また、そして、`Jehovah':エホバ、a:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、n.:番号、2586, 2769, 2807, 2822, 3921 fin.,:終わり、4402, 7010, 7268, 7873, 8301; et:また、そして、quia:なぜなら、ので、{3} agitur:述べられる、取り扱われる、hic:ここに、この場に、de:~について、conjunctione:連結、結合、Divini:神的な、Veri:真理、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、Bono,:善、ideo:それ故、そのために、in:~の中、~において、hoc:これから、versu:節、primum:先ず、初めて、最初に、dicitur:言われる、`Deus,':神、et:また、そして、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、`Jehovah,':エホバ、his:これらに、下記の、verbis,:言葉、語、
Et:また、そして、Moscheh:モーセ、ascendit:上がった、登った、上昇した、ad:~に、~へ、Deum,:神、et:また、そして、vocavit:呼んだ、ad:~に、~へ、illum:彼を、Jehovah:エホバ、e:~から、~により、monte.:山、
[2] Divinum:神的な、Verum:真理、in:~の中、~において、caelo:天界、dicitur,:言われる、ac:また、なお加えて、postea:その後、次に、続いて、Divinum:神的な、Bonum:善、in:~の中、~において、caelo,:天界、ex causa quia:その理由から、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、est:ある、longe:遥かに、遠くに、彼方に、supra:上に、上部に、caelos,:天界、non:否、modo:だけ、単に、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、Bonum:善、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、Verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino:神的な、Bono:善、procedit;:生じる、発する、発出する、quod:こと、それ、そのこと、{4}illa:それらは、longe:遥かに、遠くに、彼方に、supra:上に、上部に、caelum:天界、sint,:ある、est:ある、quia:なぜなら、ので、Divinum:神的な、in:~の中、~において、Se:御自身、est:ある、Infinitum,:無限の、果てしない、(c) et:また、そして、Infinitum:無限の、果てしない、non:否、conjungi:連結されること、結合されること、potest:出来る、可能である、cum:~と一緒に、~と、finitis,:有限な、限りのある、ita:このように、従って、non:否、cum:~と一緒に、~と、angelis:天使達、in:~の中、~において、caelis,:天界、nisi:~以外、もし~でなければ、per:~を通して、~によって、induitionem:着ること、まとうこと、装うこと、alicujus:誰か、何か、finiti,:有限な、限りのある、et:また、そして、sic:そのように、こうして、per:~を通して、~によって、accommodationem:適したものにすること、調整、調節、適応、ad:~のために、~へ、receptionem;:受け入れ、受容、est:ある、etiam:~もまた、更に、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、Bonum:善、in:~の中、~において、Se:御自身、flamma:炎、{5}infiniti:無限の、果てしない、ardoris,:火、炎、hoc est,:即ち、amoris,:愛、quam flammam:炎、nullus:何も~ない、決して~でない、誰も~ない、angelus:天使、in:~の中、~において、caelo:天界、potest:出来る、可能である、sustinere,:耐えること、持ちこたえること、受けること、consumeretur:滅ぼされた、完了された、焼き尽くされた、enim:なぜならば、~というのは、sicut:~の如く、~のように、homo:人間、si:もし~なら、たとえ~でも、illum:それを、flamma:炎、solis:太陽、absque:~なしに、~を除いて、temperatione:調合、調節、適切な配置、intermedia:中間の、間に来る、媒介として働く、perstringeret;:触れた、持続した、固執した、lux:光、etiam:~もまた、更に、{6} ex:~から、~により、flamma:炎、amoris:愛、Divini,:神的な、quae:それは、est:ある、Divinum:神的な、Verum,:真理、si:もし~なら、たとえ~でも、absque:~なしに、~を除いて、remissione:ゆるめること、和らげること、緩和、軽減、a:~から、~により、suo:それ自身の、igneo:火、炎、splendore:輝き、光輝、influeret,:流れ込んだ、流入した、occaecaret:盲目にした、目を見えなくした、omnes:凡ての、全体の、qui:その者達、in:~の中、~において、caelo;:天界、ex:~から、~により、his:これらから、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、quae:それは、differentia:相違、区別、est:ある、inter:~の中に、~の間で、~の間に、Divinum:神的な、Bonum:善、et:~と、および、Divinum:神的な、Verum:真理、supra:上に、上部に、caelos,:天界、et:また、そして、inter:~の中に、~の間で、~の間に、Divinum:神的な、Bonum:善、et:~と、および、Divinum:神的な、Verum:真理、in:~の中、~において、{7}caelis,:天界、de:~について、quibus:それらから、そのことらから、hic:ここに、この場に、agitur.:述べられる、取り扱われる、

8760.「そして、モーセは神に向かって登った」が、天界の下の神的なものからの真理がそれ自身を天界の中の神的な真理と連結しているを意味することは、「モーセ」の表象が神的なものからの真理であることから知られよう。そのことについては6771, 6827, 7014番(に示された)。ここでは天界の下の神的なものからの真理である。その理由は、今彼(モーセ)はイスラエルの子孫達を頭として表象するからであり、そのように霊的な教会からの者達を頭として表象するからである。その者達は真理から形成された善の中にまだ居ないので依然として天界の中に居ない。8753, 8754番(を参照、また)「登ること」の意味が自分自身を連結することであることから知られよう。なぜなら、神的なものへ登る者は天界へ登ることが言われる時に神的なものと連結されることが意味される如く、自分自身を神的なものそのものに連結するからであり、また逆は天界から降ることであるからである。天界の中の神的な真理は「神」によって意味され、それと連結がある。なぜなら、主は聖言において神的な真理により「神」と言われているからであり、また神的な善により「エホバ」と言われているからである。2586, 2769, 2807, 2822, 3910, 3921番の終わり、4402, 7010, 7268, 7873, 8301番(を参照)、またここでは神的な真理と神的な善との連結について取り扱われているので、それ故、その節の下記の言葉に最初に「神」が言われ、また直ぐ後に「エホバ」が言われている。
「そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた」3節、
[2]天界の中の神的な真理が言われ、その後、天界の中の神的な善が言われている理由は、神的なものそのものは神的な善そのものだけでなく、更に神的な善から直接に発する神的な善もまた天界の遥か上部にあるからである。
主御自身の中の神的なものは無限なものであり、また無限なものは有限なものと連結されることが出来ないので、それらは天界の遥か上部にある。従って(無限なものは)何か有限なものをまとうことを通してでなければ、またそのように受容のために適したものにすることを通してでなければ天界の天使達と連結出来ない。更に主御自身の中の神的な善そのものもまた無限の火、即ち無限の愛の炎であり、天界の天使は誰も耐えることが出来ない。というのは、もし人間が太陽の炎を中間の調節なしに触れたなら焼き尽くされる如く焼き尽くされるからである。更に神的な真理である神的な愛の炎からの光もまた、もしその炎からの光輝が和らげられることなしに流入したなら天界の中の凡ての者達を盲目にするからである。それらから天界の上の神的な善、および神的な真理と天界の中の神的な善、および神的な真理の間の相違が知られよう。(注:天界の上部の神的なものは無限なものであり天使達に受け入れられないが、天界の中の神的なものは有限なものをまとった無限なものであり天使達に受け入れられる。)

8761. `Et vocavit ad illum Jehovah e monte': quod significet unionem Divini Boni in caelo cum Divino Vero ibi, constat ex significatione `vocare ad illum' seu vocare ad se aliquem, cum dicitur de Divino, quod sit conjunctio, hic unio, {1}quia dicitur de Divino Bono cum Divino Vero, quae per conjunctionem unum fiunt; quod `vocare aliquem ad se' sit conjunctio et quoque praesentia, videatur n. 6047, 6177, 7390, 7451, 7721; quod sit Divinum Bonum cum quo conjunctio, est quia dicitur `Jehovah,' de qua re nunc supra n. 8760, et ex significatione `montis' quod sit bonum Divinum in caelo, de qua mox supra n. 8758, hic caelum, nam sive dicas Divinum Bonum in caelo sive caelum, idem est, quia caelum existit ex illo; se habet hoc sicut abstracta quaecumque a suis subjectis, quae cum dicuntur, usque percipiuntur subjecta in quibus sunt; sicut cum dicitur verum fidei aut bonum charitatis, intelligitur homo Ecclesiae in quo; magis in caelo, nam ibi Divinum Bonum unitum Divino Vero est omne in omnibus, ita vita seu anima caeli.

8761. `Et:また、そして、vocavit:呼んだ、ad:~に向かって、~へ、illum:彼を、それを、Jehovah:エホバ、e:~から、~により、monte'::山、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、unionem:結合、Divini:神的な、Boni:善、in:~の中、~において、caelo:天界、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、Vero:真理、ibi,:そこに、そこで、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`vocare:呼ぶこと、ad:~に、~へ、illum':彼を、それを、seu:即ち、或いは、vocare:呼ぶこと、ad:~に、~へ、se:自分自身へ、aliquem,:誰か、何か、cum:その時、その場合、dicitur:言われる、de:~について、Divino,:神的な、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、conjunctio,:連結、結合、hic:ここに、この場に、unio,:結合、{1} quia:なぜなら、ので、dicitur:言われる、de:~について、Divino:神的な、Bono:善、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、Vero,:真理、quae:それらは、per:~を通して、~によって、conjunctionem:連結、結合、unum:1,fiunt;:為される、行なわれる、quod:こと、それ、そのこと、`vocare:呼ぶこと、aliquem:誰か、何か、ad:~に、~へ、se':自分自身へ、sit:ある、conjunctio:連結、結合、et:~と、および、quoque:~もまた、同じく、同様に、praesentia,:現存、臨在、居合わせること、videatur:見られる、認められる、n.:番号、 6047, 6177, 7390, 7451, 7721; quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、Divinum:神的な、Bonum:善、cum:~と一緒に、~と、quo:それから、そのことから、conjunctio,:連結、結合、est:ある、quia:なぜなら、ので、dicitur:言われる、`Jehovah,':エホバ、de:~について、qua:それから、そのことから、re:事柄、物事、nunc:今しがた、たった今、supra:上に、上部に、n.:番号、8760, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`montis':山、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、bonum:善、Divinum:神的な、in:~の中、~において、caelo,:天界、de:~について、qua:それから、そのことから、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、supra:上に、上部に、n.:番号、8758, hic:ここに、この場に、caelum,:天界、nam:なぜなら、というのも、sive:sive~sive、或いは~か、或いは~にせよ、dicas:言う、述べる、(接続法二人称単数現在)Divinum:神的な、Bonum:善、in:~の中、~において、caelo:天界、sive caelum,:天界、idem:同じ、同様のもの、est,:ある、quia:なぜなら、ので、caelum:天界、existit:生ずる、起こる、存在するようになる、ex:~から、~により、illo;:それから、se:それ自身を、habet:持つ、有す、hoc:これを、sicut:~の如く、~のように、abstracta:引き離された、抽象的な、観念的な、quaecumque:何であろうと、どんなものでも、a:~から、~により、suis:それら自身から、subjectis,:主体、対象、派遣霊、主題、quae:それらは、cum:その時、その場合、dicuntur,:言われる、usque:それでもなお、やはり、percipiuntur:理解される、認識される、認められる、subjecta:主体、対象、派遣霊、主題、in:~の中、~において、quibus:それらから、sunt;:ある、sicut:例えば、丁度~のように、 cum:その時、その場合、dicitur:言われる、verum:真理、fidei:信仰、aut:即ち、或いは、bonum:善、charitatis,:仁愛、intelligitur:理解される、homo:人間、Ecclesiae:教会、in:~の中、~において、quo;:その者、magis:もっと、更に、むしろ、in:~の中、~において、caelo,:天界、nam:なぜなら、というのも、ibi:そこに、そこで、Divinum:神的な、Bonum:善、unitum:一つにされた、結合された、Divino:神的な、Vero:真理、est:ある、omne:凡ての、全体の、in:~の中、~において、omnibus,:凡ての、全体の、ita:このように、従って、vita:生命、seu:即ち、或いは、anima:霊魂、魂、caeli.:天界、

8761.「またエホバは山から彼に向かって呼ばれた」が、天界の中の神的な善とそこの神的な真理との結合を意味することは、「彼を呼ぶこと」、即ち誰かを自分自身に呼ぶことが神的なものについて言われる時の意味が連結であることから知られよう。ここでは神的な善と神的な真理について言われているので結合である。それらは連結によって一つのものに為される。「誰かを自分自身に呼ぶこと」が連結と現存でもまたあることは6047, 6177, 7390, 7451, 7721番(に認められよう。ここでは)「エホバ」が言われているので、神的な善との連結である。その事柄については今しがた上の8760番(に示された)。また「山」の意味が天界の中の神的な善であることから知られよう。そのことについては直ぐ上の8758番(に示された)。ここでは天界(の意味で)ある。なぜなら、天界の中の神的な善と言うにせよ、天界と言うにせよ同じであるからである。なぜなら、天界はその善から生じるからである。そのことを何であろうとその主体からの抽象的なものの如くそれを有する。それらが言われる時それでもなお、それら(抽象的なもの)の中にある主体が認められる。丁度、信仰の真理、或いは仁愛の善が言われる時にその者の中にそれらがある教会の人間が認められ、更に天界の中の(天使達が認められる)。なぜなら、そこでは神的な善は神的な真理に結合されたものであるからであり、そこの凡てのものの中の凡てのものであるからであり、従って天界の生命、或いは霊魂であるからである。

19-8759意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8759意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8759.三~八節、「そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた。あなたはヤコブの家にこのように言うことで言い、またイスラエルの子孫達に伝えなければならない。
あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見、また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せ私の許に連れて来た。
そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら、また私の契約を守るなら、同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう。なぜなら、凡ての地は私のものであるからである。
そして、あなた達は私に祭司の王国と神聖な民族となるであろう。これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない。
そして、モーセは行き、また民の長老達を呼び、同時にエホバが彼に命じた凡ての言葉を彼らの目の前に明示した。
そして、凡ての民は同時に答え、また言った。エホバが話された凡てのことを行うであろう。そしてモーセは民の言葉をエホバに述べた。」
「そして、モーセは神に向かって登った」は、天界の下の神的なものからの真理がそれ自身を天界の中の神的な真理と連結しているを意味し、「またエホバは山から彼に向かって呼ばれた」は、天界の中の神的な善とそこの神的な真理との結合を意味し、「あなたはヤコブの家にこのように言うことで言い、またイスラエルの子孫達に伝えなければならない」は、外なる霊的な教会からの者達と内なる霊的な教会からの者達の救いを意味し、「あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見た」は、害した悪い者達に生じた凡てのことの想起を意味し、「また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せた」は、またそのように真理によって天的な光へ上げられたことを意味し、「あなた達を私の許に連れて来た」は、そのように天界の中の愛の善へ連れて来たを意味し、「そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら」は、真理の受容を意味し、「また私の契約を守るなら」は善の中の生命とそこからの主との連結を意味し、「同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう」は、その時、彼らの許の神的な真理は他の者達よりも多くあるであろうを意味し、「なぜなら、凡ての地は私のものであるからである」は、天界と地上において凡ての権限が主にあることを意味し、「そして、あなた達は私に祭司の王国となるであろう」は、その時、真理の善が彼らの許にあることを意味し、「神聖な民族」はそのように霊的な王国を意味し、「これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない」は、善の中の真理を受け入れるための流入を意味し、「そして、モーセは行き、また民の長老達を呼んだ」は、真理の理解の中の主要なものに居る者達の選択を意味し、「同時にその凡ての言葉を彼らの目の前に明示した」は、流入による提示を意味し、「エホバが彼に命じた」は神的なものからの命令を意味し、「そして、凡ての民は同時に答えた」は、受け入れを意味し、「また言った。エホバが話された凡てのことを行うであろう」は、神的なものからの流入に従って行うであろうを意味し、「そしてモーセは民の言葉をエホバに述べた」は、相応と連結を意味する。

19-8759原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8759原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8759. Vers. 3-8. Et Moscheh ascendit ad Deum; et vocavit ad illum Jehovah e monte, dicendo, Ita dices domui Jacobi, et nuntiabis filiis Israelis. Vos vidistis quod feci Aegyptiis, et tuli vos super alis aquilarum, et adduxi vos ad Me. Et nunc si audiendo audiveritis vocem Meam, et custodiveritis foedus Meum, et eritis Mihi peculium prae omnibus populis; quia Mihi omnis terra. Et vos eritis Mihi regnum sacerdotum, et gens sancta; haec verba quae loqueris ad filios Israelis. Et venit Moscheh, et vocavit seniores populi, et posuit coram illis omnia verba illa quae praecepit illi Jehovah. Et responderunt omnis populus simul, et dixerunt, Omne quod locutus Jehovah faciemus; et retulit Moscheh verba populi ad Jehovam. `Et Moscheh ascendit ad Deum' significat verum a Divino quod infra caelum se' cum Divino Vero quod in caelo conjungens: `et vocavit ad illum Jehovah e monte' significat unionem Divini Boni in caelo cum Divino Vero ibi: `Ita dices domui Jacobi et nuntiabis filiis Israelis' significat salvationem illorum qui ab Ecclesia spirituali externa et interna: `vos vidistis quid feci Aegyptiis' significat recordationem omnium quae contigerunt malis qui infestaverunt: `et tuli vos super alis aquilarum' significat et quod ita per vera elevati sint ad lucem caelestem: `et adduxi vos ad Me' significat sic ad bonum amoris quod in caelo: `et nunc si audiendo audiveritis vocem Meam' significat receptionem veri: `et custodiveritis foedus Meum' significat sic vitam in bono et inde conjunctionem: `et eritis Mihi peculium ab omnibus populis' significat quod tunc Divinum Verum apud illos prae aliis: `quia Mihi omnis terra' significat quod omnis potestas Domino in caelo et in terra: `et vos eritis Mihi regnum sacerdotum' significat quod tunc bonum veri apud illos: `et gens sancta' significat sic regnum spirituale: `haec verba quae loqueris ad filios Israelis' significat influxum ad recipiendum vera in bono: `et venit Moscheh, et vocavit seniores populi' significat electionem illorum qui primario in intelligentia veri: `et posuit coram illis omnia verba illa' significat propositionem cum influxu: `quae praecepit illi Jehovah' significat ex Divino: `et responderunt omnis populus' significat receptionem: `et dixerunt, Omne quod locutus Jehovah' faciemus' significat secundum influxum a Divino: `et retulit Moscheh verba populi ad Jehovam' significat correspondentiam et conjunctionem.

8759. Vers.:節、3-8. Et:また、そして、Moscheh:モーセ、ascendit:上がった、登った、上昇した、ad:~に向かって、~へ、Deum;:神、et:また、そして、vocavit:呼んだ、ad:~に向かって、~へ、illum:彼を、それを、Jehovah:エホバ、e:~から、~により、monte,:山、dicendo,:言うことに、言うことで、Ita:このように、従って、dices:言う、(二人称単数未来)domui:家、Jacobi,:ヤコブ、et:また、そして、nuntiabis:知らせる、伝える、警告する、(二人称単数未来)filiis:息子達、子孫達、Israelis.:イスラエル、
Vos:あなた達は、vidistis:見た、認めた、(二人称複数完了)quod:こと、それ、そのこと、feci:行なった、為した、(一人称単数完了)Aegyptiis,:エジプト、et:また、そして、tuli:受けた、負った、(一人称単数完了)vos:あなた達を、super:~の上で、~の上に、alis:羽、翼、aquilarum,:鷲、et:また、そして、adduxi:持って来た、連れて来た、(一人称単数完了)vos:あなた達を、ad:~に、~へ、Me.:私へ、
Et:また、そして、nunc:今、現在、si:もし~なら、たとえ~でも、audiendo:聞くことで、audiveritis:聞いた、(二人称複数完了)vocem:声、言葉、Meam,:私の、et:また、そして、custodiveritis:守った、遵守した、(三人称複数未来完了、接続法三人称複数完了)foedus:約束、契約、Meum,:私の、et:また、同時に、eritis:ある、(二人称複数未来)Mihi:私に、peculium:特別な所有物、占有物、私財、prae:~よりも、~と比較して、omnibus:凡ての、全体の、populis;:人々、諸々の民、quia:なぜなら、ので、Mihi:私に、omnis:凡ての、全体の、terra.:地、地上、 
Et:また、そして、vos:あなた達、eritis:ある、(二人称複数未来)Mihi:私に、regnum:王国、sacerdotum,:祭司、聖職者、et:~と、および、gens:民族、異邦人、sancta;:神聖な、聖なる、haec:これらは、verba:言葉、語、こと、quae:それらは、そのことらは、loqueris:話す、(二人称単数未来dep)ad:~に、~へ、filios:息子達、子孫達、Israelis.:イスラエル、
Et:また、そして、venit:来た、行った、来る、行く、Moscheh,:モーセ、et:また、そして、vocavit:呼んだ、seniores:長老達、老人達、populi,:人々、民、et:また、同時に、posuit:明示した、表現した、(三人称単数完了)coram:~の面前で、目の前で、illis:それらから、彼らから、omnia:凡ての、全体の、verba:言葉、語、illa:それらは、quae:それらは、そのことらは、praecepit:命じた、illi:彼に、Jehovah.:エホバ、
Et:また、そして、responderunt:答えた、報いた、omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、simul,:一緒に、同時に、et:また、そして、dixerunt,:言った、Omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、locutus:話した、Jehovah:エホバ、faciemus;:行なうであろう、為すであろう、(一人称複数未来)et:また、そして、retulit:話した、語った、述べた、Moscheh:モーセ、verba:言葉、語、populi:人々、民、ad:~に、~へ、Jehovam.:エホバ、
`Et:また、そして、Moscheh:モーセ、ascendit:上がった、登った、上昇した、ad:~に向かって、~へ、Deum':神、significat:意味する、verum:真理、a:~から、~により、Divino:神的な、quod:こと、それ、そのこと、infra:下に、下部に、下方に、caelum:天界、se':それ自身を、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、Vero:真理、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、caelo:天界、conjungens::結合している、連結している、` et:また、そして、vocavit:呼んだ、ad:~に向かって、~へ、illum:彼を、それを、Jehovah:エホバ、e:~から、~により、monte':山、significat:意味する、unionem:結合、Divini:神的な、Boni:善、in:~の中、~において、caelo:天界、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、Vero:真理、ibi::そこに、そこで、 `Ita:このように、従って、dices:言う、(二人称単数未来)domui:家、Jacobi:ヤコブ、et:また、そして、nuntiabis:知らせる、伝える、警告する、(二人称単数未来)filiis:息子達、子孫達、Israelis':イスラエル、significat:意味する、salvationem:救い、illorum:彼らの、それらの、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、externa:外部の、外なる、et:~と、および、interna::内部の、内なる、`vos:あなた達は、vidistis:見た、認めた、(二人称複数完了)quod:こと、それ、そのこと、feci:行なった、為した、(一人称単数完了)Aegyptiis':エジプト、 significat:意味する、recordationem:思い出すこと、想起、回想、記憶、記念、(dep)omnium:凡ての、全体の、quae:それらは、contigerunt:生じた、掴んだ、malis:諸々の悪、qui:その者達、infestaverunt::悩ました、そこなった、害した、` et:また、そして、tuli:受けた、負った、(一人称単数完了)vos:あなた達を、super:~の上で、~の上に、alis:羽、翼、aquilarum':鷲、significat:意味する、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、ita:このように、従って、per:~を通して、~によって、vera:諸々の真理、elevati sint:高くされた、上げられた、ad:~に、~へ、lucem:光、caelestem::天的な、` et:また、そして、adduxi:持って来た、連れて来た、(一人称単数完了)vos:あなた達を、ad:~に、~へ、Me':私へ、significat:意味する、sic:そのように、こうして、ad:~に、~へ、bonum:善、amoris:愛、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、caelo::天界、` et:また、そして、nunc :今、現在、si:もし~なら、たとえ~でも、audiendo:聞くことで、audiveritis:聞いた、(二人称複数完了)vocem:声、言葉、言語、Meam':私の、significat:意味する、receptionem:受け入れ、受容、veri::真理、` et:また、そして、custodiveritis:守った、遵守した、(三人称複数未来完了、接続法三人称複数完了)foedus:約束、契約、Meum':私の、significat:意味する、sic:そのように、こうして、vitam:生命、in:~の中、~において、bono:善、et:~と、および、inde:それ故、そこから、conjunctionem::連結、結合、` et:また、同時に、eritis:ある、(二人称複数未来)Mihi:私に、:特別な所有物、占有物、私財、ab:~から、~により、omnibus:凡ての、全体の、populis':人々、民、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、tunc:その時、やがて、Divinum:神的な、Verum:真理、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、prae:~よりも、~と比較して、aliis::他のもの、異なった、` quia:なぜなら、ので、Mihi:私に、omnis:凡ての、全体の、terra':地、地上、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、omnis:凡ての、全体の、potestas:力、権限、Domino:主、in:~の中、~において、caelo:天界、et:~と、および、in:~の中、~において、terra::地、地上、` et:また、そして、vos:あなた達、eritis:ある、(二人称複数未来)Mihi:私に、regnum:王国、sacerdotum':祭司、祭司職、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、tunc:その時、やがて、bonum:善、veri:真理、apud:~のもとに、~において、illos::彼らを、` et:また、そして、gens:民族、異邦人、sancta':神聖な、聖なる、significat:意味する、sic:そのように、こうして、regnum:王国、spirituale::霊的な、`haec:これらは、verba:言葉、語、こと、quae:それらは、そのことらは、loqueris:話す、(二人称単数未来dep)ad:~に、~へ、filios:息子達、子孫達、Israelis':イスラエル、significat:意味する、influxum:流入、影響、ad:~のために、~へ、recipiendum:受け入れることへ、vera:諸々の真理、in:~の中、~において、bono::善、` et:また、そして、venit:来た、行った、Moscheh,:モーセ、et:また、そして、vocavit:呼んだ、seniores:長老達、populi':人々、民、significat:意味する、electionem:選択、選び、illorum:彼らの、それらの、qui:その者達、primario:主要な、卓越した、第一級の、第一位の、in:~の中、~において、intelligentia:理解、知性、veri::真理、` et:また、同時に、posuit:置いた、明示した、coram:~の面前で、目の前で、illis:彼らに、omnia:凡ての、全体の、verba:言葉、語、illa':それらは、significat:意味する、propositionem:提示、述べること、陳述、cum:~と一緒に、~によって、influxu::流入、影響、` quae:それらは、そのことらは、praecepit:命じた、illi:彼に、Jehovah':エホバ、significat:意味する、ex:~から、~により、Divino::神的な、` et:また、そして、responderunt:答えた、報いた、omnis:凡ての、全体の、populus':人々、民、significat:意味する、receptionem::受け入れ、受容、` et:また、そして、dixerunt,:言った、Omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、locutus:話した、Jehovah':エホバ、faciemus':行なうであろう、為すであろう、(一人称複数未来)significat:意味する、secundum:~に従って、~に沿って、influxum:流入、影響、a:~から、~により、Divino::神的な、retulit:話した、語った、述べた、神的な、` et:また、そして、retulit:話した、語った、述べた、Moscheh:モーセ、verba:言葉、語、populi:人々、民、ad:~に、~へ、Jehovam':エホバ、significat:意味する、correspondentiam:相応、et:~と、および、conjunctionem.:連結、結合、

8759.三~八節、「そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた。あなたはヤコブの家にこのように言うことで言い、またイスラエルの子孫達に伝えなければならない。
あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見、また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せ私の許に連れて来た。
そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら、また私の契約を守るなら、同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう。なぜなら、凡ての地は私のものであるからである。
そして、あなた達は私に祭司の王国と神聖な民族となるであろう。これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない。
そして、モーセは行き、また民の長老達を呼び、同時にエホバが彼に命じた凡ての言葉を彼らの目の前に明示した。
そして、凡ての民は同時に答え、また言った。エホバが話された凡てのことを行うであろう。そしてモーセは民の言葉をエホバに話した。」
「そして、モーセは神に向かって登った」は、天界の下の神的なものからの真理がそれ自身を天界の中の神的な真理と連結しているを意味し、「またエホバは山から彼に向かって呼ばれた」は、天界の中の神的な善とそこの神的な真理との結合を意味し、「あなたはヤコブの家にこのように(言うことで)言い、またイスラエルの子孫達に伝えなければならない」は、外なる霊的な教会からの者達と内なる霊的な教会からの者達の救いを意味し、「あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見た」は、害した悪い者達に生じた凡てのことの想起を意味し、「また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せた」は、またそのように真理によって天的な光へ上げられたことを意味し、「あなた達を私の許に連れて来た」は、そのように天界の中の愛の善へ(連れて来たを)意味し、「そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら」は、真理の受容を意味し、「また私の契約を守るなら」は善の中の生命とそこからの連結を意味し、「同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう」は、その時、彼らの許の神的な真理は他の者達よりも(多くあるであろう)を意味し、「なぜなら、凡ての地は私のものであるからである」は、天界と地上において凡ての権限が主にあることを意味し、「そして、あなた達は私に祭司の王国となるであろう」は、その時、真理の善が彼らの許にあることを意味し、「神聖な民族」はそのように霊的な王国を意味し、「これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない」は、善の中の真理を受け入れるための流入を意味し、「そして、モーセは行き、また民の長老達を呼んだ」は、真理の理解の中の主要なものに居る者達の選択を意味し、「同時にその凡ての言葉を彼らの目の前に明示した」は、流入による提示を意味し、「エホバが彼に命じた」は神的なものから(の命令)を意味し、「そして、凡ての民は(同時に)答えた」は、受容を意味し、「また言った。エホバが話された凡てのことを行うであろう」は、神的なものからの流入に従って(行うであろう)を意味し、「そしてモーセは民の言葉をエホバに話した」は、相応と連結を意味する。

19-8754~8758意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8754~8758意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8754.その中に真理が植え付けられなければならない善についてここで簡潔に言われなければならない。その善は「シナイの砂漠」によって意味されている。再生される人間が最初に主により真理を通して導かれること、またその後、善を通して導かれることは7923, 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番に認められよう。再生される人間が善に行くこと、即ちそれを知り、またその後、それを欲すること、また最後にそれを行うことが出来るために真理によって導かれる。しかし真理によって善に導かれる時、彼が最初に行く善にはまだ信仰の真理は植え付けられていない。なぜなら、真理は人間が善の中に居る時を除いて前以て植え付けられることが出来なからである。無論、記憶の中にあるので前以て知られるが、しかしその時、善の中にはなく善の外にある。その後、人間が新しい生命を受け取る時、(それを人間は善の中に居る時に初めて受ける。)信仰の真理が植え付けられ、また内なる人間の中へ言わば結婚のように善と一緒に入る。その善に信仰の真理はまだ植え付けられていないが、それでもなお、受け入れられることが出来るために配置されたものであり、それがここの「シナイの砂漠」によって意味されている。シナイの砂漠は基督教の善を除いて他の善は意味されていない。

8755.「そして、レフィディムから旅立った」が、前の状態からの生命の継続的なものを意味することは、「旅立つこと」の意味が生命の継続的なものであることから知られよう。そのことについては4375, 4554, 4585, 5996, 8181, 8345, 8397, 8557番に示された。また「レフィディム」の意味が真理に関する試練の状態の性質であることから知られよう。そのことについては8561番に示された。従って前の状態の性質である。そのことについては直ぐ上の8754番に示された。なぜなら、前の状態において霊的な教会の人間が試練を受けるからである。それ故に、その状態から直ぐ後に「レフィディムから旅立つこと」によって意味される生命の継続的なものがある。

8756.「またシナイの砂漠に来た」が、それに真理が植え付けられなければならない善の状態を意味することは、上の8753番から知られよう。そこで同様な言葉とその善の性質について言われている。8754番を参照、

8757.「そして砂漠に宿営した」が、その中の配置を意味することは、「宿営すること」の意味が生命の真理と善の配置であることから知られよう。そのことについては8103番の終わりに示された。従って配置でもまたある。また「砂漠」の意味がその中にまだ信仰の真理がない善の状態であることから知られよう。そのことについては上の8753番に示された。

8758.「また山の近くにイスラエルは宿営した」が、天的な神的な善からの霊的な教会からの者達の許の配置を意味することは「宿営すること」の意味が上の8757番のように配置であることから、また「イスラエル」の表象が霊的な教会からの者達であることから知られよう。そのことについてもまた上の8751番に示された。また「山」の意味が天的な愛の善であることから知られよう。そのことについては4210, 6435, 8327番に示された。
天的な神的な善によって天界の中の神的な善が意味される。なぜなら、神的な善はそれ自身に関して天界の遥か上部にあるからである。

19-8754~8758原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8754~8758原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8754. Paucis hic dicetur de bono in quo vera implantanda sunt, quod hic significatur per `desertum Sinai'; quod homo qui regeneratur primum ducatur per verum a Domino, et postea per bonum, videatur n. (x)7923, 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701; per verum ducitur homo qui regeneratur, ob causam ut possit venire ad bonum, hoc est, scire illud, ac dein velle illud, et demum agere illud; sed cum per verum ducitur ad bonum, primum venit ad bonum cui nondum {1}vera fidei implantata sunt, nam vera non prius implantari possunt quam cum in bono est; prius quidem sciuntur quia in memoria sunt, sed tunc non in bono sunt sed extra bonum; postea cum homo novam vitam {2}accipit, quam tunc primum accipit cum in bono est, tunc {3} implantantur vera fidei, ac in interno homine ineunt cum bono quasi conjugium; hoc bonum cui nondum implantata sunt vera fidei, sed usque dispositum ut recipi possint, intelligitur hic per `desertum Sinai.' {4}Non aliud bonum intelligitur quam bonum Christianum, de quo videatur n. 8635-8638.

8754. Paucis:簡潔に、手短に、僅かな言葉で、hic:ここに、この場に、dicetur:言われる、(三人称単数未来受動)de:~について、bono:善、in:~の中、~において、quo:それから、そのことから、vera:諸々の真理、implantanda:植え付けられるべき、(未来受動分詞)sunt,:ある、quod:こと、それ、そのこと、hic:これは、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、` desertum:砂漠、荒野、Sinai';:シナイ、quod:こと、それ、そのこと、 homo:人間、qui:その者達、regeneratur:再生される、primum:先ず、初めて、最初に、ducatur:導かれる、per:~を通して、~によって、verum:真理、a:~から、~により、Domino,:主、et:また、そして、postea:その後、次に、続いて、per:~を通して、~によって、bonum,:善、videatur:見られる、認められる、n.:番号、(x)7923, 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701;per:~を通して、~によって、verum:真理、ducitur:導かれる、homo:人間、qui:その者、regeneratur,:再生される、ob:~に対して、~のために、causam:原因、理由、ut:~のために、こと、~するように、possit:出来る、可能である、venire:来ること、行くこと、ad:~に、~へ、bonum,:善、hoc est,:即ち、scire:知ること、illud,:それを、ac:また、なお加えて、dein:次いで、その後、velle:欲すること、illud,:それを、et:また、そして、demum:最後に、ついに、最終的に、agere:行うこと、illud;:それを、sed:しかし、cum:その時、その場合、per:~を通して、~によって、verum:真理、ducitur:導かれる、ad:~に、~へ、bonum,:善、primum:先ず、初めて、最初に、第一の、最初の、venit:来た、行った、来る、行く、ad:~に、~へ、bonum:善、cui:それに、nondum:まだ~ない、{1} vera:諸々の真理、fidei:信仰、implantata sunt,:植え付けられた、nam:なぜなら、というのも、vera:諸々の真理、non:否、prius:以前に、前に、前以て、implantari:植え付けられること、possunt:出来る、可能である、quam:~を除いて、~の外は、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、bono:善、est;:ある、prius:以前に、前に、前以て、quidem:確かに、無論、実に、sciuntur:知られる、quia:なぜなら、ので、in:~の中、~において、memoria:記憶、記憶力、sunt,:ある、sed:しかし、tunc:その時、やがて、non:否、in:~の中、~において、bono:善、sunt:ある、sed:しかし、extra:外部で、外で、外的に、bonum;:善、postea:その後、次に、続いて、cum:その時、その場合、homo:人間、novam vitam:新しい生命、{2}accipit,:受け取る、得る、quam:それを、tunc:その時、やがて、primum:先ず、初めて、最初に、accipit:受ける、取る、得る、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、bono:善、est,:ある、tunc:その時、やがて、{3} implantantur:植え付けられる、vera:諸々の真理、fidei,:信仰、ac:また、なお加えて、in:~の中、~において、interno:内部の、内なる、homine:人間、ineunt:入る、踏み込む、cum:~と一緒に、~と、bono:善、quasi:言わば、あたかも~のように、conjugium;:結婚、結合、hoc:これは、bonum:善、cui nondum:まだ~ない、implantata sunt:植え付けられた、vera:諸々の真理、fidei,:信仰、sed:しかし、usque:それでもなお、やはり、dispositum:配置された、管理された、処理された、ut:~のために、こと、~するように、recipi:受け入れられること、possint,:出来る、可能である、intelligitur:意味される、hic:ここに、この場に、per:~を通して、~によって、` desertum:砂漠、荒野、Sinai.':シナイ、
{4 hic:これは、}Non:否、aliud:他のもの、異なった、bonum:善、intelligitur:意味される、quam:~を除いて、~の外は、bonum:善、Christianum,:基督教、基督教徒、de:~について、quo:それから、そのことから、videatur:見られる、認められる、n.:番号、8635-8638.

8754.その中に真理が植え付けられなければならない善についてここで簡潔に言われなければならない。それ(その善)は「シナイの砂漠」によって意味されている。再生される人間が最初に主により真理を通して導かれること、またその後、善を通して導かれることは7923, 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番に認められよう。再生される人間が善に行くこと、即ちそれを知り、またその後、それを欲すること、また最後にそれを行うことが出来るために真理によって導かれる。しかし真理によって善に導かれる時、彼が最初に行く善にはまだ信仰の真理は植え付けられていない。なぜなら、真理は彼(人間)が善の中に居る時を除いて前以て植え付けられることが出来なからである。無論、記憶の中にあるので前以て知られるが、しかしその時、善の中にはなく善の外にある。その後、人間が新しい生命を受け取る時、(それを彼(人間)は善の中に居る時に初めて受ける。)信仰の真理が植え付けられ、また内なる人間の中へ言わば結婚のように善と一緒に入る。その善に信仰の真理はまだ植え付けられていないが、それでもなお、受け入れられることが出来るために配置されたものであり、それがここの「シナイの砂漠」によって意味されている。それ(シナイの砂漠)は基督教の善を除いて他の善は意味されていない。

8755. `Et profecti sunt e Rephidim': quod significet continuum vitae a priore statu, constat ex significatione `proficisci' quod sit continuum vitae, de qua n. 4375, 4554, 4585, 5996, 8181, 8345, 8397, 8557, et ex significatione `Rephidim' quod sit quale status tentationis quoad verum, de qua n. 8561, ita est quale status prioris, de {1}quo mox supra n. 8754, nam in statu priore homo Ecclesiae spiritualis tentationes subit; quare ab hoc statu est continuum vitae quod significatur per `proficisci e Rephidim.'

8755. `Et:また、そして、profecti sunt:出発した、旅立った、e:~から、~により、Rephidim'::レフィディム、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、continuum:連続的な、継続的な、vitae:生命、a:~から、~により、priore:より前の、より先の、先在する、statu,:状態、性質、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`proficisci':出発すること、旅立つこと、(不定法dep)quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、continuum:連続的な、継続的な、vitae,:生命、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、4375, 4554, 4585, 5996, 8181, 8345, 8397, 8557, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`Rephidim':レフィディム、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、quale:どのような、性質、~のような、status:状態、性質、tentationis:誘惑、試練、quoad:~に関して、~に関する限り、verum,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、8561, ita:このように、従って、est:ある、quale:どのような、性質、~のような、status:状態、性質、prioris, :より前の、より先の、先在する、de:~について、{1}quo:それから、そのことから、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、supra:上に、上部に、n.:番号、8754, nam:なぜなら、というのも、in:~の中、~において、statu:状態、性質、priore:より前の、より先の、先在する、homo:人間、Ecclesiae spiritualis:霊的な教会、tentationes:誘惑、試練、subit;:受ける、現れる、生じる、quare:それ故に、なぜ、ab:~から、~により、hoc:これから、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、est:ある、continuum:連続的な、継続的な、vitae:生命、quod:こと、それ、そのこと、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、`proficisci:出発すること、旅立つこと、(不定法dep)e:~から、~により、Rephidim.':レフィディム、

8755.「そして、レフィディムから旅立った」が、前の状態からの生命の継続的なものを意味することは、「旅立つこと」の意味が生命の継続的なものであることから知られよう。そのことについては4375, 4554, 4585, 5996, 8181, 8345, 8397, 8557番(に示された)。また「レフィディム」の意味が真理に関する試練の状態の性質であることから知られよう。そのことについては8561番(に示された)。従って前の状態の性質である。そのことについては直ぐ上の8754番(に示された)。なぜなら、前の状態において霊的な教会の人間が試練を受けるからである。それ故に、それ(その状態)から直ぐ後に「レフィディムから旅立つこと」によって意味される生命の継続的なものがある。

8756. `Et venerunt desertum Sinai': quod significet ad statum boni cum implantanda vera, constat ex illis supra n. 8753, ubi similia verba; et de quali boni illius, n. 8754.

8756. `Et:また、そして、venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai'::シナイ、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、ad:~に、~へ、statum:状態、性質、boni:善、cui:それに、implantanda:植え付けられるべき、(未来受動分詞)vera,:諸々の真理、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、illis:それらから、supra:上に、上部に、n.:番号、8753, ubi:そこで、その場所、similia:同様な、同じ、verba;:言葉、語、et:~と、および、de:~について、quali:どのような、性質、~のような、boni:善、illius,:それの、彼の、n.:番号、8754.

8756.「またシナイの砂漠に来た」が、それに真理が植え付けられなければならない善の状態を意味することは、上の8753番から知られよう。そこで同様な言葉とその善の性質について言われている。8754番(を参照)、

8757. `Et (x)castrametati in deserto': quod significet dispositionem in illo, constat ex significatione `castrametari' quod sit ordinatio veri et boni quae sunt vitae, de qua n. 8103 fin., ita quoque dispositio, et ex significatione `deserti' quod sit status boni in quo nondum vera fidei, de qua supra n. 8753.

8757. `Et:また、そして、(x)castrametati:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)in:~の中へ、~に、deserto'::砂漠、荒野、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、dispositionem:配置、管理、処理、配列、in:~の中、~において、illo,:それから、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`castrametari':野営すること、宿営すること、陣を張ること、(dep)quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、ordinatio:配列、配置、秩序付け、veri:真理、et:~と、および、boni:善、quae:それらは、sunt:ある、vitae,:生命、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、8103 fin.,:終わり、ita:このように、従って、quoque:~もまた、同じく、同様に、dispositio,:配置、管理、処理、配列、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`deserti':砂漠、荒野、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、status:状態、性質、boni:善、in:~の中、~において、quo:それから、そのことから、nondum:まだ~ない、vera:諸々の真理、fidei,:信仰、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、8753.

8757.「そして砂漠に宿営した」が、その中の配置を意味することは、「宿営すること」の意味が生命の真理と善の配置であることから知られよう。そのことについては8103番の終わり(に示された)。従って配置でもまたある。また「砂漠」の意味がその中にまだ信仰の真理がない善の状態であることから知られよう。そのことについては上の8753番(に示された)。

8758. `Et castrametatus Israel juxta montem': quod significet dispositionem apud illos qui ab Ecclesia spirituali a bono Divino caelesti, constat ex significatione `castrametari' quod sit dispositio, ut supra n. 8757, ex repraesentatione `Israelis' quod sint qui ab Ecclesia spirituali, de qua etiam supra n. 8751, et ex significatione `montis' quod sit bonum amoris caelestis, de qua n. 4210, 6435, 8327. Per bonum Divinum caeleste intelligitur bonum Divinum in caelo, nam bonum Divinum, in se, est longe supra caelum.

8758. `Et:また、そして、castrametatus:野営した、宿営した、陣を張った、Israel:イスラエル、juxta:~の近くに、~の側に、montem'::山、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、dispositionem:配置、管理、処理、配列、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、a:~から、~により、bono:善、Divino:神的な、caelesti,:天的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`castrametari':野営すること、宿営すること、陣を張ること、(dep)quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、dispositio,:配置、管理、処理、配列、ut:~のように、~として、supra:上に、上部に、n.:番号、8757, ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Israelis':イスラエル、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、de:~について、qua:それから、そのことから、etiam:~もまた、更に、supra:上に、上部に、n.:番号、8751, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`montis':山、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、bonum:善、amoris:愛、caelestis,:天的な、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、4210, 6435, 8327. 
Per:~を通して、~によって、bonum:善、Divinum:神的な、caeleste:天的な、intelligitur:意味されるbonum:善、Divinum:神的な、in:~の中、~において、caelo,:天界、nam:なぜなら、というのも、bonum:善、Divinum,:神的な、in:~の中、~に関して、se,:それ自身、est:ある、longe:遥かに、遠くに、彼方に、supra:上に、上部に、caelum.:天界、

8758.「また山の近くにイスラエルは宿営した」が、天的な神的な善からの霊的な教会からの者達の許の配置を意味することは「宿営すること」の意味が上の8757番のように配置であることから、また「イスラエル」の表象が霊的な教会からの者達であることから知られよう。そのことについてもまた上の8751番(に示された)。また「山」の意味が天的な愛の善であることから知られよう。そのことについては4210, 6435, 8327番(に示された)。
天的な神的な善によって天界の中の神的な善が意味される。なぜなら、神的な善はそれ自身に関して天界の遥か上部にあるからである。

19-8751~8753意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8751~8753意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8751.「イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て行くことに関して」が、霊的な教会からの者達が攻撃から解放された後を意味することは、「出て行くこと」の意味が解放されることであることから、また「イスラエルの子孫達」の表象が霊的な教会からの者達であることから知られよう。そのことについては6426, 6637, 6868, 7035, 7062, 7198, 7201, 7215, 7223番に示された。また「エジプトの地」の意味が攻撃する者達であることから知られよう。そのことについては7474番に示された。また霊的な教会からの者達が主のこの世への降臨まで低い地に引き留められて、また主により解放されたことは6854, 6914, 7035, 7091, 7474, 7878, 7932, 8018, 8054, 8099番を参照、

8752.「この日に」がその時を意味することは、「その日」の意味がその時であることから知られよう。というのは、「日」によって状態が意味されるからである。23, 487, 488, 493, 2788, 7680番を参照、それ故に「その日」はその時である状態の完結の時である。

8753.「シナイの砂漠に来た」が、その中に信仰の真理が植え付けられなければならない善の状態を意味することは、「シナイの砂漠」の意味がその中に信仰の真理が植え付けられなければならない善の状態を意味することであることから知られよう。ここの「砂漠」はまだ真理が植え付けられていない善であり、また「シナイ」は真理そのものである。というのは、砂漠(荒野)は多くのことを意味するが、3900番を参照、一般的には誰も住まない所と何も耕されていな所を意味するからである。2708番を参照、従って霊的な意味においてまだ真理がない善である。というのは、善は真理なしには耕されていないからである。それ故、「砂漠」はまだ信仰の真理によって形成されていない新しい意志のものを意味する。8457番を参照、
[2]「シナイ山」については、それは最高の意味で神的な善からの神的な真理である。「山」は神的な善であり、「シナイ」は神的な真理である。内意において善からの信仰の真理であり、ここでは善に植え付けられなければならない信仰の真理である。なぜなら、律法はまだそれから布告されていなかったからである。「シナイ山」がそれらを意味することは律法はそこから主により布告されたからであり、また律法は神的な善からの神的な真理であるからであり、また善からの信仰の真理でもまたあるからである。6752, 7463, 8695番を参照、それ故、「イスラエルの子孫達がその山の近くの砂漠に宿営した」ことは、狭い意味での律法である十戒がそこから布告されただけでなく、更にその中に包含した教会の凡ての法令もまた布告されたからである。なぜなら、それらが主の霊的な王国と天的な王国の真理と善を表象したからである。そこから律法が布告されたことは後に続く第二十章から知られよう。更にそれが教会の法令でもあることは出埃及記、第21章以下、レビ記、7.37, 38、27.34、から知られよう。「シナイ山」によって同じことがダビデの書において意味されている。
「神よ、あなたがあなたの民の前に出て行かれた時、あなたが砂漠を進まれた時、地は震え、更に諸天もまた神の前にイスラエルの神の前にしたたりを落とした。あなたは慈雨がしたたり落ちることを為される、神よ、」詩篇、68. 8- 10、ここの「シナイ」は善からの真理として記述されている。なぜなら、それが「神の前で諸天がしたたりを落とした」によって意味されているからであり、また「神が慈雨をしたたり落とした」によって意味されているからである。
[3]士師記の書において、
「エホバよ、あなたがセイルから出た時、あなたがエドムの野から出て行った時、地が震え、更に天もしたたり、更に雲も水をしたたり落とした。エホバの前で山々も、シナイそのものもエホバの前で倒れた。アナテの息子シャムガルの日々に、ヤエルの日々に道は行き止まり、小道を行っている者達は曲がった道を行った。イスラエルの通りは行き止まった。それらはデボラである私が立ち上がるまでイスラエルにおいて母が立ち上がるまで行き止まった。」5.4- 7、ここでもまた「シナイ」は神的な善からの律法、或いは神的な真理として記述されている。それらによりその善に信仰の真理が植え付けられた。それらもまた「天のしたたり、また雲の水のしたたり」によって意味されている。信仰の真理が無くなったこと、また歪められたことは「道が行き止まったと小道を行っている者達が曲がった道を行ったことによって意味されている。「道、小道、通り」が真理であることは、627, 2333, 3123, 3477番に認められよう。なぜなら、デボラとバラクのその預言的な歌の中に教会の真理の曲解とその償いについて述べられているからである。
[4]モーセの書において、
「エホバはシナイから来られ、セイルから彼らに現われ、パランの山から輝き出て、同時に敬虔な数万の者に来られた。エホバ御自身の右手から律法の火が彼らに現われた。」申命記、33.2、ここではヤコブの子孫達がモーセにより彼の死の前に祝福されており、その祝福の預言がエホバはシナイから、またシナイを通して来られたによって始まっている。ここの「シナイ」によって複合体の中の信仰の真理が意味されている。そのように始まっているのは「ヤコブの子孫達」によって信仰の凡ての真理と善が意味されているからである。3858, 3862, 3926, 3939, 6335番を参照、同様に「イスラエルの子孫達」によって意味されている。5414, 5879, 5951番を参照、

19-8753原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8753原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8753. `Venerunt desertum Sinai': quod significet statum boni in quo vera fidei implantanda, constat ex significatione `deserti Sinai' quod sit status boni in quo implantanda sunt vera fidei; `desertum' hic est bonum cui nondum vera implantata sunt, et `Sinai' sunt ipsa vera; desertum enim {1}plura significat, n. (x)3900, in genere {2}inhabitatum et inexcultum, (m)n. 2708,(n) ita in spirituali sensu {3}bonum in quo nondum vera, nam bonum absque veris est spiritualiter inexcultum; inde `desertum' {4} significat novum voluntarium quod nondum per vera fidei formatum {5}, n. 8457.
2 Quod `montem Sinai' attinet, significat (c)ille in supremo sensu Divinum Verum ex Divino Bono, `mons' Divinum Bonum, et `Sinai' Divinum Verum; in sensu interno verum fidei ex bono, hic verum fidei implantandum bono, quia nondum Lex ex eo promulgata est; quod `mons Sinai' illa significet, est quia Lex inde a Domino promulgata est, et Lex est Divinum Verum ex Divino Bono, et quoque est verum fidei a bono, n. (x)6752, 7463, 8695; inde {6}erat quod filii Israelis {7} castrametarentur in deserto juxta montem illum, nam ex illo non {8}solum promulgabantur decem praecepta, quae sunt Lex in stricto sensu, sed etiam omnia statuta Ecclesiae, quae in se continebant, quia repraesentabant, vera et bona spiritualia et caelestia regni Domini; quod Lex inde promulgata sit, constat ex capite xx sequente, quod etiam statuta Ecclesiae, {9}Exod. xxi seqq.; Lev. vii 37, 38, xxvii 34; idem per `Sinai' significatur apud Davidem,
Deus, cum Tu exires coram populo Tuo, cum incederes Tu in deserto, terra contremuit, etiam caeli stillarunt coram Deo; hic Sinai coram Deo, Deo Israelis; pluviam benevolentiarum stillare facis, Deus, Ps. lxviii 8-10 [A.V. 7-9];
hic `Sinai' pro vero quod ex bono, nam {10}haec significantur per quod `caeli stillarunt coram Deo,' et quod `Deus stillaverit pluviam benevolentiarum': in libro Judicum, 3
Jehovah, quando exivisti e Seir, quando egressus es ex agro Edomi, terra contremuit, etiam caeli stillarunt, etiam nubes stillarunt aquas; montes defluxerunt coram Jehovah, ipse Sinai coram Jehovah Deo Israelis; in diebus Schamgaris filii Anathi, in diebus Jaelis, cessarunt viae, et euntes semitas iverunt vias tortuosas, cessarunt vici in Israel; cessarunt donec surrexi Debora, donec surrexi mater in Israel, v 4-7;
hic quoque `Sinai' pro Lege seu Divino Vero ex Divino Bono, ex quibus vera fidei implantata bono ejus, quae quoque {11}significantur per `caeli stillarunt, et nubes stillarunt aquas'; quod vera fidei defecerint, et perversa sint, significatur per `cessarunt viae, et euntes semitas iverunt vias tortuosas'; {12} quod `viae,' `semitae,' `vici' sint vera, videatur n. 627, 2333, 3123, 3477; nam in cantico illo prophetico, quod est Deborae et Baraki, agitur de perversione veri Ecclesiae, et de restitutione ejus: apud Moschen, 4
Jehovah de Sinai venit, exortus est de Seir illis, exsplenduit de monte Paran, et venit ex myriadibus sanctitatis, a dextra Ipsius ignis legis illis, Deut. xxxiii 2;
benedicuntur ibi {13} filii Jacobi a Mosche ante mortem ejus, qui propheticum benedictionis suae exorditur per Jehovah {14}de Sinai venit, {15}et per `Sinai' ibi significantur vera fidei in complexu; quod ita exordiatur, est quia per `filios Jacobi' {16} omnia vera et bona fidei significantur, n. (x)3858, 3862, 3926, 3939, 6335, similiter per `filios Israelis,' n. 5414, 5951, 5879.

8753. `Venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai'::シナイ、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、statum:状態、性質、boni:善、in:~の中、~において、quo:それから、そのことから、vera:諸々の真理、fidei:信仰、implantanda,:植え付けられるべき、(未来受動分詞)constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`deserti:砂漠、荒野、Sinai':シナイ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、status:状態、性質、boni:善、in:~の中、~において、quo:それから、そのことから、implantanda:植え付けられるべき、(未来受動分詞)sunt:ある、vera:諸々の真理、fidei;:信仰、`desertum':砂漠、荒野、hic:ここに、この場に、est:ある、bonum:善、cui:それは、nondum:まだ~ない、vera:諸々の真理、implantata sunt,:植え付けられた、et:また、そして、`Sinai':シナイ、sunt:ある、ipsa:そのもの、それ自身、vera;:諸々の真理、desertum:砂漠、荒野、enim:なぜならば、~というのは、{1}plura:より多くの、多数の、significat,:意味する、n.:番号、(x)3900, in genere:一般的に、全般的に、{2}inhabitatum:住まない、居住しない、et:~と、および、inexcultum,:耕されていない、未耕作の、(m) n.:番号、2708,(n) ita:このように、従って、in:~の中、~において、spirituali sensu:霊的な意味、{3} bonum:善、in:~の中、~において、quo:それから、そのことから、nondum:まだ~ない、vera,:諸々の真理、nam:なぜなら、というのも、bonum:善、absque:~なしに、~を除いて、veris:諸々の真理、est:ある、spiritualiter:霊的に、inexcultum;:耕されていない、未耕作の、inde:それ故、そこから、`desertum':砂漠、荒野、{4} significat:意味する、novum:新しい、voluntarium:意志の、quod:こと、それ、そのこと、nondum:まだ~ない、per:~を通して、~によって、vera:諸々の真理、fidei:信仰、formatum:形成された、形作られた、{5}, n.:番号、8457.
[2] Quod:quod~attinet、~については、~に関しては、`montem:山、Sinai':シナイ、attinet, significat:意味する、(c)ille:それは、in:~の中、~において、supremo sensu:最高の意味、Divinum:神的な、Verum:真理、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、`mons':山、Divinum:神的な、Bonum,:善、et:また、そして、`Sinai':シナイ、Divinum:神的な、Verum;:真理、in:~の中、~において、sensu interno:内意、verum:真理、fidei:信仰、ex:~から、~により、bono,:善、hic:ここに、この場に、verum:真理、fidei:信仰、implantandum:植え付けられるべき、(未来受動分詞)bono,:善、quia:なぜなら、ので、nondum:まだ~ない、Lex:法律、律法、ex:~から、~により、eo:それから、promulgata est;:布告された、公布された、quod:こと、それ、そのこと、`mons:山、Sinai':シナイ、illa:それらを、significet,:意味する、est:ある、quia:なぜなら、ので、Lex:法律、律法、inde:それ故、そこから、a:~から、~により、Domino:主、promulgata est,:布告された、公布された、et:また、そして、Lex:法律、律法、est:ある、Divinum:神的な、Verum:真理、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、est:ある、verum:真理、fidei:信仰、a:~から、~により、bono,:善、n.:番号、(x)6752, 7463, 8695; inde:それ故、そこから、{6}erat:あった、quod:こと、それ、そのこと、filii:息子達、子孫達、Israelis:イスラエル、{7} castrametarentur:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)in:~の中、~において、deserto:砂漠、荒野、juxta:接して、すぐ近くに、~の側に、montem:山、illum,:それを、nam:なぜなら、というのも、ex:~から、~により、illo:それから、non:否、{8}solum:だけ、のみ、promulgabantur:布告された、公布された、発布された、decem:10、praecepta,:教え、戒め、quae:それらは、sunt:ある、Lex:法律、律法、in:~の中、~において、stricto:狭い、細い、sensu,:意味、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、omnia:凡ての、全体の、statuta:法令、法律、布告、定め、Ecclesiae,:教会、quae:それらは、in:~の中、~において、se:それら自身を、continebant,:包含した、含んだ、quia:なぜなら、ので、repraesentabant,:象徴した、表象した、vera:諸々の真理、et:~と、および、bona:諸々の善、spiritualia:霊的な、et:~と、および、caelestia:天的な、regni:王国、Domini;:主、quod:こと、それ、そのこと、Lex:法律、律法、inde:それ故、そこから、promulgata sit,:布告された、公布された、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、capite:章、xx sequente,:後に続く、次の、quod:こと、それ、そのこと、etiam:~もまた、更に、statuta:法令、法律、布告、定め、Ecclesiae,:教会、{9} Exod.:出埃及記、xxi seqq.; Lev.:レビ、vii 37, 38, xxvii 34; idem:同じ、同様のもの、per:~を通して、~によって、`Sinai':シナイ、significatur:意味される、apud:~のもとに、~において、Davidem,:ダビデ、
Deus,:神、(呼格)cum:その時、その場合、Tu:あなたは、exires:出た、出て行った、(接続法二人称単数未完了)coram:~の面前で、目の前で、populo:人々、民、Tuo,:あなたの、cum:その時、その場合、incederes:歩く、進む、(接続法二人称単数未完了)Tu:あなたは、in:~の中、~において、deserto,:砂漠、荒野、terra:地、地上、contremuit,:震えた、動揺した、ぐらついた、etiam:~もまた、更に、caeli:諸天、stillarunt:したたった、したたり落ちた、雨が降った、coram:~の面前で、目の前で、Deo;:神、hic:ここに、この場に、Sinai:シナイ、coram:~の面前で、目の前で、Deo,:神、Deo:神、Israelis;:イスラエル、pluviam:雨、降雨、benevolentiarum:好意、慈悲、stillare:したたること、したたり落ちること、雨が降ること、facis,:行なう、為す、(二人称単数現在)Deus,:神、Ps.:詩篇、lxviii 8-10 [A.V. 7-9]; hic:ここに、この場に、`Sinai':シナイ、pro:~として、~のために、vero:真理、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、bono,:善、nam:なぜなら、というのも、{10}haec:これらは、significantur:意味される、per:~を通して、~によって、quod:それを、そのことを、`caeli:諸天、stillarunt:したたった、したたり落ちた、雨が降った、coram:~の面前で、目の前で、Deo,':神、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、` Deus:神、stillaverit:したたった、したたり落ちた、雨が降た、pluviam:雨、降雨、benevolentiarum'::好意、慈悲、
[3] in:~の中、~において、libro:書、本、Judicum,:士師記、
Jehovah,:エホバ、(呼格)quando:時に、~の時、exivisti:出た、(二人称単数完了)e:~から、~により、Seir,:セイル、quando:時に、~の時、egressus:出て来た、出て行った、(二人称単数完了受動)ex:~から、~により、agro:野、原、Edomi,:エドム、terra:地、地上、contremuit,:震えた、動揺した、etiam:~もまた、更に、caeli:天界、stillarunt,:したたった、したたり落ちた、雨が降った、etiam:~もまた、更に、nubes:雲、stillarunt:したたった、したたり落ちた、雨が降った、aquas;:水、montes:山、丘、defluxerunt,:流れ下った、倒れた、coram:~の面前で、目の前で、Jehovah,:エホバ、ipse:そのもの、それ自身、Sinai:シナイ、coram:~の面前で、目の前で、Jehovah:エホバ、Deo:神、Israelis;:イスラエル、in:~の中、~において、diebus:日々、Schamgaris:シャムガル、filii:息子、子孫、Anathi,:アナテ、in:~の中、~において、diebus:日々、Jaelis,:ヤエル、cessarunt:使わなかった、終わった、止まった、viae,:道、et:また、そして、euntes:行っている、進んでいる、semitas:小道、道、iverunt:行った、進んだ、成長した、(eoの三人称複数完了)vias:道、tortuosas,:曲がった、曲がりくねった、込み入った、cessarunt:使わなかった、終わった、止まった、vici:通り、街、村落、村、in:~の中、~において、Israel;:イスラエル、cessarunt:使わなかった、終わった、止まった、donec:~まで、~の限りは、~の間は、surrexi:起きあがった、立ち上がった、(一人称単数完了)Debora,:デボラ、donec:~まで、~の限りは、~の間は、surrexi:起きあがった、立ち上がった、(一人称単数完了)mater:母、in:~の中、~において、Israel,:イスラエル、v 4-7; hic:ここに、この場に、quoque:~もまた、同じく、同様に、`Sinai':シナイ、pro:~として、~のために、Lege:律法、法律、seu:即ち、或いは、Divino:神的な、Vero:真理、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、ex:~から、~により、quibus:それらから、そのことらから、vera:諸々の真理、fidei:信仰、implantata:植え付けられた、bono:善、ejus,:それの、彼の、quae:それらは、quoque:~もまた、同じく、同様に、{11} significantur:意味される、per:~を通して、~によって、`caeli:天、stillarunt, :したたった、したたり落ちた、雨が降った、et:また、そして、nubes:雲、stillarunt:したたった、したたり落ちた、雨が降った、aquas';:水、quod:こと、それ、そのこと、vera:諸々の真理、fidei:信仰、defecerint,:消えた、不足した、なくなった、et:また、そして、perversa sint,:歪められた、誤らされた、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、` cessarunt:使わなかった、終わった、止まった、viae,:道、et:また、そして、euntes:行っている、進んでいる、semitas:小道、道、iverunt:行った、進んだ、成長した、(eoの三人称複数完了)vias:道、tortuosas';:曲がった、曲がりくねった、込み入った、{12} quod:こと、それ、そのこと、`viae,':道、`semitae,':小道、道、`vici':通り、街、村落、村、sint:ある、vera,:諸々の真理、videatur:見られる、認められる、n.:番号、627, 2333, 3123, 3477; nam:なぜなら、というのも、in:~の中、~において、cantico:歌、詩、聖歌、雅歌、illo:それから、prophetico,:預言の、預言的な、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、Deborae:デボラ、et:~と、および、Baraki,:バラク、agitur:述べられる、取り扱われる、de:~について、perversione:転倒、曲解、悪用、veri:真理、Ecclesiae,:教会、et:また、そして、de:~について、restitutione:償い、賠償、ejus::それの、彼の、
[4]apud:~のもとに、~において、Moschen,:モーセ、
Jehovah:エホバ、de:~について、~から、Sinai:シナイ、venit,:来た、行った、exortus est:出現した、現れた、立ち上がった、de:~について、~から、Seir:セイル、illis,:彼らに、exsplenduit:輝き出る、目立つようになる、際立つようになる、de:~について、~から、monte:山、丘、Paran,:パラン、et:また、そして、venit:来た、行った、ex:~から、~に、myriadibus:数万、sanctitatis,:神聖さ、敬虔、a:~から、~により、dextra:右、右側、右手、Ipsius:御自身、ignis:火、炎、legis:律法、法律、illis,:彼らに、Deut.:申命記、xxxiii 2; 
Benedicuntur:祝福される、ibi:そこに、そこで、{13} filii:息子達、子孫達、Jacobi:ヤコブ、a:~から、~により、Mosche:モーセ、ante:前に、以前に、先に、mortem:死、ejus,:それの、彼の、qui:それは、propheticum:預言の、預言的な、benedictionis:祝福、suae:それ自身の、exorditur:始める、取りかかる、per:~を通して、~によって、Jehovah:エホバ、{14} de:~について、~から、Sinai:シナイ、venit,:来た、行った、{15} et:また、そして、per:~を通して、~によって、`Sinai':シナイ、ibi:そこに、そこで、significantur:意味される、vera:諸々の真理、fidei:信仰、in:~の中、~において、complexu;:複合物、複合体、quod:こと、それ、そのこと、ita:このように、従って、exordiatur,:始める、取りかかる、est:ある、quia:なぜなら、ので、per:~を通して、~によって、` filios:息子達、子孫達、Jacobi':ヤコブ、{16} omnia:凡ての、全体の、vera:諸々の真理、et:~と、および、bona:諸々の善、fidei:信仰、significantur,:意味される、n.:番号、(x)3858, 3862, 3926, 3939, 6335, similiter:同様に、似ている、per:~を通して、~によって、` filios:息子達、子孫達、Israelis,':イスラエル、n.:番号、5414, 5951, 5879.

8753.「シナイの砂漠に来た」が、その中に信仰の真理が植え付けられなければならない善の状態を意味することは、「シナイの砂漠」の意味がその中に信仰の真理が植え付けられなければならない善の状態を意味することであることから知られよう。ここの「砂漠」はまだ真理が植え付けられていない善であり、また「シナイ」は真理そのものである。というのは、砂漠(荒野)は多くのことを意味するが、3900番(を参照)、一般的には(誰も)住まない所と(何も)耕されていな所を意味するからである。2708番(を参照)、従って霊的な意味においてまだ真理がない善である。というのは、善は真理なしには耕されていないからである。それ故、「砂漠」はまだ信仰の真理によって形成されていない新しい意志のものを意味する。8457番(を参照)、
[2]「シナイ山」については、それは最高の意味で神的な善からの神的な真理である。「山」は神的な善であり、「シナイ」は神的な真理である。内意において善からの信仰の真理であり、ここでは善に植え付けられなければならない信仰の真理である。なぜなら、律法はまだそれから布告されていなかったからである。「シナイ山」がそれらを意味することは律法はそこから主により布告されたからであり、また律法は神的な善からの神的な真理であるからであり、また善からの信仰の真理でもまたあるからである。6752, 7463, 8695番(を参照)、それ故、「イスラエルの子孫達がその山の近くの砂漠に宿営した」ことは、狭い意味での律法である十戒がそこから布告されただけでなく、更にその中に包含した教会の凡ての法令もまた布告されたからである。なぜなら、それらが主の霊的な王国と天的な王国の真理と善を表象したからである。そこから律法が布告されたことは後に続く第二十章から知られよう。更にそれが教会の法令でもあることは出埃及記、第21章以下、レビ記、7.37, 38、27.34、から知られよう。「シナイ山」によって同じことがダビデの書において意味されている。
「神よ、あなたがあなたの民の前に出て行かれた時、あなたが砂漠を進まれた時、地は震え、更に諸天もまた神の前にイスラエルの神の前にしたたりを落とした。あなたは慈雨がしたたり落ちることを為される、神よ、」詩篇、68. 8- 10、ここの「シナイ」は善からの真理として(記述されている)。なぜなら、それが「神の前で諸天がしたたりを落とした」によって意味されているからであり、また「神が慈雨をしたたり落とした」によって意味されているからである。
[3]士師記の書において、
「エホバよ、あなたがセイルから出た時、あなたがエドムの野から出て行った時、地が震え、更に天もしたたり、更に雲も水をしたたり落とした。エホバの前で山々も、シナイそのものもエホバの前で倒れた。アナテの息子シャムガルの日々に、ヤエルの日々に道は行き止まり、小道を行っている者達は曲がった道を行った。イスラエルの通りは行き止まった。それらはデボラである私が立ち上がるまでイスラエルにおいて母が立ち上がるまで行き止まった。」5.4- 7、ここでもまた「シナイ」は神的な善からの律法、或いは神的な真理として(記述されている)。それらによりその善に信仰の真理が植え付けられた。それらもまた「天のしたたり、また雲の水のしたたり」によって意味されている。信仰の真理が無くなったこと、また歪められたことは「道が行き止まったと小道を行っている者達が曲がった道を行ったことによって意味されている。「道、小道、通り」が真理であることは、627, 2333, 3123, 3477番に認められよう。なぜなら、デボラとバラクのその預言的な歌の中に教会の真理の曲解とその償いについて述べられているからである。
[4]モーセの書において、
「エホバはシナイから来られ、セイルから彼らに現われ、パランの山から輝き出て、同時に敬虔な数万の者に来られた。エホバ御自身の右手から律法の火が彼らに現われた。」申命記、33.2、ここではヤコブの子孫達がモーセにより彼の死の前に祝福されており、その祝福の預言がエホバはシナイから、またシナイを通して来られたによって始まっている。ここの「シナイ」によって複合体の中の信仰の真理が意味されている。そのように始まっているのは「ヤコブの子孫達」によって信仰の凡ての真理と善が意味されているからである。3858, 3862, 3926, 3939, 6335番(を参照)、同様に「イスラエルの子孫達」によって意味されている。5414, 5879, 5951番(を参照)、

19-8751~8752原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8751~8752原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8751. `Ad exire filios Israelis e terra Aegypti': quod significet postquam liberati sunt {1}qui ab Ecclesia spirituali ab infestationibus, constat ex significatione `exire' quod sit liberari, ex repraesentatione `filiorum Israelis' quod sint qui ab Ecclesia spirituali, de qua n. 6426, 6637, {2} 6868, 7035, 7062, 7198, 7201, 7215, 7223, et ex significatione `terrae Aegypti' quod sint infestationes, de qua n. 7278; quid infestationes, videatur n. 7474; {3}et quod illi qui ab Ecclesia spirituali {4}usque ad Adventum Domini in mundum in terra (x)inferiore detenti fuerint, et liberati a Domino, n. 6854, 6914, 7035, 7091, 7474, 7878, 7932, 8018, 8054, 8099.

8751. `Ad:~に関して、~へ、exire:出ること、出て行くこと、filios:息子達、子孫達、Israelis:イスラエル、e:~から、~により、terra:地、地上、Aegypti'::エジプト、 quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、postquam:~の後、~した後で、liberati sunt:解放された、救い出された、{1} qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、ab:~から、~により、infestationibus,:悩ますこと、攻撃、襲撃、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`exire':出ること、出て行くこと、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、liberari,:自由にされること、解放されること、ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`filiorum:息子達、子孫達、Israelis':イスラエル、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、6426, 6637, {2} 6868, 7035, 7062, 7198, 7201, 7215, 7223, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`terrae:地、地上、Aegypti':エジプト、 quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、infestationes,:悩ますこと、攻撃、襲撃、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、7278; quid:何か?、どんな?、infestationes,:悩ますこと、攻撃、襲撃、videatur:見られる、認められる、n.:番号、7474; {3} et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、illi:彼らは、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、{4}usque ad:~に至るまで、Adventum:降臨、到来、到着、Domini:主、in:~の中へ、~に、mundum:(この)世、世界、in:~の中、~において、terra:地、地上、(x)inferiore:更に低い、更に下の、detenti:引き留められた、押し留められた、抑留された、fuerint:あった、et:また、そして、liberati:解放された、救い出された、a:~から、~により、Domino,:主、n.:番号、6854, 6914, 7035, 7091, 7474, 7878, 7932, 8018, 8054, 8099.

8751.「イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て行くことに関して」が、霊的な教会からの者達が攻撃から解放された後を意味することは、「出て行くこと」の意味が解放されることであることから、また「イスラエルの子孫達」の表象が霊的な教会からの者達であることから知られよう。そのことについては6426, 6637, 6868, 7035, 7062, 7198, 7201, 7215, 7223番(に示された)。また「エジプトの地」の意味が攻撃する者達であることから知られよう。そのことについては7474番(に示された)。また霊的な教会からの者達が主のこの世への降臨まで低い地に引き留められて、また主により解放されたことは6854, 6914, 7035, 7091, 7474, 7878, 7932, 8018, 8054, 8099番(を参照)、

8752. `In die hoc': quod significet quod tunc, constat ex significatione `in die hoc' quod sit tunc; per `diem' enim significatur status, n. 23, 487, 488, 493, 2788, 7680, quare `in die hoc' est tunc cum status plenitudo.

8752. `In die hoc'::その日、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、tunc,:その時、やがて、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`in die hoc':その日、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、tunc;:その時、やがて、per:~を通して、~によって、`diem':日、enim:なぜならば、~というのは、significatur:意味される、status,:状態、性質、n.:番号、23, 487, 488, 493, 2788, 7680, quare:それ故に、なぜ、`in die hoc':その日、est:ある、tunc:その時、やがて、cum:その時、その場合、status:状態、性質、plenitudo.:完結、完全であること、満ちていること、

8752.「この日に」がその時を意味することは、「その日」の意味がその時であることから知られよう。というのは、「日」によって状態が意味されるからである。23, 487, 488, 493, 2788, 7680番(を参照)、それ故に「その日」はその時である状態の完結の時である。

19-8749~8750意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8749~8750意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

内意
8749.一~二節、「イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て三月目のこの日にシナイの砂漠に来た。
そして、レフィディムから旅立ち、またシナイの砂漠に来た。そして砂漠に宿営し、また山の近くにイスラエルは宿営した。」
「三月目」は状態の満ちていることを意味し、「イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て行くことに関して」は、霊的な教会からの者達が攻撃から解放された後を意味し、「この日に」はその時を意味し、「シナイの砂漠に来た」は、その中に信仰の真理が植え付けられなければならない善の状態を意味し、「そして、レフィディムから旅立った」は、前の状態からの生命の継続的なものを意味し、「またシナイの砂漠に来た」は、それに真理が植え付けられなければならない善の状態を意味し、「そして砂漠に宿営した」は、その中の配置を意味し、「また山の近くにイスラエルは宿営した」は、天的な神的な善からの霊的な教会からの者達の許の配置を意味する。

8750.「三月目」が状態の完結を意味することは、「ひと月」の意味が状態であることから知られよう。なぜなら、日、週、月、および年の如く凡ての時は状態を意味するからである。2788番を参照、また「3」と「三番目」の意味が完結されたものであることから知られよう。そのことについては1825, 2788, 4495, 5159, 7715番に示された。それ故、「三月目」は状態の完結である。
[2]状態の完結が何であるかが簡潔に言われなければならない。凡ての状態はその開始、その進行、およびその終結を有する。状態がその終結に達した時、完結があり、またそれが完結と言われる。他生において凡てのものはこの世の時間の如く初めから終わりまでの状態の進行とその連続的な推移によって測定される。そのように為されることは、天界において時間はなく、その代わりに状態があるからである。その理由は、他生において主である霊太陽は絶えずそれ自身の位置に留まるからであり、この世の太陽が外観上の進行によって一日の日を朝、昼、夕、および夜に区別する如く、また一年の年を春、夏、秋、および冬に区別する如く区別しないからである。それ故、天界に時間はなくそれに代わって状態がある。しかし天界の最内部のスフェア(霊気)の中に誰も認識しない天的な神的な形に従った何かの進行があるので、それに従って天界の凡ての者達の状態は変化を受ける。それ故、そこの天使達は代わるがわる愛の善の中、信仰の真理の中、また両方とも不明瞭な中に居る。そこからそこの状態とこの世の時間との相応がある。即ち愛の善の状態と朝の状態、信仰の真理と昼の状態、不明瞭なものと夕と夜との状態の相応があり、更に太陽からの熱はそこの愛の善であり、また太陽からの光もまたそこの信仰の真理である。それ故、この世の熱とそこから霊的な熱と言われる愛との相応があり、そのようにまたこの世の光とそこから霊的な光と言われる信仰との相応がある。
[3]一般的に生命の二つの状態がある。即ち理解の思考の状態と意志の情愛の状態がある。理解の思考の状態は信仰の真理に関係し、その状態は主である天界の太陽からの光によって照らされ、更に人間の中の理解の光もその光からある。他方において意志の情愛の状態は仁愛の善に関係し、更に人間の中の愛である意志の熱も主である天界の霊太陽からの熱によりある。それらから今や他生において状態とその変化によってそのことをどのように有するか、また「三月目」によって意味される状態の完結によって何が意味されるか知られよう。完結が属性付けられるその状態については霊的な教会からの者達が受けた状態よりも前の状態が意味される。霊的な教会からの者達が二つの状態を受けることは先ず主により真理によって導かれる時であり、第二は主により善によって導かれる時である。そのことについては8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番に認められよう。ここでは先行する箇所で述べられた前の状態の完結が意味されており、今から第二の状態が述べられる。

19-8749~8750原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8749~8750原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

SENSUS INTERNUS
SENSUS INTERNUS:内意

8749. Vers. 1, 2. In mense tertio ad exire filios Israelis e terra Aegypti, in die hoc venerunt desertum Sinai. Et profecti sunt e Rephidim, et venerunt desertum Sinai, et (x)castrametati in deserto, et castrametatus [est ibi] Israel juxta montem. `In mense tertio' significat status plenitudinem: `ad exire filios Israelis e terra Aegypti' significat postquam liberati sunt ab infestationibus illi qui ab Ecclesia spirituali: `in die hoc' significat quod tunc: `venerunt desertum Sinai' significat statum boni in quo vera fidei implantanda: `et profecti sunt e Rephidim' significat continuum vitae a priore statu: `et venerunt desertum Sinai' significat ad statum boni cui implantanda vera: `et (x)castrametati in deserto' significat dispositionem in illo: `et castrametatus {1} Israel juxta montem' significat dispositionem apud illos qui ab Ecclesia spirituali a bono Divino caelesti.

8749. Vers.:節、1, 2. In:~の中、~において、mense:暦の月、ひと月、tertio:第三の、三番目に、ad:~に関して、~へ、exire:出ること、出て行くこと、filios:息子達、子孫達、Israelis:イスラエル、e:~から、~により、terra:地、地上、Aegypti,:エジプト、in die hoc:この日、venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai.:シナイ、
Et:また、そして、profecti sunt:出発した、旅立った、e:~から、~により、Rephidim,:レフィディム、et:また、そして、venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai,:シナイ、et:また、そして、(x)castrametati:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)in:~の中、~において、deserto,:砂漠、荒野、et:また、そして、[est:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)ibi] :そこに、同じ所に、Israel:イスラエル、juxta:接して、すぐ近くに、~の側に、montem.:山、
`In:~の中、~において、mense:暦の月、ひと月、tertio':第三の、三番目に、significat:意味する、status:状態、性質、plenitudinem::充満、完全、完全であること、満ちていること、` ad:~に関して、~へ、exire:出ること、出て行くこと、filios:息子達、子孫達、Israelis:イスラエル、e:~から、~により、terra:地、地上、Aegypti':エジプト、 significat:意味する、postquam:~の後、~した後で、liberati sunt:解放された、救い出された、ab:~から、~により、infestationibus:悩ますこと、攻撃、襲撃、いらだたせること、illi:彼らは、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali::霊的な教会、`in die hoc':この日に、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、tunc::その時、やがて、` venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai':シナイ、significat:意味する、statum:状態、性質、boni:善、in:~の中、~において、quo:それから、そのことから、vera:諸々の真理、fidei:信仰、implantanda::植え付けられるべき、(未来受動分詞)` et:また、そして、profecti sunt:出発した、旅立った、e:~から、~により、Rephidim':レフィディム、significat:意味する、continuum:連続的な、継続的な、vitae:生命、a:~から、~により、priore:より前の、より先の、先在する、statu::状態、性質、` et:また、そして、venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai':シナイ、significat:意味する、ad:~に、~へ、statum:状態、性質、boni:善、cui:それに、implantanda:植え付けられるべき、(未来受動分詞)vera::諸々の真理、` et:また、そして、(x)castrametati:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)in:~の中へ、~に、deserto':砂漠、荒野、significat:意味する、dispositionem:配置、管理、処理、配列、in:~の中、~において、illo::それらから、` et:また、そして、castrametatus:野営した、宿営した、陣を張った、{1} Israel:イスラエル、juxta:接して、すぐ近くに、~の側に、montem':山、significat:意味する、dispositionem:配置、管理、処理、配列、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、a:~から、~により、bono:善、Divino:神的な、caelesti.:天的な、

内意
8749.一~二節、「イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て行くことに関して(出て)三月目のこの日にシナイの砂漠に来た。
そして、レフィディムから旅立ち、またシナイの砂漠に来た。そして砂漠に宿営し、また山の近くにイスラエルは宿営した。」
「三月目」は状態の完結を意味し、「イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て行くことに関して」は、霊的な教会からの者達が攻撃から解放された後を意味し、「この日に」はその時を意味し、「シナイの砂漠に来た」は、その中に信仰の真理が植え付けられなければならない善の状態を意味し、「そして、レフィディムから旅立った」は、前の状態からの生命の継続的なものを意味し、「またシナイの砂漠に来た」は、それに真理が植え付けられなければならない善の状態を意味し、「そして砂漠に宿営した」は、その中の配置を意味し、「また山の近くにイスラエルは宿営した」は、天的な神的な善からの霊的な教会からの者達の許の配置を意味する。

8750. `In mense tertio': quod significet status plenitudinem, constat ex significatione `mensis' quod sit status, nam omnia (x)tempora, sicut dies, septimanae, menses, et anni, significant status, n. 2788, et ex significatione `trium' et `tertii' quod sit completum, de qua n. 1825, 2788, 4495, 5159, 7715; inde `in mense tertio' est {1}in status plenitudine.
2 Quid plenitudo status, paucis dicetur: omnis status habet suum initium, suam progressionem, et suum finem; cum status ad finem suum pervenit, tunc est plenus, et vocatur plenitudo; in altera vita mensurantur omnia per status progressiones et {2}eorum mutationes successivas a principio ad finem, {3}sicut in mundo per tempora; quod ita fiat, est quia {4}in caelo non sunt tempora {5}, sed loco illorum status; causa est quia (m)Sol {6}in altera vita, qui est Dominus, permanet constanter in suo loco, nec sicut in mundo, per progressiones apparentes diurnas (x)distinguit diem in mane, meridiem, vesperam, et noctem, nec per progressiones apparentes annuas distinguit annum in ver, aestatem, autumnum, et hiemem; inde est quod in caelo non sint tempora, {7}sed loco illorum status; at quia in intima sphaera caeli est quaedam progressio secundum formam Divinam caelestem, quae ad nullius perceptionem venit, et secundum illam status omnium in caelo mutationes subeunt, inde est quod angeli ibi sint alternis in bono amoris, in vero fidei, inque obscuro quoad utrumque; ex eo est quod correspondentia sit statuum ibi cum temporibus in mundo, nempe status boni amoris cum mane, status veri fidei cum meridie, et status obscuri cum vespera et nocte; praeterea etiam calor qui ex sole ibi est bonum amoris, et lux quae ex sole ibi est verum fidei; inde quoque est quod correspondentia sit caloris in mundo cum amore, qui inde vocatur calor spiritualis, ut et lucis in mundo cum fide, quae {8}inde vocatur lux spiritualis {9}.(n)
3 Sunt in genere {10} bini status vitae, nempe status cogitationis, qui est intellectus, (c)ac status affectionis, {11}qui est voluntatis; {12}status cogitationis qui intellectus se refert ad verum quod fidei; hic status est qui illustratur per lucem e sole caeli, qui est Dominus, etiam lux intellectus in homine est ex illa luce; status autem affectionis qui voluntatis se refert ad bonum quod charitatis, etiam calor voluntatis, qui est amor, in homine est ex calore e Sole illo, in caelo, qui est Dominus; ex his nunc constare potest quomodo se habet cum statibus et eorum mutationibus in altera vita, et quid intelligitur per status plenitudinem, quae significatur per `mensem tertium'; per statum hic, de quo praedicatur plenitudo, intelligitur status prior quem subiverunt illi qui ab Ecclesia spirituali; quod hi binos status subeant, primum cum per verum a Domino ducuntur, alterum cum per bonum ab Ipso, videatur n. 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701; hic intelligitur plenitudo status prioris, qui in praecedentibus est descriptus; nunc alter status describitur.

8750. `In:~の中、~において、mense:暦の月、ひと月、tertio'::3,quod:こと、それ、そのこと、significet status:状態、性質、plenitudinem,:完結、完全であること、満ちていること、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`mensis':暦の月、ひと月、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、status,:状態、性質、nam:なぜなら、というのも、omnia:凡ての、全体の、(x)tempora,:時、時間、時期、時代、sicut:~の如く、~のように、dies,:日、eptimanae,:週、一週間、七日間、menses,:暦の月、ひと月、et:また、そして、anni,:年、significant:意味する、status,:状態、性質、n.:番号、2788, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`trium':3、et:~と、および、 `tertii':第三の、三番目に、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、completum,:満たされた、一杯にされた、完結された、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、1825, 2788, 4495, 5159, 7715; inde:それ故、そこから、` in:~の中、~において、mense:暦の月、ひと月、tertio':第三の、三番目に、est:ある、{1} in:~の中、~において、status:状態、性質、plenitudine.:完結、完全であること、満ちていること、
[2] Quid:何か?、どんな?、plenitudo:完結、完全であること、満ちていること、status,:状態、性質、paucis:簡潔に、手短に、僅かな言葉で、dicetur::言われる、(三人称単数未来受動)omnis:凡ての、全体の、status:状態、性質、habet:持つ、有す、suum:それ自身の、initium:開始、始まり、suam:それ自身の、progressionem,:進行、進展、前進、et:また、そして、suum:それ自身の、finem;:終わり、終結、cum:その時、その場合、status:状態、性質、ad:~に、~へ、finem:終わり、終結、suum:それ自身の、pervenit,:到着した、達した、なった、tunc:その時、やがて、est:ある、plenus,:完全な、完結の、et:また、そして、vocatur:呼ばれる、plenitudo;:完結、完全であること、満ちていること、in:~の中、~において、altera vita:他生、mensurantur:計られる、測定される、omnia:凡ての、全体の、per:~を通して、~によって、status:状態、性質、progressiones:進行、進展、前進、et:~と、および、{2}eorum:彼らの、それらの、mutationes:変化、推移、successivas:連続的な、継続的な、a:~から、~により、principio:開始、初め、ad:~に、~まで、finem,:終わり、終結、{3} sicut:~の如く、~のように、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、per:~を通して、~によって、tempora;:時、時間、時期、時代、quod:こと、それ、そのこと、ita:このように、従って、fiat,:為される、行なわれる、est:ある、quia:なぜなら、ので、{4} in:~の中、~において、caelo:天界、non:否、sunt:ある、tempora:時、時間、時期、時代、{5}, sed:しかし、loco:~に代わって、~の代わりに、illorum:それらの、status;:状態、性質、causa est quia:その理由は、(m)Sol:霊太陽、{6} in:~の中、~において、altera vita,:他生、qui:それは、est:ある、Dominus,:主、permanet:留まる、永続する、constanter:変化なく、変わらずに、絶えず、不断に、in:~の中、~において、suo:それ自身の、loco,:場所、位置、nec:否、sicut:~の如く、~のように、in:~の中、~において、mundo,:(この)世、世界、per:~を通して、~によって、progressiones:進行、進展、前進、apparentes:外観上の、見せ掛けの、diurnas:一日の、(x) distinguit:区別する、分離する、diem:日、in:~の中、~において、mane,:朝、朝方、meridiem,:南、正午、真昼、vesperam,:夕方、晩、et:~と、および、noctem,:夜、nec:否、per:~を通して、~によって、progressiones:進行、進展、前進、発達、進歩、発展、apparentes:外観上の、見せ掛けの、annuas:一年の、一年間の、distinguit:区別する、分離する、annum:年、年齢、季節、in:~の中、~において、ver,:春、aestatem,:夏、autumnum,:秋、et:~と、および、hiemem;:冬、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、caelo:天界、non:否、sint:ある、tempora,:時、時間、時期、時代、{7} sed:しかし、loco:~に代わって、~の代わりに、illorum:それらの、status;:状態、性質、at:しかし、だが聞き給え、quia:なぜなら、ので、in:~の中、~において、intima:最奥、最内部、sphaera:スフェア、霊気、caeli:天界、est:ある、quaedam:何か、何かあるもの、ある種の、progressio:進行、進展、前進、secundum:~に従って、~に沿って、formam:形、性質、Divinam:神的な、caelestem,:天的な、quae:それらは、そのことらは、ad:~に、~へ、nullius:更に誰も~ない、更に無意味な、perceptionem:理解、認識、venit,:来る、行く、et:また、そして、secundum:~に従って、~に沿って、illam:それを、status:状態、性質、omnium:凡ての、全体の、in:~の中、~において、caelo:天界、mutationes:変化、推移、subeunt,:引き受ける、耐える、こうむる、受ける、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、angeli:天使達、ibi:そこに、そこで、sint:ある、alternis:代わるがわる、交替で、in:~の中、~において、bono:善、amoris,:愛、in:~の中、~において、vero:真理、fidei,:信仰、inque:また~の中、その中、obscuro:不明瞭な、不確かな、暗さ、quoad:~に関して、~に関する限り、utrumque;:両方とも、両方の、ex:~から、~により、eo:それから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、correspondentia:相応、sit:ある、statuum:状態、性質、ibi:そこに、そこで、cum:~と一緒に、~と、temporibus:時、時間、時期、時代、in:~の中、~において、mundo,:(この)世、世界、nempe:正確には、即ち、status:状態、性質、boni:善、amoris:愛、cum:~と一緒に、~と、mane,:朝、朝方、status:状態、性質、veri:真理、fidei:信仰、cum:~と一緒に、~と、meridie,:南、正午、真昼、et:また、そして、status:状態、性質、obscuri:不明瞭な、暗い、cum:~と一緒に、~と、vespera:夕方、晩、et:~と、および、nocte;:夜、praeterea:加えて、更に、他に、etiam:~もまた、更に、calor:熱、qui:それは、ex:~から、~により、sole:太陽、ibi:そこに、そこで、est:ある、bonum:善、amoris,:愛、et:また、そして、lux:光、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、sole:太陽、ibi:そこに、そこで、est:ある、verum:真理、fidei;:信仰、inde:それ故、そこから、quoque:~もまた、同じく、同様に、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、correspondentia:相応、sit:ある、caloris:熱、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、cum:~と一緒に、~と、amore,:愛、qui:それは、inde:それ故、そこから、vocatur:呼ばれる、calor:熱、spiritualis,:霊的な教会、ut et:そのようにまた、lucis:光、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、cum:~と一緒に、~と、fide,:信仰、quae:それらは、そのことらは、{8} inde:それ故、そこから、vocatur:呼ばれる、lux:光、spiritualis {9}.:霊的な、(n)
[3] Sunt:ある、in genere:一般的に、全般的に、{10} bini:2,status:状態、性質、vitae,:生命、nempe:正確には、即ち、status:状態、性質、cogitationis,:思考、qui:それは、est:ある、intellectus,:理解、(c)ac:また、なお加えて、status:状態、性質、affectionis,:情愛、{11} qui:それは、est:ある、voluntatis;:意志、{12} status:状態、性質、cogitationis:思考、qui:それは、intellectus:理解、se refert:~に関係した、~に関係があった、ad:~に、~へ、verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、fidei;:信仰、hic:これは、status:状態、性質、est:ある、qui:それは、illustratur:明るくされる、照らされる、説明される、(三人称単数未来受動)per:~を通して、~によって、lucem:光、e:~から、~により、sole:太陽、caeli,:天界、qui:それは、est:ある、Dominus,:主、etiam:~もまた、更に、lux:光、intellectus:理解、in:~の中、~において、homine:人間、est:ある、ex:~から、~により、illa:それから、luce;:光、status:状態、性質、autem:しかし、他方において、affectionis:情愛、qui:それは、voluntatis:意志、se refert:~に関係した、~に関係があった、ad:~に、~へ、bonum:善、quod:こと、それ、そのこと、charitatis,:仁愛、etiam:~もまた、更に、calor:熱、voluntatis,:意志、qui:それは、est:ある、amor,:愛、in:~の中、~において、homine:人間、est:ある、ex:~から、~により、calore:熱、e:~から、~により、Sole:霊太陽、illo,:それから、in:~の中、~において、caelo,:天界、qui:それは、est:ある、Dominus;:主、ex:~から、~により、his:これらから、nunc:今や、それで、このような事情の下に、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、quomodo:どのように、どうして、どのようにして、se:それ自身を、habet:持つ、有す、cum:~と一緒に、~によって、statibus:状態、性質、et:~と、および、eorum:それらの、mutationibus:変化、推移、in:~の中、~において、altera vita,:他生、et:また、そして、quid:何か?、どんな?、intelligitur:意味される、per:~を通して、~によって、status:状態、性質、plenitudinem,:完結、完全であること、満ちていること、quae:それらは、そのことらは、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、`mensem:暦の月、ひと月、tertium';:第三の、三番目の、per:~を通して、~によって、statum:状態、性質、hic,:これは、de:~について、quo:それから、そのことから、praedicatur:属性付けられる、述べられる、plenitudo,:完結、完全であること、満ちていること、intelligitur:意味される、status:状態、性質、prior:より前の、より先の、先在する、quem:~よりも、~と比べて、subiverunt:こうむった、受けた、経験した、illi:彼らは、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali;:霊的な教会、quod:こと、それ、そのこと、hi:この者達は、binos:2,status:状態、性質、subeant,:こうむる、受ける、経験する、primum:先ず、初めて、最初に、cum:その時、その場合、per:~を通して、~によって、verum:真理、a:~から、~により、Domino:主、ducuntur,:導かれる、引き出される、alterum:第二の、もう一つの、他の方、cum:その時、その場合、per:~を通して、~によって、bonum:善、ab:~から、~により、Ipso,:御自身、videatur:見られる、認められる、n.:番号、8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701; hic:ここに、この場に、intelligitur:意味される、plenitudo:完結、完全であること、満ちていること、status:状態、性質、prioris,:より前の、より先の、先在する、qui:それは、in:~の中、~において、praecedentibus:先行している、先行、est:ある、descriptus;:述べられた、記述された、nunc:今から、すぐに、alter:第二の、もう一つの、他の方、status:状態、性質、describitur.:記述される、述べられる、

8750.「三月目」が状態の完結を意味することは、「ひと月」の意味が状態であることから知られよう。なぜなら、日、週、月、および年の如く凡ての時は状態を意味するからである。2788番(を参照)、また「3」と「三番目」の意味が完結されたものであることから知られよう。そのことについては1825, 2788, 4495, 5159, 7715番(に示された)。それ故、「三月目」は状態の完結である。
[2]状態の完結が何であるかが簡潔に言われなければならない。凡ての状態はその開始、その進行、およびその終結を有する。状態がその終結に達した時、完結があり、またそれが完結と言われる。他生において凡てのものはこの世の時間の如く初めから終わりまでの状態の進行とその連続的な推移によって測定される。そのように為されることは、天界において時間はなく、その代わりに状態があるからである。その理由は、他生において主である霊太陽は絶えずそれ自身の位置に留まるからであり、この世の(太陽が)外観上の進行によって一日の日を朝、昼、夕、および夜に区別する如く、また一年の年を春、夏、秋、および冬に区別する如く区別しないからである。それ故、天界に時間はなくそれに代わって状態がある。しかし天界の最内部のスフェア(霊気)の中に誰も認識しない天的な神的な形に従った何かの進行があるので、それに従って天界の凡ての者達の状態は変化を受ける。それ故、そこの天使達は代わるがわる愛の善の中、信仰の真理の中、また両方とも不明瞭な中に居る。そこからそこの状態とこの世の時間との相応がある。即ち愛の善の状態と朝の状態、信仰の真理と昼の状態、不明瞭なものと夕と夜との状態の相応があり、更に太陽からの熱はそこの愛の善であり、また太陽からの光もまたそこの信仰の真理である。それ故、この世の熱とそこから霊的な熱と言われる愛との相応があり、そのようにまたこの世の光とそこから霊的な光と言われる信仰との相応がある。
[3]一般的に生命の二つの状態がある。即ち理解の思考の状態と意志の情愛の状態がある。理解の思考の状態は信仰の真理に関係し、その状態は主である天界の太陽からの光によって照らされ、更に人間の中の理解の光もその光からある。他方において意志の情愛の状態は仁愛の善に関係し、更に人間の中の愛である意志の熱も主である天界の霊太陽からの熱によりある。それらから今や他生において状態とその変化によってそのことをどのように有するか、また「三月目」によって意味される状態の完結によって何が意味されるか知られよう。完結が属性付けられるその状態については霊的な教会からの者達が受けた状態よりも前の状態が意味される。この(霊的な教会からの)者達が二つの状態を受けることは先ず主により真理によって導かれる時であり、第二は主により善によって導かれる時である。そのことについては8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番に認められよう。ここでは先行する箇所で述べられた前の状態の完結が意味されており、今から第二の状態が述べられる。

出埃及記 第十九章の内容(内意の概要)

出埃及記 第十九章の内容(内意の概要)
今から後に続く箇所の内意において、主により天界からの神的な真理の啓示について、またこの章においてそれを受け入れるための準備について取り扱われる。

1.イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て三月目のこの日にシナイの砂漠に来た。
2.そして、レフィディムから旅立ち、またシナイの砂漠に来た。そして砂漠に宿営し、また山の近くのそこにイスラエルは宿営した。
3.そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた。あなたはヤコブの家にこのように言うことで言え、またイスラエルの子孫達に伝えよ、
4.あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見、また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せ私の許に連れて来た。
5.そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら、また私の契約を守るなら、同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう。なぜなら、凡ての地は私のものであるからである。
6.そして、あなた達は私に祭司の王国と神聖な民族となるであろう。これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない。
7.そして、モーセは行き、また民の長老達を呼び、同時にエホバが彼に命じた凡ての言葉を彼らの目の前に明示した。
8.そして、凡ての民は同時に答え、また言った。エホバが話された凡てのことを行なうであろう。そしてモーセは民の言葉をエホバに述べた。
9.そして、エホバはモーセに言われた。見よ、私は濃い暗雲の中であなたに現れよう。それは私があなたに話す間に民が聞くためであり、また更に彼らが永遠にあなたを信じるためでもまたある。そしてモーセは民の言葉をエホバに報告した。
10.また、エホバはモーセに言われた。民に向かって行け、そして今日と明日、彼らを聖別し、またその衣服を洗わせよ、
11.そして、三日目のために準備されていなければならない。なぜなら、三日目にエホバが凡ての民の目の前にシナイ山の上に降るからである。
12.また、あなたは民のために周りに境界を置いて言え、あなた達は山に登ること、またその外周に触れることを警戒せよ、山に触れる凡ての者達は死ぬことで死ななければならない。
13.手はそれに触れるな、なぜなら、石で打つことで打たれるか、或いは矢で射ることで殺されなければならないからである。例え獣であっても、例え男であっても生かしておいてはならないからである。角笛が導くことにより彼らは山へ登らなければならない。
14.そして、モーセは山から民へ降り、同時に民を聖別し、また彼らは自分達の衣服を洗った。
15.そして、モーセは民に言った。あなた達は三日目まで準備せよ、女に近付くな、
16.そして、三日目になり早朝に山の上で響きと稲光、および低い暗雲が生じた。また著しく力強い角笛の音があった。そして陣営の中の凡ての民は恐れた。
17.そして、モーセは民が神に行き会うように陣営から出て行くことを為し、また彼らは山の下に立った。
18.そして、シナイ山はエホバが火の中でその上に降られたためにその凡てが煙を出した。また炉の煙の如くその煙が上昇し、同時に山全体が著しく震えた。
19.そして、角笛の音がして、またそれを著しく強くした。モーセは話し、また神は彼に声で答えられた。
20.そして、エホバはシナイ山の山の頂上に降られ、またエホバは山の頂上にモーセを呼ばれ、同時にモーセは登った。
21.そして、エホバはモーセに言われた。山を降りて民に言え、言わなければ恐らく彼らはエホバを見るために侵入し、またそのことにより多くの者が死ぬからである。
22.また、更にエホバに近づく祭司達もまた自分達を聖別しなければならない。ことによるとエホバが彼らを裂くかも知れない。
23.また、モーセはエホバに言った。 民はシナイ山に登ることは出来ません。なぜなら、あなたが私達に山に境界を置き、またそれを聖別せよと言うことで宣言されたからです。
24.また、エホバは彼に言われた。去れ、下れ、そしてあなたはアロンと一緒に登れ、また祭司と民はエホバに上るために侵入しないようにせよ、恐らく彼らは引き裂かれるであろう。
25.そして、モーセは民に下り、また彼らに言った。

19-8748意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8748意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

出埃及記 第十九章
1.イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て三月目のこの日にシナイの砂漠に来た。
2.そして、レフィディムから旅立ち、またシナイの砂漠に来た。そして砂漠に宿営し、また山の近くのそこにイスラエルは宿営した。
3.そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた。あなたはヤコブの家にこのように言うことで言え、またイスラエルの子孫達に伝えよ、
4.あなた達は私がエジプト人達に行なったことを見、また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せ私の許に連れて来た。
5.そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら、また私の契約を守るなら、同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう。なぜなら、凡ての地は私のものであるからである。
6.そして、あなた達は私に祭司の王国と神聖な民族となるであろう。これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない。
7.そして、モーセは行き、また民の長老達を呼び、同時にエホバが彼に命じた凡ての言葉を彼らの目の前に明示した。
8.そして、凡ての民は同時に答え、また言った。エホバが話された凡てのことを行なうであろう。そしてモーセは民の言葉をエホバに述べた。
9.そして、エホバはモーセに言われた。見よ、私は濃い暗雲の中であなたに現れよう。それは私があなたに話す間に民が聞くためであり、また更に彼らが永遠にあなたを信じるためでもまたある。そしてモーセは民の言葉をエホバに報告した。
10.また、エホバはモーセに言われた。民に向かって行け、そして今日と明日、彼らを聖別し、またその衣服を洗わせよ、
11.そして、三日目のために準備されていなければならない。なぜなら、三日目にエホバが凡ての民の目の前にシナイ山の上に降るからである。
12.また、あなたは民のために周りに境界を置いて言え、あなた達は山に登ること、またその外周に触れることを警戒せよ、山に触れる凡ての者達は死ぬことで死ななければならない。
13.手はそれに触れるな、なぜなら、石で打つことで打たれるか、或いは矢で射ることで殺されなければならないからである。例え獣であっても、例え男であっても生かしておいてはならないからである。角笛が導くことにより彼らは山へ登らなければならない。
14.そして、モーセは山から民へ降り、同時に民を聖別し、また彼らは自分達の衣服を洗った。
15.そして、モーセは民に言った。あなた達は三日目まで準備せよ、女に近付くな、
16.そして、三日目になり早朝に山の上で響きと稲光、および低い暗雲が生じた。また著しく力強い角笛の音があった。そして陣営の中の凡ての民は恐れた。
17.そして、モーセは民が神に行き会うように陣営から出て行くことを為し、また彼らは山の下に立った。
18.そして、シナイ山はエホバが火の中でその上に降られたためにその凡てが煙を出した。また炉の煙の如くその煙が上昇し、同時に山全体が著しく震えた。
19.そして、角笛の音がして、またそれを著しく強くした。モーセは話し、また神は彼に声で答えられた。
20.そして、エホバはシナイ山の山の頂上に降られ、またエホバは山の頂上にモーセを呼ばれ、同時にモーセは登った。
21.そして、エホバはモーセに言われた。山を降りて民に言え、言わなければ恐らく彼らはエホバを見るために侵入し、またそのことにより多くの者が死ぬからである。
22.また、更にエホバに近づく祭司達もまた自分達を聖別しなければならない。ことによるとエホバが彼らを裂くかも知れない。
23.また、モーセはエホバに言った。 民はシナイ山に登ることは出来ません。なぜなら、あなたが私達に山に境界を置き、またそれを聖別せよと言うことで宣言されたからです。
24.また、エホバは彼に言われた。去れ、下れ、そしてあなたはアロンと一緒に登れ、また祭司と民はエホバに上るために侵入しないようにせよ、恐らく彼らは引き裂かれるであろう。
25.そして、モーセは民に下り、また彼らに言った。

内容
8748.今から後に続く箇所の内意において、主により天界からの神的な真理の啓示について、またこの章においてそれを受け入れるための準備について取り扱われる。

19-8748原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8748原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

CAPUT XIX
1. In mense tertio ad exire filios Israelis e terra Aegypti, in die hoc venerunt desertum Sinai.
2. Et profecti sunt e Rephidim, et venerunt desertum Sinai, et castrametati in deserto, et castrametatus est ibi Israel juxta montem.
3. Et Moscheh ascendit ad DEUM; et vocavit ad illum JEHOVAH e monte, dicendo, Ita dices domui Jacobi, et nuntiabis filiis Israelis.
4. Vos vidistis quod feci Aegyptiis, et tuli vos super alis aquilarum, et adduxi vos ad Me.
5. Et nunc si audiendo audiveritis vocem Meam, et custodiveritis foedus Meum, et eritis Mihi peculium prae omnibus populis; quia Mihi omnis terra.
6. Et vos eritis Mihi regnum sacerdotum, et gens sancta; haec verba quae loqueris ad filios Israelis.
7. Et venit Moscheh, et vocavit seniores populi, et posuit coram illis omnia verba illa quae praecepit (x)illi JEHOVAH.
8. Et responderunt omnis populus simul, et dixerunt, Omne quod locutus JEHOVAH faciemus; et retulit Moscheh verba populi ad JEHOVAM.
9. Et dixit JEHOVAH ad Moschen, Ecce Ego veniens ad te in densitate nubis, propterea ut audiat populus in loquendo Me tecum, et etiam in te credent {1}ad aeternum; et nuntiavit Moscheh verba populi ad JEHOVAM.
10. Et dixit JEHOVAH ad Moschen, Abi ad populum, et sanctifica illos hodie et cras, et lavent vestes suas.
11. Et erunt parati ad diem tertium, quia in die tertio descendet JEHOVAH ad oculos omnis populi {1}super montem Sinai.
12. Et terminos ponas populo circumcirca, dicendo, Cavete vobis ascendere in montem et tangere extremitatem ejus; omnis tangens montem moriendo morietur.
13. Non {1}tangat illum manus, quia lapidando lapidabitur, aut jaculando jaculis conficietur; si bestia si vir non vivet; in trahendo jobel illi ascendent in montem.
14. Et descendit Moscheh de monte ad populum, et sanctificavit populum, et laverunt vestes suas.
15. Et dixit ad populum, Estote parati ad tres dies; ne (x)accedatis ad mulierem.
16. Et fuit in die tertio in fieri mane, et fuit voces et fulgura, et nubes gravis super monte, et vox buccinae vehemens valde, et trepidabat omnis populus qui in castris.
17. Et exire fecit Moscheh populum obviam DEO e castris, et constiterunt in inferioribus montis.
18. Et mons Sinai fumabat totus ille, propter quod descendit super illum JEHOVAH in igne, et ascendit fumus ejus sicut fumus fornacis, et tremiscebat totus mons valde.
19. Et fuit vox buccinae vadens et fortificans se valde; Moscheh (x)loquebatur et DEUS respondebat illi in voce.
20. Et descendit JEHOVAH super montem Sinai ad caput montis, et vocavit JEHOVAH Moschen ad caput montis, et ascendit Moscheh.
21. Et dixit JEHOVAH ad Moschen, Descende, obtestare populum ne forte perrumpant ad JEHOVAM ad videndum, et cadat de eo multus.
22. Et etiam sacerdotes accedentes ad JEHOVAM sanctificabunt se, ne forte rupturam faciat in illis JEHOVAH.
23. Et dixit Moscheh ad JEHOVAH, Non potest populus ascendere ad montem Sinai, quia Tu contestatus es in nos, dicendo, Terminos pone monti, et sanctifica eum.
24. Et dixit ad illum JEHOVAH, Abi, descende, et ascendas tu et Aharon tecum, et sacerdotes et populus ne perrumpant ad ascendendum ad JEHOVAM, ne forte rupturam faciat in illis.
25. Et descendit Moscheh ad populum, et dixit ad illos.

CAPUT XIX
1. In:~の中、~において、mense:暦の月、ひと月、tertio:第三の、三番目に、ad:~に関して、~へ、exire:出ること、出て行くこと、filios:息子達、子孫達、Israelis:イスラエル、e:~から、~により、erra:地、地上、Aegypti,:エジプト、in die hoc:この日、venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai.:シナイ、

2. Et:また、そして、profecti sunt:出発した、旅立った、e:~から、~により、Rephidim,:レフィディム、et:また、そして、venerunt:来た、行った、desertum:砂漠、荒野、Sinai,:シナイ、et:また、そして、castrametati:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)in:~の中、~において、deserto,:砂漠、荒野、et:また、そして、castrametatus est:野営した、宿営した、陣を張った、(dep)ibi:そこに、同じ所に、Israel:イスラエル、juxta:接して、すぐ近くに、~の側に、montem.:山、

3. Et:また、そして、Moscheh:モーセ、ascendit:上がった、登った、上昇した、ad:~に向かって、~へ、DEUM;:神、et:また、そして、vocavit:呼んだ、ad:~に向かって、~へ、illum:彼を、それを、JEHOVAH:エホバ、e:~から、~により、monte,:山、dicendo,:言うことに、言うことで、Ita:このように、従って、dices:言う、(二人称単数未来)domui:家、Jacobi,:ヤコブ、et:また、そして、nuntiabis:知らせる、伝える、警告する、(二人称単数未来)filiis:息子達、子孫達、Israelis.:イスラエル、

4. Vos:あなた達は、vidistis:見た、認めた、(二人称複数完了)quod:こと、それ、そのこと、feci:行なった、為した、(一人称単数完了)Aegyptiis,:エジプト、et:また、そして、tuli:受けた、負った、(一人称単数完了)vos:あなた達を、super:~の上で、~の上に、alis:羽、翼、aquilarum,:鷲、et:また、そして、adduxi:持って来た、連れて来た、(一人称単数完了)vos:あなた達を、ad:~に、~へ、Me.:私へ、

5. Et:また、そして、nunc:今、現在、si:もし~なら、たとえ~でも、audiendo:聞くことで、audiveritis:聞いた、(二人称複数完了)vocem:声、言葉、Meam,:私の、et:また、そして、custodiveritis:守った、遵守した、(三人称複数未来完了、接続法三人称複数完了)foedus:約束、契約、Meum,:私の、et:また、同時に、eritis:ある、(二人称複数未来)Mihi:私に、peculium:特別な所有物、占有物、私財、{1}prae:~よりも、~と比較して、omnibus:凡ての、全体の、populis;:人々、諸々の民、quia:なぜなら、ので、Mihi:私に、omnis:凡ての、全体の、terra.:地、地上、

6. Et:また、そして、vos:あなた達、eritis:ある、(二人称複数未来)Mihi:私に、regnum:王国、sacerdotum,:祭司、聖職者、et:また、そして、gens:民族、異邦人、sancta;:神聖な、聖なる、haec:これらは、verba:言葉、語、こと、quae:それらは、そのことらは、loqueris:話す、(二人称単数未来dep)ad:~に、~へ、filios:息子達、子孫達、Israelis.:イスラエル、

7. Et:また、そして、venit:来た、行った、来る、行く、Moscheh,:モーセ、et:また、そして、vocavit:呼んだ、seniores:長老達、老人達、populi,:人々、民、et:また、同時に、posuit:明示した、表現した、(三人称単数完了)coram:~の面前で、目の前で、illis:それらから、彼らから、omnia:凡ての、全体の、verba:言葉、語、illa:それらは、quae:それらは、そのことらは、praecepit:命じた、(x)illi:彼に、JEHOVAH.:エホバ、

8. Et:また、そして、responderunt:答えた、報いた、omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、simul,:一緒に、同時に、et:また、そして、dixerunt,:言った、Omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、locutus:話した、JEHOVAH:エホバ、faciemus;:行なうであろう、為すであろう、(一人称複数未来)et:また、そして、retulit:話した、語った、述べた、Moscheh:モーセ、verba:言葉、語、populi:人々、民、ad:~に、~へ、JEHOVAM.:エホバ、

9. Et:また、そして、dixit:言った、JEHOVAH:エホバ、ad:~に、~へ、Moschen,:モーセ、Ecce:見よ、ほら、Ego:私は、veniens:来ている、現われている、ad:~に、~へ、te:あなたへ、in:~の中、~において、densitate:密度、濃度、密集、nubis,:暗雲、雲、propterea:それ故に、その結果として、ut:~のために、こと、~するように、audiat:聞く、(接続法三人称単数現在)populus:人々、民、in:~の中、~の間に、loquendo:話すことに、Me:私を、tecum,:あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)et:また、そして、etiam:~もまた、更に、in:~の中へ、~のために、te:あなたへ、credent:信じる、(三人称複数未来){1}ad:~に、~へ、aeternum;:永遠、et:また、そして、nuntiavit:知らせた、報告した、伝えた、Moscheh:モーセ、verba:言葉、語、populi:人々、民、ad:~に、~へ、JEHOVAM.:エホバ、

10. Et:また、そして、dixit:言った、JEHOVAH:エホバ、ad:~に、~へ、Moschen,:モーセ、Abi:去れ、行け、(命令形)ad:~に向かって、~へ、populum,:人々、民、et:また、そして、sanctifica:聖別せよ、清めよ、(命令形)illos:それらを、彼らを、hodie:今日、現在、et:~と、および、cras,:明日、将来、et:また、そして、lavent:洗う、洗い清める、(接続法)vestes:衣服、衣装、suas.:自分自身の、

11. Et:また、そして、erunt:ある、(三人称複数未来)parati:用意された、準備された、ad:~のために、~へ、diem:日、tertium,:第三の、三番目の、quia:なぜなら、ので、in die tertio:三日目に、descendet:下る、降りる、(三人称単数未来)JEHOVAH:エホバ、ad:~に、~へ、oculos:目、omnis:凡ての、全体の、populi:人々、民、{1} super:~の上へ、~の上に、montem:山、Sinai.:シナイ、

12. Et:また、そして、terminos:辺境、境界、境界の標識、ponas:置く、定める、設置する、(接続法二人称単数現在)populo:人々、民、circumcirca,:~に関して、周りに、取り巻いて、dicendo,:言われるべき、(未来受動分詞)Cavete:警戒せよ、用心せよ、(命令形複数)vobis:あなた達に、ascendere:登ること、上がること、in:~の中へ、~に、montem:山、et:また、そして、tangere:触れること、触ること、extremitatem:端、縁、外周、ejus;:それの、彼の、omnis:凡ての、全体の、tangens:触れている、montem:山、moriendo:死ぬことで、morietur.:死ぬ、死滅する、(三人称単数未来dep)

13. Non:否、{1}tangat:触れる、(接続法)illum:それを、彼を、manus,:手、quia:なぜなら、ので、lapidando:打つことで、lapidabitur,:石で打たれる、石打ちにされる、石を投げつけられる、(三人称単数未来受動)aut:即ち、或いは、jaculando:射ることで、jaculis:投げ槍、矢、conficietur;:殺される、打ち倒される、(三人称単数未来受動)si:もし~なら、たとえ~でも、bestia:動物、獣、si:もし~なら、たとえ~でも、vir:男、夫、人、non:否、vivet;:生きる、in:~の中、~により、trahendo:引き寄せることで、追い立てることで、導くことで、jobel:角笛、illi:彼らは、ascendent:上る、昇る、(三人称複数未来)in:~の中へ、~に、montem.:山、

14. Et:また、そして、descendit:下った、降りた、Moscheh:モーセ、de:~について、~から、monte:山、ad:~に、~へ、populum,:人々、民、et:また、そして、sanctificavit:聖別した、清めた、populum,:人々、民、et:また、そして、laverunt:洗った、浄化した、vestes:衣服、衣装、suas.:自分達自身の、

15. Et:また、そして、dixit:言った、ad:~に、~へ、populum,:人々、民、Estote:在れ、(二人称複数命令形)parati:用意された、準備された、ad:~のために、~まで、tres dies;:三日、ne:~しないように、否、(x)accedatis:近寄る、近づく、接近する、(接続法二人称複数現在)ad:~に、~へ、mulierem.:女、婦人、妻、

16. Et:また、そして、fuit:あった、in die tertio:三日目に、in:~の中、~において、fieri:為されること、生じること、mane,:朝、早朝、et:~と、および、fuit:あった、voces:音、声、響き、et:~と、および、fulgura,:稲妻の光、稲光、輝き、きらめき、et:~と、および、nubes:雲、暗雲、おおい、ベール、gravis:重い、厄介な、低い、super:~の上で、~の上に、monte,:山、et:また、そして、vox:声、音、buccinae:ラッパの一種、角笛、vehemens:激しい、猛烈な、力強い、valde,:大いに、著しく、非常に、et:また、そして、trepidabat:恐れた、震えた、狼狽した、omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、qui:それは、in:~の中、~において、castris.:陣営、野営、

17. Et:また、そして、exire:出ること、出て行くこと、fecit:行なった、為した、Moscheh:モーセ、populum:人々、民、obviam:行く手に、途中に、行き会うように、出迎える、迎え撃つ、立ち向かう、手助けする、手近に、手の届く所に、~に向かって、向かい会って、会いに、DEO:神、e:~から、~により、castris,:陣営、野営、et:また、そして、constiterunt:立った、in:~の中、~において、inferioribus:更に低い、更に下の、下部の、montis.:山、

18. Et:また、そして、mons:山、Sinai:シナイ、fumabat:煙った、煙を出した、totus:凡ての、全体の、ille,:それは、彼は、propter:~のために、~の故に、quod:こと、それ、そのこと、descendit:下った、降りた、super:~の上へ、~の上に、illum:それを、彼を、JEHOVAH:エホバ、in:~の中、~において、igne,:火、炎、et:また、そして、ascendit:上がった、登った、上昇した、fumus:煙、煙のようなもの、ejus:それの、彼の、sicut:~の如く、~のように、fumus:煙、煙のようなもの、fornacis,:炉、かまど、et:また、同時に、tremiscebat:震えた、動揺した、ぐらついた、totus:凡ての、全体の、mons:山、valde.:大いに、著しく、非常に、

19. Et:また、そして、fuit:あった、vox:声、言葉、音、buccinae:ラッパの一種、角笛、vadens:行っている、進んでいる、さまよっている、et:また、そして、fortificans:丈夫にしている、強くしている、se:それ自身を、valde;:大いに、著しく、非常に、Moscheh:モーセ、(x) loquebatur:話した、et:また、そして、DEUS:神、respondebat:答えた、illi:彼に、in:~の中、~において、voce.:言葉、声、

20. Et:また、そして、descendit:下った、降りた、JEHOVAH:エホバ、super:~の上へ、~の上に、montem:山、Sinai:シナイ、ad:~に、~へ、caput:頭、頂、頂上、montis,:山、et:また、そして、vocavit:呼んだ、JEHOVAH:エホバ、Moschen:モーセ、ad:~に、~へ、caput:頭、頂、頂上、montis,:山、et:また、同時に、ascendit:上がった、登った、上昇した、Moscheh.:モーセ、

21. Et:また、そして、dixit:言った、JEHOVAH:エホバ、ad:~に、~へ、Moschen,:モーセ、Descende,:下れ、降りよ、(命令形)obtestare:懇願せよ、嘆願せよ、 断言せよ、誓約せよ、(命令形)populum:人々、民、ne:~しないように、否、forte:ことによると、はからずも、恐らく、perrumpant:押し入る、侵入する、押し破る、突き破る、押し進む、ad:~に、~へ、JEHOVAM:エホバ、ad:~のために、~へ、videndum,:見ることへ、et:また、そして、cadat:死ぬ、滅びる、(接続法)de:~について、~から、eo:それから、multus.:多数の、多くの、

22. Et:また、そして、etiam:~もまた、更に、sacerdotes:祭司、聖職者、accedentes:加わっている、近寄っている、近づいている、ad:~に、~へ、JEHOVAM:エホバ、sanctificabunt:聖別する、清める、(三人称複数未来) se,:自分自身を、ne:~しないように、否、forte:ことによると、はからずも、ひょっとして、恐らく、rupturam:壊す、破壊する、裂く、(未来形) faciat:行う、為す、(接続法)in:~の中、~において、illis:それらから、彼らから、JEHOVAH.:エホバ、

23. Et:また、そして、dixit:言った、Moscheh:モーセ、ad:~に、~へ、JEHOVAH,:エホバ、Non:否、potest:出来る、可能である、populus:人々、民、ascendere:登ること、上がること、ad:~に、~へ、montem:山、Sinai,:シナイ、quia:なぜなら、ので、Tu:あなたは、contestatus es:宣言した、懇願した、哀願した、(dep)in:~の中へ、~に、nos,:私達へ、dicendo,:言うことに、言うことで、Terminos:辺境、境界、国境、郷、端、pone:置け、(命令形)monti,:山、et:また、そして、sanctifica:聖別せよ、清めよ、(命令形)eum.:彼を、それを、

24. Et:また、そして、dixit:言った、ad:~に、~へ、illum:彼へ、JEHOVAH,:エホバ、Abi,:去れ、行け、(命令形)descende,:下れ、降りよ、(命令形)et:また、そして、ascendas:上る、昇る、(接続法二人称単数現在)tu:あなたは、et:~と、および、Aharon:アロン、tecum,:あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)et:また、そして、sacerdotes:祭司、聖職者、et:~と、および、populus:人々、民、ne:~しないように、否、perrumpant:押し入る、侵入する、押し破る、突き破る、(接続法)ad:~のために、~へ、ascendendum:上がることへ、昇ることへ、ad:~に、~へ、JEHOVAM,:エホバ、ne:~しないように、否、forte:ことによると、ひょっとして、恐らく、rupturam:破る、折る、裂く、ちぎる、(未来形)faciat:行う、為す、in:~の中、~について、illis.:それらから、彼らから、

25. Et:また、そして、descendit:下った、降りた、Moscheh:モーセ、ad:~に、~へ、populum,:人々、民、et:また、そして、dixit:言った、ad:~に、~へ、illos.:それらを、彼らを、

出埃及記 第十九章
1.イスラエルの子孫達がエジプトの地から出て行くことに関して(出て)三月目のこの日にシナイの砂漠に来た。
2.そして、レフィディムから旅立ち、またシナイの砂漠に来た。そして砂漠に宿営し、また山の近くのそこにイスラエルは宿営した。
3.そして、モーセは神に向かって登った。またエホバは山から彼に向かって呼ばれた。あなたはヤコブの家にこのように言うことで言え、またイスラエルの子孫達に伝えよ、
4.あなた達は私がエジプト人達に行ったことを見、また私はあなた達を鷲の翼の上に乗せ私の許に連れて来た。
5.そして、今もし私の言葉を聞くことで聞くなら、また私の契約を守るなら、同時に凡ての民よりも私に特別な所有物となるであろう。なぜなら、凡ての地は私のものであるからである。
6.そして、あなた達は私に祭司の王国と神聖な民族となるであろう。これらのことをあなたはイスラエルの子孫達に話さなければならない。
7.そして、モーセは行き、また民の長老達を呼び、同時にエホバが彼に命じた凡ての言葉を彼らの目の前に明示した。
8.そして、凡ての民は同時に答え、また言った。エホバが話された凡てのことを行うであろう。そしてモーセは民の言葉をエホバに話した。
9.そして、エホバはモーセに言われた。見よ、私は濃い暗雲の中であなたに現れよう。それは私があなたに話す時に民が聞くためであり、また更に彼らが永遠にあなたを信じるためでもまたある。そしてモーセは民の言葉をエホバに報告した。
10.また、エホバはモーセに言われた。民に向かって行け、そして今日と明日、彼らを聖別し、またその衣服を洗わせよ、
11.そして、三日目のために準備されていなければならない。なぜなら、三日目にエホバが凡ての民の目の前でシナイ山の上に降るからである。
12.また、あなたは民のために周りに境界を置いて言え、あなた達は山に登ること、またその外周に触れることを警戒せよ、山に触れる凡ての者達は死ぬことで死ななければならない。
13.手はそれに触れるな、なぜなら、石で打つことで打たれるか、或いは矢で射ることで殺されなければならないからである。例え獣であっても、例え男であっても生かしておいてはならないからである。角笛が導くことにより彼らは山へ登らなければならない。
14.そして、モーセは山から民へ降り、同時に民を聖別し、また彼らは自分達の衣服を洗った。
15.そして、彼(モーセ)は民に言った。あなた達は三日目まで準備が在れ(準備せよ)、女に近付くな、
16.そして、三日目になり早朝に山の上で響きと稲光、および低い暗雲が生じた。また著しく力強いラッパの音があった。そして陣営の中の凡ての民は恐れた。
17.そして、モーセは民を神に行き会うように陣営から出て行くことを為し、また彼らは山の下に立った。
18.そして、シナイ山はエホバが火の中でその上に降られたためにその凡てが煙を出した。また炉の煙の如くその煙が上昇し、同時に山全体が震えた。
19.そして、角笛の音がして、またそれを著しく強くした。モーセは話し、また神は彼に声で答えられた。
20.そして、エホバはシナイ山の山の頂上に降られ、またエホバは山の頂上にモーセを呼ばれ、同時にモーセは登った。
21.そして、エホバはモーセに言われた。(山を)降りて民に言え、恐らく彼らはエホバを見るために侵入し、またそのことにより多くの者が死ぬからである。
22.また、更にエホバに近づく祭司達もまた自分達自身を聖別しなければならない。ことによるとエホバが彼らを裂くかも知れない。
23.また、モーセはエホバに言った。 民はシナイ山に登ることは出来ません。なぜなら、あなたが私達に山に境界を置き、またそれを聖別せよと言うことで宣言されたからです。
24.また、エホバは彼に言われた。去れ、下れ、そしてあなたはアロンと一緒に登れ、また祭司と民はエホバに上るために侵入しないようにせよ、恐らく彼らは引き裂かれるであろう。
25.そして、モーセは民に下り、また彼らに言った。

CONTENTA
CONTENTA:内容、

8748. Agitur in nunc sequentibus in sensu interno de revelatione veri Divini a Domino e caelo, et in hoc capite de praeparatione ad recipiendum illud.

8748. Agitur:述べられる、取り扱われる、in:~の中、~において、nunc:今から、すぐに、sequentibus:後に続く、次の、in:~の中、~において、sensu interno:内意、de:~について、revelatione:啓示、暴露、覆いを取ること、veri:真理、Divini:神的な、a:~から、~により、Domino:主、e:~から、~により、caelo,:天界、et:また、そして、in:~の中、~において、hoc:これから、capite:章、de:~について、praeparatione:用意、準備、ad:~のために、~へ、recipiendum:受け入れることへ、illud.:それを、

内容
8748.今から後に続く箇所の内意において主により天界からの神的な真理の啓示について、またこの章においてそれを受け入れるための準備について取り扱われる。

19-8742~8747意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8742~8747意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ9

出埃及記
第十九章 仁愛の教義
8742.各々の者に内なる人間と外なる人間があり、内なる人間は霊的な人間と言われ、また外なる人間は自然的な人間と言われる。人間が再生された者となるためには両方が再生されなければならない。

8743.再生されていない人間の許で外なる人間、或いは自然的な人間が支配し、また内なる人間、或いは霊的な人間が仕える。しかし再生された人間の許で内なる人間、或いは霊的な人間が支配し、また外なる人間、或いは自然的な人間が仕える。この逆転は主による再生によって以外決して生じることが出来ない。

8744.外なる人間が再生されない時、それは凡ての善を快いものと利得、傲慢、および自分に対立する者達に対して燃え上がる憎しみと復讐に置く。またその時、内なる人間は単に合意するだけでなく、更にそれらを確信し、また助長する論拠を提供する。従って内なる人間は外なる人間に仕え、また外なる人間が支配する。

8745.しかし外なる人間が再生されたものとなる時、内なる人間は凡ての善を隣人について正しく考えることと彼に正しく欲することに置き、また外なる人間は彼について正しく話すことと彼に対して正しく行うことに置き、また最後にその両方とも隣人を愛することと主を愛することを目的として持つ。そして前のように自分自身とこの世を愛することをしない。その時、外なる人間、或いは自然的な人間は内なる人間、或いは霊的な人間が支配する。

8746.内なる人間が最初に主により再生され、また続いて外なる人間が再生される。そして外なる人間は内なる人間によって再生される。内なる人間は信仰のものを考えることとそれらを欲することによって再生されるが、他方において外なる人間はそれらに従った生命(生活」によって再生される。信仰の生命(生活)は仁愛である。

8747.再生された人間はその内なる人間に関して天界の中に居り、またそこで天使であり天使達と一緒に居り、死後もまたその者達の間に行く。その時、彼は天界の生命(生活)を生きることが出来、主を愛すること、隣人を愛すること、真理を理解すること、善を味わうこと、またそこからの幸福を認めることが出来る。それらが永遠の生命の幸福である。

出埃及記
第十九章 仁愛の教義
8742.各々の者に内なる人間と外なる人間があり、内なる人間は霊的な人間と言われ、また外なる人間は自然的な人間と言われる。人間が再生された者となるためには両方が再生されなければならない。

8743.再生されていない人間の許で外なる人間、或いは自然的な人間が支配し、また内なる人間、或いは霊的な人間が仕える。しかし再生された人間の許で内なる人間、或いは霊的な人間が支配し、また外なる人間、或いは自然的な人間が仕える。この逆転は主による再生によって以外決して生じることが出来ない。

8744.外なる人間が再生されない時、それは凡ての善を快いものと利得、傲慢、および自分に対立する者達に対して燃え上がる憎しみと復讐に置く。またその時、内なる人間は単に合意するだけでなく、更にそれらを確信し、また助長する論拠を提供する。従って内なる人間は外なる人間に仕え、また外なる人間が支配する。

8745.しかし外なる人間が再生されたものとなる時、内なる人間は凡ての善を隣人について正しく考えることと彼に正しく欲することに置き、また外なる人間は彼について正しく話すことと彼に対して正しく行うことに置き、また最後にその両方とも隣人を愛することと主を愛することを目的として持つ。そして前のように自分自身とこの世を愛することをしない。その時、外なる人間、或いは自然的な人間は内なる人間、或いは霊的な人間が支配する。

8746.内なる人間が最初に主により再生され、また続いて外なる人間が再生される。そして外なる人間は内なる人間によって再生される。内なる人間は信仰のものを考えることとそれらを欲することによって再生されるが、他方において外なる人間はそれらに従った生命(生活」によって再生される。信仰の生命(生活)は仁愛である。

8747.再生された人間はその内なる人間に関して天界の中に居り、またそこで天使であり天使達と一緒に居り、死後もまたその者達の間に行く。その時、彼は天界の生命(生活)を生きることが出来、主を愛すること、隣人を愛すること、真理を理解すること、善を味わうこと、またそこからの幸福を認めることが出来る。それらが永遠の生命の幸福である。

19-8742~8747原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

19-8742~8747原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

EXODI
CAPUT DECIMUM NONUM
DOCTRINA CHARITATIS

EXODI:出埃及記、
CAPUT:章、DECIMUM:第十の、十番目の、NONUM:第九の、九番目の、
DOCTRINA:教え、教義、CHARITATIS:仁愛、

8742. Unicuique est homo internus et homo externus; internus est qui homo spiritualis vocatur, et externus qui homo naturalis; uterque regenerandus est ut homo regeneratus sit.

8742. Unicuique:各々の、誰でも、それぞれの、est:ある、homo:人間、internus:内部の、内なる、et:~と、および、homo:人間、externus;:外部の、外なる、internus:内部の、内なる、est:ある、qui:その者達、homo:人間、spiritualis:霊的な、vocatur,:呼ばれる、et:また、そして、externus:外部の、外なる、qui:その者達、homo:人間、naturalis;:自然的な、uterque:二つのうちのどちらも、両方に、regenerandus:再生されるべき、(未来受動分詞)est:ある、ut:~のために、こと、~するように、homo:人間、regeneratus sit.:再生された、

出埃及記
第十九章 仁愛の教義
8742.各々の者に内なる人間と外なる人間があり、内なる人間は霊的な人間と言われ、また外なる人間は自然的な人間と言われる。人間が再生された者となるためには両方が再生されなければならない。

8743. Apud hominem qui non regeneratus est, externus seu naturalis homo imperat, ac internus seu spiritualis servit; at apud hominem qui regeneratus est, internus seu spiritualis homo imperat, et externus seu naturalis servit; haec inversio nequaquam existere potest quam per regenerationem a Domino.

8743. Apud:~のもとに、~において、hominem:人間、qui:その者、non:否、regeneratus est,:再生された、externus:外部の、外なる、seu:即ち、或いは、naturalis:自然的な、homo:人間、imperat,:要命じる、支配する、統治する、ac:また、なお加えて、internus:内部の、内なる、seu:即ち、或いは、spiritualis:霊的な、servit;:仕える、役に立つ、at:しかし、だが聞き給え、apud:~のもとに、~において、hominem:人間、qui:その者達、regeneratus est,:再生された、internus:内部の、内なる、seu:即ち、或いは、spiritualis:霊的な、homo:人間、imperat,:命じる、支配する、統治する、et:また、そして、externus:外部の、外なる、seu:即ち、或いは、naturalis:自然的な、servit;:仕える、役に立つ、haec:これは、inversio:逆転、さかさまにすること、逆にすること、反転、倒置、nequaquam:決して~でない、existere:存在するようになること、形になること、生ずること、potest:出来る、可能である、quam:~を除いて、~の外は、per:~を通して、~によって、regenerationem:再生、a:~から、~により、Domino.:主、

8743.再生されていない人間の許で外なる人間、或いは自然的な人間が支配し、また内なる人間、或いは霊的な人間が仕える。しかし再生された人間の許で内なる人間、或いは霊的な人間が支配し、また外なる人間、或いは自然的な人間が仕える。この逆転は主による再生によって以外決して生じることが出来ない。

8744. Cum externus homo non regeneratus est, ponit ille omne bonum in volupi, in lucro, in fastu, et exardescit in odium et vindictam contra illos qui se opponunt; et tunc internus homo non modo consentit sed etiam subministrat rationes quae confirmant et promovent; ita internus homo servit et externus imperat.

8744. Cum:その時、その場合、externus:外部の、外なる、homo:人間、non:否、regeneratus est,:再生された、ponit:置く、据える、ille:それは、彼は、omne:凡ての、全体の、bonum:善、in:~の中、~において、volupi,:愉快な、快い、心地よい、in:~の中、~において、lucro,:利得、利益、in:~の中、~において、fastu,:傲慢、高慢、et:~と、および、exardescit:発火する、燃え上がる、興奮する、激怒する、突発する、in:~の中へ、~に、odium:憎しみ、et:~と、および、vindictam:復讐、罰、contra:~に対して、~に反対して、illos:彼らを、qui:その者達、se:自分達自身を、opponunt;:反対する、対立する、et:また、そして、tunc:その時、やがて、internus:内部の、内なる、homo:人間、non:否、modo:だけ、単に、consentit:一致する、合意する、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、subministrat:供給する、提供する、rationes:割合、論証、論拠、quae:それらを、そのことらを、confirmant:確信する、確認する、説明する、et:また、そして、promovent;:進める、促進する、奨励する、助長する、ita:このように、従って、internus:内部の、内なる、homo:人間、servit:仕える、役に立つ、et:また、そして、externus:外部の、外なる、imperat.:命じる、支配する、統治する、

8744.外なる人間が再生されない時、それは凡ての善を快いものと利得、傲慢、および自分に対立する者達に対して燃え上がる憎しみと復讐に置く。またその時、内なる人間は単に合意するだけでなく、更にそれらを確信し、また助長する論拠を提供する。従って内なる人間は外なる人間に仕え、また外なる人間が支配する。

8745. Cum autem externus homo regeneratus est, ponit internus omne bonum in cogitare bene de proximo et velle ei bene, et externus ponit in loqui bene de illo et agere bene erga illum; et tandem uterque pro fine habet amare proximum et amare Dominum, et non ut prius amare {1}se et amare mundum; tunc homo externus seu naturalis servit, et internus seu spiritualis imperat.

8745. Cum:その時、その場合、autem:しかし、他方において、externus:外部の、外なる、homo:人間、regeneratus est,:再生された、ponit:置く、据える、internus:内部の、内なる、omne:凡ての、全体の、bonum:善、in:~の中、~において、cogitare:考えること、bene:正しく、良く、de:~について、proximo:隣人、仲間、et:~と、および、velle:欲すること、ei:彼に、bene,:正しく、良く、et:また、そして、externus:外部の、外なる、ponit:置く、据える、in:~の中、~において、loqui:話すこと、bene:正しく、良く、de:~について、illo:彼から、et:また、そして、agere:行うこと、行動すること、bene:正しく、良く、erga:~に向かって、~に対して、illum;:彼を、et:また、そして、tandem:遂に、最後に、とうとう、uterque:二つのうちのどちらも、両方に、pro:~として、~のために、fine:目的、意図、habet:持つ、有す、amare:愛すること、proximum:隣人、仲間、et:~と、および、amare:愛すること、Dominum,:主、et:また、そして、non:否、ut:~のように、~として、prius:以前に、前に、前以て、amare:愛すること、{1}se:自分自身を、et:~と、および、amare:愛すること、mundum;:(この)世、世界、tunc:その時、やがて、homo:人間、externus:外部の、外なる、seu:即ち、或いは、naturalis:自然的な、servit,:仕える、役に立つ、et:また、そして、internus:内部の、内なる、seu:即ち、或いは、spiritualis:霊的な、imperat.:要求する、命じる、支配する、統治する、

8745.しかし外なる人間が再生されたものとなる時、内なる人間は凡ての善を隣人について正しく考えることと彼に正しく欲することに置き、また外なる人間は彼について正しく話すことと彼に対して正しく行うことに置き、また最後にその両方とも隣人を愛することと主を愛することを目的として持つ。そして前のように自分自身とこの世を愛することをしない。その時、外なる人間、或いは自然的な人間は内なる人間、或いは霊的な人間が支配する。

8746. Internus homo primum regeneratur a Domino, et postea externus, et hic per illum; internus homo regeneratur per cogitare illa quae fidei sunt, ac velle illa, externus autem per vitam secundum illa; vita fidei est charitas.

8746. Internus:内部の、内なる、homo:人間、primum:先ず、初めて、最初に、regeneratur:再生される、a:~から、~により、Domino,:主、et:また、そして、postea:その後、次に、続いて、externus,:外部の、外なる、et:また、そして、hic:これは、per:~を通して、~によって、illum;:彼を、internus:内部の、内なる、homo:人間、regeneratur:再生される、per:~を通して、~によって、cogitare:考えること、illa:それらを、quae:それらは、そのことらは、fidei:信仰、sunt,:ある、ac:また、なお加えて、velle:欲すること、illa,:それらを、externus:外部の、外なる、autem:しかし、他方において、per:~を通して、~によって、vitam:生命、生活、secundum:~に従って、~に沿って、illa;:それらを、vita:生命、生活、fidei:信仰、est:ある、charitas.:仁愛、

8746.内なる人間が最初に主により再生され、また続いて外なる人間が再生される。そしてこれ(外なる人間)はそれ(内なる人間)によって再生される。内なる人間は信仰のものを考えることとそれらを欲することによって再生されるが、他方において外なる人間はそれらに従った生命(生活」によって再生される。信仰の生命(生活)は仁愛である。

8747. Homo qui regeneratus est, quoad internum suum hominem in caelo est, ac ibi angelus cum angelis, inter quos etiam post mortem venit; is tunc potest vivere vitam caeli, amare Dominum, amare proximum, intelligere verum, sapere bonum, et percipere beatum inde; {2}haec sunt felicitas vitae aeternae.

8747. Homo:人間、qui:その者、regeneratus est,:再生された、quoad:~に関して、~に関する限り、internum:内部の、内なる、suum:自分自身の、hominem:人間、in:~の中、~において、caelo:天界、est,:ある、ac:また、なお加えて、ibi:そこに、そこで、angelus:天使、cum:~と一緒に、~と、angelis,:天使達、inter:~の中に、~の間で、~の間に、quos:その者達、etiam:~もまた、更に、post mortem:死後、venit;:来る、行く、is:これは、彼は、tunc:その時、やがて、potest:出来る、可能である、vivere:生きること、vitam:生命、生活、caeli,:天界、amare:愛すること、Dominum,:主、amare:愛すること、proximum,:隣人、仲間、intelligere:理解すること、verum,:真理、sapere:賢明であること、味わうこと、bonum,:善、et:また、そして、 percipere:理解すること、認めること、認識すること、beatum:幸福な、祝福された、inde;:それ故、そこから、{2}haec:これらは、sunt:ある、felicitas:幸運、幸福、vitae:生命、aeternae.:永遠、

8747.再生された人間はその内なる人間に関して天界の中に居り、またそこで天使であり天使達と一緒に居り、死後もまたその者達の間に行く。その時、彼は天界の生命(生活)を生きることが出来、主を愛すること、隣人を愛すること、真理を理解すること、善を味わうこと、またそこからの幸福を認めることが出来る。それらが永遠の生命の幸福である。

18-8737~8741意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8737~8741意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8737.教え、また罰する霊達は(その者達については上の7802-7812番を参照)、その地球の他の者達の如く自分達を神聖な者達と言う者達には近づかない。なぜなら、彼らは自分達が教えられることを許さないからであり、教えることによって矯正されない頑固な者達であるからである。なぜなら、彼らは自己愛からそれを行うからである。霊達は彼らが居ることを冷気から知ること、また冷気を認める時に彼らから立ち去ることを言った。

8738.霊達により自分達を神聖な者達と呼ぶ者達の頭の覆いが私に示された。それは暗い色の塔型のフェルト帽であった。

8739.他生においてそのような者達はある程度の高さの右後方に現れ、またそこで偶像の如く座る。そして初めにはそのような者達の許に居た奴隷達から崇拝されるが、しかしその後、彼らから嘲笑を持たれる。そして私が驚いたことはそこで彼らは炎からのように顔が輝くことである。それは彼らが自分達を神聖な者達であること、また太陽の中の主に等しい者達であることを信じたことから引き出した。しかし彼らは顔が炎の如く見えても、それでもなお、冷たく、また大いに温められることを求める。それ故、それから輝く炎はかすかな炎の如くある。

8740.彼らと同様な者達は自分達が温められるために薪を割ることが自分達に見え、また割る時、薪の下に人間の何かが見える。その時、同時にその者を打つことを試みる。そのことは彼らが功績を、また神聖さもまた正義も自分達に帰するから行う。この世においてこれを行う者達は他生で自分達に薪を割ることが見られ、同様に私達の地球からの誰かにもまたそのように見られた。それらのことについては前に観察から示された。その観察をその事柄を説明するためその4943番から書き写すことが許されている。
「善行と仕事の中に功績を置いた者達もまた足と足の裏の更に低い地に居る。彼らの多くの者達は自分達に薪を割ることが見える。そこは寒くその労働によって自分達に暖を得ることが認められる。私は彼らともまた話し、彼らにその場所から出ることを欲するかどうかと言うことが容認された。
彼らは依然として労働によって暖を得ていないことを言った。しかしその状態が終わる時、そこから解放される。
彼らもまた自然的な者達である。なぜなら、自分達が救いに値されることを欲することは霊的でないからであり、また更に、自分達を他の者達に優先するからであり、彼らの誰かは他の者達を侮るからである。他生において彼らは他の者達よりも楽しさを受けないなら主に対して憤慨する。それ故に、彼らが薪を割る時、言わば主の何かが薪の下に現れ、またそれは憤りからある。しかし彼らは敬虔な生涯を過したので、また無知からそのように行ないその中には無垢があったので、それ故、何度か天使達が彼らに遣わされ、また彼らを励ます。また更に、時折、彼らに羊の囲いの如きものが左上方から現れ、その見られたものにより彼らは慰めとなるものを受ける。」このことは1110番にも認められよう。

8741.続、木星の霊達と住民達については次の章の終わりに述べよう。

18-8737~8741原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8737~8741原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8737. Spiritus instructores et castigatores, de quibus supra n. 7802-7812, illos non adeunt, sicut alios in (c)illa tellure, quia non se instrui patiuntur, nec emendantur per disciplinam, sunt inflexibiles, quia ex amore sui id faciunt; spiritus dicunt quod ex frigore cognoscant quod illi sint, et quod cum appercipiunt frigus, ab illis discedant.

8737. Spiritus:霊達、instructores:教師達、指導者達、et:~と、および、castigatores,:叱責する者達、懲罰する者達、de:~について、quibus:その者達、supra:上に、上部に、n.:番号、7802-7812, illos:彼らを、non:否、adeunt,:行く、近付く、sicut:~の如く、~のように、alios:他のもの、異なった、in:~の中、~において、(c)illa:それから、tellure,:地、地上、地球、quia:なぜなら、ので、non:否、se:自分達自身を、instrui:教えられること、patiuntur,:受ける、許容する、許す、(dep)nec:否、emendantur:正される、矯正される、per:~を通して、~によって、disciplinam,:教えること、教授、学識、sunt:ある、inflexibiles,:曲がらない、頑固な、不屈の、quia:なぜなら、ので、ex:~から、~により、amore sui:自己愛、id:それを、faciunt;:行なう、為す、spiritus:霊達、dicunt:言う、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、frigore:寒さ、冷たさ、冷気、cognoscant:知る、認める、quod:こと、それ、そのこと、illi:彼らは、sint,:ある、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、cum:その時、その場合、appercipiunt:把握する、認める、frigus,:寒さ、冷たさ、冷気、ab:~から、~により、illis:彼らから、discedant.:立ち去る、離れる、遠ざかる、

8737.教え、また罰する霊達は、その者達については上の7802-7812番(を参照)、その地球の他の者達の如く彼ら(自分達を神聖な者達と言う者達)には近づかない。なぜなら、彼らは自分達が教えられることを許さないからであり、教えることによって矯正されない頑固な者達であるからである。なぜなら、彼らは自己愛からそれを行うからである。霊達は彼らが居ることを冷気から知ること、また冷気を認める時に彼らから立ち去ることを言った。

8738. Ostensum (t)mihi (x)erat a spiritibus tegumentum capitis illorum qui se sanctos vocant, quod fuit pileus turribus coloris obscuri.

8738. Ostensum:示された、(t)mihi:私に、(x)erat:あった、a:~から、~により、spiritibus:霊達、tegumentum:被膜、おおい、capitis:頭、illorum:彼らの、それらの、qui:その者達、se:自分達自身を、sanctos:神聖な者達、vocant,:呼ぶ、quod:こと、それ、そのこと、fuit:あった、pileus:フェルト帽、turribus:櫓、塔、城、coloris:色、obscuri.:不明瞭な、暗い、

8738.霊達により自分達を神聖な者達と呼ぶ者達の頭の覆いが私に示された。それは暗い色の塔型のフェルト帽であった。

8739. In altera vita tales apparent ad dextram retrorsum ad aliquam altitudinem, ac ibi sedent sicut idola, et quoque initio a famulis qui apud tales fuerunt coluntur, sed postea ab iis quoque risui habentur; et quod miratus sum, ibi lucent facie quasi ab igne, quod trahunt ex eo quod crediderint se sanctos fuisse, et (x)quoque instar Domini qui in sole; sed tametsi apparent facie sicut ignei, usque sunt frigidi, et impense cupiunt calefieri; inde patet quod ignis ex quo lucent sit sicut ignis fatuus.

8739. In:~の中、~において、altera vita:他生、tales:このような、次ぎのような、apparent:現れる、見える、ad:~に、~へ、dextram:右、右側、右手、retrorsum:後方へ、逆に、ad:~に、~へ、aliquam:ある程度、若干の、altitudinem,:高さ、ac:また、なお加えて、ibi:そこに、そこで、sedent:座る、sicut:~の如く、~のように、idola,:偶像、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、initio:根源、始め、初期、a:~から、~により、famulis:奴隷達、しもべ達、qui:その者達、apud:~のもとに、~において、tales:このような、次ぎのような、fuerunt:あった、coluntur,:崇拝される、sed:しかし、postea:その後、次に、続いて、ab:~から、~により、iis:それらから、彼らから、quoque:~もまた、同じく、同様に、risui:嘲笑、笑い、habentur;:持たれる、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、miratus sum,:驚いた、驚嘆した、怪しんだ、いぶかった、当惑した、(dep)ibi:そこに、そこで、lucent:輝く、光を放つ、(三人称複数未来)facie:顔、容貌、quasi:言わば、あたかも~のように、ab:~から、~により、igne,:火、炎、quod:こと、それ、そのこと、trahunt:得る、引き出す、獲得する、ex:~から、~により、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、crediderint:信じた、se:自分達自身を、sanctos:神聖な者達、fuisse,:あったこと、(不定法完了)et:また、そして、(x) quoque:~もまた、同じく、同様に、instar:等しい、同等のもの、Domini:主、qui:その者、in:~の中、~において、sole;:太陽、sed:しかし、tametsi:例え~でも、それでも、それにも関わらず、apparent:現れる、見える、facie:顔、容貌、sicut:~の如く、~のように、ignei,:火、炎、usque:それでもなお、やはり、sunt:ある、frigidi,:冷たい、活力のない、et:また、そして、impense:熱心に、しつこく、大いに、甚だ、cupiunt:求める、欲する、calefieri;:温められること、熱しられること、inde:それ故、そこから、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、ignis:火、炎、ex:~から、~により、quo:それから、そのことから、lucent:輝く、光を放つ、(三人称複数未来)sit:ある、sicut:~の如く、~のように、ignis:火、炎、fatuus.:弱い、かすかな、

8739.他生においてこのような者達はある程度の高さの右後方に現れ、またそこで偶像の如く座る。そして初めにはそのような者達の許に居た奴隷達から崇拝されるが、しかしその後、彼らから嘲笑を持たれる。そして私が驚いたことはそこで彼らは炎からのように顔が輝くことである。それは彼らが自分達を神聖な者達であること、また太陽の中の主に等しい者達であることを信じたことから引き出した。しかし彼らは顔が炎の如く見えても、それでもなお、冷たく、また大いに温められることを求める。それ故、それから輝く炎はかすかな炎の如くある。

8740. Iidem, ut calefiant, ligna secare sibi videntur, et cum secant, sub lignis apparet quid hominis, quem (t)tunc simul conantur percutere; hoc fit inde quia sibi tribuunt meritum, et quia sanctitatem, etiam sibi imputant justitiam; qui hoc faciunt in mundo in altera vita videntur sibi ligna secare, ut quoque aliqui ex nostra tellure, de quibus ab experientia prius, quam experientiam, rem illustrandi causa, licet haec ex n. 4943 transferre:{1}
In inferiore terra sub plantis, etiam sunt illi qui meritum posuerunt in {2}beneactis et operibus, plures eorum apparent sibi ligna secare; locus ubi sunt est frigidior, et videntur sibi calorem sibi acquirere per laborem suum; cum illis etiam locutus sum, et illis dicere datum numne vellent ex loco illo exire; dicebant quod adhuc per laborem non meruerint; at cum status ille peractus est, inde eximuntur. Sunt etiam illi naturales, quia velle mereri salutem non est spirituale, venit enim a proprio non a Domino; et praeterea praeferunt se aliis, et quidam eorum contemnunt alios; illi si non gaudium prae reliquis in altera vita recipiunt, indignantur contra Dominum, quapropter cum secant ligna, apparet quasi quid Domini sub lignis; hoc ex indignatione. Sed quia vitam piam egerunt, et ex ignorantia ita fecerunt in qua aliquid innocentiae fuit, ideo aliquoties angeli ad illos mittuntur et illos consolantur; et praeterea apparet illis desuper a sinistro quandoque sicut ovis, ex qua visa {3} consolationem accipiunt;
videatur etiam n. 1110.

8740. Iidem,:同じ、同様の、ut:~のために、こと、~するように、calefiant,:温める、熱する、悩ます、苦しめる、刺激する、興奮させる、ligna:木材、木、薪、secare:切ること、割ること、sibi:自分達自身に、videntur,見られる、認められる、et:また、そして、cum:その時、その場合、secant,:切る、割る、sub:~の下に、~の下で、lignis:木材、木、薪、apparet:現れる、見える、quid:何か?、どんな?、hominis,:人間、quem:その者、(t) tunc:その時、やがて、simul:一緒に、同時に、conantur:努力する、試みる、努める、企てる、(dep)percutere;:打つこと、打ち殺すこと、hoc:これは、fit:為される、行われる、inde:それ故、そこから、quia:なぜなら、ので、sibi:自分達自身に、tribuunt:~に帰する、~のせいにする、meritum,:功績、当然の報い、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、sanctitatem,:神聖さ、敬虔、神聖、聖、etiam:~もまた、更に、sibi:自分達自身に、imputant:帰する、転嫁する、justitiam;:正義、公正、qui:その者達、hoc:これを、faciunt:行なう、為す、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、in:~の中、~において、altera vita:他生、videntur:見られる、認められる、sibi:自分達自身に、ligna:木材、木、薪、secare,:切ること、割こと、ut:~のように、~として、quoque:~もまた、同じく、同様に、aliqui:誰か、何か、ex:~から、~により、nostra:私達の、tellure,:地、地上、地球、de:~について、quibus:それらから、ab:~から、~により、experientia:観察、経験、prius,:以前に、前に、前以て、quam:それを、experientiam,:観察、経験、rem:事柄、物事、illustrandi:明るくすることの、照らすことの、説明することの、causa,:~のために、~の故に、licet:許されている、差しつかえない、haec:これらは、下記の、ex:~から、~により、n.:番号、4943 transferre::書き写すこと, 転写すること、{1}
In:~の中、~において、inferiore:更に低い、更に下の、terra:地、地上、sub:~の下に、~の下で、plantis,:足の裏、etiam:~もまた、更に、sunt:ある、illi:彼らは、qui:その者達、meritum:功績、当然の報い、posuerunt:置いた、設けた、in:~の中、~において、{2}beneactis:善行、et:~と、および、operibus,:仕事、働き、行い、労働、務め、plures:より多くの、多数の、eorum:彼らの、apparent:現れる、見える、sibi:自分達自身に、ligna:木材、木、secare;:切ること、割こと、locus:場所、位置、ubi:そこで、その場所、sunt:ある、est:ある、frigidior,:より冷たい、より寒い、et:また、そして、videntur:見られる、認められる、sibi:自分達自身に、calorem:熱、暖、sibi:自分達自身に、acquirere:取得すること、獲得すること、得ること、per:~を通して、~によって、laborem:労苦、労働、suum;:自分自身の、それ自身の、cum:~と一緒に、~と、illis:彼らから、etiam:~もまた、更に、locutus sum,:話した、et:また、そして、illis:彼らに、dicere:言うこと、datum:与える、容認された、numne:~か、~かどうか、vellent:欲した、ex:~から、~により、loco:場所、位置、illo:それから、exire;:出ること、出て行くこと、dicebant:言った、quod:こと、それ、そのこと、adhuc:依然として、その時まで、per:~を通して、~によって、laborem:労苦、労働、non:否、meruerint;:獲得した、手に入れた、at:しかし、だが聞き給え、cum:その時、その場合、status:状態、性質、ille:それは、彼は、peractus est,:遂行された、完了された、終了された、inde:それ故、そこから、eximuntur.:解放される、自由にされる、
Sunt:ある、etiam:~もまた、更に、illi:それらは、彼らは、naturales,:自然的な、quia:なぜなら、ので、velle:欲すること、mereri:獲得されること、~に値されること、手に入れること、salutem:救い、non:否、est:ある、spirituale,:霊的な、venit:来た、行った、来る、行く、enim:なぜならば、~というのは、a:~から、~により、proprio:固有の、自分の、固有性、自己、non:否、a:~から、~により、Domino;:主、et:また、そして、praeterea:加えて、更に、他に、praeferunt:前へ置く、称賛する、優先する、se:自分達自身を、aliis,:他のもの、異なった、et:また、そして、quidam:誰か、ある種の、ある人、何か、誰かある人、ある者、何かあるもの、eorum:彼らの、contemnunt:軽蔑する、侮る、無視する、(二人称複数現在)alios;:他のもの、異なった、
Illi:彼らは、si:もし~なら、たとえ~でも、non:否、gaudium:喜び、楽しさ、prae:~よりも、~と比較して、reliquis:残りのもの、残存物、in:~の中、~において、altera vita:他生、recipiunt,:受け入れる、受容する、受け取る、indignantur:憤慨する、怒る、(dep)contra:~に対して、~に反対して、Dominum,:主、quapropter:そのために、それ故に、cum:その時、その場合、secant:切る、割る、ligna,:木材、木、薪、apparet:現れる、見える、quasi:言わば、あたかも~のように、quid:何か?、どんな?、Domini:主、sub:~の下に、~の下で、lignis;:木材、木、薪、hoc:これは、ex:~から、~により、indignatione.:憤り、憤慨、
Sed:しかし、quia:なぜなら、ので、vitam:生命、生活、生涯、piam:敬虔な、誠実な、egerunt,:過した、行った、(ago の三人称複数完了)et:また、そして、ex:~から、~により、ignorantia:無知、不認識、未熟、未知、ita:このように、従って、fecerunt:行なった、為した、in:~の中、~において、qua:それから、そのことから、aliquid:何か、若干の、innocentiae:無邪気、無垢、fuit,:あった、ideo:それ故、そのために、aliquoties:数回、数度、しばしば、angeli:天使達、ad:~に、~へ、illos:彼らを、mittantur:差し向けられる、派遣される、行かされる、et:また、そして、illos:彼らを、consolantur;:慰める、励ます、軽くする、緩和する、(dep)et:また、そして、praeterea:加えて、更に、他に、apparet:現れる、見える、illis:彼らに、desuper:上から、上方から、a:~から、~により、sinistro:左の、左側の、あべこべの、逆の、quandoque:時々、時折、sicut:~の如く、~のように、ovis,:羊の檻、羊の囲い、ex:~から、~により、qua:それから、そのことから、visa:見られた、認められた、{3} consolationem:慰め、激励、accipiunt;:受け取る、受け入れる、videatur:見られる、認められる、etiam:~もまた、更に、n.:番号、1110.

8740.彼らと同様な者達は自分達が温められるために薪を割ることが自分達に見え、また割る時、薪の下に人間の何かが見える。その時、同時にその者を打つことを試みる。そのことは彼らが功績を、また神聖さもまた正義も自分達に帰するから行う。この世においてこれを行う者達は他生で自分達に薪を割ることが見られ、同様に私達の地球からの誰かにもまたそのように見られた。それらのことについては前に観察から(示された)。その観察をその事柄を説明するためその4943番から書き写すことが許されている。
「善行と仕事の中に功績を置いた者達もまた足と足の裏の更に低い地に居る。彼らの多くの者達は自分達に薪を割ることが見える。そこは寒くその労働によって自分達に暖を得ることが認められる。私は彼らともまた話し、彼らにその場所から出ることを欲するかどうかと言うことが容認された。
彼らは依然として労働によって(暖を)得ていないことを言った。しかしその状態が終わる時、そこから解放される。
彼らもまた自然的な者達である。なぜなら、(自分達が)救いに値されることを欲することは霊的でないからであり、また更に、自分達を他の者達に優先するからであり、彼らの誰かは他の者達を侮るからである。他生において彼らは他の者達よりも楽しさを受けないなら主に対して憤慨する。それ故に、彼らが薪を割る時、言わば主の何かが薪の下に現れ、またそれは憤りからある。しかし彼らは敬虔な生涯を過したので、また無知からそのように行ないその中には無垢があったので、それ故、何度か天使達が彼らに遣わされ、また彼らを励ます。また更に、時折、彼らに羊の囲いの如きものが左上方から現れ、その見られたものにより彼らは慰めとなるものを受ける。」このことは1110番にも認められよう。

8741. Continuatio de spiritibus et incolis telluris Jovis ad finem capitis sequentis.

8741. Continuatio:続、続くこと、de:~について、spiritibus:霊達、et:~と、および、incolis:住民達、居住者達、telluris:地、地上、地球、Jovis:木星、ad:~に、~へ、finem:終結、終わり、capitis:章、sequentis.:後に続く、次の、

8741.続、木星の霊達と住民達については次の章の終わりに述べよう。

18-8733~8736意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8733~8736意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

続、木星の霊達と住民達について
8733.木星の霊達は最大の人間の中の思考の想像に関係するので、彼らは殆ど話さず、また大いに考える。そして彼らが話す時の会話は思考力のあるものであるが、朗々としたものに限定されず内面に流れる囁きのような穏やかな点で他の者達の会話とは異なり、思考そのものがそのように彼らの許の会話に転がり出る。その理由は彼らには霊的な者達と天的な者達との間で中間にある性質があるからである。というのは、霊的な者達は声で話すからであり、また自分の思考の凡てのものを会話に吹き込むからであり、そこから彼らの思考が知られるためには言葉から得られなければならないからである。しかし天的な者達はそのようにはないからであり、彼らの意志のものは思考の何かのものによってそれ自身を同様な流れの中に転がすからである。

8734.一般的に霊達の会話は思考の原型から形成され、それらが完全であることと情愛に従って言葉の中に落ちる。また物事の全き考えがそのように示され伝達されるので、多くの霊達はこの世の人間が一時間で説明出来ることを一分で説明出来る。なぜなら、物事の凡ての考えは思考の中にあるようなものをもう一つの思考の中へ入れるようなものであるからである。
それ故、仁愛、或いは相互愛である心の連結、即ち霊的な連結が私に明らかになった。即ち一方の心がそれ自身をもう一方の心の中に示し、もう一方の心に一方の心の思考と意志の凡ての善を一緒に示し、またそのように働きかけることが明らかになった。また逆に敵意と憎しみである霊的な分離が何であるかも明らかになった。即ちそれは一方の心がそれ自身をもう一方の心の中にそれを滅ぼすことの思考と意志を一緒に示すことであり、そこからの嫌悪であることが明らかになった。

8735.更に私の許に非常に長らく居た木星の霊達から、その地球においてもまた自分達を神聖な者達と言う者達が居ること、また刑罰の下に自分の奴隷達に自分達を主と呼ぶことを命じていること、彼らはそのような者達を増やしていることを教えられた。更に彼らは全世界の主を崇拝することを禁じ、彼らが主の仲介者であること、また奴隷達の懇願を全世界の主に知らせることを言っている。私達の主である方を彼らは他の者達の如く唯一の主と呼ばないで、至高の主と呼ぶ。その理由は彼らは自分達をもまた主と言うからである。

8736.自分の奴隷達から挨拶される神聖な者達は、太陽を至高の主の顔と言い、またそこに主御自身の住居があることを信じている。それ故に、彼らもまた太陽を崇拝する。他の住民達は彼らを避け、また彼らと一緒に住むことを欲しない。更に彼らは太陽を崇拝するので、同様に自分達を主と呼ぶので、また自分の奴隷達から神々の仲介者達の如く崇拝されている。

18-8733~8736原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8733~8736原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

Continuatio de Spiritibus et Incolis Telluris Jovis

Continuatio:続、続くこと、de:~について、Spiritibus:霊達、et:~と、および、Incolis:住民達、居住者達、Telluris:地、地上、地球、Jovis:木星、

8733. Spiritus telluris Jovis, quia in Maximo Homine referunt imaginativum cogitationis, parum loquuntur et multum cogitant; et cum loquuntur est loquela illorum cogitativa, quae ab aliorum loquelis differt in eo quod non terminetur ita in sonorum sed in molle quasi murmur quod intus volubile est; ipsa cogitatio sic se evolvit apud illos in loquelam; causa est quia ex genio inter spirituales et caelestes medio sunt; spirituales enim loquuntur sonore, ac omne cogitationis suae injiciunt loquelae, unde cogitatio illorum, ut sciatur, colligenda est ex vocibus; at caelestes non ita, sed quod voluntatis illorum est, {1} volvit se per aliquid cogitationis in simile undae, quod alterius voluntatem secundum {2}rei statum afficit et movet.

8733. Spiritus:霊達、telluris:地、地上、地球、Jovis,:木星、quia:なぜなら、ので、in:~の中、~において、Maximo Homine:最大の人間、referunt:関係する、関係付ける、imaginativum:想像、空想、cogitationis,:思考、parum:殆ど~でない、かろうじて、僅かに、loquuntur:話す、et:また、そして、multum:大いに、非常に、多く、たびたび、cogitant;:考える、et:また、そして、cum:その時、その場合、loquuntur:話す、est:ある、loquela:会話、illorum:彼らの、cogitativa,:思考の、思考力のある、quae:それらは、そのことらは、ab:~から、~により、aliorum:他のもの、異なった、loquelis:会話、differt:違う、異なる、in:~の中、~において、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、non:否、terminetur:制限される、限定される、終わらせられる、ita:このように、それほど、そんなに、in:~の中へ、~に、sonorum:聞こえる、鳴り響く、朗々とした、sed:しかし、in:~の中、~において、molle:柔軟な、しなやかな、穏やかな、quasi:言わば、あたかも~のように、 murmur:呟き、囁き、quod:こと、それ、そのこと、intus:内部に、内に、内面に、volubile:流れる、流暢な、est;:ある、ipsa:そのもの、それ自身、cogitatio:思考、sic:そのように、こうして、se:それ自身を、evolvit:解放する、ころがり出る、明らかにする、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、in:~の中へ、~に、loquelam;:会話、causa est quia:その理由は、ex:~から、~により、genio:性格、性質、才、inter:~の中に、~の間で、~の間に、spirituales:霊的な、et:~と、および、caelestes:天的な、medio:中間、中央、中心、真ん中、sunt;:ある、spirituales:霊的な、enim:なぜならば、~というのは、loquuntur:話す、sonore,:調子、語調、声、言葉、音、ac:また、なお加えて、omne:凡ての、全体の、cogitationis:思考、suae:自分自身の、injiciunt:投げ入れる、引き起す、吹き込む、loquelae,:会話、unde:どこから、どの源から、cogitatio:思考、illorum,:彼らの、ut:~のために、こと、~するように、sciatur,:知られる、colligenda:得られるべき、(未来受動分詞)est:ある、ex:~から、~により、vocibus;:声、言葉、言語、at:しかし、だが聞き給え、caelestes:天的な、non:否、ita,:このように、従って、sed:しかし、quod:こと、それ、そのこと、voluntatis:意志、illorum:彼らの、est,:ある、{1 } volvit:定める、転がす、ころがし落とす、se:それ自身を、per:~を通して、~によって、aliquid:何か、若干の、cogitationis:思考、in:~の中、~において、simile:同様な、同じ、等しい、undae,:波、流れ、水、海、渦、quod:こと、それ、そのこと、alterius:第二の、もう一つの、他の方、voluntatem:意志、secundum:~に従って、~に沿って、{2}rei:事柄、物事、statum:状態、性質、afficit:働きかける、影響を及ぼす、作用させる、et:また、そして、movet.:動かす、振る、

続、木星の霊達と住民達について
8733.木星の霊達は最大の人間の中の思考の想像に関係するので、彼らは殆ど話さず、また大いに考える。そして彼らが話す時の会話は思考力のあるものであるが、朗々としたものに限定されず内面に流れる囁きのような穏やかな点で他の者達の会話とは異なり、思考そのものがそのように彼らの許の会話に転がり出る。その理由は彼らには霊的な者達と天的な者達との間で中間にある性質があるからである。というのは、霊的な者達は声で話すからであり、また自分の思考の凡てのものを会話に吹き込むからであり、そこから彼らの思考が知られるためには言葉から得られなければならないからである。しかし天的な者達はそのようにはないからであり、彼らの意志のものは思考の何かのものによってそれ自身を同様な流れの中に転がすからである。


8734. Loquela spirituum in genere formata est ex ideis quae sunt cogitationis, quae secundum plenitudinem et affectionem cadunt in voces; et quia integra idea rei sic sistitur et communicatur, spiritus plura possunt intra minutum exponere quam potest homo in mundo intra horam; nam omnis idea rei, qualis est in cogitatione, in alterius cogitationem plene immittitur. Inde patuit mihi quid conjunctio animorum seu conjunctio spiritualis sit, quae est charitas seu amor mutuus, quod nempe unius mens se sistat in (t)alterius mente cum omni bono cogitationis et voluntatis suae erga illum, et sic afficiat; et vice versa, quid disjunctio spiritualis, quae est inimicitia et odium, quod nempe unius mens se sistat in mente alterius {1} cum cogitatione et voluntate destruendi illum, unde rejectio.

8734. Loquela:会話、spirituum:霊達、in genere:一般的に、全般的に、formata est:形成された、形作られた、ex:~から、~により、ideis:考え、原型、quae:それらは、そのことらは、sunt:ある、cogitationis,:思考、quae:それらは、そのことらは、secundum:~に従って、~に沿って、plenitudinem:充満、全部、一杯、十分、太いこと、完全、完全であること、満ちていること、et:~と、および、affectionem:情愛、cadunt:死ぬ、滅びる、落ちる、in:~の中へ、~に、voces;:声、言葉、言語、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、integra:健全な、全体の、全き、完全な、idea:考え、原型、rei:事柄、物事、sic:そのように、こうして、sistitur:示される、見せられる、もたらさられる、et:また、そして、communicatur,:伝達される、交流される、共有される、spiritus:霊達、plura:より多くの、多数の、possunt:出来る、可能である、intra:内部で、~の内で、~の間に、minutum:分、一分、exponere:説明すること、述べること、quam:~よりも、~と比べて、potest:出来る、可能である、homo:人間、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、intra:内部で、~の内で、~の間に、horam;:時間、一時間、ある時点としての時、nam:なぜなら、というのも、omnis:凡ての、全体の、idea:考え、原型、rei,:事柄、物事、qualis:どのような、性質、~のような、est:ある、in:~の中、~において、cogitatione,:思考、in:~の中へ、~に、alterius:第二の、もう一つの、他の方、cogitationem:思考、plene:完全に、十分に、immittitur.:入ることを許される、入れられる、
Inde:それ故、そこから、patuit:見えるようになった、明らかになった、mihi:私に、quid:何か?、どんな?、conjunctio:連結、結合、animorum:精神、心、意図、seu:即ち、或いは、conjunctio:連結、結合、spiritualis:霊的な、sit,:ある、quae:それらは、そのことらは、est:ある、charitas:仁愛、seu:即ち、或いは、amor:愛、mutuus,:相互の、双方の、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、unius:1、(属格)mens:心、精神、se:自分自身を、それ自身を、sistat:示す、見せる、立てる、置く、もたらす、in:~の中、~において、(t) alterius:第二の、もう一つの、他の方、mente:心、精神、cum:~と一緒に、~と、omni:凡ての、全体の、bono:善、cogitationis:思考、et:~と、および、voluntatis:意志、suae:自分自身の、それ自身を、erga:~に向かって、~に対して、illum,:彼を、それを、et:また、そして、sic:そのように、こうして、afficiat;:働きかける、影響を及ぼす、作用させる、et:また、そして、vice versa,:逆に、あべこべに、quid:何か?、どんな?、disjunctio:分離、spiritualis,:霊的な、quae:それらは、そのことらは、est:ある、inimicitia:敵意、敵愾心、et:~と、および、odium,:憎しみ、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、unius:1、(属格)mens:心、精神、se:自分自身を、sistat:示す、見せる、立てる、置く、もたらす、in:~の中、~において、mente:心、精神、alterius:第二の、もう一つの、他の方、{1} cum:~と一緒に、~と、cogitatione:思考、et:~と、および、voluntate:意志、destruendi:損なうことの、滅ぼすことの、illum,:彼を、unde:どこから、どの源から、rejectio.:非難、嫌悪、排斥、拒絶、

8734.一般的に霊達の会話は思考の原型から形成され、それらが完全であることと情愛に従って言葉の中に落ちる。また物事の全き考えがそのように示され伝達されるので、多くの霊達はこの世の人間が一時間で説明出来ることを一分で説明出来る。なぜなら、物事の凡ての考えは思考の中にあるようなものをもう一つの思考の中へ入れるようなものであるからである。
それ故、仁愛、或いは相互愛である心の連結、即ち霊的な連結が私に明らかになった。即ち一方の心がそれ自身をもう一方の心の中に示し、それ(もう一方の心)にそれ(一方の心)の思考と意志の凡ての善を一緒に示し、またそのように働きかけることが明らかになった。また逆に敵意と憎しみである霊的な分離が何であるかも明らかになった。即ちそれは一方の心がそれ自身をもう一方の心の中にそれを滅ぼすことの思考と意志と一緒に示すことであり、そこからの嫌悪であることが明らかになった。

8735. Porro instructus sum a spiritibus telluris Jovis, qui admodum diu apud me fuerunt, quod in illa tellure etiam sint qui se sanctos vocant, et imperant sub poena famulis suis, quos multiplicant, ut se dominos appellent; prohibent etiam illis ut adorent Dominum universi, dicentes quod {1}illi Domini mediatores sint, et quod supplicationes illorum ad Dominum universi allaturi sint; {2} Dominum Universi, Qui est Dominus noster, non vocant unicum Dominum, sicut reliqui, sed supremum Dominum; ex causa quia (t)etiam illi se dicunt (x)dominos.

8735. Porro:ところで、更に、~の他に、instructus sum:教えられた、教育された、与えられた、a:~から、~により、spiritibus:霊達、telluris:地、地上、地球、Jovis,:木星、qui:その者達、admodum:非常に、極めて、diu:長く、長い間、長らく、apud:~のもとに、~において、me:私を、fuerunt,:あった、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、illa:それから、tellure:地、地上、地球、etiam:~もまた、更に、sint:ある、qui:その者達、se:自分達自身を、sanctos:神聖な者達、vocant,:呼ぶ、et:また、そして、imperant:支配する、命じる、sub:~の下に、~の下で、poena:罰、刑罰、famulis:奴隷達、召使達、suis,:自分自身の、quos:その者達、multiplicant,:増やす、ut:~のために、こと、~するように、se:自分達自身を、dominos:主人、appellent;:呼ぶ、名付ける、prohibent:禁ずる、押しとどめる、妨げる、etiam:~もまた、更に、illis:彼らに、ut:~のために、こと、~するように、adorent:崇拝する、敬慕する、Dominum:主、universi,:凡ての、全体の、普遍的な、全世界、宇宙、dicentes:言っている、quod:こと、それ、そのこと、{1}illi:彼らは、Domini:主、mediatores:仲介者達、sint,:ある、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、supplicationes:懇願、哀願、illorum:彼らの、ad:~に、~へ、Dominum:主、universi:凡ての、全体の、普遍的な、全世界、宇宙、allaturi sint;:申し立てられた、知らせる、{2} Dominum:主、Universi,:凡ての、全体の、普遍的な、全世界、宇宙、一般の、Qui:その方、est:ある、Dominus:主、noster,:私達の、non:否、vocant:呼ぶ、unicum:唯一の、ただ一つの、Dominum,:主、sicut:~の如く、~のように、reliqui,:残りの、他の、sed:しかし、supremum:最高の、至高の、最も高い、Dominum;:主、ex causa quia:その理由から、(t) etiam:~もまた、更に、illi:彼らは、se:自分達自身を、dicunt:言う、(x)dominos.:主人、

8735.更に私の許に非常に長らく居た木星の霊達から、その地球においてもまた自分達を神聖な者達と言う者達が居ること、また刑罰の下に自分の奴隷達に自分達を主と呼ぶことを命じていること、彼らはそのような者達を増やしていることを教えられた。更に彼らは全世界の主を崇拝することを禁じ、彼らが主の仲介者であること、また彼ら(奴隷達)の懇願を全世界の主に知らせることを言っている。私達の主である方を彼らは他の者達の如く唯一の主と呼ばないで、至高の主と呼ぶ。その理由は彼らは自分達をもまた主と言うからである。

8736. Sancti illi, qui a famulis suis domini salutantur, solem vocant faciem supremi Domini, et ibi credunt domicilium Ipsius esse, quapropter etiam solem adorant: {1}illos reliqui incolae aversantur, et cum illis conversari non volunt, tum quia solem adorant quam quia dominos se vocant, et a famulis suis coluntur sicut dii mediatores.

8736. Sancti:神聖な、聖なる、illi,:彼らは、これらは、qui:その者達、a:~から、~により、famulis:奴隷達、しもべ達、suis:自分自身の、salutantur,:挨拶される、solem:太陽、vocant:呼ぶ、faciem:顔、容貌、supremi:最高の、至高の、最も高い、Domini,:主、et:また、そして、ibi:そこに、そこで、credunt:信じる、domicilium:住居、家、Ipsius:御自身、esse,:あること、quapropter:そのために、それ故に、etiam:~もまた、更に、solem:太陽、adorant::崇拝する、敬慕する、{1}illos:彼らを、reliqui:他の、残り、incolae:住民、居住者、aversantur,:離れる、避ける、退ける、顧みない、(dep)et:また、そして、cum:~と一緒に、~と、illis:彼らから、conversari:滞在すること、交際することこと、居住すること、non:否、volunt,:欲する、tum:その上、更に、quia:なぜなら、ので、solem:太陽、adorant:崇拝する、敬慕する、quam:~のように、~と同様に、quia:なぜなら、ので、dominos:主人達、se:自分達自身を、vocant,:呼ぶ、et:なおまた、そして、a:~から、~により、famulis:奴隷達、しもべ達、suis:自分自身の、coluntur:崇拝される、sicut:~の如く、~のように、dii:神々、mediatores.:仲介者達、

8736.自分の奴隷達から挨拶される神聖な者達は、太陽を至高の主の顔と言い、またそこに主御自身の住居があることを信じている。それ故に、彼らもまた太陽を崇拝する。他の住民達は彼らを避け、また彼らと一緒に住むことを欲しない。更に彼らは太陽を崇拝するので、同様に自分達を主と呼ぶので、なおまた自分の奴隷達から神々の仲介者達の如く崇拝されている。

18-8729~8732意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8729~8732意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8729.「困難な出来事はモーセに持って来なければならない」が、仲介と執成しを意味することは、上に、上の8705番に説明されたことから知られよう。ここではモーセに出来事を持って来なければならないことが言われており、19節ではモーセが神の許へ持って行くことが言われているが、両方とも同じことを含む。

8730.「また軽微な凡ての出来事は彼らが裁かなければならない」は、上の8718番のように部分的なものと個々のものが他の源泉からあることの外観を意味する。そこで同様な言葉が言われている。

8731.「そして、モーセは自分の舅を送り出した」が適用された神的な真理の状態を意味することは、凡てのものが秩序に戻された後、即ち適用された後、正確には間接の真理が神的なものから直接にある真理に従属された時にその状態の終わりがあることから知られよう。なぜなら、その状態の始まりがイテロがモーセの許に来たこと、またそのように、その目的のために彼らが結合されたことが記述されているからである。
前以て長達が配置されるために、更に民を裁くためにエホバから命じられないで、イテロの思慮と勧告によりそれが為された理由は、この章において取り扱われる事柄について充分にその秩序の中で表象されるためであった。なぜなら、本章の先行している箇所では霊的な教会からの者達が再生される時、即ち主により真理を通して導かれる時に彼らがその中に居る前の状態について取り扱われたからであり、その状態に第二の状態が引き続いて起こるからである。それは主により善を通して導かれることである。その方向転換、或いは一つの状態の第二の状態への変化がこの章の「イテロ」によって記述されている。

8732.「また舅は自分の地へ自分の家に帰った」が、神的なものそのものへを意味することは、「自分の地へ帰ること」の意味が前の状態へ、即ち神的な状態へ帰ることであることから知られよう。更に内意において「地」によって教会も天界も意味されるからであり、最高の意味において神的なものが意味されるからである。内意において「地」によって教会が意味されること、従って天界の主の王国も意味されることは566, 662, 1066, 1067, 1733, 1850, 2117, 2118, 2928, 3355, 4447, 4535, 5577, 8011番に認められよう。最高の意味において「地」によって神的なものが意味されることは、「イテロ」が神的な善、従って神的なものそのものを表象したからであり、そこへ帰ることは歴史的な文字通りの意味において「自分の地へ帰ること」を除いて表現されることが出来ないからである。なぜなら、聖言の中の表意する言葉は、表象した事柄へ適切にそれ自身を有するが、しかしそれでもなお、言葉の固有のものに合致する意味が残っているからである。例えば「地」の意味はそれが聖言の中に読まれる時、天界に居る者達は地について考えないで地上の諸民族の霊的な状態について、従ってそこの宗教的なことについて考える。それ故に、そこで地が読まれる時、そこの教会の考えを持ち、また教会の考えを持つ時、更に主の王国の考えも持ち、従って天界の考えも持ち、また天界の考えを持つ時、そこの神的なものの考えも持つと言う理由により「地」は厳密に教会を意味する。しかし表象した事柄が教会、或いは天界の神聖な何かの事柄についてである時、それらの事柄は地によって意味されることが出来る。例えば愛、仁愛、信仰の善のように、それ故、それでもなお、善か、愛か、仁愛かが意味される時のように、厳密に言葉に合致する意味が残ること、しかしそれでもなお、全般的に教会の意味が留まることが明らかである。なぜなら、それらは教会の本質的なものであるからであり、また教会であることを為すからである。

18-8729~8732原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8729~8732原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8729. `Verbum difficile adducent ad Moschen': quod significet mediationem et intercessionem, constat ex illis quae supra n. 8705 explicata sunt; hic dicitur quod adducent verbum ad Moschen, ibi autem quod Moscheh (x)adducet ad Deum, sed utrumque simile involvit.

8729. `Verbum:言葉、語、こと、出来事、difficile:困難な、面倒な、adducent:持って来る、持って行く、(三人称複数未来)ad:~に、~へ、Moschen'::モーセ、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、mediationem:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、intercessionem,:執成し、仲裁、調停、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、supra:上に、上部に、n.:番号、8705 explicata sunt;:説明された、hic:ここに、この場に、dicitur:言われる、quod:こと、それ、そのこと、adducent:持って来る、持って行く、(三人称複数未来)verbum:言葉、語、こと、出来事、ad:~に、~へ、Moschen,:モーセ、ibi:そこに、そこで、autem:しかし、他方において、quod:こと、それ、そのこと、Moscheh:モーセ、(x) adducet:連れて来る、持って行く、(三人称単数未来)ad:~に、~へ、Deum,:神、sed:しかし、utrumque:両方とも、両方の、simile:同様な、同じ、等しい、involvit.:包む、含む、

8729.「困難な出来事はモーセに持って来なければならない」が、仲介と執成しを意味することは、上に、上の8705番に説明されたことから知られよう。ここではモーセに出来事を持って来なければならないことが言われており、そこ(19節)ではモーセが神の許へ持って行くことが言われているが、両方とも同じことを含む。

8730. `Et omne verbum parvum judicabunt illi' {1}significat apparentiam quorundam particularium et singularium aliunde, {2}ut supra n. 8718, ubi eadem verba.

8730. `Et:また、そして、omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、parvum:小さい、軽微な、judicabunt:審判する、判断する、裁く、(三人称複数未来)illi':彼らは、{1} significat:意味する、apparentiam:外観、見かけ、quorundam:何か、何かあるもの、ある~の、particularium:一部分の、部分的な、細部、et:~と、および、singularium:個々の、別々の、aliunde,:別の源泉から、他の出所から、{2}ut:~のように、~として、supra:上に、上部に、n.:番号、8718, ubi:そこで、その場所、eadem:同じ、同様の、verba.:言葉、語、

8730.「また軽微な凡ての出来事は彼らが裁かなければならない」は、上の8718番のように、或る種の部分的なものと個々のものが他の源泉からあることの外観を意味する。そこで同様な言葉が言われている。

8731. `Et dimisit Moscheh socerum suum': quod significet statum veri Divini accommodatum, constat ex eo quod postquam omnia in ordinem redacta sunt, hoc est, accommodata, nempe cum vera mediata subordinata sunt vero immediate a Divino, {1} sit finis illius status; hic describitur per quod `Moscheh dimisit socerum suum,' nam initium illius status describitur per quod {2}Jethro ad Moschen venerit, et sic consociati sint ob illum finem. Quod non prius a Jehovah mandatum sit ut principes ordinarentur, qui etiam judicarent populum, sed quod ex consilio et suasu Jethronis id factum sit, erat {3}causa ut haec res, de qua in hoc capite agitur, plene in suo ordine repraesentaretur; nam in praecedentibus actum est de priore statu, in (x)quo sunt illi qui ab Ecclesia spirituali cum regenerantur, nempe cum ducuntur a Domino per verum, {4}huic statui succedit alter, qui est ut ducantur a Domino per bonum; versura haec seu mutatio unius status in alterum {5} est quae in hoc capite per `Jethronem' describitur.

8731. `Et:また、そして、dimisit:行かせた、送り出した、去らせた、Moscheh:モーセ、socerum:配偶者の父、舅、suum'::自分自身の、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、statum:状態、性質、veri:真理、Divini:神的な、accommodatum,:適用された、適応された、利用された、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、postquam:~の後、~した後で、omnia:凡ての、全体の、in:~の中へ、~に、ordinem:秩序、順序、redacta sunt,:戻された、元の状態に戻された、hoc est,:即ち、accommodata,:適用された、適応された、利用された、nempe:正確には、即ち、cum:その時、その場合、vera:諸々の真理、mediata:間接の、間接的な、subordinata sunt:下位に置かれた、従属させられた、vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、{1} sit:ある、finis:終わり、終結、illius:それの、彼の、status;:状態、性質、hic:ここに、この場に、describitur:記述される、述べられる、per:~を通して、~によって、quod:それを、そのことを、`Moscheh:モーセ、dimisit:行かせた、送り出した、去らせた、socerum:配偶者の父、舅、suum,':自分自身の、nam:なぜなら、というのも、initium:開始、始まり、illius:それの、彼の、status:状態、性質、describitur:記述される、述べられる、per:~を通して、~によって、quod:こと、それ、そのこと、{2} Jethro:イテロ、ad:~に、~へ、Moschen:モーセ、venerit,:来た、行った、et:また、そして、sic:そのように、こうして、consociati sint:結合された、仲間にされた、ob:~に対して、~のために、illum:これを、彼を、finem.:目的、意図、
Quod:こと、それ、そのこと、non:否、prius:以前に、前に、前以て、a:~から、~により、Jehovah:エホバ、mandatum sit:命じられた、ut:~のために、こと、~するように、principes:君主達、長達、ordinarentur,:秩序付けられた、配置された、配列された、qui:その者達、etiam:~もまた、更に、judicarent:判断した、裁いた、populum,:人々、民、sed:しかし、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、consilio:思慮、判断、et:~と、および、suasu:忠告、勧告、説得、Jethronis:イテロ、id:それは、factum sit,:為された、行われた、erat:あった、{3}causa:原因、理由、ut:~のために、こと、~するように、haec:これらは、res,:事柄、物事、de:~について、qua:それから、そのことから、in:~の中、~において、hoc:これから、capite:章、agitur,:述べられる、取り扱われる、plene:完全に、十分に、in:~の中、~において、suo:それ自身、ordine:秩序、順序、repraesentaretur;:象徴された、表象された、nam:なぜなら、というのも、in:~の中、~において、praecedentibus:先行している、先行、actum est:取り扱われた、述べられた、de:~について、priore:より前の、より先の、先在する、statu,:状態、性質、in:~の中、~において、(x)quo:それから、sunt:ある、illi:彼らは、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、cum:その時、その場合、regenerantur,:再生される、nempe:正確には、即ち、cum:その時、その場合、ducuntur:導かれる、引き出される、a:~から、~により、Domino:主、per:~を通して、~によって、verum,:真理、{4}huic:これに、statui:状態、性質、succedit:後に続く、引き続いて起る、alter,:第二の、もう一つの、他の方、qui:その者、est:ある、ut:~のために、こと、~するように、ducantur:導かれる、a:~から、~により、Domino:主、per:~を通して、~によって、bonum;:善、versura:方向転換、変化、haec:これは、seu:即ち、或いは、mutatio:変化、推移、unius:1、(属格)status:状態、性質、in:~の中へ、~に、alterum:第二の、もう一つの、他の方、{5} est:ある、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、 hoc:これから、capite:章、per:~を通して、~によって、`Jethronem':イテロ、describitur.:記述される、述べられる、

8731.「そして、モーセは自分の舅を送り出した」が適用された神的な真理の状態を意味することは、凡てのものが秩序に戻された後、即ち適用された後、正確には間接の真理が神的なものから直接にある真理に従属された時にその状態の終わりがあることから知られよう。なぜなら、その状態の始まりがイテロがモーセの許に来たこと、またそのように、その目的のために彼らが結合されたことが記述されているからである。
前以て長達が配置されるために、更に民を裁くためにエホバから命じられないで、イテロの思慮と勧告によりそれが為された理由は、この章において取り扱われる事柄について充分にその秩序の中で表象されるためであった。なぜなら、(本章の)先行している箇所では霊的な教会からの者達が再生される時、即ち主により真理を通して導かれる時に彼らがその中に居る前の状態について取り扱われたからであり、その状態に第二の状態が引き続いて起こるからである。それは主により善を通して導かれることである。その方向転換、或いは一つの状態の第二の状態への変化がこの章の「イテロ」によって記述されている。

8732. `Et ivit sibi ad terram suam': quod significet ad ipsum Divinum, constat ex significatione `ire ad terram suam' quod sit ad statum priorem, ita ad Divinum; praeterea per `terram' significatur in sensu interno Ecclesia, et quoque caelum, inde in sensu supremo significatur Divinum; quod per `terram' in sensu interno significetur Ecclesia, {1}ita quoque regnum Domini in caelo, videatur n. 566, 662, 1066, 1067, 1733, 1850, 2117, 2118, 2928, 3355, 4447, 4535, 5577, 8011; quod per `terram' in sensu supremo significetur Divinum, est quia `Jethro' repraesentabat Divinum Bonum, ita ipsum Divinum, ad quod redire, in sensu litterae historico, non aliter quam per `ire ad terram suam' exprimi potest; nam significativa in Verbo ad rem repraesentatam accommodate se habent, remanente tamen usque significatione quae proprie voci competit; sicut significatio `terrae,' quae proprie significat Ecclesiam, ex causa quia illi qui in caelo sunt non cogitant de terra cum illa in Verbo legitur, sed de statu spirituali gentis quae in terra, ita de religioso ibi, {2}quare cum legitur terra ubi est Ecclesia, tunc ideam Ecclesiae ibi habent, et cum ideam Ecclesiae, etiam ideam regni Domini, proinde caeli {3}, et cum caeli, etiam Divini ibi; at cum res repraesentata agit de {4}aliqua re sancta in Ecclesia, aut in caelo, tunc {5}illa res per terram potest intelligi, sicut amor, charitas, bonum, fides; inde patet quod usque significatio quae proprie voci competit remaneat, sicut cum significatur bonum, vel amor vel charitas, {6} usque universaliter {7}manet significatio Ecclesiae, nam {8}illa sunt essentialia Ecclesiae, et faciunt ut sit Ecclesia.

8732. `Et:また、そして、、ivit:行った、帰還した、(eoの三人称単数完了)sibi:自分自身に、それ自身に、ad:~に、~へ、terram:地、地上、suam'::自分自身の、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、ad:~に、~へ、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum,:神的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`ire:行くこと、帰還すること、ad:~に、~へ、terram:地、地上、suam':自分自身の、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、ad:~に、~へ、statum:状態、性質、priorem,:より前の、より先の、先在する、ita:このように、従って、ad:~に、~へ、Divinum;:神的な、praeterea:加えて、更に、他に、per:~を通して、~によって、`terram':地、地上、significatur:意味される、in:~の中、~において、sensu interno:内意、Ecclesia,:教会、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、caelum,:天界、inde:それ故、そこから、in:~の中、~において、sensu supremo:最高の意味、significatur:意味される、Divinum;:神的な、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`terram':地、地上、in:~の中、~において、sensu interno:内意、significetur:意味される、Ecclesia,:教会、{1} ita:このように、従って、quoque:~もまた、同じく、同様に、regnum:王国、Domini:主、in:~の中、~において、caelo,:天界、videatur:見られる、認められる、n.:番号、566, 662, 1066, 1067, 1733, 1850, 2117, 2118, 2928, 3355, 4447, 4535, 5577, 8011; quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`terram':地、地上、in:~の中、~において、sensu supremo:最高の意味、significetur:意味される、Divinum,:神的な、est:ある、quia:なぜなら、ので、`Jethro':イテロ、repraesentabat:象徴した、表象した、Divinum:神的な、Bonum,:善、ita:このように、従って、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum,:神的な、ad:~に、~へ、quod:それを、そのことを、redire,:帰ること、戻ること、in:~の中、~において、sensu litterae:文字通りの意味、historico,:歴史的な、歴史の、non:否、aliter:他の方法で、異なって、quam:~を除いて、~の外は、per:~を通して、~によって、`ire:行くこと、帰還すること、ad:~に、~へ、terram:地、地上、suam':自分自身の、exprimi:述べられること、表現されること、potest;:出来る、可能である、nam:なぜなら、というのも、significativa:意味のある、表意する、in:~の中、~において、Verbo:聖言、御言葉、ad:~に、~へ、rem:事柄、物事、repraesentatam:象徴した、表象した、accommodate:適切に、ふさわしく、se:それら自身を、habent,:持つ、有す、remanente:残っている、残留している、tamen:しかし、それにもかかわらず、usque:それでもなお、やはり、significatione:意味、quae:それらは、そのことらは、proprie:厳密に、正確に、固有のものとして、voci:声、言葉、言語、competit;:一致する、合致する、適合する、sicut:例えば、丁度~のように、significatio:意味、`terrae,':地、地上、quae:それは、そのことは、proprie:厳密に、正確に、significat:意味する、Ecclesiam,:教会、ex causa quia:その理由から、illi:彼らは、qui:その者達、in:~の中、~において、caelo:天界、sunt:ある、non:否、cogitant:考える、de:~について、terra:地、地上、cum:その時、その場合、illa:それは、in:~の中、~において、Verbo:聖言、御言葉、legitur,:読まれる、sed:しかし、de:~について、statu:状態、性質、spirituali:霊的な、gentis:諸民族、異邦人達、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、terra,:地、地上、ita:このように、従って、de:~について、religioso:宗教的な、宗教的な信念の体系、ibi,:そこに、そこで、{2} quare:それ故に、なぜ、cum:その時、その場合、legitur:読まれる、terra:地、地上、ubi:そこで、その場所、est:ある、Ecclesia,:教会、tunc:その時、やがて、ideam:考え、原型、Ecclesiae:教会、ibi:そこに、そこで、habent,:持つ、有す、et:また、そして、cum:その時、その場合、ideam:考え、原型、Ecclesiae,:教会、etiam:~もまた、更に、ideam:考え、原型、regni:王国、Domini,:主、proinde:それ故に、従って、caeli {3},:天界、et:また、そして、 cum:その時、その場合、caeli,:天界、etiam:~もまた、更に、Divini:神的な、ibi;:そこに、そこで、at:しかし、だが聞き給え、cum:その時、その場合、res:事柄、物事、repraesentata:象徴した、表象した、agit:述べられる、取り扱われる、de:~について、{4}aliqua:何か、若干の、re:事柄、物事、sancta:神聖な、聖なる、in:~の中、~において、Ecclesia,:教会、aut:即ち、或いは、in:~の中、~において、caelo,:天界、tunc:その時、やがて、{5}illa:それらは、res:事柄、物事、per:~を通して、~によって、terram:地、地上、potest:出来る、可能である、intelligi,:意味されること、sicut:例えば、丁度~のように、amor,:愛、charitas,:仁愛、bonum,:善、fides;:信仰、inde:それ故、そこから、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、usque:それでもなお、やはり、significatio:意味、quae:それらは、そのことらは、proprie:厳密に、正確に、voci:声、言葉、言語、competit:一致する、合致する、remaneat,:留まる、残留する、sicut:~の如く、~のように、cum:その時、その場合、significatur:意味される、bonum,:善、vel:vel~vel、~か~か、一つには~一つには~、amor:愛、vel charitas,:仁愛、{6} usque:それでもなお、やはり、universaliter:普遍的に、全般的に、{7}manet:留まる、存続する、固執する、significatio:意味、Ecclesiae,:教会、nam:なぜなら、というのも、{8}illa:それらは、sunt:ある、essentialia:本質的な、本質的な部分、Ecclesiae,:教会、et:また、そして、faciunt:行なう、為す、ut:~のために、こと、~するように、sit:ある、Ecclesia.:教会、

8732.「また彼(舅)は自分の地へ自分の(家に)帰った」が、神的なものそのものへを意味することは、「自分の地へ帰ること」の意味が前の状態へ、即ち神的な状態へ帰ることであることから知られよう。更に内意において「地」によって教会も天界も意味されるからであり、最高の意味において神的なものが意味されるからである。内意において「地」によって教会が意味されること、従って天界の主の王国も意味されることは566, 662, 1066, 1067, 1733, 1850, 2117, 2118, 2928, 3355, 4447, 4535, 5577, 8011番に認められよう。最高の意味において「地」によって神的なものが意味されることは、「イテロ」が神的な善、従って神的なものそのものを表象したからであり、そこへ帰ることは歴史的な文字通りの意味において「自分の地へ帰ること」を除いて表現されることが出来ないからである。なぜなら、聖言の中の表意するもの(表意する言葉)は、表象した事柄へ適切にそれ自身を有するが、しかしそれでもなお、言葉の固有のものに合致する意味が残っているからである。例えば「地」の意味はそれが聖言の中に読まれる時、天界に居る者達は地について考えないで地上の諸民族の霊的な状態について、従ってそこの宗教的なことについて考える。それ故に、そこで地が読まれる時、そこの教会の考えを持ち、また教会の考えを持つ時、更に主の王国の考えも持ち、従って天界の考えも持ち、また天界の考えを持つ時、そこの神的なものの考えも持つと言う理由により「地」は厳密に教会を意味する。しかし表象した事柄が教会、或いは天界の神聖な何かの事柄について(である時)、それらの事柄は地によって意味されることが出来る。例えば愛、仁愛、信仰の善のように、それ故、それでもなお、善か、愛か、仁愛かが意味される時のように、厳密に言葉に合致する意味が残ること、しかしそれでもなお、全般的に教会の意味が留まることが明らかである。なぜなら、それらは教会の本質的なものであるからであり、また教会であることを為すからである。

18-8725~8728意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8725~8728意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8725.「そして、モーセは凡てのイスラエルから活気のある男達を選んだ」が、霊的な教会からの者達の許で善に連結されることが出来る真理の選択を意味することは、「活気のある男達」の意味が善に連結されることが出来る真理であることから知られよう。そのことについては上の8710番に示された。また「イスラエル」の表象が霊的な教会からの者達であることから知られよう。そのことについては上の8645番に示された。
善に連結されることが出来る真理の選択が言われている。なぜなら、まだ善に連結されることが出来ない真理が存在するからであり、また善に連結されることが出来る真理が存在するからである。善に連結されることが出来る真理は確証された真理であり、また多くの真理ともまた結合された真理であり、更に理解の視覚を楽しませるような真理でもあり、そのようにそれらの真理は人間がそれらを欲するように情愛へ入る真理である。そのように為される時、やがて善はそれ自身をそれらの真理に連結する。なぜなら、真理を欲するからであり、またそれ故、善が存在するためにそれらを行うことを為すからである。更にそれらの真理が悪からの間違った原理から清められた時を除いて、また再生されなければならない者の許にあるであろう信仰の凡ての真理と結びつきを持つ前に、善は真理に連結されないことが知られなければならない。真理の結びつきと清めを人間は自分自身の許に何も感じないにせよ、或いは把握しないにせよ主からの天使達は明瞭に、また明白に認め、また認識する。

8726.「また彼らを民の上に頭として任命した」が、それらの真理からの流入を意味することは、ここで民の上に頭として任命された者達である「活気のある男達」の意味が善に連結されることが出来る真理であることから知られよう。そのことについては今しがた上の8725番に示された。また「モーセ」の表象が神的なものから直接にある真理であることから知られよう。そのことについてはしばしば示された。また「彼らを頭として任命すること」の意味が流入することであることから、またそのように、神的なものから直接にある真理が善によって教会の人間を導くことが出来るために性質を与えることであることから知られよう。
それらによってそのことをどのように有するかは前に説明されたことから、即ち再生される人間は最初に信仰の真理によって導かれるが、しかし再生した時は仁愛の善によって導かれることから知られよう。8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番を参照、そして最初の状態、即ち真理によって導かれる時に主は主御自身から直接に発する神的な真理によって流入されるが、しかし第二の状態、即ち善によって導かれる時に主は主御自身から直接に発する真理によっても間接に発する真理によっても流入され、8685, 8701番を参照、また間接の流入も直接の流入のように主から等しくある。8717番を参照、それらがこの節の内意において述べられている。神的なものからの間接の流入そのものが「民の上に頭として任命した」の言葉によって意味されている。

8727.「千人の長、百人の長、五十人の長、また十人の長」が、神的なものから直接に発している真理に連続的な秩序の中で従属させられた主要な真理を意味することは、上の8712- 8715, 8717, 8718, 8722番に説明されたことから知られよう。

8728.「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」が、そこからの永続的な従属を意味することは、「裁くこと」の意味が真理の配置であることから知られよう。そのことについては上の8685番に示された。ここでは従属している下位に置かれた配置である。なぜなら、長達は軽微な事柄をモーセに代わって民を裁いたからであり、それは内意において内的なものから外的なものへとある連続的な秩序の中の真理は、神的なものから直接にある真理に従属させられたものであるからである。それらの真理によって主は間接的に行われるが、しかし人物に限定された意味においては、天使達と天使的な社会がそのような従属と依存の中にあることが意味される。というのは、彼らを通して主は間接的に行われ、また人間を支配されるからである。しかしそれでもなお、天使達は支配する者達ではなく、主が彼らを通して支配される。そのことは8718, 8719番に認められよう。
その事柄については、人間の許に居る天使達そのものからもまた何かが来るが、しかし信仰と仁愛のものに為される凡ての善と真理、即ち人間の許の新しい生命の凡てのものは主だけから来ること、更に主御自身から天使達を通して来ること、同様に連続的にある凡ての配置もその用のためにあることが知られなければならない。天使達自身から来るものは人間の情愛に自分達を適用させるようなものであり、またそれら自身の中に善はないが、しかしそれでもなお、主からの善と真理に導入されるために役立つ。「凡ての時」が永続的にであることは説明なしに知られよう。

18-8725~8728原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8725~8728原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8725. `Et elegit Moscheh viros strenuitatis ab omni Israele': quod significet electionem verorum quibus bonum conjungi potuit apud illos qui ab Ecclesia spirituali, constat ex significatione `virorum strenuitatis' quod sint vera quibus bonum conjungi {1}potest, de qua supra n. (x)8710, et ex repraesentatione `Israelis' quod sint qui ab Ecclesia spirituali, de qua supra n. 8645. Dicitur electio verorum quibus bonum conjungi potest, quia dantur vera quibus bonum nondum conjungi potest, et vera quibus potest; vera quibus potest, sunt vera confirmata, et quoque consociata pluribus, etiam talibus quae intellectualem visum delectant, {2} sic vera illa intrant in affectionem quae facit ut homo velit illa; cum hoc fit, tunc bonum se illis conjungit, nam velle vera et inde agere illa facit ut sint bonum; sciendum porro quod bonum (t)veris non prius (x)conjungatur quam cum vera illa purificata {3}sunt a falsis quae ex malo, et antequam nexum habent cum omnibus veris quae erunt fidei apud regenerandum; nexum et purificationem verorum vident et percipiunt angeli a Domino clare et evidenter, utcumque homo {4} nihil tale apud se sentit aut appercipit.

8725. `Et:また、そして、elegit:選んだ、選択した、Moscheh:モーセ、viros:男達、人々、strenuitatis:活気のあること、活発、ab:~から、~により、omni:凡ての、全体の、Israele'::イスラエル、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、electionem:選択、選び、verorum:真理、quibus:それらに、bonum:善、conjungi:連結されること、結合されること、potuit:出来た、可能であった、(三人称単数完了)apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`virorum:男達、人々、strenuitatis':活気のあること、活発、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、vera:諸々の真理、quibus:それらに、bonum:善、conjungi:連結されること、結合されること、{1}potest,:出来る、可能である、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、(x)8710, et:また、そして、ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Israelis':イスラエル、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、8645. 
Dicitur:言われる、electio:選択、選び、verorum:真理、quibus:それらに、bonum:善、conjungi:連結されること、結合されること、potest,:出来る、可能である、quia:なぜなら、ので、dantur:与えられる、存在する、vera:諸々の真理、quibus:それらに、bonum:善、nondum:まだ~ない、conjungi:連結されること、結合されること、potest,:出来る、可能である、et:また、そして、vera:諸々の真理、quibus:それらに、potest;:出来る、可能である、vera:諸々の真理、quibus:それらに、potest,:出来る、可能である、sunt:ある、vera:諸々の真理、confirmata,:確信された、確認された、確証された、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、consociata:結合された、仲間にされた、pluribus,:より多くの、多数の、etiam:~もまた、更に、talibus:このような、次ぎのような、quae:それらは、そのことらは、intellectualem:理解の、知性の、visum:視覚、視力、見ること、delectant,:喜ばせる、楽しませる、{2} sic:そのように、こうして、vera:諸々の真理、illa:それらは、intrant:入る、踏み込む、in:~の中へ、~に、affectionem:情愛、quae:それらは、そのことらは、facit:行う、為す、ut:~のように、~として、homo:人間、velit:欲する、illa;:それらを、cum:その時、その場合、hoc:それは、fit,:為される、tunc:その時、やがて、bonum:善、se:それ自身を、illis:それらに、彼らに、conjungit,:連結する、結合する、nam:なぜなら、というのも、velle:欲すること、vera:諸々の真理、et:また、そして、inde:それ故、そこから、agere:行うこと、行動すること、illa:それらを、facit:行う、為す、ut:~のために、こと、~するように、sint:ある、bonum;:善、sciendum:知られるべき、(未来受動分詞)porro:更に、に加えて、quod:こと、それ、そのこと、bonum:善、(t) veris:諸々の真理、non:否、prius:以前に、前に、前以て、(x)conjungatur:連結される、結合される、quam:~を除いて、~の外は、cum:その時、その場合、vera:諸々の真理、illa:それらは、purificata {3}sunt:清められた、a:~から、~により、falsis:諸々の間違った原理(信念)、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、malo,:悪、et:また、そして、antequam:~より前に、~より先に、nexum:結びつき、関連、結合、関係、habent:持つ、有す、cum:~と一緒に、~と、omnibus:凡ての、全体の、veris:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、erunt:ある、(三人称複数未来)fidei:信仰、apud:~のもとに、~において、regenerandum;:再生されるべき、(未来受動分詞)nexum:結びつき、関連、結合、関係、et:~と、および、purificationem:清めること、浄化、verorum:真理、vident:見る、認める、et:また、そして、percipiunt:理解する、認識する、認める、angeli:天使達、a:~から、~により、Domino:主、clare:明らかに、明瞭に、et:また、そして、evidenter,:明らかに、明白に、はっきりと、utcumque:どれほど、どんなふうに~にせよ、homo:人間、{4} nihil:無、何も~ない、ない、tale:このような、次ぎのような、apud:~のもとに、~において、se:自分自身を、sentit:感じる、気付く、aut:即ち、或いは、appercipit.:把握する、認める、

8725.「そして、モーセは凡てのイスラエルから活気のある男達を選んだ」が、霊的な教会からの者達の許で善に連結されることが出来る真理の選択を意味することは、「活気のある男達」の意味が善に連結されることが出来る真理であることから知られよう。そのことについては上の8710番(に示された)。また「イスラエル」の表象が霊的な教会からの者達であることから知られよう。そのことについては上の8645番(に示された)。
善に連結されることが出来る真理の選択が言われている。なぜなら、まだ善に連結されることが出来ない真理が存在するからであり、また善に連結されることが出来る真理が存在するからである。善に連結されることが出来る真理は確証された真理であり、また多くの真理ともまた結合された真理であり、更に理解の視覚を楽しませるような真理でもあり、そのようにそれらの真理は人間がそれらを欲するように情愛へ入る真理である。そのように為される時、やがて善はそれ自身をそれらの真理に連結する。なぜなら、真理を欲するからであり、またそれ故、善が存在するためにそれらを行うことを為すからである。更にそれらの真理が悪からの間違った原理から清められた時を除いて、また再生されなければならない者の許にあるであろう信仰の凡ての真理と結びつきを持つ前に、善は真理に連結されないことが知られなければならない。真理の結びつきと清めを人間は自分自身の許に何も感じないにせよ、或いは把握しないにせよ主からの天使達は明瞭に、また明白に認め、また認識する。

8726. `Et dedit illos capita super populum': quod significet influxum in illa vera, constat ex significatione `virorum strenuitatis,' qui hic sunt illi quos `dedit capita super populum,' quod sint vera quibus bonum conjungi potest, de qua nunc supra n. 8725; ex repraesentatione `Moschis' quod sit verum immediate a Divino, de qua {1}saepius; et ex significatione `dare illos capita' quod sit influere, et sic qualificare, ut verum immediate a Divino per illa possit hominem Ecclesiae ducere per bonum. Quomodo cum his se habet, constare potest ex illis quae prius exposita sunt, quod nempe homo qui regeneratur primum ducatur per verum quod fidei, {2}at cum regeneratus est, ducatur per bonum quod charitatis, n. 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701; quodque in primo statu, nempe cum ducitur per verum, influat Dominus per verum Divinum quod immediate ab Ipso procedit, at in altero statu, nempe cum ducitur per bonum, influat Dominus per verum quod tam immediate quam quod mediate {3} ab Ipso procedit, n. 8685, 8701; et quod influxus mediatus aeque sit a Domino {4}quam influxus immediatus, n. 8717; haec sunt quae in hoc versu {5} in sensu interno describuntur; ipse influxus veri {6}mediate a Divino significatur per ea verba, quod `Moscheh dedit illos capita super populum.'

8726. `Et:また、そして、dedit:与えた、為した、置いた、illos:彼らを、capita:頭、super:~の上へ、~の上に、populum'::民、人々、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、influxum:流入、影響、in:~の中へ、~に、illa:それらを、vera,:諸々の真理、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`virorum:男達、人々、strenuitatis,':活気のあること、活発、qui:その者達、hic:ここに、この場に、sunt:ある、illi:彼らは、quos:その者達、` dedit:与えた、為した、置いた、capita:頭、super:~の上へ、~の上に、populum,':民、人々、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、vera:諸々の真理、quibus:それらに、bonum:善、conjungi:連結されること、結合されること、potest,:出来る、可能である、de:~について、qua:それから、そのことから、nunc:今しがた、たった今、supra:上に、上部に、n.:番号、8725; ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Moschis':モーセ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、de:~について、qua:それから、そのことから、{1}saepius;:たびたび、しばしば、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`dare:与えること、illos:彼らを、capita':頭、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、influere,:流れ込むこと、流入すること、et:また、そして、sic:そのように、こうして、qualificare,:性質を与えること、ut:~のために、こと、~するように、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino:神的な、per:~を通して、~によって、illa:それらを、possit:出来る、可能である、hominem:人間、Ecclesiae:教会、ducere:導くこと、per:~を通して、~によって、bonum.:善、
Quomodo:どのように、どうして、どのようにして、cum:~と一緒に、~によって、his:それらから、se:それ自身を、habet,:持つ、有す、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、prius:以前に、前に、前以て、exposita sunt,:説明された、述べられた、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、homo:人間、qui:その者、regeneratur:再生される、primum:先ず、初めて、最初に、第一の、最初の、ducatur:導かれる、per:~を通して、~によって、verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、fidei,:信仰、{2}at:しかし、だが聞き給え、cum:その時、その場合、regeneratus est,:再生された、ducatur:導かれる、per:~を通して、~によって、bonum:善、quod:こと、それ、そのこと、charitatis,:仁愛、n.:番号、8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701; quodque:またそのことは、そしてそのことは、(quod+que)in:~の中、~において、primo:第一の、最初の、statu,:状態、性質、nempe:正確には、即ち、cum:その時、その場合、ducitur:導かれる、per:~を通して、~によって、verum,:真理、influat:流れ込む、流入する、Dominus:主、per:~を通して、~によって、verum:真理、Divinum:神的な、quod:こと、それ、そのこと、immediate:直接に、直に、直ちに、ab:~から、~により、Ipso:御自身、procedit,:生じる、発する、発出する、at:しかし、だが聞き給え、in:~の中、~において、altero:第二の、もう一つの、他の方、statu,:状態、性質、nempe:正確には、即ち、cum:その時、その場合、ducitur:導かれる、per:~を通して、~によって、bonum,:善、influat:流れ込む、流入する、Dominus:主、per:~を通して、~によって、verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、tam:tam~quam~、~と同様に~、~も~も、immediate:直接に、直に、直ちに、quam quod:こと、それ、そのこと、mediate:間接の、間接的な、{3} ab:~から、~により、Ipso:御自身、procedit,:生じる、発する、発出する、n.:番号、8685, 8701; et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、influxus:流入、影響、mediatus:間接の、間接的な、aeque:等しく、平等に、全くそのように、sit:ある、a:~から、~により、Domino:主、{4}quam:~のように、~と同様に、influxus:流入、影響、immediatus,:直接に、直に、直ちに、n.:番号、8717; haec:これらは、sunt:ある、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、hoc:これから、versu:節、{5} in:~の中、~において、sensu interno:内意、describuntur;:述べられる、記述される、ipse:そのもの、それ自身、influxus:流入、影響、veri:真理、{6}mediate:間接の、間接的な、a:~から、~により、Divino:神的な、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、ea:それらを、verba,:言葉、語、quod:こと、それ、そのこと、`Moscheh:モーセ、dedit:与えた、為した、置いた、illos:彼らを、capita:頭、super:~の上へ、~の上に、populum.':民、人々、

8726.「また彼らを民の上に頭として任命した」が、それらの真理からの流入を意味することは、ここで民の上に頭として任命された者達である「活気のある男達」の意味が善に連結されることが出来る真理であることから知られよう。そのことについては今しがた上の8725番(に示された。また)「モーセ」の表象が神的なものから直接にある真理であることから知られよう。そのことについてはしばしば(示された)。また「彼らを頭として任命すること」の意味が流入することであることから、またそのように、神的なものから直接にある真理が善によって教会の人間を導くことが出来るために性質を与えることであることから知られよう。
それらによってそのことをどのように有するかは前に説明されたことから、即ち再生される人間は最初に信仰の真理によって導かれるが、しかし再生した時は仁愛の善によって導かれることから知られよう。8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番(を参照)、そして最初の状態、即ち真理によって導かれる時に主は主御自身から直接に発する神的な真理によって流入されるが、しかし第二の状態、即ち善によって導かれる時に主は主御自身から直接に発する真理によっても間接に発する真理によっても流入され、8685, 8701番(を参照)、また間接の流入も直接の流入のように主から等しくある。8717番(を参照)、それらがこの節の内意において述べられている。神的なものからの間接の流入そのものが「民の上に頭として任命した」の言葉によって意味されている。

8727. `Principes millenorum, principes centenorum, principes quinquagenorum, et principes decadum': quod significet primaria vera quae subordinata in ordine successivo vero immediate a Divino procedenti, constat ex illis quae supra n. 8712-8715, 8717, 8718, 8722, allata sunt.

8727. `Principes:君主達、長達、millenorum,:数千、principes:君主達、長達、centenorum,:数百、principes:君主達、長達、quinquagenorum,:50、et:また、そして、principes:君主達、長達、decadum'::10、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、primaria:主要な、おもな、vera:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、subordinata:下位に置かれた、従属させられた、in:~の中、~において、ordine:秩序、順序、successivo:連続的な、継続的な、vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino:神的な、procedenti,:生じている、発している、発出している、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、supra:上に、上部に、n.:番号、8712- 8715, 8717, 8718, 8722, allata sunt.:述べられた、説明された、

8727.「千人の長、百人の長、五十人の長、また十人の長」が、神的なものから直接に発している真理に連続的な秩序の中で従属させられた主要な真理を意味することは、上の8712- 8715, 8717, 8718, 8722番に説明されたことから知られよう。

8728. `Et judicabunt populum in omni tempore': quod significet dependentiam inde perpetuam, constat ex significatione `judicare' quod sit dispositio verorum, de qua supra n. 8685, hic dispositio subordinata quae est dependentia, nam principes qui judicaturi populum erant loco Moschis in rebus parvis; in sensu interno quod vera in successivo ordine ab interioribus ad exteriora sint subordinata vero immediate a Divino, per quae sic Dominus mediate agit, at in sensu ad personas determinato sunt angeli et angelicae societates in tali subordinatione et dependentia, per illos enim Dominus mediate (x)agit et regit homines; {1}verum usque non sunt angeli qui regunt, {2} sed est Dominus per illos, videatur n. 8718, 8719. Quod hanc rem ulterius attinet, sciendum quod etiam quaedam ab ipsis angelis qui apud hominem sunt veniant; {3}sed omne bonum et verum quae fiunt fidei et charitatis, hoc est, novae vitae apud hominem, veniunt a Domino solo, etiam per angelos ab Ipso; pariter omnis dispositio, quae continua est, ad eum usum; quae ab ipsis angelis veniunt sunt talia quae se affectioni hominis accommodant, ac in se non (t)sunt bona, sed usque inserviunt pro introducendis bonis et veris quae a Domino {4}; quod `in omni tempore' sit in perpetuum, constat absque explicatione.

8728. `Et:また、そして、judicabunt:審判する、判断する、裁く、(三人称複数未来)populum:民、人々、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore'::時、時間、時期、時代、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、dependentiam:依存、従属、由来、inde:それ故、そこから、perpetuam,:永続する、絶え間ない、永久の、連続した、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`judicare':裁くこと、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、dispositio:配置、管理、処理、配列、verorum,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、8685, hic:ここに、この場に、dispositio:配置、管理、処理、配列、subordinata:下位に置かれた、従属させられた、quae:それらは、そのことらは、est:ある、dependentia,:依存している、従属している、由来している、nam:なぜなら、というのも、principes:君主達、長達、qui:その者達、judicaturi:裁く、(未来形)populum:民、人々、erant:あった、loco:~に代わって、~の代わりに、Moschis:モーセ、in:~の中、~において、rebus:事柄、物事、parvis;:小さい、軽微な、in:~の中、~において、sensu interno:内意、quod:こと、それ、そのこと、vera:諸々の真理、in:~の中、~において、successivo:連続的な、継続的な、ordine:秩序、順序、ab:~から、~により、interioribus:内的な、より内なる、ad:~に、~へ、exteriora:外的な、より外なる、sint:ある、subordinata:下位に置かれた、従属させられた、vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、per:~を通して、~によって、quae:それらを、そのことらを、sic:そのように、こうして、Dominus:主、mediate:間接の、間接的な、agit,:行う、at:しかし、だが聞き給え、in:~の中、~において、sensu:意味、ad:~に、~へ、personas:人格、人物、個人、determinato sunt:向けられた、限定された、angeli:天使達、et:~と、および、angelicae:天使的な、societates:仲間関係、社会、in:~の中、~において、tali:このような、次ぎのような、subordinatione:従属、下位に置くこと、et:~と、および、dependentia,:依存、従属、由来、per:~を通して、~によって、illos:彼らを、enim:なぜならば、~というのは、Dominus:主、mediate:間接の、間接的な、(x)agit:行う、et:また、そして、regit:支配する、homines;:人間、{1} verum:真理、しかし、usque:それでもなお、やはり、non:否、sunt:ある、angeli:天使達、qui:その者達、regunt,:支配する、統治する、{2} sed:しかし、est:ある、Dominus:主、per:~を通して、~によって、illos,:彼らを、videatur:見られる、認められる、n.:番号、8718, 8719. 
Quod:quod~attinet、~については、~に関しては、hanc:これを、rem:事柄、物事、ulterius:それ以上に、更に、更に進んで、attinet, sciendum:知られるべき、(未来受動分詞)quod:こと、それ、そのこと、etiam:~もまた、更に、quaedam:何か、何かあるもの、ある種の、ab:~から、~により、ipsis:そのもの、それ自身、angelis:天使達、qui:その者達、apud:~のもとに、~において、hominem:人間、sunt:ある、veniant;:行く、来る、進む、(接続法){3} sed:しかし、omne:凡ての、全体の、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、quae:それらは、そのことらは、fiunt:為される、行なわれる、fidei:信仰、et:~と、および、charitatis,:仁愛、hoc est,:即ち、novae:新しい、vitae:生命、apud:~のもとに、~において、hominem,:人間、veniunt:行く、来る、a:~から、~により、Domino:主、solo,:だけ、のみ、etiam:~もまた、更に、per:~を通して、~によって、angelos:天使達、ab:~から、~により、Ipso;:御自身、pariter:同じように、同様に、omnis:凡ての、全体の、dispositio,:配置、管理、処理、配列、quae:それらは、そのことらは、continua:連続的な、継続的な、est,:ある、ad:~のために、~へ、eum:彼へ、それへ、usum;:用、役立ち、quae:それらは、そのことらは、ab:~から、~により、ipsis:そのもの、それ自身、angelis:天使達、veniunt:行く、来る、sunt:ある、talia:このような、次ぎのような、quae:それらは、そのことらは、se:自分達自身を、affectioni:情愛、hominis:人間、accommodant,:適用する、利用する、適応させる、ac:また、なお加えて、in:~の中、~において、se:それら自身から、non:否、(t)sunt:ある、bona,:諸々の善、sed:しかし、usque:それでもなお、やはり、inserviunt:役に立つ、仕える、pro:~として、~のために、introducendis:導入することで、導き入れることで、bonis:諸々の善、et:~と、および、veris:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、a:~から、~により、Domino {4};:主、quod:こと、それ、そのこと、` in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore':時、時間、時期、時代、sit:ある、in:~の中へ、~に、perpetuum,:永続する、絶え間ない、永久の、連続した、constat:知られる、明らかである、absque:~なしに、~を除いて、explicatione.:説明、解説、

8728.「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」が、そこからの永続的な従属を意味することは、「裁くこと」の意味が真理の配置であることから知られよう。そのことについては上の8685番(に示された)。ここでは従属している下位に置かれた配置である。なぜなら、長達は軽微な事柄をモーセに代わって民を裁いたからであり、それは内意において内的なものから外的なものへとある連続的な秩序の中の真理は、神的なものから直接にある真理に従属させられたものであるからである。それらの(真理)によって主は間接的に行われるが、しかし人物に限定された意味においては、天使達と天使的な社会がそのような従属と依存の中にあることが意味される。というのは、彼らを通して主は間接的に行われ、また人間を支配されるからである。しかしそれでもなお、天使達は支配する者達ではなく、主が彼らを通して支配される。そのことは8718, 8719番に認められよう。
その事柄については、人間の許に居る天使達そのものからもまた何かが来るが、しかし信仰と仁愛のものに為される凡ての善と真理、即ち人間の許の新しい生命の凡てのものは主だけから来ること、更に主御自身から天使達を通して来ること、同様に連続的にある凡ての配置もその用のためにあることが知られなければならない。天使達自身から来るものは人間の情愛に自分達を適用させるようなものであり、またそれら自身の中に善はないが、しかしそれでもなお、主からの善と真理に導入されるために役立つ。「凡ての時」が永続的にであることは説明なしに知られよう。

18-8723~8724意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8723~8724意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8723.二十四~二十七節、「そして、モーセは自分の舅の言葉に耳を傾け、また彼が言った凡てのことを行なった。
そして、モーセは凡てのイスラエルから活気のある男達を選び、また彼らを民の上に頭として千人の長、百人の長、五十人の長、また十人の長に任命した。
そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない。困難な出来事はモーセに持って来なければならない。また軽微な凡ての出来事は彼らが裁かなければならない。
そして、モーセは自分の舅を送り出し、また彼は自分の地へ自分の家に帰った。」
「そして、モーセは自分の舅の言葉に耳を傾け、また彼が言った凡てのことを行なった」は、神的な善の配置に従った実行を意味し、「そして、モーセは凡てのイスラエルから活気のある男達を選んだ」は、霊的な教会からの者達の許で善に連結されることが出来る真理の選択を意味し、「また彼らを民の上に頭として任命した」は、それらの真理からの流入を意味し、「千人の長、百人の長、五十人の長、また十人の長」は、神的なものから直接に発している真理に連続的な秩序の中で従属させられた主要な真理を意味し、「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」は、そこからの永続的な従属を意味し、「困難な出来事はモーセに持って来なければならない」は、仲介と執成しを意味し、「また軽微な凡ての出来事は彼らが裁かなければならない」は、部分的なものと個々のものが他の源泉からあることの外観を意味し、「そして、モーセは自分の舅を送り出した」は適用された神的な真理の状態を意味し、「また彼は自分の地へ自分の家に帰った」は、神的なものそのものへを意味する。

8724.「そして、モーセは自分の舅の言葉に耳を傾け、また彼が言った凡てのことを行なった」が、神的な善の配置に従った実行を意味することは、説明なしに知られよう。なぜなら、「モーセの舅イテロ」によって神的な善が表象されるからであり、8643番を参照、また「モーセ」によって神的な善から発する神的な真理が表象されるからである。8644番を参照、主から発する神的な真理はそれ自身からは何も行わないが、しかし神的なものそのものである神的な善から行う。なぜなら、神的な善は存在の本質であり、他方においてそこからの神的な真理は存在の形であるからである。それ故に、存在の形があるために、またそこから何かが行われるためには存在の形の中に存在の本質が在らねばならない。この世に居られた時の主は神的な真理で在られ、またその時、主御自身の中の神的な善は父なる神で在られた。しかし主が栄化された時、主御自身は人間性に関してもまた神的な善に為された。その時、主御自身から発する神的な真理はパラクレートス(聖霊)、或いは真理の霊と言われる。これらの二つの秘義を知る者が聖言を読む時、もし主からの照らしの中に居るなら、主御自身が父なる神と主御自身について、またパラクレートス真理の霊について話された多くのことの理解の中に居ることが出来よう。そうでなければヨハネ伝の許のような秘義は理解出来ないであろう。
「イエスは言われた。子は父なる神が行っているのを見るのでなければ子自身からは何も行うことができない。なぜなら、父なる神が行うことを子もまた同様に行うからである。父なる神が御自身の中に生命を持たれるように子にもまた子自身の中に生命を持つことを為された。」5.19, 26、更に同書において、
「イエスはまだ栄化されていなかったので、まだ聖霊はなかった。」7.39、
「もし私が去らなければあなた達にパラクレートス(聖霊)は来ない。しかしもし私が去るなら私はそれをあなた達に差し向けよう。それは真理の霊であり、それ自身からは話さないが、しかし聞いたことを何でも話す。それは私を栄化するであろう。なぜなら、それは私から受け取るからである。」16.7, 13, 14、また他の多くの同様な箇所は理解出来ないであろう。

18-8723~8724原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8723~8724原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8723. Vers. 24-27. Et auscultavit Moscheh voci soceri sui, et fecit omne quod dixit. Et elegit Moscheh viros strenuitatis ab omni Israele, et dedit illos capita super populum, principes millenorum, principes centenorum, principes quinquagenorum, et principes decadum. Et judicabunt populum in omni tempore, verbum difficile adducent ad Moschen, et omne verbum parvum judicabunt illi. Et dimisit Moscheh socerum suum, et ivit sibi ad terram suam. `Et auscultavit Moscheh voci soceri sui, et fecit omne quod dixit' significat effectum secundum ordinationem Divini Boni: `et elegit Moscheh viros strenuitatis ab omni Israele' significat electionem verorum quibus bonum conjungi potuit apud illos qui ab Ecclesia spirituali: `et dedit illos capita super populum' significat influxum in illa vera: `principes millenorum, principes centenorum, principes quinquagenorum, et principes decadum' significat primaria vera quae subordinata in ordine successivo vero immediate a Divino procedenti: `et judicabunt populum in omni tempore' significat dependentiam inde perpetuam: `verbum difficile adducent ad Moschen' significat mediationem et intercessionem: et omne verbum parvum judicabunt illi' significat apparentiam quorundam particularium et singularium aliunde: `et dimisit Moscheh socerum suum' significat statum veri Divini accommodatum: `et ivit sibi ad terram suam' significat ad ipsum Divinum.

8723. Vers.:節、24-27. Et:また、そして、auscultavit:耳を傾けた、Moscheh:モーセ、voci:声、言葉、(vox の与格)soceri:配偶者の父、舅、sui,:自分自身の、et:また、そして、fecit:行なった、為した、omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、dixit.:言った、 
Et:また、そして、elegit:選んだ、選択した、Moscheh:モーセ、viros:男達、人々、strenuitatis:活気のあること、活発、ab:~から、~により、omni:凡ての、全体の、Israele,:イスラエル、et:また、そして、dedit:与えた、為した、置いた、illos:それらを、彼らを、capita:頭、super:~の上へ、~の上に、populum,:人々、民、principes:君主達、長達、millenorum,:数千、principes:君主達、長達、centenorum,:数百、principes:君主達、長達、quinquagenorum,:50、et:また、そして、principes:君主達、長達、decadum.:10、
Et:また、そして、judicabunt:審判する、判断する、裁く、(三人称複数未来)populum:人々、民、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore,:時、時間、時期、時代、verbum:言葉、語、こと、出来事、difficile:困難な、面倒な、adducent:持って来る、持って行く、(三人称複数未来)ad:~に、~へ、Moschen,:モーセ、et:また、そして、omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、parvum:小さい、軽微な、judicabunt:審判する、判断する、裁く、illi.:彼らは、 
Et:また、そして、dimisit:行かせた、送り出した、去らせた、Moscheh:モーセ、socerum:配偶者の父、舅、suum,:自分自身を、それ自身を、et:また、そして、ivit:行った、帰還した、(eoの三人称単数完了)sibi:自分自身に、それ自身に、ad:~に、~へ、terram:地、地上、suam.:自分自身を、それ自身を、 
`Et:また、そして、auscultavit:耳を傾けた、Moscheh:モーセ、voci:声、言葉、言語、soceri:配偶者の父、舅、sui,:自分自身の、et:また、そして、fecit:行なった、為した、omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、dixit':言った、significat:意味する、effectum:結果、効果、実行、遂行、成就、働き、secundum:~に従って、~に沿って、ordinationem:配列、配置、秩序付け、Divini:神的な、Boni::善、` et:また、そして、elegit:選んだ、選択した、Moscheh:モーセ、viros:男達、人々、strenuitatis:活気のあること、活発、ab:~から、~により、omni:凡ての、全体の、Israele':イスラエル、significat:意味する、electionem:選択、選び、verorum:真理、quibus:それらに、bonum:善、conjungi:連結されること、結合されること、potuit:出来た、可能であった、(三人称単数完了)apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali::霊的な教会、` et:また、そして、dedit:与えた、為した、置いた、illos:それらを、彼らを、capita:頭、super:~の上へ、~の上に、populum':人々、民、significat:意味する、influxum:流入、影響、in:~の中、~において、illa:それから、vera::諸々の真理、` principes:君主達、長達、millenorum,:数千、principes:君主達、長達、centenorum,:数百、principes:君主達、長達、quinquagenorum,:50、et:また、そして、principes:君主達、長達、decadum':10、significat:意味する、primaria:主要な、おもな、vera:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、subordinata:下位に置かれた、従属させられた、in:~の中、~において、ordine:秩序、順序、successivo:連続的な、継続的な、vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino:神的な、procedenti::生じている、発している、発出している、` et:また、そして、judicabunt:審判する、判断する、裁く、(三人称複数未来)populum:人々、民、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore':時、時間、時期、時代、significat:意味する、dependentiam:依存、従属、inde:それ故、そこから、perpetuam::永続的に、永久に、絶えず、常に、`verbum:言葉、語、difficile:困難な、面倒な、adducent:持って来る、持って行く、(三人称複数未来)ad:~に、~へ、Moschen':モーセ、significat:意味する、mediationem:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、intercessionem::執成し、仲裁、調停、et:また、そして、omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、parvum:小さい、軽微な、judicabunt:審判する、判断する、裁く、(三人称複数未来)illi':彼らは、significat:意味する、apparentiam:外観、見かけ、quorundam:何か、ある種の、ある~の、particularium:一部分の、部分的な、細部、et:~と、および、singularium:個々の、別々の、aliunde::別の源泉から、他の出所から、` et:また、そして、dimisit:行かせた、送り出した、去らせた、Moscheh:モーセ、socerum:配偶者の父、舅、suum':自分自身の、significat:意味する、statum:状態、性質、veri:真理、Divini:神的な、accommodatum::適用された、適応された、利用された、` et:また、そして、ivit:行った、帰還した、(eoの三人称単数完了)sibi:自分自身に、それ自身に、ad:~に、~へ、terram:地、地上、suam':自分自身の、significat:意味する、ad:~に、~へ、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum.:神的な、

8723.二十四~二十七節、「そして、モーセは自分の舅の言葉に耳を傾け、また彼が言った凡てのことを行なった。
そして、モーセは凡てのイスラエルから活気のある男達を選び、また彼らを民の上に頭として千人の長、百人の長、五十人の長、また十人の長に任命した。
そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない。困難な出来事はモーセに持って来なければならない。また軽微な凡ての出来事は彼らが裁かなければならない。
そして、モーセは自分の舅を送り出し、また彼は自分の地へ自分の(家に)帰った。」
「そして、モーセは自分の舅の言葉に耳を傾け、また彼が言った凡てのことを行なった」は、神的な善の配置に従った実行を意味し、「そして、モーセは凡てのイスラエルから活気のある男達を選んだ」は、霊的な教会からの者達の許で善に連結されることが出来る真理の選択を意味し、「また彼らを民の上に頭として任命した」は、それらの真理からの流入を意味し、「千人の長、百人の長、五十人の長、また十人の長」は、神的なものから直接に発している真理に連続的な秩序の中で従属させられた主要な真理を意味し、「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」は、そこからの永続的な従属を意味し、「困難な出来事はモーセに持って来なければならない」は、仲介と執成しを意味し、「また軽微な凡ての出来事は彼らが裁かなければならない」は、部分的なものと個々のものが他の源泉からあることの外観を意味し、「そして、モーセは自分の舅を送り出した」は適用された神的な真理の状態を意味し、「また彼は自分の地へ自分の(家に)帰った」は、神的なものそのものへを意味する。

8724. `Et auscultavit Moscheh voci soceri sui, et fecit omne quod dixit': quod significet effectum secundum ordinationem Divini [Boni], constat absque explicatione, nam per `Jethronem' socerum Moschis repraesentatur Divinum Bonum, n. 8643, et per `Moschen' Divinum Verum quod ex Divino Bono {1} procedit, n. 8644; Divinum Verum quod procedit a Domino ex se nihil agit sed ex Divino Bono, {2}quod est ipsum Divinum, nam Divinum Bonum est Esse, Divinum Verum autem est Existere inde, quare erit Esse in Existere ut hoc aliquid sit, et inde aliquid fiat; Dominus cum {3}fuit in mundo, Divinum Verum fuit, et tunc Divinum Bonum in Ipso fuit Pater; at cum glorificatus est, tunc Ipse factus est Divinum Bonum etiam quoad Humanum; Divinum Verum quod ab Ipso tunc procedit vocatur Paracletus seu Spiritus Veritatis; qui haec duo arcana novit, is, si in illustratione est a Domino, cum legit Verbum, potest esse in intellectu plurium quae Ipse Dominus locutus est de Patre et de Se, {4} et de Paracleto Spiritu Veritatis, quae alioquin mysteria {5}incomprehensibilia forent, prout quae apud Johannem,
Jesus dixit, Non potest Filius facere a {6}Seipso quicquam, nisi viderit Patrem facientem; nam quae Ille facit, haec etiam Filius similiter facit: quemadmodum Pater habet vitam in {6}Seipso, ita dedit etiam Filio vitam habere in {6}Seipso, v 19, 26:
tum apud eundem,
Nondum erat Spiritus Sanctus, quia Jesus nondum glorificatus est, vii 39:
et alibi,
Si non abirem, Paracletus non veniet ad vos; si vero abivero, mittam illum ad vos; Spiritus Ille Veritatis non loquetur a {1}Seipso sed quaecumque audiverit, loquetur: Ille Me glorificabit, quia ex Meo, accipiet, xvi 7, 13 [, 14];
et plura similia alibi.

8724. `Et:また、そして、auscultavit:耳を傾けた、Moscheh:モーセ、voci:声、言葉、言語、soceri:配偶者の父、舅、sui,:自分自身の、et:また、そして、fecit:行なった、為した、omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、dixit'::言った、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、effectum:結果、効果、実行、遂行、secundum:~に従って、~に沿って、ordinationem:配列、配置、秩序付け、Divini:神的な、[Boni],:善、constat:知られる、明らかである、absque:~なしに、~を除いて、explicatione,:説明、解説、nam:なぜなら、というのも、per:~を通して、~によって、`Jethronem':イテロ、socerum:配偶者の父、舅、Moschis:モーセ、repraesentatur:象徴される、表象される、Divinum:神的な、Bonum,:善、n.:番号、8643, et:また、そして、per:~を通して、~によって、`Moschen':モーセ、Divinum:神的な、Verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono:善、{1} procedit,:生じる、発する、発出する、n.:番号、8644; Divinum:神的な、Verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、procedit:生じる、発する、発出する、a:~から、~により、Domino:主、ex:~から、~により、se:自分自身から、nihil:無意味、何も~ない、無、agit:行う、sed:しかし、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、{2} quod:こと、それ、そのこと、est:ある、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum,:神的な、nam:なぜなら、というのも、Divinum:神的な、Bonum:善、est:ある、Esse,:存在、Divinum:神的な、Verum:真理、autem:しかし、他方において、est:ある、Existere:存在の形、inde,:それ故、そこから、quare:それ故に、なぜ、erit:ある、(三人称単数未来)Esse:存在、in:~の中、~において、Existere:存在の形、ut:~のために、こと、~するように、hoc:これは、aliquid:何か、若干の、sit,:ある、et:また、そして、inde:それ故、そこから、aliquid:何か、若干の、fiat;:為される、行なわれる、Dominus:主、cum:その時、その場合、{3} fuit:あった、in:~の中、~において、mundo,:(この)世、世界、Divinum:神的な、Verum:真理、fuit,:あった、et:また、そして、tunc:その時、やがて、Divinum:神的な、Bonum:善、in:~の中、~において、Ipso:御自身、fuit:あった、Pater;:父なる神、at:しかし、だが聞き給え、cum:その時、その場合、glorificatus est,:栄光に満された、栄化された、tunc:その時、やがて、Ipse:御自身、factus est:為された、行われた、Divinum:神的な、Bonum:善、etiam:~もまた、更に、quoad:~に関して、~に関する限り、Humanum;:人間の、人間的な、Divinum:神的な、Verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、ab:~から、~により、Ipso:御自身、tunc:その時、やがて、procedit:生じる、発する、発出する、vocatur:呼ばれる、Paracletus:聖霊、擁護者、仲裁者、パラクレートス、seu:即ち、或いは、Spiritus:霊、Veritatis;:真理、真実、qui:その者、haec:これらは、duo:2,arcana:秘義、奥義、novit,:知る、知った、is,:これは、彼は、si:もし~なら、たとえ~でも、in:~の中、~において、illustratione:明らかにすること、照らし、説明、est:ある、a:~から、~により、Domino,:主、cum:その時、その場合、legit:読む、Verbum,:聖言、御言葉、potest:出来る、可能である、esse:あること、in:~の中、~において、intellectu:理解、plurium:より多い、より高い、quae:それらは、そのことらは、Ipse:御自身、Dominus:主、locutus est:話した、de:~について、Patre:父なる神、et:~と、および、de:~について、Se,:御自身、{4} et:また、そして、de:~について、Paracleto:聖霊、擁護者、仲裁者、パラクレートス、Spiritu:霊、Veritatis, 真理、真実、quae:それらは、そのことらは、alioquin:更に、そうでなければ、要するに、mysteria:秘義、奥義、{5}incomprehensibilia:理解出来ない、不可解な、forent,:あった、prout:例えば、~のような、~と同様に、quae:それらは、そのことらは、apud:~のもとに、~において、Johannem,:ヨハネ、
Jesus:イエス、dixit,:言った、Non:否、potest:出来る、可能である、Filius:御子、facere:行なうこと、為すこと、a:~から、~により、{6}Seipso:御自身、そのもの、quicquam,:何も、何か、何かあるもの、nisi:~以外、もし~でなければ、viderit:見た、認めた、Patrem:父なる神、facientem;:行なっている、為している、nam:なぜなら、というのも、quae:それらは、そのことらは、Ille:彼は、facit,:行う、為す、haec:これは、etiam:~もまた、更に、Filius:御子、similiter:同様に、似ている、facit::行う、為す、quemadmodum:~のように、そのように、言わば、まるで~かのように、Pater:父なる神、habet:持つ、有す、vitam:生命、in:~の中、~において、{6}Seipso,:御自身、そのもの、ita:このように、従って、dedit:与えた、為した、置いた、etiam:~もまた、更に、Filio:御子、vitam:生命、habere:持つこと、有すること、in:~の中、~において、{6}Seipso,:御自身、そのもの、v 19, 26: tum:その上、更に、apud:~のもとに、~において、eundem,:同(書)、
Nondum:まだ~ない、erat:あった、Spiritus Sanctus,:聖霊、quia:なぜなら、ので、Jesus:イエス、nondum:まだ~ない、glorificatus est,:栄光に満された、栄化された、vii 39: et:また、そして、alibi,:他の箇所に、
Si:もし~なら、たとえ~でも、non:否、abirem,:去った、出かけた、(接続法一人称単数未完了)Paracletus:聖霊、擁護者、仲裁者、パラクレートス、non:否、veniet:行く、来る、(三人称単数未来)ad:~に、~へ、vos;:あなた達へ、si:もし~なら、たとえ~でも、vero:真理、abivero,:去る、死ぬ、離れる、(一人称単数未来完了)mittam:行かせる、差し向ける、(接続法一人称単数現在)illum:それを、ad:~に、~へ、vos;:あなた達へ、Spiritus:霊、Ille:それは、彼は、Veritatis:真理、真実、non:否、loquetur:話す、a:~から、~により、{1}Seipso:御自身、そのもの、sed:しかし、quaecumque:何であろうと、どんなものでも、audiverit,:聞いた、loquetur::話す、Ille:彼は、それは、Me:私を、glorificabit,:栄化する、神的なものにする、(三人称単数未来)quia:なぜなら、ので、ex:~から、~により、Meo,:私から、accipiet,:受け取る、受け入れる、受ける、(三人称単数未来)xvi 7, 13 [, 14]; 
et:また、そして、plura:より多くの、多数の、similia:同様な、同じ、alibi.:他の箇所に、

8724.「そして、モーセは自分の舅の言葉に耳を傾け、また彼が言った凡てのことを行なった」が、神的な善の配置に従った実行を意味することは、説明なしに知られよう。なぜなら、「モーセの舅イテロ」によって神的な善が表象されるからであり、8643番(を参照)、また「モーセ」によって神的な善から発する神的な真理が表象されるからである。8644番(を参照)、主から発する神的な真理はそれ自身からは何も行わないが、しかし神的なものそのものである神的な善から行う。なぜなら、神的な善は存在(の本質)であり、他方においてそこからの神的な真理は存在の形であるからである。それ故に、これ(存在の形)があるために、またそこから何かが行われるためには存在の形の中に存在(の本質)が在らねばならない。この世に居られた時の主は神的な真理で在られ、またその時、主御自身の中の神的な善は父なる神で在られた。しかし彼(主)が栄化された時、主御自身は人間性に関してもまた神的な善に為された。その時、主御自身から発する神的な真理はパラクレートス(聖霊)、或いは真理の霊と言われる。これらの二つの秘義を知る者が聖言を読む時、もし主からの照らしの中に居るなら、主御自身が父なる神と主御自身について、またパラクレートス真理の霊について話された多くのことの理解の中に居ることが出来よう。そうでなければヨハネ伝の許のような秘義は理解出来ないであろう。
「イエスは言われた。子は父なる神が行っているのを見るのでなければ子自身からは何も行うことができない。なぜなら、彼(父なる神)が行うことを子もまた同様に行うからである。父なる神が御自身の中に生命を持たれるように子にもまた子自身の中に生命を持つことを為された。」5.19, 26、更に同書において、
「イエスはまだ栄化されていなかったので、まだ聖霊はなかった。」7.39、
「もし私が去らなければあなた達にパラクレートス(聖霊)は来ない。しかしもし私が去るなら私はそれをあなた達に差し向けよう。それは真理の霊であり、それ自身からは話さないが、しかし聞いたことを何でも話す。それは私を栄化するであろう。なぜなら、それは私から受け取るからである。」16.7, 13, 14、また他の多くの同様な箇所(は理解出来ないであろう)。

18-8718~8722意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8718~8722意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8718.「また凡ての軽微な出来事は彼らが裁かなければならない」が、或る種の個々のものと部分的なものは他の源泉からある外観を意味することは、今しがた上の8717番に説明されたことから知られよう。即ち「凡ての大きな出来事はモーセに持って来なければならない」によって、凡てのものの全体的なものも個別的なものも最も個別的なものも主からあることが意味される。それ故、軽微な出来事、即ち部分的な事柄と個別的な事柄もまた主御自身からあることが後に続く。それが他の源泉からあることが見えるのは外観である。そのことは下に認められよう。

8719.「そして上のあなたから下の者に任せよ、またあなたと一緒に負わせよ」が、そのように彼らのための役目と務めを意味することは、「上のあなたから下の者に任せること」の意味が他の者達にもまた任せることであることから、また「彼と一緒に負うこと」の意味が助力であることから知られよう。それらの言葉によってそのように彼らのための役目と務めが意味される。なぜなら、主は凡てのことの全体的なことも個別的なことも主御自身から直接に、また天界を通して間接にも行われるからであり、天界を通して間接に行なうことは彼らの助力を必要としないが、しかしそこに居る天使達の役目と務めのために、またそこから生命が務めと用に従って幸福であるために行なわれる。それ故、彼らに自分達から行うことの外観があるが、しかし主から行うことの認識を持つ。それらのことが上のモーセから下の者に任せ、またモーセと一緒に負った長達が軽微な事柄を裁いたことによって意味されている。
主は直接に流入するだけでなく、更に間接にも流入されて秩序の最初のものの中だけでなく、中間と最後のものの中にもまた流入されることは6982, 6985, 6996, 7004, 7007番に認められよう。

8720.「もしそのことをあなたが行なうなら、また神があなたに命じられるなら」が、そのように神的なものからある時を意味することは、「もしあなたがそのことを行うために神が命じられたなら」の意味が、そのようにそれが神的なものに命じられた時、それがあることであることから知られよう。

8721.「同時にあなたは持ちこたえることが出来る」が、そのように彼らの許に留まることを意味することは、「あなたは持ちこたえることが出来る」の意味が霊的な教会からの者達の許に留まることであることから知られよう。そのことが意味されることは、もし真理が神的なものから直接にだけ流入したなら、また天界を通して間接に流入しないなら、その教会の人間は真理によってでなければ導かれないからであり、他方において善によっては導かれないからである。そのことは上の8685, 8701番に示されたことから知られよう。またもし、善によって導かれるのでなければ天界に居ることが出来ず、従って主は彼らの許に住まいを持つことが出来ない。なぜなら、人間の許の主の住まいは人間の許の善の中にあるからであり、真理の中には善を通してでなければないからである。

8722.「そして更にこの凡ての民もまた平安の内に自分の住居に行くであろう」が、そのように霊的な教会からの者達が善の中に居り、また善により導かれることを意味することは、「民」の意味が霊的な教会からの者達であることから知られよう。なぜなら、「民」によってイスラエルの子孫たちが意味されるからであり、その者達によって霊的な教会が表象されるからである。また「自分の住居に行くこと」の意味がそこへ導かれる状態に居ることであり、それは善の状態がある状態であることから知られよう。なぜなら、霊的な教会からの者達は真理によって善へ導かれるからであり、また善に導かれた時に自分の住居へ行くからである。「住居」が状態であることは2625, 2837, 3356, 3387, 4321, 4882, 5605, 7381番に認められよう。また「平安」の意味が善の中の神的なものであることから知られよう。なぜなら、最高の意味において「平安」は主であるからであり、またそれ故、最内部から善に働きかけ、また善の中に居る者達の幸福であることを為すからである。人間が真理の中に居る限り、またまだ善の中に居ない限り平穏の中に居ない。しかし善の中に居る時に平穏の中に居り、従って平安の中に居る。その理由は、悪い霊達は善を襲うことが出来ないで、その最初の知覚によって逃げ去るからである。しかし真理を襲うことは出来る。それ故、善の中に居る時、平安の中に居る。それらが「凡ての民が平安の内に自分の住居に行くであろう」によって意味されている。
主により真理を通して導かれることと善を通して導かれることが何であるかは8516, 8539, 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番に認められよう。 

18-8718~8722原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8718~8722原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8718. `Et omne verbum parvum judicent illi': quod significet apparentiam quorundam particularium et singularium aliunde, constat ex illis quae nunc supra n. 8717 explicata sunt, quod nempe per quod `omne verbum magnum {1}adducant ad Moschen' significetur quod omnia et singula usque ad singularissima sint a Domino; inde etiam sequitur quod quoque `verbum parvum,' hoc est, res particulares et singulares sint ab Ipso; quod sint apparentia, quod haec aliunde, videbitur {2} infra.

8718. `Et:また、そして、omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、parvum:小さい、軽微な、judicent:審判する、判断する、裁く、(接続法)illi'::彼らは、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、apparentiam:外観、見かけ、quorundam:誰か、何か、ある種の、particularium:一部分の、部分的な、細部、et:~と、および、singularium:個々の、別々の、aliunde,:別の源泉から、他の出所から、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、nunc:今しがた、たった今、supra:上に、上部に、n.:番号、8717 explicata sunt,:説明された、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、per:~を通して、~によって、quod:それを、そのことを、` omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、magnum:偉大な、大きな、{1} adducant:もたらす、提出する、持って来る、(接続法)ad:~に、~へ、Moschen':モーセ、significetur:意味される、quod:こと、それ、そのこと、omnia:凡ての、全体の、et:~と、および、singula:別々の、個別の、usque ad:~に至るまで、singularissima:最も別々の、最も個別の、最も個別的な、sint:ある、a:~から、~により、Domino;:主、inde:それ故、そこから、etiam:~もまた、更に、sequitur:後に続く、続いて来る、帰結する、quod:こと、それ、そのこと、quoque:~もまた、同じく、同様に、`verbum:言葉、語、こと、出来事、parvum,':小さい、軽微な、hoc est,:即ち、res:事柄、物事、particulares:一部分の、部分的な、細部、et:~と、および、singulares:特別の、特定の、特異な、別々の、個別の、sint:ある、ab:~から、~により、Ipso;:御自身、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、apparentia,:外観、見かけ、quod:こと、それ、そのこと、haec:これらは、aliunde,:別の源泉から、他の出所から、videbitur:見られる、認められる、(三人称単数未来){2} infra.:下に、下部に、下方に、

8718.「また凡ての軽微な出来事は彼らが裁かなければならない」が、或る種の個々のものと部分的なものは他の源泉からある外観を意味することは、今しがた上の8717番に説明されたことから知られよう。即ち「凡ての大きな出来事はモーセに持って来なければならない」によって、凡てのものの全体的なものも個別的なものも最も個別的なものも主からあることが意味される。それ故、軽微な出来事、即ち部分的な事柄と個別的な事柄もまた主御自身からあることが後に続く。それが他の源泉からあることが見えるのは外観である。そのことは下に認められよう。

8719. `Et devolve desuper te, et portent tecum': quod significet sic functiones et officia pro illis, constat ex significatione `devolvere desuper te' quod sit derivare etiam ad alios, et ex significatione `portare cum illo' quod sit adjumento esse; quod per ea verba significetur quod sic functiones et officia pro illis, est quia Dominus omnia et singula agit, {1}ex Se immediate, et mediate per caelum; quod mediate per caelum agat, non est quod illorum opis (x)indigeat, sed ut angelis ibi sint functiones et officia, ac inde vita et secundum officia et usus felicitas; inde est quod sit apparentia illis quod ex se agant, sed perceptio quod ex Domino; {2}haec significantur per quod Moscheh devolveret desuper se, et principes, qui judicarent res parvas, portarent cum illo. {3}Quod Dominus influat non solum immediate sed etiam mediate, nec modo in prima sed etiam in media et in ultima ordinis, videatur n. 6982, 6985, 6996, 7004, 7007.

8719. `Et:また、そして、devolve:転がし落とせ、下へ転がせ、(命令形)desuper:上から、上方から、te,:あなたから、et:また、そして、portent:負う、担う、引き受ける、(接続法)tecum'::あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、sic:そのように、こうして、functiones:職務、任務、役目、et:~と、および、officia:仕事、尽力、務め、pro:~として、~のために、illis,:彼らから、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、` devolvere:転がし落とすこと、下へ転がすこと、desuper:上から、上方から、te':あなた、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、derivare:~へ向けること、転ずること、etiam:~もまた、更に、ad:~に、~へ、alios,:他のもの、異なった、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`portare:負うこと、担うこと、引き受けること、cum:~と一緒に、~と、illo':彼から、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、adjumento:援助策、助力、 援助、esse;:あること、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、ea:それらを、verba:言葉、語、significetur:意味される、quod:こと、それ、そのこと、sic:そのように、こうして、functiones:職務、任務、役目、et:~と、および、officia:仕事、尽力、務め、pro:~として、~のために、illis,:それらから、彼らから、est:ある、quia:なぜなら、ので、Dominus:主、omnia:凡ての、全体の、et:~と、および、singula:別々の、個別の、agit,:行う、{1} ex:~から、~により、Se:御自身、immediate,:直接に、直に、直ちに、et:また、そして、mediate:間接の、間接的な、per:~を通して、~によって、caelum;:天界、quod:こと、それ、そのこと、mediate:間接の、間接的な、per:~を通して、~によって、caelum:天界、agat,:行う、non:否、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、illorum:彼らの、opis:助け、援助、助力、(x)indigeat,:欠乏している、必要とする、sed:しかし、ut:~のために、こと、~するように、angelis:天使達、ibi:そこに、そこで、sint:ある、functiones:職務、任務、役目、et:~と、および、officia,:仕事、尽力、務め、ac:また、なお加えて、inde:それ故、そこから、vita:生命、et:~と、および、secundum:~に従って、~に沿って、officia:仕事、尽力、務め、et:~と、および、usus:用、役立ち、felicitas;:幸運、幸福、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、apparentia:外観、見かけ、illis:彼らに、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、se:自分達自身から、agant,:行う、sed:しかし、perceptio:理解、認識、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、Domino;:主、{2}haec:これらは、significantur:意味される、per:~を通して、~によって、quod:それを、そのことを、Moscheh:モーセ、devolveret:転がし落とした、下へ転がした、desuper:上から、上方から、se,:自分自身から、et:また、そして、principes,:君主達、長達、qui:その者達、judicarent:判断した、裁いた、res:事柄、物事、parvas,:小さい、軽微な、portarent:負った、担った、引き受けた、cum:~と一緒に、~と、illo.:それらから、彼らから、
{3}Quod:こと、それ、そのこと、Dominus:主、influat:流れ込む、流入する、non:否、solum:だけ、のみ、immediate:直接に、直に、直ちに、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、mediate,:間接の、間接的な、nec:否、modo:だけ、単に、in:~の中、~において、prima:第一の、最初の、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、in:~の中、~において、media:中間、中央、中心、真ん中、et:~と、および、in:~の中、~において、ultima:最後、最外部、最低、ordinis,:秩序、順序、videatur:見られる、認められる、n.:番号、6982, 6985, 6996, 7004, 7007.

8719.「そして上のあなたから下の者に任せよ、またあなたと一緒に負わせよ」が、そのように彼らのための役目と務めを意味することは、「上のあなたから下の者に任せること」の意味が他の者達にもまた任せることであることから、また「彼と一緒に負うこと」の意味が助力であることから知られよう。それらの言葉によってそのように彼らのための役目と務めが意味される。なぜなら、主は(凡てのことの)全体的なことも個別的なことも主御自身から直接に、また天界を通して間接にも行われるからであり、天界を通して間接に行なうことは彼らの助力を必要としないが、しかしそこに居る天使達の役目と務めのために、またそこから生命が務めと用に従って幸福であるために行なわれる。それ故、彼らに自分達から行うことの外観があるが、しかし主から行うことの認識を持つ。それらのことが上のモーセから下の者に任せ、また彼(モーセ)と一緒に負った長達が軽微な事柄を裁いたことによって意味されている。
主は直接に流入するだけでなく、更に間接にも流入されて秩序の最初のものの中だけでなく、中間と最後のものの中にもまた流入されることは6982, 6985, 6996, 7004, 7007番に認められよう。

8720. `Si verbum hoc facias, et praeceperit tibi Deus': quod significet {1}cum sic ex Divino, constat ex significatione `si praeceperit Deus ut verbum hoc facias' quod sit cum sic ea Divino.

8720. `Si:もし~なら、たとえ~でも、verbum:言葉、語、こと、出来事、hoc:これを、facias,:行なう、為す、(接続法二人称単数現在)et:また、そして、praeceperit:命じた、tibi:あなたに、Deus'::神、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、{1}cum:その時、その場合、sic:そのように、こうして、ex:~から、~により、Divino,:神的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`si:もし~なら、たとえ~でも、praeceperit:命じた、Deus:神、ut:~のために、こと、~するように、verbum:言葉、語、こと、出来事、hoc:これを、facias':行なう、為す、(接続法二人称単数現在)quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、cum:その時、その場合、sic:そのように、こうして、ea:それは、Divino.:神的な、

8720.「もしそのことをあなたが行なうなら、また神があなたに命じられるなら」が、そのように神的なものからある時を意味することは、「もしあなたがそのことを行うために神が命じられたなら」の意味が、そのようにそれが神的なものに命じられた時、それがあることであることから知られよう。

8721. `Potes (x)consistere': quod significet sic mansionem apud illos, constat ex significatione `potes consistere' quod sit mansionem habere apud illos qui ab Ecclesia spirituali; quod id significetur, est quia si verum immediate a Divino {1}modo influeret, et non per caelum mediate, non {2}posset homo Ecclesiae illius duci nisi per verum, non autem per bonum, ut constare potest ab illis quae supra n. 8685, 8701, ostensa sunt; et nisi {3}duceretur per bonum, non posset in caelo esse, ita non posset Dominus apud illos mansionem habere, nam mansio Domini apud hominem est in bono apud illum, non autem in vero nisi per bonum.

8721. `Potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)(x)consistere'::立つこと、持ちこたえること、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、sic:そのように、こうして、mansionem:留まること、住まい、滞在、apud:~のもとに、~において、illos,:彼らを、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、` potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)consistere':立つこと、持ちこたえること、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、mansionem:留まること、住まい、滞在、habere:持つこと、有すること、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali;:霊的な教会、quod:こと、それ、そのこと、id:それは、significetur,:意味される、est:ある、quia:なぜなら、ので、si:もし~なら、たとえ~でも、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino:神的な、{1} modo:だけ、単に、influeret,:流れ込んだ、流入した、et:また、そして、non:否、per:~を通して、~によって、caelum:天界、mediate,:間接の、間接的な、non:否、{2} posset:出来た、可能であった、homo:人間、Ecclesiae:教会、illius:それの、彼の、duci:導かれること、nisi:~以外、もし~でなければ、per:~を通して、~によって、verum,:真理、non:否、autem:しかし、他方において、per:~を通して、~によって、bonum,:善、ut:~のように、~として、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、ab:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、supra:上に、上部に、n.:番号、8685, 8701, ostensa sunt;:示された、et:また、そして、nisi:~以外、もし~でなければ、{3} duceretur:導かれた、per:~を通して、~によって、bonum,:善、non:否、posset:出来た、可能であった、in:~の中、~において、caelo:天界、esse,:あること、ita:このように、従って、non:否、posset:出来た、可能であった、Dominus:主、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、mansionem:留まること、住まい、滞在、habere,:持つこと、有すること、nam:なぜなら、というのも、mansio:留まること、住まい、滞在、Domini:主、apud:~のもとに、~において、hominem:人間、est:ある、in:~の中、~において、bono:善、apud:~のもとに、~において、illum,:彼を、non:否、autem:しかし、他方において、in:~の中、~において、vero:真理、nisi:~以外、もし~でなければ、per:~を通して、~によって、bonum.:善、

8721.「(同時に)あなたは持ちこたえることが出来る」が、そのように彼らの許に留まることを意味することは、「あなたは持ちこたえることが出来る」の意味が霊的な教会からの者達の許に留まることであることから知られよう。そのことが意味されることは、もし真理が神的なものから直接にだけ流入したなら、また天界を通して間接に流入しないなら、その教会の人間は真理によってでなければ導かれないからであり、他方において善によっては導かれないからである。そのことは上の8685, 8701番に示されたことから知られよう。またもし、善によって導かれるのでなければ天界に居ることが出来ず、従って主は彼らの許に住まいを持つことが出来ない。なぜなら、人間の許の主の住まいは彼(人間)の許の善の中にあるからであり、真理の中には善を通してでなければないからである。

8722. `Et etiam omnis populus hic super locum suum veniet in pace': quod significet quod illi qui ab Ecclesia spirituali in bono erunt, et sic ex bono ducentur, constat ex significatione `populi' quod sint qui ab Ecclesia spirituali, quia per `populum' intelliguntur filii Israelis, per quos repraesentatur {1}Ecclesia spiritualis; ex significatione `ad locum suum venire' quod sit ad statum ad quem ducentur, qui status est status boni, nam illi qui {2}sunt ab Ecclesia spirituali, per verum ad bonum ducuntur, et cum ad bonum, tunc ad locum suum {3} veniunt; quod `locus' sit status, videatur n. 2625, 2837, 3356, 3387, 4321, 4882, (x)5605, 7381; et ex significatione `pacis' quod sit Divinum in bono, nam `pax' in supremo sensu est Dominus, et inde est quod intime afficit bonum, et est esse felicitatis illorum qui in bono sunt; quamdiu homo in vero est et nondum in bono, est in (x)in tranquillo, sed cum in bono est, tunc in tranquillo est, ita in pace; (s)causa est quia spiritus mali non aggredi possunt bonum sed aufugiunt ad primam apperceptionem ejus, at verum possunt aggredi; inde est quod cum in bono sunt, in pace sint;(s) haec sunt quae significantur per quod `omnis populus super locum suum veniet in pace.' Quid sit a Domino per verum duci et quid per bonum, videatur n. 8516, 8539, 8643, 8648, 8648, 8685, 8690, 8701.

8722. `Et:また、そして、etiam:~もまた、更に、omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、hic:ここに、この場に、super:~の上へ、~の上に、locum:居所、住居、suum:自分自身を、それ自身を、veniet:行く、来る、(三人称単数未来)in:~の中、~において、pace'::平和、平安、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、illi:彼らは、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、in:~の中、~において、bono:善、erunt,:ある、(三人称複数未来)et:また、そして、sic:そのように、こうして、ex:~から、~により、bono:善、ducentur,:導かれる、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`populi':人々、民、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、qui:その者達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、quia:なぜなら、ので、per:~を通して、~によって、`populum':人々、民、intelliguntur:意味される、filii:息子達、子孫達、Israelis,:イスラエル、per:~を通して、~によって、quos:その者達、repraesentatur:象徴される、表象される、{1}Ecclesia spiritualis;:霊的な教会、ex:~から、~により、significatione:意味、` ad:~に、~へ、locum:居所、住居、suum:自分自身を、それ自身を、venire':来ること、行くこと、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、ad:~に、~へ、statum:状態、性質、ad:~に、~へ、quem:それを、ducentur,:導かれる、qui:それは、status:状態、性質、est:ある、status:状態、性質、boni,:善、nam:なぜなら、というのも、illi:彼らは、qui:その者達、{2}sunt:ある、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali,:霊的な教会、per:~を通して、~によって、verum:真理、ad:~に、~へ、bonum:善、ducuntur,:導かれる、引き出される、et:また、そして、cum:その時、その場合、ad:~に、~へ、bonum,:善、tunc:その時、やがて、ad:~に、~へ、locum:居所、住居、suum:自分自身を、それ自身を、{3} veniunt;:来る、行く、(三人称単数未来)quod:こと、それ、そのこと、`locus':居所、住居、sit:ある、status,:状態、性質、videatur:見られる、認められる、n.:番号、2625, 2837, 3356, 3387, 4321, 4882, (x)5605, 7381; et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`pacis':平和、平安、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、Divinum:神的な、in:~の中、~において、bono,:善、nam:なぜなら、というのも、`pax':平和、平安、in:~の中、~において、supremo sensu:最高の意味、est:ある、Dominus,:主、et:また、そして、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、intime:最内部、最奥、afficit:働きかける、影響を及ぼす、作用させる、bonum,:善、et:また、そして、est:ある、esse:あること、felicitatis:幸運、幸福、illorum:彼らの、それらの、qui:その者達、in:~の中、~において、bono:善、sunt;:ある、quamdiu:~の間、~の限り、homo:人間、in:~の中、~において、vero:真理、est:ある、et:また、そして、nondum:まだ~ない、in:~の中、~において、bono,:善、est:ある、(x) in:~の中、~において、 tranquillo,:穏やかな、平穏な、平穏、sed:しかし、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、bono:善、est,:ある、tunc:その時、やがて、in:~の中、~において、tranquillo:穏やかな、平穏な、平穏、est,:ある、ita:このように、従って、in:~の中、~において、pace;:平和、平安、(s)causa est quia:その理由は、spiritus mali:悪い霊達、non:否、aggredi:襲うこと、(dep)possunt:出来る、可能である、bonum:善、sed:しかし、aufugiunt:逃げ去る、逃亡する、避ける、ad:~によって、~へ、primam:第一の、最初の、apperceptionem:知覚、理解、認識、ejus,:それの、彼の、at:しかし、だが聞き給え、verum:真理、possunt:出来る、可能である、aggredi;:襲うこと、(dep)inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、bono:善、sunt,:ある、in:~の中、~において、pace:平和、平安、sint;:ある、(s) haec:これらは、sunt:ある、quae:それらは、そのことらは、significantur:意味される、per:~を通して、~によって、quod:それを、そのことを、` omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、super:~の上へ、~の上に、locum:居所、住居、suum:自分自身を、それ自身を、veniet:行く、来る、(三人称単数未来)in:~の中、~において、pace.':平和、平安、
Quid:何か?、どんな?、sit:ある、a:~から、~により、Domino:主、per:~を通して、~によって、verum:真理、duci:導かれること、et:~と、および、quid:何か?、どんな?、per:~を通して、~によって、bonum,:善、videatur:見られる、認められる、n.:番号、8516, 8539, 8643, 8648, 8648, 8685, 8690, 8701.

8722.「そして更にこの凡ての民もまた平安の内に自分の住居に行くであろう」が、そのように霊的な教会からの者達が善の中に居り、また善により導かれることを意味することは、「民」の意味が霊的な教会からの者達であることから知られよう。なぜなら、「民」によってイスラエルの子孫たちが意味されるからであり、その者達によって霊的な教会が表象されるからである。また「自分の住居に行くこと」の意味がそこへ導かれる状態に居ることであり、それは善の状態がある状態であることから知られよう。なぜなら、霊的な教会からの者達は真理によって善へ導かれるからであり、また善に導かれた時に自分の住居へ行くからである。「住居」が状態であることは2625, 2837, 3356, 3387, 4321, 4882, 5605, 7381番に認められよう。また「平安」の意味が善の中の神的なものであることから知られよう。なぜなら、最高の意味において「平安」は主であるからであり、またそれ故、最内部から善に働きかけ、また善の中に居る者達の幸福であること為すからである。人間が真理の中に居る限り、またまだ善の中に居ない限り平穏の中に居ない。しかし善の中に居る時に平穏の中に居り、従って平安の中に居る。その理由は、悪い霊達は善を襲うことが出来ないで、その最初の知覚によって逃げ去るからである。しかし真理を襲うことは出来る。それ故、善の中に居る時、平安の中に居る。それらが「凡ての民が平安の内に自分の住居に行くであろう」によって意味されている。
主により真理を通して導かれることと善を通して導かれることが何であるかは8516, 8539, 8643, 8648, 8658, 8685, 8690, 8701番に認められよう。 

18-8717意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8717意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8717.「また凡ての大きな出来事はあなたに持って来なければならない」が、凡てのものは神的なものから直接に発している真理からあることを意味することは、「モーセ」の表象が神的なものから直接に発する真理であることから知られよう。そのことについては7010, 7382番に示された。それから凡てのものがあることが「凡ての大きな出来事は彼に持って来なければならない」によって意味されている。文字通りの意味からは凡てのものが神的な真理へ持って来られる如く見えるが、しかし凡てのものは主御自身から発している真理を通して主から来るので、なぜなら、主御自身から凡ての生命があるからである。それ故に、内意においては彼には意味されないで彼からが意味される。そのことは3721, 5119, 5259, 5779, 6322番に示された流入についての如く有する。即ち流入は外的なものから内的なものへは為されないで内的なものから外的なものへ為される。その理由は手段となる原因がその最も重要な原因に仕える如く、また最も重要な原因なしには、手段となる原因は生命のない如く凡ての外的なものは内的なものに仕えるために形作られたからである。内意において事柄はその中にある性質が述べられており、文字通りの意味においてそれ自身の事柄の中にある性質はそのようには現れていないことが知られなければならない。
[2]主から発する真理は最も個別のものまでも凡てのものを支配するが、この世の王の如く支配するのではなく、天界と宇宙の神の如く支配される。この世の王は全般的な管理だけをすることが出来、またその君主達と役人達は部分的な管理だけをすることが出来るが、神は異なっている。なぜなら、神は永遠から凡てのものを見るからであり、また凡てのことを知るからであり、また永遠に凡てのことを予見するからであり、また神御自身からその秩序の中に凡てのものを保たれるからである。それ故、主は全般的な管理が出来るだけでなく、更に凡てのものの部分的な管理と個別の管理が出来るが、実際、この世の王は異なっている。その処理は主御自身からの神的な真理を通して直接にあり、また天界を通して間接にもある。天界を通した間接の処理も主御自身から直接の如くある。なぜなら、天界から来るものは天界を通して主から来るからである。天界の天使達はそのようにあることを知るだけでなく、更に認識もまたする。主の神的な処理、或いは摂理は凡てのものに全体的にも個別的にも、それどころか凡てのものの最も個別のものの中にもある。例え人間の目の前で異なって見えてもそのようにある。そのことは4329, 5122番の終わり、5904 番の終わり、6058, 6481-6486, 6487, 6490, 6491番に認められよう。
[3]しかし、それらの事柄は人間の何かの考えの中に殆ど落ちず、また自分の思慮を信頼する者達の考えの中には決して落ちない。なぜなら、彼らは自分達に好都合に起こる凡てのことを自分達に帰し、また他のことを運、或いは偶然に帰すからであり、そして僅かな者達しか神的な摂理に帰さないからである。従って彼らは生じている事柄を生命のない原因に帰し、また生命のある原因に帰さない。無論、彼らが都合よく成功する時はそれが神からであることを言い、更に凡てのことは神からあることを言うが、しかし僅かな者達しかそれを心で信じてはおらず、また殆ど誰も心では信じない。凡ての幸運を世俗的なものと形体的なものの中に置く者達、即ち名誉と富の中に置く者達も同様であり、またそれらだけが神的な祝福であることを信じる。それ故、彼らは悪い者達からの多くの者達がそのようなもので満ち溢れているのを見る時、また善い者達にそのようでないことを見る時、個々のものの中の神的な摂理を自分の心からはねつけ、また神的な真理を否定する。彼らは神的な祝福は永遠に幸福であることを考えず、また主はこの世に短期間の間、個々にあるようなものは永遠のための手段として以外見ないことを考えない。それ故、主もまた時間の中で主御自身の慈悲を受け入れる善い者達に彼らの永遠の生命のために幸福へ導き、富と名誉が害しない者達は富と名誉に導き、また富と名誉が害する者達はそれらに導かないが、名誉と富に代わって僅かなものを喜ぶことに導き、また富んで敬意を払われた者達よりも満足して居ることへ導く。

18-8717原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8717原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8717. `Et erit, omne verbum magnum {1}adducant ad te': quod significet quod omne a vero immediate a Divino, constat ex repraesentatione `Moschis' quod sit verum immediate a Divino, de qua n. 7010, 7382; quod omne ab illo, significatur per `omne verbum magnum {1}adducant ad illum'; (s)apparet ex sensu litterae, sicut omne adduceretur ad Divinum Verum, {2}sed quia omne a Domino per verum ab Ipso procedens venit, nam omne vitae est ab Ipso, idcirco in sensu interno non significatur ad illum sed ab illo; se habet hoc sicut de influxu, n. 3721, 5119, 5259, (m)5779, 6322,(n) ostensum est quod ille, nempe influxus, non {3}fiat ab exterioribus ad interiora, sed ab interioribus ad exteriora; causa est quia exteriora omnia sunt formata ad inserviendum interioribus, sicut causae instrumentales suis causis principalibus, et illae sunt causae mortuae absque his;(s) sciendum quod in sensu interno {4}res exponantur quales illae in se sunt, non quales apparent in sensu litterae; res in se est quod Dominus per 2 verum ab Ipso {5}procedens regat omnia usque ad {6} singularissima, non sicut rex in mundo, sed sicut Deus in caelo et universo; rex in mundo solum universalem curam habet, et ejus principes et officiarii particularem; aliter Deus, nam Deus videt omnia, et novit omnia {7}ab aeterno, et providet omnia in aeternum, et tenet ex se omnia in suo ordine {8}; inde constat quod Dominus non modo universalem curam {9}habeat, sed etiam particularem et singularem omnium, aliter ac rex in mundo; dispositio Ipsius est immediata per verum Divinum a Se, et quoque est mediata per caelum; sed dispositio mediata per caelum est quoque sicut immediata ab Ipso, nam quod e caelo venit, hoc per caelum ab Ipso venit; {10}quod ita sit, angeli in caelo non modo sciunt sed etiam in se percipiunt; (m)quod Divina Domini dispositio seu providentia sit in omnibus et {11} singulis, immo in omnium singularissimis, quantumvis aliter coram homine apparet, videatur {12}n. 4329, 5122 fin., 5904 fin., 6058, 6481-6486, (x) 6487, 6490, 6491.(n)
3 Sed haec res aegre cadit in ideam alicujus hominis, et minime in illorum qui propriae prudentiae fidunt, {13}nam illi omnia quae prospere sibi eveniunt sibi tribuunt, et reliqua (x)ascribunt fortunae vel casui, et pauci providentiae Divinae, ita tribuunt res contingentes causis mortuis, et non causae vivae; dicunt quidem, cum res feliciter succedunt, quod hoc a Deo, {14} etiam quod nihil non inde sit, sed pauci et vix ulli id corde credunt; (s)similiter faciunt illi qui omne faustum ponunt in mundanis et corporeis, nempe in honoribus et divitiis, {15}creduntque quod illae solae sint benedictiones Divinae, quare cum vident plures ex malis abundare talibus, et non ita bonos, rejiciunt e corde suo (c)et negant providentiam Divinam in singularibus, non considerantes quod benedictio Divina sit felix esse in aeternum, et quod Dominus talia quae momentanea sunt, qualia sunt respective quae in mundo, non spectet aliter quam ut media ad aeterna; quapropter etiam Dominus providet bonis, qui recipiunt Ipsius Misericordiam in tempore, talia quae ad {16}vitae illorum aeternae felicitatem conducunt, divitias et honores quibus non nocent, et non divitias et honores quibus nocent; his usque dat in tempore, loco honorum et divitiarum, laetari paucis, et prae divitibus et honoratis contentos esse.(s)

8717. `Et:また、そして、erit,:ある、(三人称単数未来)omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、magnum:偉大な、大きな、{1} adducant:もたらす、提出する、持って来る、(接続法)ad:~に、~へ、te'::あなたへ、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、omne:凡ての、全体の、a:~から、~により、vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Moschis':モーセ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、7010, 7382; quod:こと、それ、そのこと、omne:凡ての、全体の、ab:~から、~により、illo,:それから、彼から、significatur:意味される、per:~を通して、~によって、` omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、magnum:偉大な、大きな、{1} adducant:もたらす、提出する、持って来る、(接続法)ad:~に、~へ、illum';:彼へ、(s)apparet:現れる、見える、ex:~から、~により、sensu litterae,:文字通りの意味、sicut:~の如く、~のように、omne:凡ての、全体の、adduceretur:持って来られた、ad:~に、~へ、Divinum:神的な、Verum,:真理、{2}sed:しかし、quia:なぜなら、ので、omne:凡ての、全体の、a:~から、~により、Domino:主、per:~を通して、~によって、verum:真理、ab:~から、~により、Ipso:御自身、procedens:生じている、発している、発出している、venit,:来る、行く、nam:なぜなら、というのも、omne:凡ての、全体の、vitae:生命、est:ある、ab:~から、~により、Ipso,:御自身、idcirco:それ故に、その理由で、in:~の中、~において、sensu interno:内意、non:否、significatur:意味される、ad:~へ、~に、illum:それへ、彼へ、sed:しかし、ab:~から、~により、illo;:それから、彼から、se:それ自身を、habet:持つ、有す、hoc:これを、sicut:~の如く、~のように、de:~について、influxu,:流入、影響、n.:番号、3721, 5119, 5259, (m)5779, 6322,(n) ostensum est:示された、quod:こと、それ、そのこと、ille,:それは、彼は、nempe:正確には、即ち、influxus,:流入、影響、non:否、{3} fiat:為される、行なわれる、ab:~から、~により、exterioribus:外的な、より外なる、ad:~に、~へ、interiora,:内的な、より内なる、sed:しかし、ab:~から、~により、interioribus:内的な、より内なる、ad:~に、~へ、exteriora;:外的な、より外なる、causa est quia:その理由は、exteriora:外的な、より外なる、omnia:凡ての、全体の、sunt:ある、formata:形成された、形作られた、ad:~に、~へ、inserviendum:仕えることへ、interioribus,:内的な、より内なる、sicut:~の如く、~のように、causae:原因、理由、instrumentales:手段になる、助けになる、suis:それら自身、causis:原因、理由、principalibus,:最も重要な、主要な、et:また、そして、illae:それらは、sunt:ある、causae:原因、理由、mortuae:死んだ、生命のない、absque:~なしに、~を除いて、his;:これらから、(s) sciendum:知られるべき、(未来受動分詞)quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、sensu inerno:内意、{4 res:事柄、物事、exponitur:説明される、述べられる、quales:どのような、性質、~のような、illa:それらは、in:~の中へ、~に、se:それら自身、est;:ある、non:否、quales:どのような、性質、~のような、apparet:現れる、見える、}res:事柄、物事、exponantur:説明される、述べられる、quales:どのような、性質、~のような、illae:それらは、in:~の中へ、~に、se:それら自身、sunt,:ある、non:否、quales:どのような、性質、~のような、apparent:現れる、見える、in:~の中、~において、sensu litterae;:文字通りの意味、res:事柄、物事、in:~の中、~において、se:それ自身、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、Dominus:主、per:~を通して、~によって、
[2] verum:真理、ab:~から、~により、Ipso:御自身、{5}procedens:生じている、発している、発出している、regat:支配する、統治する、omnia:凡ての、全体の、usque ad:~に至るまで、{6} singularissima,:最も別々の、最も個別の、最も個別的な、non:否、sicut:~の如く、~のように、rex:王、in:~の中、~において、mundo,:(この)世、世界、sed:しかし、sicut:~の如く、~のように、Deus:神、in:~の中、~において、caelo:天界、et:~と、および、universo;:凡ての、全体の、全世界、宇宙、rex:王、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、solum:だけ、のみ、universalem:普遍的な、全般的な、一般的な、curam:管理、任務、行政、habet,:持つ、有す、~することが出来る、et:また、そして、ejus:それの、彼の、principes:君主達、長達、et:~と、および、officiarii:役人、官公史、公務員、particularem;:一部分の、部分的な、細部、aliter:他の方法で、異なって、Deus,:神、nam:なぜなら、というのも、Deus:神、videt:見る、認める、omnia,:凡ての、全体の、et:また、そして、novit:知る、知った、omnia:凡ての、全体の、{7}ab:~から、~により、aeterno,:永遠、et:また、そして、providet:備える、予見する、omnia:凡ての、全体の、in:~の中へ、~に、aeternum,:永遠、et:また、そして、tenet:占拠する、支配する、保つ、ex:~から、~により、se:それ自身、omnia:凡ての、全体の、in:~の中、~において、suo:それ自身、ordine:秩序、順序、{8}; inde:それ故、そこから、constat:知られる、明らかである、quod:こと、それ、そのこと、Dominus:主、non:否、modo:だけ、単に、universalem:普遍的な、全般的な、一般的な、curam:管理、任務、行政、{9}habeat,:持つ、有す、することが出来る、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、particularem:一部分の、部分的な、細部、et:~と、および、singularem:特別の、特定の、特異な、別々の、個別の、omnium,:凡ての、全体の、aliter:他の方法で、異なって、ac:また、実際、rex:王、in:~の中、~において、mundo;:(この)世、世界、dispositio:配置、管理、処理、配列、Ipsius:御自身、それ自身、est:ある、immediata:直接に、直に、直ちに、per:~を通して、~によって、verum:真理、Divinum:神的な、a:~から、~により、Se,:御自身、それ自身、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、est:ある、mediata:間接の、間接的な、per:~を通して、~によって、caelum;:天界、sed:しかし、dispositio:配置、管理、処理、配列、mediata:間接の、間接的な、per:~を通して、~によって、caelum:天界、est:ある、quoque:~もまた、同じく、同様に、sicut:~の如く、~のように、immediata:直接に、直に、直ちに、ab:~から、~により、Ipso,:御自身、nam:なぜなら、というのも、quod:こと、それ、そのこと、e:~から、~により、caelo:天界、venit,:来る、行く、hoc:これは、per:~を通して、~によって、caelum:天界、ab:~から、~により、Ipso:御自身、venit;:来る、行く、{10} quod:こと、それ、そのこと、ita:このように、従って、 sit,:ある、angeli:天使達、in:~の中、~において、caelo:天界、non:否、modo:だけ、単に、sciunt:知る、sed:しかし、etiam:~もまた、更に、in:~の中、~において、se:それ自身、percipiunt;:理解する、認識する、認める、(m) quod:こと、それ、そのこと、Divina:神的な、Domini:主、dispositio:配置、管理、処理、配列、seu:即ち、或いは、providentia:摂理、備えること、予見、sit:ある、in:~の中、~において、omnibus:凡ての、全体の、et:~と、および、{11} singulis,:別々の、個別の、immo:というよりは、それどころか、in:~の中、~において、omnium:凡ての、全体の、singularissimis,:最も別々の、最も個別の、最も個別的な、quantumvis:どれほど多くても、たとえ~であっても、aliter:他の方法で、異なって、coram:~の面前で、目の前で、homine:人間、apparet,:現れる、見える、videatur:見られる、認められる、{12}n.:番号、4329, 5122 fin.,:終わり、5904 fin.,:終わり、6058, 6481-6486, (x) 6487, 6490, 6491.(n)
[3] Sed:しかし、haec:これらは、res:事柄、物事、aegre:辛うじて、殆んど~ない、cadit:死ぬ、滅びる、落ちる、in:~の中へ、~に、ideam:考え、原型、alicujus:誰か、何か、hominis,:人間、et:また、そして、minime:決して~でない、少しも~でなく、in:~の中、~において、illorum:彼らの、それらの、qui:その者達、propriae:固有の、自分の、固有性、自己、prudentiae:知恵、予見、思慮、分別、fidunt,:信じる、信頼する、{13}nam:なぜなら、というのも、illi:それらは、彼らは、omnia:凡ての、全体の、quae:それらは、そのことらは、prospere:幸運に、好都合に、望みどおりに、sibi:自分達自身に、eveniunt:起こる、生じる、現われる、sibi:自分達自身に、tribuunt,:~に帰する、~のせいにする、et:また、そして、reliqua:残りの、他の、(x)ascribunt:帰する、~のせいにする、fortunae:運、運命、幸運、不幸、不運、vel:或は、~か或は~か、casui,:偶然の出来事、偶然、et:また、そして、pauci:僅かな者達、僅かの、少数の、providentiae:摂理、備えること、予見、Divinae,:神的な、ita:このように、従って、tribuunt:~に帰する、~のせいにする、res:事柄、物事、contingentes:生じている、掴んでいる、触っている、causis:原因、理由、mortuis,:死んだ、生命のない、et:また、そして、non:否、causae:原因、理由、vivae;:生きている、生命のある、dicunt:言う、quidem,:確かに、無論、実に、cum:その時、その場合、res:事柄、物事、feliciter:都合よく、幸運に、幸福に、成功して、succedunt,:成功する、うまく行く、はかどる、quod:こと、それ、そのこと、hoc:これは、a:~から、~により、Deo,:神、{14} etiam:~もまた、更に、quod:こと、それ、そのこと、nihil non:すべて、何でも、inde:それ故、そこから、sit,:ある、sed:しかし、pauci:僅かな者達、僅かの、少数の、et:また、そして、vix:辛うじて、殆ど~ない、ulli:何も~ない、決して~でない、誰も~ない、id:それは、corde:心臓、心、credunt;:信じる、(s) similiter:同様に、似ている、faciunt:行なう、為す、illi:彼らは、qui:その者達、omne:凡ての、全体の、faustum:至福の、幸せな、幸運な、ponunt:置く、据える、in:~の中、~において、mundanis:世俗的な、この世の、et:~と、および、corporeis,:地的な、形体的な、nempe:正確には、即ち、in:~の中、~において、honoribus:地位、名誉、et:~と、および、divitiis,:富、財、{15}creduntque:また信じる、quod:こと、それ、そのこと、illae:それらは、solae:だけ、のみ、sint:ある、benedictiones:祝福、祝福を与えるもの、Divinae,:神的な、quare:それ故に、なぜ、cum:その時、その場合、vident:見る、認める、plures:より多くの、多数の、ex:~から、~により、malis:諸々の悪、abundare:多いこと、豊富であること、満ち溢れること、talibus,:このような、次ぎのような、et:また、そして、non:否、ita:このように、従って、bonos,:善、rejiciunt:はねつける、投げ捨てる、e:~から、~により、corde:心臓、心、suo:自分自身、(c) et:また、そして、negant:否定する、拒絶する、providentiam:摂理、備えること、予見、Divinam:神的な、in:~の中、~において、singularibus,:個々の、別々の、non:否、considerantes:考慮している、quod:こと、それ、そのこと、benedictio:祝福、祝福を与えるもの、Divina:神的な、sit:ある、felix:幸福な、幸運な、esse:あること、in:~の中へ、~に、aeternum,:永遠、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、Dominus:主、talia:qualis~talis~、~のままに、そのように~、quae:それらは、そのことらは、momentanea:瞬間、短時間、sunt,:ある、qualia sunt:ある、respective:それぞれ、個々に、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、mundo,:(この)世、世界、non:否、spectet:見る、aliter:他の方法で、異なって、quam:~を除いて、~の外は、ut:~のように、~として、media:手段、媒介、中間、ad:~のために、~へ、aeterna;:永遠、quapropter:そのために、それ故に、etiam:~もまた、更に、Dominus:主、providet:備える、予見する、bonis,:善い者達、qui:その者達、recipiunt:受け入れる、受容する、受け取る、Ipsius:御自身、Misericordiam:慈悲、憐れみ、in:~の中、~において、tempore,:時、時間、時期、時代、talia:このような、次ぎのような、quae:それらは、そのことらは、ad:~に、~へ、{16}vitae:生命、illorum:彼らの、aeternae:永遠、felicitatem:幸運、幸福、conducunt,:導く、貢献する、divitias:富、財、et:~と、および、honores:地位、名誉、quibus:その者達、non:否、nocent,:傷つける、害する、et:また、そして、non:否、divitias:富、財、et:~と、および、honores:地位、名誉、quibus:その者達、nocent;:傷つける、害する、his:彼らに、usque:それでもなお、やはり、dat:与える、in:~の中、~において、tempore,:時、時間、時期、時代、loco:~に代わって、~の代わりに、honorum:地位、名誉、et:~と、および、divitiarum,:富、財、laetari:喜ぶこと、楽しむこと、(dep)paucis,:僅かの、少数の、少量の、et:また、そして、prae:~よりも、~と比較して、divitibus:富、財、et:~と、および、honoratis:敬意を払われた、尊敬された、尊ばれた、contentos:中身、内容、内容(内意の概要)満足した、満足して、esse.:あること、(s)

8717.「また凡ての大きな出来事はあなたに持って来なければならない」が、凡てのものは神的なものから直接に発している真理からあることを意味することは、「モーセ」の表象が神的なものから直接に発する真理であることから知られよう。そのことについては7010, 7382番(に示された)。それから凡てのものがあることが「凡ての大きな出来事は彼に持って来なければならない」によって意味されている。文字通りの意味からは凡てのものが神的な真理へ持って来られる如く見えるが、しかし凡てのものは主御自身から発している真理を通して主から来るので、なぜなら、主御自身から凡ての生命があるからである。それ故に、内意においては彼には意味されないで彼からが意味される。そのことは3721, 5119, 5259, 5779, 6322番に示された流入についての如く有する。即ち流入は外的なものから内的なものへは為されないで内的なものから外的なものへ為される。その理由は手段となる原因がその最も重要な原因に(仕える)如く、またこれ(最も重要な原因)なしには、それ(手段となる原因)は生命のない如く凡ての外的なものは内的なものに仕えるために形作られたからである。内意において事柄はその中にある性質が述べられており、文字通りの意味においてそれ自身の事柄の中にある性質はそのようには現れていないことが知られなければならない。
[2]主から発する真理は最も個別のものまでも凡てのものを支配するが、この世の王の如く支配するのではなく、天界と宇宙の神の如く支配される。この世の王は全般的な管理だけをすることが出来、またその君主達と役人達は部分的な管理だけをすることが出来るが、神は異なっている。なぜなら、神は永遠から凡てのものを見るからであり、また凡てのことを知るからであり、また永遠に凡てのことを予見するからであり、また神御自身からそ
の秩序の中に凡てのものを保たれるからである。それ故、主は全般的な管理が出来るだけでなく、更に凡てのものの部分的な管理と個別の管理が出来るが、実際、この世の王は異なっている。その処理は主御自身からの神的な真理を通して直接にあり、また天界を通して間接にもある。天界を通した間接の処理も主御自身から直接の如くある。なぜなら、天界から来るものは天界を通して主から来るからである。天界の天使達はそのようにあることを知るだけでなく、更に認識もまたする。主の神的な処理、或いは摂理は(凡てのものに)全体的にも個別的にも、それどころか凡てのものの最も個別のものの中にもある。例え人間の目の前で異なって見えても(そのようにある)。そのことは4329, 5122番の終わり、5904 番の終わり、6058, 6481-6486, 6487, 6490, 6491番に認められよう。
[3]しかし、それらの事柄は人間の何かの考えの中に殆ど落ちず、また自分の思慮を信頼する者達の考えの中には決して落ちない。なぜなら、彼らは自分達に好都合に起こる凡てのことを自分達に帰し、また他のことを運、或いは偶然に帰すからであり、そして僅かな者達しか神的な摂理に帰さないからである。従って彼らは生じている事柄を生命のない原因に帰し、また生命のある原因に帰さない。無論、彼らが都合よく成功する時はそれが神からであることを言い、更に凡てのことはそこ(神)からあることを言うが、しかし僅かな者達しかそれを心で信じてはおらず、また殆ど誰も心では信じない。凡ての幸運を世俗的なものと形体的なものの中に置く者達、即ち名誉と富の中に置く者達も同様であり、またそれらだけが神的な祝福であることを信じる。それ故、彼らは悪い者達からの多くの者達がそのようなもので満ち溢れているのを見る時、また善い者達にそのようでないことを見る時、個々のものの中の神的な摂理を自分の心からはねつけ、また神的な真理を否定する。彼らは神的な祝福は永遠に幸福であることを考えず、また主はこの世に短期間の間、個々にあるようなものは永遠のための手段として以外見ないことを考えない。それ故、主もまた時間の中で主御自身の慈悲を受け入れる善い者達に彼らの永遠の生命のために幸福へ導き、富と名誉が害しない者達は富と名誉に導き、また富と名誉が害する者達はそれらに導かないが、名誉と富に代わって僅かなものを喜ぶことに導き、また富んで敬意を払われた者達よりも満足して居ることへ導く。

18-8715~8716意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8715~8716意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8715.「また十人の長」が第三の順位の中の主要な真理を意味することは、「長(君主)」の意味が上のように主要なものであることから、また「十」の意味が多くのものであることから、しかし「百」の下にあるので低い段階の中の主要なものであることから知られよう。「数十」、或いは「十」もまた多くのものであることは3107, 4638番に認められよう。
長が千人の上に、百人の上に、また十人の上に配置されたことは、凡ての数に関係なく最初の段階、第二の段階、および第三の段階の中の多くのものを表象したからである。それは聖言の中の他の箇所でも同じである。例えば主がそこで一万タレントの負債があったしもべについて、また仲間のしもべは百デナリの負債があったことを言われた。マタイ伝、18.24, 28、を参照、同様にそこで他の王と戦争を始める王について、二万人で来る他の王を一万人で迎え撃つことが可能かどうかよく考えることを言われた。ルカ伝、14.31、を参照、同様にヨハネの書において、
「天使は天から下って竜を捕らえ、また千年それを閉じ込めた。そして千年が完了されるまで、もはや諸民族を惑わさないようにそれを深淵に入れた。他の死者は千年が完了される前に蘇らなかったが、それは最初の甦りであった。」黙示録、22. 1, 2, 3, 5, 7、ここの「千」によって千は意味されないで、何も数なしに多くが意味されている。同様にモーセの書において、
「エホバは御自身を愛する千代の者達に慈悲を為される。」出埃及記、 20.6、申命記、5. 9, 10、7. 9、エレミヤ、32.18、ダビデの書において、
「エホバは千の世代の者達に聖言を命じられた。」詩篇、105.8、同書において、
「あなたの横で千人が死に、またあなたの右で一万人が死ぬであろうが、死はあなたに近付かないであろう。」詩篇、91.7、同書において、
「神の戦車は二万あり、千の平和をもたらすものである。」詩篇、68.17、同書において、
「私達の牧場で羊の群れは私達に千匹、また一万匹いる。」詩篇、144.13、同書において、
「あなたの目に千年は一日の如くです。」詩篇、90.4、「百」と「十」によっても同様にそのことを有する。なぜなら、少ない数は同じ数によって掛けられた大きな数と同様に意味するからである。5291, 5335, 5708, 7973番を参照、「百」と「十」もまた多くのものを意味することは3107, 4400, 4638番に認められよう。

8716.「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」が、そのように永続的な配置を意味することは、「裁くこと」の意味が真理の配置であることから知られよう。そのことについては上の8685番に示された。また「凡ての時」の意味が永続的にであることから知られよう。

18-8715~8716原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8715~8716原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8715. `Et principes decadum': quod significet primaria in tertio loco, constat ex significatione `principum' quod sint primaria, ut supra, et ex significatione `decadum' quod etiam sint multa, sed in minore gradu, quia sub centenis; quod `decades' seu `decem' etiam sint multa, videatur n. 3107, 4638. Quod {1}ordinati principes fuerint super mille, super centum, et super decem, repraesentabat abstracte ab omni numero multa, in gradu primo, secundo, et tertio, similiter ut in Verbo alibi; {2}prout ubi Dominus de servo {3}dixit quod debuerit decem mille talenta, et quod (t)conservus ei debuerit centum (x)denarios, Matth. xviii 24, 28; similiter ubi de rege commissuro cum altero rege bellum, consultante num potens esset cum decem milibus (x)occurrere alteri, qui cum viginti milibus veniret, Luc. xiv 31; pariter apud Johannem,
Angelus descendens {4}de caelo comprehendit draconem, et vinxit illum mille annos, et conjecit illum in abyssum, ut non seduceret gentes amplius, usquedum consummarentur mille anni; reliqui mortuorum non revixerunt, antequam consummati sunt mille anni; haec resuscitatio prima, Apoc. xx [1,] 2, 3, 5, 7;
hic per `mille' non significantur mille, sed absque {5}ullo numero multum: pariter apud Moschen,
Jehovah faciens misericordiam mille generationibus amantibus Ipsum, Exod. xx 6; Deut. v 9, 10, vii 9; Jer. xxxii (x)18:
apud Davidem,
Verbum praecepit in mille generationes, Ps. cv 8:
apud eundem,
Cadent a latere tuo mille, et myrias a dextra tua; ad te non appropinquabit, Ps. xci 7:
apud eundem,
Currus Dei binae myriades, milleni pacificorum, Ps. lxviii 18 [A.V. 17]:
apud eundem,
Greges nostri milleni, et decies milleni in plateis nostris, Ps cxliv 13:
apud eundem,
Mille anni in oculis tuis sicut dies, Ps. xc 4:
similiter se habet cum centum et cum decem, nam numeri minores simile cum majoribus per similem numerum multiplicatis significant, n. 5291, 5335, 5708, 7973; quod `centum' et `decem' etiam sint multum, videatur n. 3107, 4400, 4638.

8715. `Et:また、そして、principes:君主達、長達、decadum'::10、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、primaria:主要な、おもな、in:~の中、~において、tertio:第三の、三番目に、loco,:場所、位置、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`principum':君主達、長達、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、primaria,:主要な、おもな、ut:~のように、~として、supra,:上に、上部に、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`decadum':10、quod:こと、それ、そのこと、etiam:~もまた、更に、sint:ある、multa,:多数の、多くの、sed:しかし、in:~の中、~において、minore:より小さい、より少ない、gradu,:段、段階、quia:なぜなら、ので、sub:~の下に、~の下で、centenis;:100、quod:こと、それ、そのこと、`decades':10、seu:即ち、或いは、`decem':10、etiam:~もまた、更に、sint:ある、multa,:多数の、多くの、videatur:見られる、認められる、n.:番号、3107, 4638. 
Quod:こと、それ、そのこと、{1}ordinati:秩序付けられた、配置された、整えられた、principes:君主達、長達、fuerint:あった、super:~の上へ、~の上に、mille,:千、super:~の上へ、~の上に、centum,:100、et:また、そして、super:~の上へ、~の上に、decem,:10、repraesentabat:象徴した、表象した、abstracte ab:~に関係なく、~をかまわずに、omni:凡ての、全体の、numero:数、番号、multa,:多数の、多くの、in:~の中、~において、gradu:段、段階、primo,:第一の、最初の、secundo,:第二の、二番目の、et:また、そして、tertio,:第三の、三番目に、similiter:同様に、似ている、ut:~のように、~として、in:~の中、~において、Verbo:聖言、御言葉、alibi;:他の箇所に、{2} prout:例えば、~のような、~と同様に、~と比べて、~に応じて、~に従って、~に比例して、~するにつれて、ubi:そこで、その場所、Dominus:主、de:~について、servo:奴隷、しもべ、{3}dixit:言った、quod:こと、それ、そのこと、debuerit:強いた、促した、追い立てた、駆りたてた、与えずにおいた、負債があった、借金していた、義務があった、余儀なくした、恩義があった、義務を持った、定めた、選定された、支配下にあった、~すべきであった、~しなくてはならなかった、decem:10、mille:千、talenta,:タレント、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、(t)conservus:仲間の奴隷、ei:彼に、debuerit:強いた、促した、追い立てた、駆りたてた、与えずにおいた、負債があった、借金していた、義務があった、余儀なくした、恩義があった、義務を持った、定めた、選定された、支配下にあった、~すべきであった、~しなくてはならなかった、centum:100、(x)denarios,:デナリ、(古代ローマ帝国の銀貨) Matth.:マタイ、xviii 24, 28; similiter:同様に、似ている、ubi:そこで、その場所、de:~について、rege:王、commissuro:始める、開始する、(未来形)cum:~と一緒に、~と、altero:第二の、もう一つの、他の方、rege:王、bellum,:戦争、戦闘、闘争、consultante:よく考えている、熟考している、num:~か、~かどうか、potens:強力な、力強い、~が可能な、esset:あった、cum:~と一緒に、~と、decem:10、milibus:千、(x) occurrere:立ち向かうこと、迎え撃つこと、阻止すること、alteri, :第二の、もう一つの、他の方、qui:その者、cum:~と一緒に、~と、viginti:20、milibus:千、veniret,:行った、来た、Luc.:ルカ、xiv 31; pariter:同じように、同様に、apud:~のもとに、~において、Johannem,:ヨハネ、
Angelus:天使、descendens:下っている、降りている、{4} de:~について、~から、caelo:天界、comprehendit:掴んだ、捕えた、逮捕した、draconem,:竜、蛇、et:また、そして、vinxit:縛った、拘束した、閉じ込めた、illum:彼を、それを、mille:千、annos,:年々、et:また、そして、conjecit:行かせた、~の中へ入れた、illum:彼を、それを、in:~の中へ、~に、abyssum,:深淵、底知れぬ深み、海、地獄、よみ、ut:~のために、こと、~するように、non:否、seduceret:惑わした、誘惑した、gentes:諸民族、異邦人達、amplius,:この後、もはや、これ以上、usquedum:~するまで、~の時まで、consummarentur:完成された、完了された、mille:千、anni;:年々、reliqui:残りの、他の、mor tuorum:死者の、non:否、revixerunt,:甦った、生き返った、antequam:~より前に、~より先に、consummati sunt:完成された、完了された、mille:千、anni;:年々、haec:これは、resuscitatio:甦生、甦り、甦らせること、prima,:第一の、最初の、Apoc.:黙示録、xx [1,] 2, 3, 5, 7; hic:ここに、この場に、per:~を通して、~によって、`mille':千、non:否、significantur:意味される、mille,:千、sed:しかし、absque:~なしに、~を除いて、{5} ullo:何も、如何なる、何かある、numero:数、番号、multum::多数の、多くの、pariter:同じように、同様に、apud:~のもとに、~において、Moschen,:モーセ、
Jehovah:エホバ、faciens:行なっている、為している、misericordiam:慈悲、憐れみ、mille:千、generationibus:世代、一族、子孫、民族、amantibus:愛している、Ipsum,:御自身、Exod.:出埃及記、 xx 6; Deut.:申命記、v 9, 10, vii 9; Jer.:エレミヤ、xxxii (x)18: apud:~のもとに、~において、Davidem,:ダビデ、
Verbum:聖言、御言葉、praecepit:命じた、in:~の中へ、~に、mille:千、generationes,:世代、一族、子孫、民族、Ps.:詩篇、cv 8: apud:~のもとに、~において、eundem,:同(書)、
Cadent:死ぬ、滅びる、落ちる、(三人称複数未来)a:~から、~により、latere:側面、横、脇、脇腹、かたわら、tuo:あなたの、mille,:千、et:また、そして、myrias:一万、無数、a:~から、~により、dextra:右、右側、右手、tua;:あなたの、ad:~に、~へ、te:あなたへ、non:否、appropinquabit,:近づく、接近する、(三人称単数未来)Ps.:詩篇、xci 7: apud:~のもとに、~において、eundem,:同(書)、
Currus:戦車、馬車、Dei:神、binae:2、myriades,:数万、無数、milleni:千、pacificorum,:平和な、穏やかな、平和をもたらす、Ps.:詩篇、lxviii 18 [A.V. 17]: apud:~のもとに、~において、eundem,:同(書)、
Greges:(羊や山羊などの)群れ、nostri:私達の、milleni,:千、et:また、そして、decies:数十、milleni:千、in:~の中、~において、plateis:牧場、草地、nostris,:私達の、Ps.:詩篇、cxliv 13: apud:~のもとに、~において、eundem,:同(書)、
Mille:千、anni:年々、in:~の中、~において、oculis:目、tuis:あなたの、sicut:~の如く、~のように、dies,:日、昼、Ps.:詩篇、xc 4: similiter:同様に、似ている、se:それ自身を、habet:持つ、有す、cum:~と一緒に、~によって、centum:100、et:~と、および、cum:~と一緒に、~によって、decem,:10、nam:なぜなら、というのも、numeri:数、番号、minores:より小さい、より少ない、simile:同様な、同じ、等しい、cum:~と一緒に、~と、majoribus:より大きい、より偉大な、per:~を通して、~によって、similem:同様な、同じ、等しい、numerum:数、番号、multiplicatis:増やされた、掛けられた、significant,:意味する、n.:番号、5291, 5335, 5708, 7973; quod:こと、それ、そのこと、`centum':100、et:~と、および、`decem':10、etiam:~もまた、更に、sint:ある、multum,:多数の、多くの、videatur:見られる、認められる、n.:番号、3107, 4400, 4638.

8715.「また十人の長」が第三の順位の中の主要な(真理)を意味することは、「長(君主)」の意味が上のように主要なものであることから、また「十」の意味が多くのものであることから、しかし「百」の下にあるので低い段階の中の(主要なものであることから)知られよう。「数十」、或いは「十」もまた多くのものであることは3107, 4638番(に認められよう)。
長が千人の上に、百人の上に、また十人の上に配置されたことは、凡ての数に関係なく最初の段階、第二の段階、および第三の段階の中の多くのものを表象したからである。それは聖言の中の他の箇所でも同じである。例えば主がそこで一万タレントの負債があったしもべについて、また仲間のしもべは百デナリの負債があったことを言われた。マタイ伝、18.24, 28、(を参照)、同様にそこで他の王と戦争を始める王について、二万人で来る他の王を一万人で迎え撃つことが可能かどうかよく考えることを言われた。ルカ伝、14.31、(を参照)、同様にヨハネの書において、
「天使は天から下って竜を捕らえ、また千年それを閉じ込めた。そして千年が完了されるまで、もはや諸民族を惑わさないようにそれを深淵に入れた。他の死者は千年が完了される前に蘇らなかったが、それは最初の甦りであった。」黙示録、22. 1, 2, 3, 5, 7、ここの「千」によって千は意味されないで、何も数なしに多くが意味されている。同様にモーセの書において、
「エホバは御自身を愛する千代の者達に慈悲を為される。」出埃及記、 20.6、申命記、5. 9, 10、7. 9、エレミヤ、32.18、ダビデの書において、
「彼(エホバ)は千の世代の者達に聖言を命じられた。」詩篇、105.8、同書において、
「あなたの横で千人が死に、またあなたの右で一万人が死ぬであろうが、それ(死)はあなたに近付かないであろう。」詩篇、91.7、同書において、
「神の戦車は二万あり、千の平和をもたらすものである。」詩篇、68.17、同書において、
「私達の牧場で羊の群れは私達に千匹、また一万匹いる。」詩篇、144.13、同書において、
「あなたの目に千年は一日の如くです。」詩篇、90.4、「百」と「十」によっても同様にそのことを有する。なぜなら、少ない数は同じ数によって掛けられた大きな数と同様に意味するからである。5291, 5335, 5708, 7973番(を参照)、「百」と「十」もまた多くのものを意味することは3107, 4400, 4638番に認められよう。

8716. `Et judicent populum in omni tempore': quod significet dispositionem sic in perpetuum, constat ex significatione `judicare' quod sit dispositio verorum, de qua supra n. 8685, et ex significatione `in omni tempore' quod (x)sit in perpetuum.

8716. `Et:また、そして、judicent:審判する、判断する、裁く、(接続法)populum:人々、民、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore'::時、時間、時期、時代、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、dispositionem:配置、管理、処理、配列、sic:そのように、こうして、in:~の中へ、~に、perpetuum,:永続的に、永久に、いつまでも、絶えず、常に、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`judicare':裁くこと、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、dispositio:配置、管理、処理、配列、verorum,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、8685, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、` in:~の中、~において、 omni:凡ての、全体の、tempore':時、時間、時期、時代、quod:こと、それ、そのこと、(x)sit:ある、in:~の中へ、~に、perpetuum.:永続的に、永久に、いつまでも、絶えず、常に、

8716.「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」が、そのように永続的な配置を意味することは、「裁くこと」の意味が真理の配置であることから知られよう。そのことについては上の8685番(に示された)。また「凡ての時」の意味が永続的にであることから知られよう。

18-8711~8714意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8711~8714意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8711.「利得を憎む真実な男達を」が、その者達に世俗的な目的のない純粋な真理があることを意味することは、「男達」によって真理が意味されるので、「真実な男達」の意味が純粋な真理であることから、3134, 5502番を参照、また「真実」によって信仰が意味されることから、3121番を参照、従って「真実な男達」によって信仰の真理、即ち純粋な真理が意味されることから知られよう。また「利得を憎む者達」の意味が間違った原理と悪からの説得への嫌悪であることから知られよう。というのは「憎むこと」によって嫌悪が意味されるからであり、また「利得」によって説得し、また真理と善から引き離す間違った原理と悪が意味されるからである。一般的に「利得」によって心の判断を歪める悪からの凡ての間違った原理が意味される。なぜなら、それはこの世を目的として持つ者達に為されるからである。それ故、「利得を憎む者達」によって世俗的な目的のない者達が意味される。
「利得」が心の判断を歪め、また真理と善から引き離す悪からの凡ての間違った原理であることは、誰でも熟考する者達に知られよう。その意味においてもまた「利得」は聖言の中でしばしば述べられている。例えばエレミヤ書、6. 13、8.10、22.17、エゼキエル書、22. 27、33.31、ダビデの詩篇、119.36、の許に認められよう。

8712.「そして彼らを千人の長に任命しなければならない」が、神的なものから直接に発している真理の下の最初の段階の中の主要な真理を意味することは、「長(君主)」の」意味が主要なものであることから知られよう。そのことについては1482, 2089, 5044番に示された。ここでは善からの真理の主要なものである。なぜなら、彼らはモーセの下の長達であったからであり、彼によって神的な善、即ち主から直接に発している神的な真理が表象されているからである。また「千」の意味が最初の段階の中に居る者達であることから知られよう。というのは、「千」によって多くの者達、或いは抽象的な意味で多くのものが意味されるからであり、また多くのもの、或いは多くの者達を管理するからである。またそれ故、僅かな者達よりも高い段階にあるからであり、そのように最初の段階にあるからである。なぜなら、百人の長達、五十人の長達、および十人の長達は低い段階に居たからである。内意において「千」は千ではなく多くの者達、或いは多くのものであることは2575番に認められよう。

8713.「百人の長」が第二の段階の主要な真理を意味することは、「長(君主)」の」意味が直ぐ上の8712番のように主要なものであることから、また「百」の意味が多くの者達、或いは多くのものであることから知られよう。しかし千が第一の段階であるので第二の段階である。「百」が多くのものであることは4400番に認められよう。

8714.「五十人の長」が中間の主要な真理を意味することは、「長(君主)」の意味が上の8712, 8713番のように主要なものであることから、また「五十」の意味が中間の主要な真理であることから、即ち百人の長によって意味される第二の段階の真理と十人の長によって意味される第三の段階の真理との間で五十人の長によって意味される中間の主要な真理であることから知られよう。なぜなら、「五十」によって多くのものも若干のものも意味されるからである。同じく「五」によっても同様に意味される。それが多くのものであることは5708, 5956番に、若干であることは4638, 5291番に認められよう。それ故、「50」が「100」と「10」の間で言われている時は中間のものである。中間のものは一方の部分に近寄り、また他方の部分から発する。従って前の段階の中のものと後の段階の中のものとの間で連結のためにそれらの間にある。

18-8711~8714原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8711~8714原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8711. `Viros veritatis odientes lucrum': quod significet {1}quia vera sunt pura absque fine (x)mundano, constat ex significatione `virorum veritatis' quod sint vera pura; quod `viri veritatis' sint vera pura, est quia per `viros' significantur vera, n. 3134, 5502, et per `veritatem' fides, n. 3121, ita per `viros veritatis' vera fidei, hoc est, vera pura; et ex significatione `odientes lucrum' quod sit aversatio persuasionum ex falso et malo, per `odi' enim significatur aversatio et per `lucrum' falsum et malum {2}quae persuadent, et a vero et bono abstrahunt; per `lucrum' in genere significatur omne falsum ex malo quod judicia mentis pervertit; hoc quia fit apud illos qui pro fine habent mundum, inde per `odientes lucrum' etiam significantur qui absque fine mundano. Quod `lucrum' {3} sit omne falsum ex malo quod judicia mentis pervertit, et a vero ac bono abstrahit, constare potest cuivis qui reflectit; in quo sensu etiam `lucrum' memoratur pluries in Verbo, ut apud Esaiam xxxiii 15, lvi 11, lvii 17; apud Jeremiam vi 13, viii 10, xxii 17; apud Ezechielem xxii 27, xxxiii 31; apud Davidem Ps. cxix 36.

8711. `Viros:男達、人々、veritatis:真理、真実、公正、誠実、odientes:憎んでいる、嫌っている、lucrum'::利得、利益、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、{1} quia:なぜなら、ので、vera:諸々の真理、sunt:ある、pura:純粋、混じり気のない、absque:~なしに、~を除いて、fine:目的、意図、(x)mundano,:世俗的な、この世の、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`virorum:男達、人々、veritatis':真理、真実、公正、誠実、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、vera:諸々の真理、pura;:純粋、混じり気のない、quod:こと、それ、そのこと、`viri:男達、人々、veritatis':真理、真実、公正、誠実、sint:ある、vera:諸々の真理、pura,:純粋、混じり気のない、est:ある、quia:なぜなら、ので、per:~を通して、~によって、`viros':男達、人々、significantur:意味される、vera,:諸々の真理、n.:番号、3134, 5502, et:また、そして、per:~を通して、~によって、`veritatem':真理、真実、公正、誠実、fides,:信仰、n.:番号、3121, ita:このように、従って、per:~を通して、~によって、` viros:男達、人々、veritatis':真理、真実、公正、誠実、vera:諸々の真理、fidei,:信仰、hoc est,:即ち、vera:諸々の真理、pura;:純粋、混じり気のない、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、` odientes:憎んでいる、嫌っている、lucrum':利得、利益、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、aversatio:嫌悪、反感、persuasionum:確信、信念、説得、ex:~から、~により、falso:間違った原理(信念)、et:~と、および、malo,:悪、per:~を通して、~によって、`odi':憎しみ、憎むこと、enim:なぜならば、~というのは、significatur:意味される、aversatio:嫌悪、反感、et:また、そして、per:~を通して、~によって、`lucrum':利得、利益、falsum:間違った原理(信念)、et:~と、および、malum:悪、{2} quae:それらは、そのことらは、persuadent,:説得する、促す、確信している、勧める、et:また、そして、a:~から、~により、vero:真理、et:~と、および、bono:善、abstrahunt;:引き離す、離反させる、per:~を通して、~によって、`lucrum':利得、利益、in genere:一般的に、全般的に、significatur:意味される、omne:凡ての、全体の、falsum:間違った原理(信念)、ex:~から、~により、malo:悪、quod:こと、それ、そのこと、judicia:審判、洞察、判断、mentis:心、精神、pervertit;:ひっくり返す、歪める、hoc:これは、quia:なぜなら、ので、fit:為される、apud:~のもとに、~において、illos:彼らを、qui:その者達、pro:~として、~のために、fine:目的、意図、habent:持つ、有す、mundum,:(この)世、世界、inde:それ故、そこから、per:~を通して、~によって、` odientes:憎んでいる、嫌っている、lucrum':利得、利益、etiam:~もまた、更に、significantur:意味される、qui:その者達、absque:~なしに、~を除いて、fine:目的、意図、mundano.:世俗的な、この世の、
Quod:こと、それ、そのこと、`lucrum':利得、利益、{3} sit:ある、omne:凡ての、全体の、falsum:間違った原理(信念)、ex:~から、~により、malo:悪、quod:こと、それ、そのこと、judicia:審判、洞察、判断、mentis:心、精神、pervertit,:ひっくり返す、歪める、et:また、そして、a:~から、~により、vero:真理、ac:~と、なお加えて、bono:善、abstrahit,:離した、遠ざけた、妨げた、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、cuivis:各々の、誰でも、qui:その者、reflectit;:熟考する、考慮する、よく考える、in:~の中、~において、quo sensu:その意味、etiam:~もまた、更に、`lucrum':利得、利益、memoratur:述べられる、記録される、pluries:たびたび、しばしば、in:~の中、~において、Verbo,:聖言、御言葉、ut:~のように、例えば、apud:~のもとに、~において、Esaiam:イザヤ、xxxiii 15, lvi 11, lvii 17; apud:~のもとに、~において、Jeremiam:エレミヤ、vi 13, viii 10, xxii 17; apud:~のもとに、~において、Ezechielem:エゼキエル、xxii 27, xxxiii 31; apud:~のもとに、~において、Davidem:ダビデ、Ps.:詩篇、cxix 36.

8711.「利得を憎む真実な男達を」が、その者達に世俗的な目的のない純粋な真理があることを意味することは、「男達」によって真理が意味されるので、「真実な男達」の意味が純粋な真理であることから、3134, 5502番(を参照)、また「真実」によって信仰が意味されることから、3121番(を参照)、従って「真実な男達」によって信仰の真理、即ち純粋な真理が意味されることから知られよう。また「利得を憎む者達」の意味が間違った原理と悪からの説得への嫌悪であることから知られよう。というのは「憎むこと」によって嫌悪が意味されるからであり、また「利得」によって説得し、また真理と善から引き離す間違った原理と悪が意味されるからである。一般的に「利得」によって心の判断を歪める悪からの凡ての間違った原理が意味される。なぜなら、それはこの世を目的として持つ者達に為されるからである。それ故、「利得を憎む者達」によって世俗的な目的のない者達が意味される。
「利得」が心の判断を歪め、また真理と善から引き離す悪からの凡ての間違った原理であることは、誰でも熟考する者達に知られよう。その意味においてもまた「利得」は聖言の中でしばしば述べられている。例えばエレミヤ書、6. 13、8.10、22.17、エゼキエル書、22. 27、33.31、ダビデの詩篇、119.36、の許に認められよう。

8712. `Et ponas {1}illos principes millenorum': quod significet primaria quae in primo gradu sub vero {2}immediato a Divino, constat ex significatione `principum' quod sint primaria, de qua n. 1482, 2089, 5044, hic vera ex bono, quia principes illi {3}essent sub Moscheh, per quem repraesentatur verum Divinum procedens (c)a Divino Bono, hoc est, a Domino; et ex significatione `millenorum' quod sint qui in primo gradu; per `mille' enim significantur multi, seu in sensu abstracto multa, et ubi multa, seu qui multis praesunt, et inde in digniore gradu sunt quam qui paucis, hic itaque qui in primo gradu, nam qui in inferiore gradu, erant principes centenorum, quinquagenorum, et decadum; quod `mille' in sensu interno non sint mille sed multi aut multa, videatur n. 2575.

8712. `Et:また、そして、ponas:置く、任命する、(接続法二人称単数現在){1}illos:彼らを、principes:君主達、長達、millenorum'::数千、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、primaria:主要な、おもな、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、primo:第一の、最初の、gradu:段、段階、sub:~の下に、~の下で、vero:真理、{2}immediato:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`principum':君主達、長達、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、primaria,:主要な、おもな、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、1482, 2089, 5044, hic:ここに、この場に、vera:諸々の真理、ex:~から、~により、bono,:善、quia:なぜなら、ので、principes:君主達、長達、illi:彼らは、{3}essent:あった、sub:~の下に、~の下で、Moscheh,:モーセ、per:~を通して、~によって、quem:彼を、repraesentatur:象徴される、表象される、verum:真理、Divinum:神的な、procedens:生じている、発している、発出している、(c)a:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、hoc est,:即ち、a:~から、~により、Domino; :主、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`millenorum':数千、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、qui:その者達、in:~の中、~において、primo:第一の、最初の、gradu;:段、段階、per:~を通して、~によって、`mille':千、enim:なぜならば、~というのは、significantur:意味される、multi,:多数の、多くの、seu:即ち、或いは、in:~の中、~において、sensu abstracto:抽象的な意味、multa,:多数の、多くの、et:また、そして、ubi:そこで、その場所、multa,:多数の、多くの、seu:即ち、或いは、qui:その者達、multis:多数の、多くの、praesunt,:管理する、先導する、et:また、そして、inde:それ故、そこから、in:~の中、~において、digniore:より値する、よりふさわしい、より価値のある、より適当な、gradu:段、段階、sunt:ある、quam:~よりも、~と比べて、qui:その者達、paucis,:僅かな者達、僅かの、少数の、hic:ここに、この場に、itaque:そして従って、またそのように、またそれ故に、(=et ita)qui:それは、in:~の中、~において、primo:第一の、最初の、gradu,:段、段階、nam:なぜなら、というのも、qui:その者達、in:~の中、~において、inferiore:更に低い、更に下の、gradu,:段、段階、erant:あった、principes:君主達、長達、centenorum,:数百、quinquagenorum,:50、et:~と、および、decadum;:10、quod:こと、それ、そのこと、`mille':千、in:~の中、~において、sensu interno:内意、non:否、sint:ある、mille:千、sed:しかし、multi:多数の、多くの、aut:即ち、或いは、multa,:多数の、多くの、videatur:見られる、認められる、n.:番号、 2575.

8712.「そして彼らを千人の長に任命しなければならない」が、神的なものから直接に発している真理の下の最初の段階の中の主要な真理を意味することは、「長(君主)」の」意味が主要なものであることから知られよう。そのことについては1482, 2089, 5044番(に示された)。ここでは善からの真理(の主要なもの)である。なぜなら、彼らはモーセの下の長達であったからであり、彼によって神的な善、即ち主から直接に発している神的な真理が表象されているからである。また「千」の意味が最初の段階の中に居る者達であることから知られよう。というのは、「千」によって多くの者達、或いは抽象的な意味で多くのものが意味されるからであり、また多くのもの、或いは多くの者達を管理するからである。またそれ故、僅かな者達よりも高い段階にあるからであり、そのように最初の段階にあるからである。なぜなら、百人の長達、五十人の長達、および十人の長達は低い段階に居たからである。内意において「千」は千ではなく多くの者達、或いは多くのものであることは2575番に認められよう。

8713. `Principes centenorum': quod significet primaria in secundo gradu, constat ex significatione `principum' quod sint primaria, ut mox supra n. 8712, et ex significatione `centenorum' quod sint multi aut multa, sed in secundo gradu, quia milleni sunt in primo; quod `centum' sint multum, videatur n. 4400.

8713. `Principes:君主達、長達、centenorum'::数百、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、primaria:主要な、おもな、in:~の中、~において、secundo:第二の、二番目の、gradu,:段、段階、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`principum':君主達、長達、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、primaria,:主要な、おもな、ut:~のように、~として、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、supra:上に、上部に、n.:番号、8712, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`centenorum':数百、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、multi:多数の、多くの、aut:即ち、或いは、multa,:多数の、多くの、sed:しかし、in:~の中、~において、secundo:第二の、二番目の、gradu,:段、段階、quia:なぜなら、ので、milleni:千、sunt:ある、in:~の中、~において、primo;:第一の、最初の、quod:こと、それ、そのこと、`centum':100、sint:ある、multum,:多数の、多くの、videatur:見られる、認められる、n.:番号、4400.

8713.「百人の長」が第二の段階の主要な(真理を)意味することは、「長(君主)」の」意味が直ぐ上の8712番のように主要なものであることから、また「百」の意味が多くの者達、或いは多くのものであることから知られよう。しかし千が第一の段階であるので第二の段階である。「百」が多くのものであることは4400番に認められよう。

8714. `Principes quinquagenorum': quod significet primaria intermedia, constat ex significatione `principum' quod sint primaria, ut {1} supra n. 8712, (x)8713, et ex significatione `quinquagenorum' quod sint intermedia, nempe inter illa vera ex bono quae in secundo gradu et illa quae in tertio, quae significantur per `principes centenorum' et `principes decadum'; quod `quinquageni' sint intermedia, est quia per `quinquaginta' significatur tam multum quam aliquid, simile ac per `quinque,' quod multum, videatur n. 5708, 5956, quod aliquid n. 4638, 5291, inde cum quinquaginta inter centum et decem nominantur, sunt intermedia; intermedia sunt quae accedunt ad unam partem et procedunt ab altera, {2}ita inter illa quae in priore gradu et {3} illa quae in posteriore, {4}conjunctionis causa.

8714. `Principes:君主達、長達、quinquagenorum'::50、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、primaria:主要な、おもな、intermedia,:中間の、間に来る、媒介として働く、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`principum':君主達、長達、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、primaria,:主要な、おもな、ut:~のように、~として、{1} supra:上に、上部に、n.:番号、8712, (x)8713, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`quinquagenorum':50、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、intermedia,:中間の、間に来る、媒介として働く、nempe:正確には、即ち、inter:~の中に、~の間で、~の間に、illa:それを、vera:諸々の真理、ex:~から、~により、bono:善、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、secundo:第二の、二番目の、gradu:段、段階、et:~と、および、illa:それらは、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、tertio,:第三の、三番目に、quae:それらは、そのことらは、significantur:意味される、per:~を通して、~によって、` principes:君主達、長達、centenorum':数百、et:また、そして、` principes:君主達、長達、decadum';:10、quod:こと、それ、そのこと、`quinquageni':50、sint:ある、intermedia,:中間の、間に来る、媒介として働く、est:ある、quia:なぜなら、ので、per:~を通して、~によって、`quinquaginta':50、significatur:意味される、tam:tam~quam~、~と同様に~、~も~も、multum:多数の、多くの、quam aliquid,:ある程度、若干の、simile:同様な、同じ、等しい、ac:~のように、~と同様に、per:~を通して、~によって、`quinque,':5、quod:こと、それ、そのこと、multum,:多数の、多くの、videatur:見られる、認められる、n.:番号、5708, 5956, quod:こと、それ、そのこと、aliquid:何か、若干の、n.:番号、4638, 5291, inde:それ故、そこから、cum:その時、その場合、quinquaginta:50、inter:~の中に、~の間で、~の間に、centum:100、et:~と、および、decem:10、nominantur,:呼ばれる、名付けられる、sunt:ある、intermedia;:中間の、間に来る、媒介として働く、intermedia:中間の、間に来る、媒介として働く、sunt:ある、quae:それらは、そのことらは、accedunt:近寄る、近づく、接近する、ad:~に、~へ、unam:1、partem:部、部分、et:~と、および、procedunt:生じる、発する、発出する、ab:~から、~により、altera,:第二の、もう一つの、他の方、{2} ita:このように、従って、inter:~の中に、~の間で、~の間に、illa:それらは、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、priore:より前の、より先の、先在する、gradu:段、段階、et:~と、および、{3} illa:それらは、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、posteriore,:より後の、より後方の、後在する、{4}conjunctionis:連結、結合、causa.:~のために、~の故に、

8714.「五十人の長」が中間の主要な(真理を)意味することは、「長(君主)」の意味が上の8712, 8713番のように主要なものであることから、また「五十」の意味が中間の(主要な真理)であることから、即ち百人の長によって意味される第二の段階の真理と十人の長によって意味される第三の段階の真理との間で五十人の長によって意味される中間の(主要な真理)であることから知られよう。なぜなら、「五十」によって多くのものも若干のものも意味されるからである。同じく「五」によっても同様に意味される。それが多くのものであることは5708, 5956番に、若干であることは4638, 5291番に認められよう。それ故、「50」が「100」と「10」の間で言われている時は中間のものである。中間のものは一方の部分に近寄り、また他方の部分から発する。従って前の段階の中のものと後の段階の中のものとの間で連結のためにそれらの間にある。

18-8706~8710意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8706~8710意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8706.「また、あなたは定めと律法を彼らに教えよ」が、主から直接発している真理から教会に外なる善と真理、また内なる善と真理があることを意味することは、教えることが言われている「モーセ」の表象が主から直接発している真理であることから知られよう。そのことについては7010, 7382番に示された。また「定め」の意味が外なる教会の善と真理であることから知られよう。そのことについては3382, 8362番に示された。また「律法」の意味が内なる教会の善と真理であることから知られよう。そのことについては8695番に示された。

8707.「またその中で彼らが行かなければならない一般の道を彼らに言え」が、理解の光とそこからの生命(生活)を意味することは、「道」の意味が真理の理解に属性付けられることから知られよう。そのことについては627, 2333番に示された。ここでは内的な段階における真理の理解である。なぜなら、主から真理の直接の流入による霊的な教会の人間にある理解について属性付けられるからである。その流入から真理の認識はないが理解することの能力を与える。その光によってそのことを目の視覚の光と同様に有する。目がもたらされた事柄を見るためには光から全般的な照らしが在らねばならず、その光の中で目は見、また対象を分け、また秩序によってそれらの調和により美しいものと楽しいものから働きかけられる。それは理解である内なる視覚と同様にそのことを有する。内なる視覚が見るためにもまた光から全般的な照らしがなければならず、その光の中で知性と知恵の事柄である対象が見える。その光は主から直接に発する神的な真理からあることは8644番の終わりに認められよう。その光の中に現れる対象の事柄は各々の者の善との調和に従って美しく、また楽しく見える。また「その中で彼らが行かなければならない」こと、即ち「その光の中で彼らが行かなければならない」ことの意味がそこからの生命(生活)であることから知られよう。内意において「行こと」が生命(生活)であることは3335, 4882, 5493, 5605, 8417, 8420番に認められよう。

8708.「彼らが行なわなければならない行ない」が、行ないによる信仰を意味することは「彼らが行なわなければならない行ない」の意味が行為であることから知られよう。ここでは理解からの行為、従って信仰からの行為である。なぜなら、主からの信仰は理解の光の中にあるからである。そのことについては上の8707番に示された。人間が信仰の真理から行ないを受け入れるほど、その光の中に入り、また天界へ上げられる。しかし信仰の真理の受け入れは承認だけによっては為されないで、生命(生活)に連結された承認によって為される。即ち行ないにより承認されることによって為される。その受け入れが「行なわなければならない行ない」によって意味されている。

8709.「また、あなたは凡ての民から見つけなければならない」が、仕えている真理の選択を意味することは、「見つけること」の意味がここでは選ぶことであることから、また「民」の意味が真理について属性付けられることから知られよう。そのことについては1259, 1260, 3581, 4619番に示された。ここでは「モーセ」によって表象される主から直接に発している真理に仕えている真理について属性付けられる。7010番を参照、というのは、モーセが選んだ長達はモーセに仕えなければならなかったからである。「長達」が仕えている真理であることは下に認められよう。

8710.「神を恐れている活気のある男達」が、それらの真理に神的なものからの善が連結されることが出来ることを意味することは、「活気のある男達」の意味が善からの真理による力がある者達であることから知られよう。というのは、「男」によって真理が意味されるからであり3134, 5502番を参照、また「活気のあること」によってそこからの力が意味されるからである。原語でもここの「活気のあること」と同じ言葉によって力が意味される。善からの真理により力があることは、この者達は「神を恐れている者達」ともまた言われているからであり、また「神を恐れている者達」によって神的なものからの善の中に居る者達が意味されるからである。なぜなら、神への恐怖は信仰の善と愛の善からの礼拝であるからである。

18-8706~8710原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8706~8710原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8706. `Et doceas illos statuta et leges': quod significet quod a vero immediato a Domino bona et vera externa et interna Ecclesiae, constat (c)ex repraesentatione `Moschis,' de quo dicitur quod doceret, quod sit verum immediate a Domino procedens, de qua n. 7010, 7382, ex significatione `statutorum' quod sint bona et vera externa Ecclesiae, de qua n. 3382, 8362, et ex significatione `legum' quod sint bona et vera interna Ecclesiae, de qua n. 8695.

8706. `Et:また、そして、doceas:教える、(接続法二人称単数現在)illos:彼らを、statuta:法令、法律、布告、定め、et:~と、および、leges'::律法、法律、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、a:~から、~により、vero:真理、immediato:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Domino:主、bona:諸々の善、et:~と、および、vera:諸々の真理、externa:外部の、外なる、et:~と、および、interna:内部の、内なる、Ecclesiae,:教会、constat:知られる、明らかである、(c) ex:~から、~により、repraesentatione:表象、象徴、`Moschis,':モーセ、de:~について、quo:その者、dicitur:言われる、quod:こと、それ、そのこと、doceret,:教えた、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Domino:主、procedens,:生じている、発している、発出している、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、7010, 7382, ex:~から、~により、significatione:意味、`statutorum':法令、法律、布告、定め、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、bona:諸々の善、et:~と、および、vera:諸々の真理、externa Ecclesiae,:外なる教会、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、3382, 8362, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`legum':律法、法律、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、bona:諸々の善、et:~と、および、vera:諸々の真理、interna:内部の、内なる、Ecclesiae,:教会、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、8695.

8706.「また、あなたは定めと律法を彼らに教えよ」が、主から直接発している真理から教会に外なる善と真理、また内なる善と真理があることを意味することは、教えることが言われている「モーセ」の表象が主から直接発している真理であることから知られよう。そのことについては7010, 7382番(に示された。また)「定め」の意味が外なる教会の善と真理であることから知られよう。そのことについては3382, 8362番(に示された)。また「律法」の意味が内なる教会の善と真理であることから知られよう。そのことについては8695番(に示された)。


8707. `Et notam facias illis viam ibunt in qua': quod significet intelligentiae lucem et inde vitam, constat ex significatione `viae' quod praedicetur de intellectu veri, de qua n. 627, 2333, hic in interiore gradu, quia praedicatur de intellectu qui est homini Ecclesiae spiritualis ex influxu immediato veri a Domino, ex quo non est apperceptio veri, sed est lux quae dat facultatem intelligendi; cum {1}hac luce se habet sicut cum luce visus oculi; ut (t)videat oculus res objectas, erit lux ex qua illuminatio communis; in hac luce videt oculus et discernit objecta, et afficitur pulchritudine et jucunditate ex convenientia illorum cum ordine; similiter se habet cum visu oculi interni, qui est intellectus; ut hic videat, etiam erit lux ex qua illuminatio communis in qua apparent objecta quae sunt res intelligentiae et sapientiae; haec lux est a Divino Vero quod immediate a Domino procedit, videatur n. 8644 fin.; res objectae in illa luce apparent pulchrae et jucundae secundum convenientiam cum bono quod cuivis; et ex significatione `ibunt in qua,' nempe in luce, quod sit inde vita; quod `ire' in sensu interno sit vita, videatur n. 3335, 4882, 5493, (x)5605, 8417, (x)8420.

8707. `Et:また、そして、notam:よく知られた、親密な、一般の、facias:言う、語る、(接続法二人称単数現在)illis:彼らに、viam:道、ibunt:行く、進む、(eoの三人称複数未来)in:~の中、~において、qua'::それから、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、intelligentiae:理解、知性、lucem:光、et:~と、および、inde:それ故、そこから、vitam,:生命、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`viae':道、quod:こと、それ、そのこと、praedicetur:言われる、属性付けられる、de:~について、intellectu:理解、veri,:真理、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、627, 2333, hic:ここに、この場に、in:~の中、~において、interiore:内的な、より内なる、gradu,:段、段階、quia:なぜなら、ので、praedicatur:属性付けられる、述べられる、de:~について、intellectu:理解、qui:その者、est:ある、homini:人間、Ecclesiae spiritualis:霊的な教会、ex:~から、~により、influxu:流入、影響、immediato:直接に、直に、直ちに、veri:真理、a:~から、~により、Domino,:主、ex:~から、~により、quo:それから、そのことから、non:否、est:ある、apperceptio:理解、認識、veri,:真理、sed:しかし、est:ある、lux:光、quae:それらは、そのことらは、dat:与える、facultatem:能力、才能、intelligendi;:理解することの、cum:~と一緒に、~によって、{1}hac:これから、luce:光、se:それ自身を、habet:持つ、有す、sicut:~の如く、~同様に、cum:~と一緒に、~と、luce:光、visus:視覚、視力、oculi;:目、ut:~のために、こと、~するように、(t)videat:見る、認める、oculus:目、視力、res:事柄、物事、objectas,:対象、客体、もたらされた、erit:ある、(三人称単数未来)lux:光、ex:~から、~により、qua:それから、そのことから、illuminatio:啓発、照らし、communis;:普遍的な、一般の、全般的な、in:~の中、~において、hac:これから、luce:光、videt:見る、認める、oculus:目、視力、et:また、そして、discernit:分ける、隔てる、分離する、objecta,:対象、客体、もたらされた、et:また、そして、afficitur:働きかけられる、影響を及ぼされる、作用される、pulchritudine:より美しい、et:~と、および、jucunditate:快いこと、楽しみ、愛すべきこと、愉快、ex:~から、~により、convenientia:一致、調和、合意、illorum:それらの、cum:~と一緒に、~と、ordine;:秩序、順序、similiter:同様に、似ている、se:それ自身を、habet:持つ、有す、cum:~と一緒に、~と、visu:視覚、oculi:目、interni,:内部の、内なる、qui:それは、est:ある、intellectus;:理解、ut:~のために、こと、~するように、hic:これは、videat,:見る、認める、etiam:~もまた、更に、erit:ある、(三人称単数未来)lux:光、ex:~から、~により、qua:それから、そのことから、illuminatio:啓発、照らし、communis:普遍的な、一般の、全般的な、in:~の中、~において、qua:それから、そのことから、apparent:現れる、見える、objecta:対象、客体、もたらされた、quae:それらは、そのことらは、sunt:ある、res:事柄、物事、intelligentiae:理解、知性、et:~と、および、sapientiae;:知恵、haec:これは、lux:光、est:ある、a:~から、~により、Divino:神的な、Vero:真理、quod:こと、それ、そのこと、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Domino:主、procedit,:生じる、発する、発出する、videatur:見られる、認められる、n.:番号、8644 fin.;:終わり、res:事柄、物事、objectae:対象、客体、もたらされた、in:~の中、~において、illa:これから、luce:光、apparent:現れる、見える、pulchrae:美しい、きれいな、et:~と、および、jucundae:愉快、楽しい、secundum:~に従って、~に沿って、convenientiam:一致、調和、合意、cum:~と一緒に、~と、bono:善、quod:こと、それ、そのこと、cuivis;:各々の、誰でも、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、` ibunt:行く、進む、(eoの三人称複数未来)in:~の中、~において、qua,':それから、そのことから、nempe:正確には、即ち、in:~の中、~において、luce,:光、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、inde:それ故、そこから、vita;:生命、生活、quod:こと、それ、そのこと、`ire':行くこと、進むこと、(eoの不定法)in:~の中、~において、sensu interno:内意、sit:ある、vita,:生命、videatur:見られる、認められる、n.:番号、3335, 4882, 5493, (x)5605, 8417, (x)8420.

8707.「またその中で彼らが行かなければならない一般の道を彼らに言え」が、理解の光とそこからの生命(生活)を意味することは、「道」の意味が真理の理解に属性付けられることから知られよう。そのことについては627, 2333番(に示された)。ここでは内的な段階における(真理の理解)である。なぜなら、主から真理の直接の流入による霊的な教会の人間にある理解について属性付けられるからである。それ(その流入)から真理の認識はないが理解することの能力を与える。その光によってそのことを目の視覚の光と同様に有する。目がもたらされた事柄を見るためには光から全般的な照らしが在らねばならず、その光の中で目は見、また対象を分け、また秩序によってそれらの調和により美しいものと楽しいものから働きかけられる。それは理解である内なる視覚と同様にそのことを有する。それ(内なる視覚)が見るためにもまた光から全般的な照らしがなければならず、その(光の)中で知性と知恵の事柄である対象が見える。その光は主から直接に発する神的な真理からあることは8644番の終わりに認められよう。その光の中に現れる対象の事柄は各々の者の善との調和に従って美しく、また楽しく見える。また「その中で彼らが行かなければならない」こと、即ち「その光の中で彼らが行かなければならない」ことの意味がそこからの生命(生活)であることから知られよう。内意において「行こと」が生命(生活)であることは3335, 4882, 5493, 5605, 8417, 8420番に認められよう。

8708. `Et opus quod facient': quod significet fidem actu, constat ex significatione `operis quod facient' quod sit actio, hic actio ex luce intelligentiae, ita ex fide, nam {1}fides a Domino est in luce intelligentiae, de qua supra n. 8707; quantum homo ex veris quae fidei recipit, tantum intrat in lucem illam et elevatur in caelum; at receptio verorum fidei non fit per solam agnitionem sed per agnitionem conjunctam vitae, hoc est, ut agnoscantur actu; haec receptio est quae intelligitur per opus quod facient.'

8708. `Et:また、そして、opus:働き、行い、仕事、quod:こと、それ、そのこと、facient': 行なう、為す、(三人称複数未来)quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、fidem:信仰、actu,:行い、行動、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`operis:働き、行い、仕事、quod:こと、それ、そのこと、facient':行なう、為す、(三人称複数未来)quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、actio,:行動、活動、行為、hic:ここに、この場に、actio:行動、活動、行為、ex:~から、~により、luce:光、intelligentiae,:理解、知性、ita:このように、従って、ex:~から、~により、fide,:信仰、nam:なぜなら、というのも、{1}fides:信仰、a:~から、~により、Domino:主、est:ある、in:~の中、~において、luce:光、intelligentiae,:理解、知性、de:~について、qua:それから、そのことから、supra:上に、上部に、n.:番号、8707; quantum:quantus~tantus:~ほど~である、~だけ~である、homo:人間、ex:~から、~により、veris:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、fidei:信仰、recipit,:受け入れる、受容する、tantum intrat:入る、踏み込む、in:~の中へ、~に、lucem:光、illam:それを、et:また、そして、elevatur:上げられる、in:~の中へ、~に、caelum;:天界、at:しかし、だが聞き給え、receptio:受け入れ、受容、verorum:真理、fidei:信仰、non:否、fit:為される、per:~を通して、~によって、solam:だけ、のみ、agnitionem:受諾、承認、sed:しかし、per:~を通して、~によって、agnitionem:受諾、承認、conjunctam:結合された、連結された、vitae,:生命、生活、hoc est,:即ち、ut:~のために、こと、~するように、agnoscantur:認められる、承認される、actu;:行動、活動、行為、haec:これは、receptio:受け入れ、受容、est:ある、quae:それらは、そのことらは、intelligitur:意味される、per:~を通して、~によって、opus:働き、行い、仕事、quod:こと、それ、そのこと、facient.':行う、為す、(三人称複数未来)

8708.「彼らが行なわなければならない行ない」が、行ないによる信仰を意味することは「彼らが行なわなければならない行ない」の意味が行為であることから知られよう。ここでは理解からの行為、従って信仰からの行為である。なぜなら、主からの信仰は理解の光の中にあるからである。そのことについては上の8707番(に示された)。人間が信仰の真理から(行ないを)受け入れるほど、その光の中に入り、また天界へ上げられる。しかし信仰の真理の受け入れは承認だけによっては為されないで、生命(生活)に連結された承認によって為される。即ち行ないにより承認されることによって為される。その受け入れが「行なわなければならない行ない」によって意味される。

8709. `Et tu videas ex omni populo': quod significet electionem verorum inservientium, constat ex significatione `videre' (t)quod hic sit eligere, et ex significatione `populi' quod praedicetur de veris, de qua n. 1259, 1260, 3581, 4619, hic de veris inservientibus {1} vero immediate a Divino, quod per `Moschen' repraesentatur, n. 7010; principes enim quos eligeret ei inservituri erant; quod `principes' sint vera inservientia, videbitur infra.

8709. `Et:また、そして、tu:あなたは、videas:見る、認める、(接続法二人称単数現在)ex:~から、~により、omni:凡ての、全体の、populo'::人々、民、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、electionem:選択、選び、verorum:真理、inservientium,:役に立っている、仕えている、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`videre':見ること、認めること、(t) quod:こと、それ、そのこと、hic:ここに、この場に、sit:ある、eligere,:選ぶこと、et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`populi':人々、民、quod:こと、それ、そのこと、praedicetur:言われる、属性付けられる、de:~について、veris,:諸々の真理、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、1259, 1260, 3581, 4619, hic:ここに、この場に、de:~について、veris:諸々の真理、inservientibus:役に立っている、仕えている、{1} vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino,:神的な、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`Moschen':モーセ、repraesentatur,:象徴される、表象される、n.:番号、7010; principes:君主達、長達、enim:なぜならば、~というのは、quos:その者達、eligeret:選んだ、ei:彼に、inservituri:役に立つ、仕える、(未来形)erant;:あった、quod:こと、それ、そのこと、`principes':君主達、長達、sint:ある、vera:諸々の真理、inservientia,:役に立っている、仕えている、videbitur:見られる、認められる、(三人称単数未来)infra.:下に、下部に、下方に、

8709.「また、あなたは凡ての民から見つけなければならない」が、仕えている真理の選択を意味することは、「見つけること」の意味がここでは選ぶことであることから、また「民」の意味が真理について属性付けられることから知られよう。そのことについては1259, 1260, 3581, 4619番(に示された)。ここでは「モーセ」によって表象される主から直接に発している真理に仕えている真理について属性付けられる。7010番(を参照)、というのは、彼(モーセ)が選んだ長達は彼(モーセ)に仕えなければならなかったからである。「長達」が仕えている真理であることは下に認められよう。

8710. `Viros strenuitatis timentes Deum': quod significet quibus bonum a Divino conjungi {1}posset, constat ex significatione `virorum strenuitatis' quod sint quibus vires ex veris quae ex bono; per `virum' enim significatur verum, n. 3134, 5502, et per `strenuitatem' vires quae inde; in lingua originali etiam significantur vires per eandem vocem per quam hic `strenuitas'; quod sint vires ex veris quae ex bono, est quia hi dicuntur etiam `timentes Deum,' et per `timentes Deum' significantur qui in bono sunt ex Divino, nam timor Dei est cultus ex bono fidei et ex bono amoris, n. 2826, 5459.

8710. `Viros:男達、人々、strenuitatis:活気のあること、活発、timentes:恐れている、懸念している、心配している、Deum'::神、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quibus:それらに、その者達、bonum:善、a:~から、~により、Divino:神的な、conjungi:連結されること、結合されること、{1}posset,:出来た、可能であった、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`virorum:男達、人々、strenuitatis':活気のあること、活発、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、quibus:それらに、その者達、vires:力、活動力、ex:~から、~により、veris:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、bono;:善、per:~を通して、~によって、`virum':男達、人々、enim:なぜならば、~というのは、significatur:意味される、verum,:真理、n.:番号、3134, 5502, et:また、そして、per:~を通して、~によって、`strenuitatem':活気のあること、活発、vires:力、活動力、quae:それらは、そのことらは、inde;:それ故、そこから、in lingua originali:原語で、etiam:~もまた、更に、significantur:意味される、vires:力、活動力、per:~を通して、~によって、eandem:同じ、同様のもの、vocem:声、言葉、言語、per:~を通して、~によって、quam:それを、hic:ここに、この場に、`strenuitas';:活気のあること、活発、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、vires:力、活動力、ex:~から、~により、veris:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、bono,:善、est:ある、quia:なぜなら、ので、hi:この者達、dicuntur:言われる、etiam:~もまた、更に、`timentes:恐れている、懸念している、心配している、Deum,':神、et:また、そして、per:~を通して、~によって、`timentes:恐れている、懸念している、心配している、Deum':神、significantur:意味される、qui:その者達、in:~の中、~において、bono:善、sunt:ある、ex:~から、~により、Divino,:神的な、nam:なぜなら、というのも、timor:恐怖、懸念、心配、Dei:神、est:ある、cultus:礼拝、崇拝、ex:~から、~により、bono:善、fidei:信仰、et:~と、および、ex:~から、~により、bono:善、amoris,:愛、n.:番号、2826, 5459.

8710.「神を恐れている活気のある男達」が、それら(の真理)に神的なものからの善が連結されることが出来ることを意味することは、「活気のある男達」の意味が善からの真理による力がある者達であることから知られよう。というのは、「男」によって真理が意味されるからであり3134, 5502番(を参照)、また「活気のあること」によってそこからの力が意味されるからである。原語でもここの「活気のあること」と同じ言葉によって力が意味される。善からの真理により力があることは、この者達は「神を恐れている者達」ともまた言われているからであり、また「神を恐れている者達」によって神的なものからの善の中に居る者達が意味されるからである。なぜなら、神への恐怖は信仰の善と愛の善からの礼拝であるからである。

18-8705-2意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8705-2意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

[3]それらから今や、父なる神の許の主の仲介と執成しについての考えがどのようなものであるか、またそれがどこからあるか知られよう。しかし聖言の内的なものを知る者は主の仲介とその執成しについて全く異なった考えを持つ。即ち地上の王の父の許の息子の如く執成しするのではなく、主御自身の許の全世界の主の如く、また神御自身から神の如く執成す。なぜなら、主御自身がヨハネ伝、14.8-11、で教えておられるように父なる神と主御自身は二人ではなく一人であるからである。「御子」によって神的な真理が意味されるので、また「父なる神」によって神的な善が意味されるので、2803, 2813, 3704番を参照、また仲介は神的な真理によって為されるので(なぜなら、それによって神的な善への接近が与えられるからである。)、主は仲介者と仲裁者と言われる。というのは、神的な善は太陽の火の如くあるので近付くことが出来ないが、神的な真理はそこからの光の如くあるので人間に見ることをもたらすからであり、信仰からあるものは越えることと接近をもたらすからである。8644番を参照、それ故、仲介と執成しが何であるか知られよう。
[4]更に神的な善そのもので在られ、また天界の霊太陽そのもので在られる主御自身が、父なる神の許の仲介者と仲裁者と言われることが一体どこからであるかが言われなければならない。
主はこの世に居られた時に完全に栄化される前は神的な真理で在られた。それ故にその時、父なる神の許で、即ち神的な善そのものの許の仲介で在られ、また執成した。ヨハネ伝、14. 16, 17、17. 9, 15, 17、を参照、しかし神的な人間性に関して栄化された後では、その時、神的なものそのものについては神的な人間の考えを自分自身に示すのでなければ誰も考えることが出来なことから、ましてそのような考えを通してでなければ誰も愛によって神的なものそのものに連結されることが出来ないことから仲介者と仲裁者と言われている。もし誰かが神的な人間の考えなしに神的なものそのものについて考えるなら無限について考えるが、しかるに無限の思考は誰にも出来ないで一つには終結なしに目に見える宇宙から神的なものについての考えを認めるか、一つには不明瞭なものの中の終結によって考えを認める。その考えは自然への崇拝者達の考えと連結し、更に自然の考えの中に落ち、またそのように、何も神的なものの考えがないように為される。それ故、信仰によっても愛によっても神的なものとの連結は何もないことが明らかである。凡ての連結は対象が必要であり、また対象の性質に従って連結が為される。そこから主は神的な人間性に関して仲介者と仲裁者と言われるが、しかし主御自身の許で仲介し、また執成す。神的なものそのものは何かの考えによって認められることが出来ないことはヨハネ伝の許の主の御言葉から知られよう。
「かつて、誰も神を見なかった。父なる神のふところの中の独り子の御子が居て彼が語った。」ヨハネ、1.18、また同書において、
「かつて、あなた達は神御自身の御声を聞いたことはなく、また神御自身の御姿を見たこともない。」5.37、
[5]それにもかかわらず、注目すべきことは自分自身から、或いは肉から考える凡ての者達は神について無限そのものについて考える。即ち何も終結された考えなしに考える。だが聞き給え、自分自身からも肉からも考えないで、霊から神について考える者達は神御自身について明確に考える。即ち人間的な観念の下で神的なものの考えを置く。そのように天界の天使達も、また古代の賢人達もそのように考え、更にその者達に神的なものそのものが現れた時にもまた神的な人間の如く見えた。なぜなら天界を通り過ぎている神的なものは神的な人間であるからである。その理由は、多くの章の終わりに示されたように天界は最大の人間であるからである。それらからこの世の識者達がどのような者達であるか、またまた天界の識者達がどのような者達であるか明らかであろう。即ちこの世の識者達は自分自身から人間的は考えを取り去る。それ故、彼らの心と神的なものの間に仲介がなく、そこから彼らに暗黒があるが、しかし天界の識者達は人間性の中に神的なものの考えを持ち、そのように主が彼らに仲介者であり、そこから彼らの心に光がある。

18-8705-2原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8705-2原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

[3] Ex:~から、~により、his:これらから、nunc:今や、それで、このような事情の下に、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、qualis:どのような、性質、~のような、idea:考え、原型、est,:ある、et:また、そして、unde:どこから、どの源から、illa,:それらは、de:~について、mediatione:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、intercessione:執成し、仲裁、調停、Domini:主、apud:~のもとに、~において、Patrem;:父なる神、at:しかし、だが聞き給え、qui:その者、interiora:内的な、より内なる、Verbi:聖言、御言葉、scit,:知る、知っている、is:これは、彼は、prorsus:全く、完全に、正確に、aliam:他のもの、異なった、notionem:概念、観念、de:~について、mediatione:仲介、調停、仲裁、Domini:主、et:~と、および、de:~について、Ipsius:御自身、それ自身、intercessione:執成し、仲裁、調停、habet,:持つ、有す、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、non:否、(x) intercedat:執成しする、仲裁する、調停する、sicut:~の如く、~のように、filius:息子、apud:~のもとに、~において、patrem:父、regem:王、in:~の中、~において、terra,:地、地上、sed:しかし、sicut:~の如く、~のように、Dominus:主、universi:凡ての、全体の、全世界、宇宙、apud:~のもとに、~において、Se,:御自身、et:また、そして、sicut:~の如く、~のように、Deus:神、a:~から、~により、Se,:御自身、nam:なぜなら、というのも、non:否、sunt:ある、duo:2,Pater:父なる神、et:~と、および、Ipse,:御自身、sed:しかし、sunt:ある、unum,:1,ut:~のように、~として、Ipse:御自身、docet,:教える、Joh.:ヨハネ、xiv 8-11; quod:こと、それ、そのこと、dicatur:言われる、Mediator:仲介者、et:~と、および、Intercessor,:仲裁者、仲介者、保証人、est:ある、quia:なぜなら、ので、per:~を通して、~によって、`Filium':御子、intelligitur:意味される、Divinum:神的な、Verum,:真理、et:また、そして、per:~を通して、~によって、`Patrem':父なる神、Divinum:神的な、Bonum,:善、n.:番号、2803, 2813, 3704, et:また、そして、mediatio:仲介、調停、仲裁、fit:為される、 per:~を通して、~によって、Divinum:神的な、Verum,:真理、nam:なぜなら、というのも、per:~を通して、~によって、id:それを、datur:与えられる、aditus:道筋、接近、入口、ad:~に、~へ、Divinum:神的な、Bonum;:善、Divinum:神的な、enim:なぜならば、~というのは、Bonum:善、non:否、adiri:行くこと、近付くこと、接近すること、potest,:出来る、可能である、quia:なぜなら、ので、est:ある、sicut:~の如く、~のように、ignis:火、炎、solis,:太陽、sed:しかし、Divinum:神的な、Verum,:真理、{9} quia:なぜなら、ので、hoc:これは、est:ある、sicut:~の如く、~のように、lux:光、inde,:それ故、そこから、quae:それらは、そのことらは、dat:与える、もたらす、hominis:人間、visui,:視覚、視力、見ること、qui:それは、est:ある、ex:~から、~により、fide,:信仰、transitum:越えること、通過、変化、転換、改変、et:~と、および、(x)aditum,:道筋、接近、入口、n.:番号、8644; inde:それ故、そこから、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、quid:何か?、どんな?、mediatio:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、intercessio.:執成し、仲裁、調停、
[4] (s)Porro:更に、~の他に、に加えて、{10} dicendum:言われるべき、(未来受動分詞)est:ある、unde:どこから、どの源から、nam:なぜなら、というのも、一体、est,:ある、quod:こと、それ、そのこと、Ipse:御自身、Dominus,:主、Qui:その方、est:ある、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、Bonum:善、ac:また、なお加えて、ipse:そのもの、それ自身、Sol:霊太陽、caeli,:天界、dicatur:言われる、mediator:仲介者、et:~と、および、intercessor:仲裁者、仲介者、保証人、apud:~のもとに、~において、Patrem;:父なる神、
Dominus:主、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、fuit,:あった、antequam:~より前に、~より先に、plene:完全に、十分に、glorificatus est,:栄光に満された、栄化された、{11} fuit:あった、Divinum:神的な、Verum,:真理、quare:それ故に、なぜ、tunc:その時、やがて、mediatio:仲介、調停、仲裁、fuit,:あった、et:また、そして、intercessit:執成した、弁護した、仲裁した、apud:~のもとに、~において、Patrem,:父なる神、hoc est,:即ち、apud:~のもとに、~において、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、Bonum,:善、Joh.:ヨハネ、xiv 16, 17, xvii 9, 15, 17; at:しかし、だが聞き給え、postquam:~の後、~した後で、glorificatus est:栄光に満された、栄化された、quoad:~に関して、~に関する限り、Humanum,:神的人間性、tunc:その時、やがて、dicitur:言われる、Mediator:仲介者、et:~と、および、Intercessor:妨害者、仲裁者、仲介者、保証人、ex:~から、~により、eo:それから、quod:こと、それ、そのこと、de:~について、ipso:そのもの、それ自身、Divino:神的な、nullus:何も~ない、決して~でない、誰も~ない、cogitare:考えること、possit:出来る、可能である、nisi:~以外、もし~でなければ、sistat:示す、立てる、置く、もたらす、sibi:自分自身に、ideam:考え、原型、Divini:神的な、Hominis,:人間、minus:なお更、まして、より小さく、aliquis:誰か、何か、potest:出来る、可能である、per:~を通して、~によって、amorem:愛、conjungi:連結されること、結合されること、ipsi:そのもの、それ自身、Divino:神的な、nisi:~以外、もし~でなければ、per:~を通して、~によって、talem:このような、次ぎのような、ideam;:考え、原型、si:もし~なら、たとえ~でも、quis:誰が、何が、absque:~なしに、~を除いて、idea:考え、原型、Divini:神的な、Hominis:人間、cogitat:考える、de:~について、ipso:そのもの、それ自身、Divino,:神的な、cogitat:考える、interminate,:無限の、果てしない、et:また、しかるに、{12 cogitatio:思考、}idea:考え、原型、interminata:無限の、果てしない、est:ある、nulla;:何も~ない、決して~でない、誰も~ない、(m)vel:vel~vel、~か~か、一つには~一つには~、capit:理解する、認める、ideam:考え、原型、de:~について、Divino:神的な、ex:~から、~により、universo:凡ての、全体の、全世界、宇宙、aspectabili:目に見える、見るに値する、absque:~なしに、~を除いて、fine:終結、終わり、vel cum:~と一緒に、~によって、fine:終結、終わり、in:~の中、~において、obscuro,:不明瞭な、不確かな、quae:それらは、そのことらは、idea:考え、原型、conjungit:連結する、結合する、se:それ自身を、cum:~と一緒に、~と、idea:考え、原型、cultorum:礼拝者達、崇拝者達、naturae,:自然、本質、性質、cadit:死ぬ、滅びる、落ちる、etiam:~もまた、更に、in:~の中へ、~に、naturam,:自然、本質、性質、et:また、そして、sic:そのように、こうして、fit:為される、nulla; 何も~ない、決して~でない、誰も~ない、(n) inde:それ故、そこから、{13} patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、non:否、foret:あった、aliqua:何か、若干の、conjunctio:連結、結合、cum:~と一緒に、~と、Divino:神的な、per:~を通して、~によって、fidem,:信仰、nec:否、per:~を通して、~によって、amorem;:愛、
omnis:凡ての、全体の、conjunctio:連結、結合、requirit:必要とした、得ようとした、必要であった、objectum,:対象、客体、もたらされた、et:また、そして、secundum:~に従って、~に沿って、objecti:対象、客体、もたらされた、quale:どのような、性質、~のような、fit:為される、conjunctio;:連結、結合、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、Dominus:主、quoad:~に関して、~に関する限り、Divinum:神的な、Humanum:神的人間性、dicatur:言われる、Mediator:仲介者、et:~と、および、Intercessor,:仲裁者、仲介者、保証人、sed:しかし、mediat:仲介する、調停する、et:また、そして、intercedit:執成す、介在する、apud:~のもとに、~において、Se;:御自身、quod:こと、それ、そのこと、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、non:否、{14} per:~を通して、~によって、aliquam:何か、若干の、ideam:考え、原型、capi:理解されること、認められること、possit,:出来る、可能である、constat:知られる、明らかである、(c) ex:~から、~により、Domini:主、verbis:言葉、語、apud:~のもとに、~において、Johannem,:ヨハネ、
Deum:神、nemo:誰も~ない、vidit:見た、認めた、unquam;:かつて、決して~ない、Unigenitus:独り子、Filius,:御子、Qui:その方、in:~の中、~において、sinu:内奥、胸、ふところ、Patris:父なる神、est,:ある、Ille:彼は、exposuit,:語った、述べた、i 18: et:また、そして、apud:~のもとに、~において、eundem,:同(書)、
Non:否、vocem:声、言葉、言語、Patris:父なる神、audivistis:聞いた、(二人称複数完了)unquam,:かつて、決して~ない、neque:否、そして~でない、speciem:形、像、似姿、Ipsius:御自身、vidistis,:見た、認めた、(二人称複数完了)v 37. 
[5] Attamen,:しかもなお、それにもかかわらず、しかしながら、(at+tamen)quod:こと、それ、そのこと、memorabile,:記憶すべき、注目すべき、顕著な、omnes:凡ての、全体の、qui:その者達、ex:~から、~により、se:自分自身から、seu:即ち、或いは、ex:~から、~により、carne:肉、cogitant:考える、de:~について、Deo,:神、cogitant:考える、de:~について、Ipso:御自身、そのもの、interminate,:無限の、果てしない、hoc est,:即ち、absque:~なしに、~を除いて、ulla:何も~ない、決して~でない、誰も~ない、idea:考え、原型、terminata,:制限された、終結された、境界を定められた、at:しかし、だが聞き給え、qui:その者達、non:否、ex:~から、~により、se:自分自身から、nec:否、ex:~から、~により、carne:肉、sed:しかし、ex:~から、~により、spiritu:霊、cogitant:考える、de:~について、Deo,:神、cogitant:考える、de:~について、Ipso:御自身、determinate,:明確に、限定的に、hoc est,:即ち、sistunt:示す、置く、もたらす、sibi:自分自身に、ideam:考え、原型、Divini:神的な、sub:~の下に、~の下で、specie:形、観念、概念、像、humana;:人間の、人間的な、ita:このように、従って、angeli:天使達、in:~の中、~において、caelo:天界、cogitant:考える、de:~について、Divino,:神的な、{15}ac:また、なお加えて、ita:このように、従って、antiqui:古代、sapientes:賢明な、聡明な、賢人達、cogitarunt,:考えた、quibus:その者達に、etiam,:~もまた、更に、cum:その時、その場合、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、apparuit,:現れた、見えた、sicut:~の如く、~のように、Divinus:神的な、Homo:人間、apparuit,:現れた、見えた、nam:なぜなら、というのも、Divinum:神的な、transiens:通り過ぎている、行っている、per:~を通して、~によって、caelum:天界、est:ある、Divinus:神的な、Homo;:人間、causa est quia:その理由は、caelum:天界、est:ある、Maximus Homo,:最大の人間、ut:~のように、~として、ad:~に、~へ、finem:終わり、plurium:より多い、より高い、capitum:章、頭、ostensum est;:示された、{16} ex:~から、~により、his:これらから、patet:明らかである、quales:どのような、性質、~のような、intelligentes:理解している、認識している、識者達、mundi:(この)世、世界、sunt,:ある、et:また、そして、quales:どのような、性質、~のような、intelligentes:理解している、認識している、識者達、caeli,:天界、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、intelligentes:理解している、認識している、識者達、mundi:(この)世、世界、removeant:遠ざける、取り除く、取り去る、a:~から、~により、se:自分自身から、ideam:考え、原型、humani;:人間の、人間的な、inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、inter:~の中に、~の間で、~の間に、mentem:心、精神、illorum:彼らの、et:~と、および、inter:~の中に、~の間で、~の間に、Divinum:神的な、non:否、sit:ある、mediatio,:仲介、調停、仲裁、unde:そこから、どの源から、illis:彼らに、caligo;:暗黒、無知、at:しかし、だが聞き給え、intelligentes:理解している、認識している、識者達、caeli:天界、habent:持つ、有す、ideam:考え、原型、Divini:神的な、in:~の中、~において、Humano,:神的人間性、sic:そのように、こうして、Dominus:主、est:ある、illis:彼らに、mediatio,:仲介、調停、仲裁、ac:また、なお加えて、inde:それ故、そこから、mentibus:心、精神、illorum:彼らの、est:ある、lux.:光、(s)

[3]それらから今や、父なる神の許の主の仲介と執成しについての考えがどのようなものであるか、またそれがどこからあるか知られよう。しかし聖言の内的なものを知る者は主の仲介とその執成しについて全く異なって持つ。即ち地上の王の父の許の息子の如く執成しするのではなく、主御自身の許の全世界の主の如く、また神御自身からの神の如く執成す。なぜなら、主御自身がヨハネ伝、14.8-11、で教えておられるように父なる神と主御自身は二人ではなく一人であるからである。「御子」によって神的な真理が意味されるので、また「父なる神」によって神的な善が意味されるので、2803, 2813, 3704番(を参照)、また仲介は神的な真理によって為されるので(なぜなら、それによって神的な善への接近が与えられるからである。)、彼(主)は仲介者と仲裁者と言われる。というのは、神的な善は太陽の火の如くあるので近付くことが出来ないが、神的な真理はそこからの光の如くあるので人間に見ることをもたらすからであり、信仰からあるものは越えることと接近をもたらすからである。8644番(を参照)、それ故、仲介と執成しが何であるか知られよう。
[4]更に神的な善そのもので在られ、また天界の霊太陽そのもので在られる主御自身が、父なる神の許の仲介者と仲裁者と言われることが一体どこからであるかが言われなければならない。
主はこの世に居られた時に完全に栄化される前は神的な真理で在られた。それ故にその時、父なる神の許で、即ち神的な善そのものの許の仲介で在られ、また執成した。ヨハネ伝、14. 16, 17、17. 9, 15, 17、(を参照)、しかし神的な人間性に関して栄化された後では、その時、神的なものそのものについては神的な人間の考えを自分自身に示すのでなければ誰も考えることが出来なことから、ましてそのような考えを通してでなければ誰も愛によって神的なものそのものに連結されることが出来ないことから仲介者と仲裁者と言われている。もし誰かが神的な人間の考えなしに神的なものそのものについて考えるなら無限について考えるが、しかるに無限の思考は誰にも出来ないで一つには終結なしに目に見える宇宙から神的なものについての考えを認めるか、一つには不明瞭なものの中の終結によって考えを認める。その考えは自然への崇拝者達の考えと連結し、更に自然の(考えの)中に落ち、またそのように、何も(神的なものの考えが)ないように為される。それ故、信仰によっても愛によっても神的なものとの連結は何もないことが明らかである。凡ての連結は対象が必要であり、また対象の性質に従って連結が為される。そこから主は神的な人間性に関して仲介者と仲裁者と言われるが、しかし主御自身の許で仲介し、また執成す。神的なものそのものは何かの考えによって認められることが出来ないことはヨハネ伝の許の主の御言葉から知られよう。
「かつて、誰も神を見なかった。父なる神のふところの中の独り子の御子が居て彼が語った。」ヨハネ、1.18、また同書において、
「かつて、あなた達は神御自身の(御)声を聞いたことはなく、また神御自身の(御)姿を見たこともない。」5.37、
[5]それにもかかわらず、注目すべきことは自分自身から、或いは肉から考える凡ての者達は神について無限そのものについて考える。即ち何も終結された考えなしに考える。だが聞き給え、自分自身からも肉からも考えないで、霊から神について考える者達は神御自身について明確に考える。即ち人間的な観念の下で神的なものの考えを置く。そのように天界の天使達も、また古代の賢人達もそのように考え、更にその者達に神的なものそのものが現れた時にもまた神的な人間の如く見えた。なぜなら天界を通り過ぎている神的なものは神的な人間であるからである。その理由は、多くの章の終わりに示されたように天界は最大の人間であるからである。それらからこの世の識者達がどのような者達であるか、またまた天界の識者達がどのような者達であるか明らかであろう。即ちこの世の識者達は自分自身から人間的は考えを取り去る。それ故、彼らの心と神的なものの間に仲介がなく、そこから彼らに暗黒があるが、しかし天界の識者達は人間性の中に神的なものの考えを持ち、そのように主が彼らに仲介者であり、そこから彼らの心に光がある。

18-8702~8705-1意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8702~8705-1意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8702.「私の言葉を聞け」が結合による合意を意味することは、「言葉を聞くこと」の意味が服従であることから、しかしここでは合意であることから知られよう。なぜなら、「イテロ」によってそれが言われているからであり、彼によって「モーセ」によって表象される神的な真理に結合された神的な善が表象されるからである。それらが結合されたものであることは上の8666番に認められよう。それ故、「私の言葉を聞け」によって結合による合意が意味される。
善と真理が連結された時にその全体的なものと個別的なものに合意があること、即ち善と真理との合意があり、また真理と善との合意があることが知られなければならない。その理由は、善は真理のものであり、また真理は善のものであるからであり、なお加えて、そのようにそれらの二つは一つのものであるからである。なぜなら、善が欲するものを真理が確証するからであり、また真理が真理として認めるものを善が欲するからであり、なお加えて両方が一緒に行なうからである。それらによって意志と理解によってのように同様に有し、意志が欲し、また愛することを理解が考え、同時に確証し、なお加えて逆にも為す。意志と理解、および善と真理が同様であることは善は意志の善であるからであり、また真理は理解の真理であるからである。主により善によって導かれる者達はそのような状態の中に居る。そのことについては直ぐ上の8701番に示された。

8703.「私はあなたに忠告する。また神はあなたと一緒に居られるであろう」が、神的なものからを意味することは、「忠告する」が「イテロ」によって表象される神的な善によって言われる時の意味が神的なものにより決定されたこと、従って神的なものからあるものを意味することから知られよう。また「神はあなたと一緒に居られるであろう」の意味もまた神的なものからあるものであることから知られよう。しかし「忠告すること」によって意味される神的なものは「イテロ」によって表象される神的な善に関係するが、他方において、「神はあなたと一緒に居られるであろう」によって意味される神的なものは「モーセ」によって表象される神的な真理に関係する。

8704.「あなたは民のために神の許に居れ」が、主から直接発する真理を意味することは、「民のために神の許に居ること」が「モーセ」によって表象される神的な真理について言われる時の意味が主の許に最も密接してあることであることから知られよう。なぜなら、それは主御自身から直接に発しているものであるからである。それらのことが何を含むかは今から後に続く箇所で述べよう。

8705.「またあなたは神にそのことを持って行け」が仲介と執成しを意味することは、「神にそのことを持って行くこと」が神的な真理について言われる時の意味が、神的なものそのものの許で仲介することと執成すことであることから知られよう。なぜなら、仲介し、また執成す者は助けを与える方そのものにその事柄を持って行くからである。仲介と執成しは神的な真理のものである。なぜなら、それは主御自身で在られる神的な善の許の最も近くにあるからである。神的な真理が主で在られる神的な善の許の最も近くにあることは、それを主御自身から直接に発するからである。
ここで主の仲介と執成しによって、そのことをどのように有するかを示す機会が与えられているので、そのことが言われなければならない。聖言の文字通りの意味から神的なものを構成する三人格の神々を信じ、また同時にそれらの神々が一人の神であることを信じる者達は、仲介と執成しについて主がその父なる神の右側に座り、また人間と人間との如く父なる神御自身と話し、また父なる神に人間の懇願を提示し、また主御自身の十字架の歩みの故に人類の赦しと憐みを求めることを除いて他の考えを持たない。そのような考えが素朴な者達が聖言の文字通りの意味から持つ執成しと仲介についての考えである。
[2]しかし文字通りの意味は素朴な人間の理解に従って内的な真理そのものに導入されるためにあることが知られなければならない。というのは、素朴な者達は天的な王国を地上の王国についての如く以外に、父なる神について地上の王についての如く以外に、また主について王国の相続人の王の息子の如く以外に考えを持つことが出来ないからである。そのような考えが素朴な者達にあることは、主御自身の王国について主の使徒達そのものの考えから明瞭に明らかである。
というのは、最初は彼らも他のユダヤ人達の如く、主はメシアであるので地上で最大の王になること、また地上の全世界の全民族と民の上に栄光の頂点に彼らを上げること信じたからであり、そればかりか主御自身の王国は地上の王国ではなく天界の中にあることを主御自身から聞いた時も、彼らは天界の主御自身の王国を全く地上の王国の如くあるであろうことを除いて考えることが出来なかったからである。それ故に、ヤコブとヨハネは主御自身の王国において一人は右側に、またもう一人は左側に座ることを求めた。そして他の使徒達もその王国において偉大な者達に為されることを欲して憤慨し、またそこで彼らの誰が偉大な者に為されるかで相互に争った。またそのような考えが根絶されることが出来なかったので、主もまた彼らが十二の王座に座ってイスラエルの十二の部族を裁くことを彼らに言われた。そのことはマルコ伝、10. 37, 41、ルカ伝、22. 24, 30、マタイ伝、19. 28、に認められよう。またその時、「十二の王座」、「十二の部族」、および「主による審判」によって何が意味されるか知らなかった。

18-8705-1原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8705-1原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8705. `Et adducas tu verba ad Deum': quod significet mediationem et intercessionem, constat ex significatione `adducere verba ad Deum' cum de Divino Vero dicitur, quod sit mediare apud ipsum Divinum et intercedere, nam qui mediat et intercedit, is adducit res ad Ipsum Qui opem fert; mediatio et intercessio est Divini Veri, quia hoc proxime est apud Divinum Bonum, quod est Ipse Dominus; {1}quod Divinum Verum sit proxime apud Divinum Bonum, quod Dominus, est quia illud immediate procedit ab Ipso. Quomodo cum mediatione et cum intercessione Domini se habet, hic, quia occasio datur, dicetur: qui credunt quod tres personae sint qui constituunt Divinum et simul vocantur unus Deus, illi ex sensu {2}litterae Verbi non aliam de mediatione et intercessione ideam habent quam quod Dominus sedeat ad dextram Patris Sui, et loquatur cum Ipso sicut homo cum homine, et adducat supplicationes hominum ad Patrem, et roget ut propter Se, quia passus est crucem pro genere humano, condonet et misereatur; talis idea de intercessione et mediatione est cuivis simplici ex sensu {3}litterae Verbi; sed sciendum quod 2 sensus {4}litterae sit secundum captum hominum simplicium, ut introducantur in ipsa vera interiora; simplices enim non aliam ideam possunt habere de regno caelesti quam sicut de regno terrestri, nec aliam de {5} Patre quam sicut de rege in terra, et de Domino quam sicut de filio regis, qui heres regni {6}; quod talis idea simplicibus sit, patet manifeste ex idea ipsorum apostolorum Domini de regno Ipsius; primum enim crediderunt illi, sicut reliqui Judaei, quod Dominus, quia Messias, futurus esset rex maximus in terra, et evecturus {7}illos ad fastigium gloriae super omnes gentes et populos in universo terrarum orbe; at cum audiverunt ab Ipso Domino quod regnum Ipsius non esset in terra sed in caelo, tunc illi nec aliter potuerunt cogitare quam quod regnum Ipsius in caelo futurum esset prorsus sicut regnum {6} in terra; quapropter etiam Jacobus et Johannes petierunt ut in regno Ipsius unus sederet a dextris et alter a sinistris; et reliqui apostoli, qui etiam magni in illo regno voluerunt fieri, indignati sunt, et inter se litigaverunt quis eorum ibi major fieret; et quia talis idea inhaerebat, nec {8}poterat exstirpari, etiam Dominus dixit illis quod sederent super duodecim thronis judicaturi duodecim tribus Israelis, videatur Marc. x 37, 41; Luc. xxii 24, 30; Matth. xix 28; et tunc non sciebant quid per `duodecim thronos,' perque `duodecim tribus,' et per `judicium,' a Domino intellectum est.
3 Ex his nunc constare potest qualis idea est, et unde illa, de mediatione et intercessione Domini apud Patrem; at qui interiora Verbi scit, is prorsus aliam notionem de mediatione Domini et de Ipsius intercessione habet, quod nempe non (x)intercedat sicut filius apud patrem regem in terra, sed sicut Dominus universi apud Se, et sicut Deus a Se, nam non sunt duo Pater et Ipse, sed sunt unum, ut Ipse docet, Joh. xiv 8-11; quod dicatur Mediator et Intercessor, est quia per `Filium' intelligitur Divinum Verum, et per `Patrem' Divinum Bonum, n. 2803, 2813, 3704, et mediatio fit per Divinum Verum, nam per id datur aditus ad Divinum Bonum; Divinum enim Bonum non adiri potest, quia est sicut ignis solis, sed Divinum Verum, {9}quia hoc est sicut lux inde, quae dat hominis visui, qui est ex fide, transitum et (x)aditum, n. 8644; inde constare potest quid mediatio et intercessio. (s)Porro {10}dicendum est undenam est, quod Ipse Dominus, Qui est ipsum Divinum Bonum ac ipse Sol caeli, dicatur mediator et intercessor 4 apud Patrem; Dominus cum in mundo fuit, antequam plene glorificatus est, {11}fuit Divinum Verum, quare tunc mediatio fuit, et intercessit apud Patrem, hoc est, apud ipsum Divinum Bonum, Joh. xiv 16, 17, xvii 9, 15, 17; at postquam glorificatus est quoad Humanum, tunc dicitur Mediator et Intercessor ex eo quod de ipso Divino nullus cogitare possit nisi sistat sibi ideam Divini Hominis, minus aliquis potest per amorem conjungi ipsi Divino nisi per talem ideam; si quis absque idea Divini Hominis cogitat de ipso Divino, cogitat interminate, et {12}idea interminata est nulla; (m)vel capit ideam de Divino ex universo aspectabili absque fine vel cum fine in obscuro, quae idea conjungit se cum idea cultorum naturae, cadit etiam in naturam, et sic fit nulla;(n) inde {13}patet quod non foret aliqua conjunctio cum Divino per fidem, nec per amorem; omnis conjunctio requirit objectum, et secundum objecti quale fit conjunctio; inde est quod Dominus quoad Divinum Humanum dicatur Mediator et Intercessor, sed mediat et intercedit apud Se; quod ipsum Divinum non {14}per aliquam ideam capi possit, constat (c)ex Domini verbis apud Johannem,
Deum nemo vidit unquam; Unigenitus Filius, Qui in sinu Patris est, Ille exposuit, i 18:
et apud eundem,
Non vocem Patris audivistis unquam, neque speciem Ipsius vidistis, v 37.
5 Attamen, quod memorabile, omnes qui ex se seu ex carne cogitant de Deo, cogitant de Ipso interminate, hoc est, absque ulla idea terminata, at qui non ex se nec ex carne sed ex spiritu cogitant de Deo, cogitant de Ipso determinate, hoc est, sistunt sibi ideam Divini sub specie humana; ita angeli in caelo cogitant de Divino, {15}ac ita antiqui sapientes cogitarunt, quibus etiam, cum ipsum Divinum apparuit, sicut Divinus Homo apparuit, nam Divinum transiens per caelum est Divinus Homo; causa est quia caelum est Maximus Homo, ut ad finem plurium capitum ostensum est; {16} ex his patet quales intelligentes mundi sunt, et quales intelligentes caeli, quod nempe intelligentes mundi removeant a se ideam humani; inde est quod inter mentem illorum et inter Divinum non sit mediatio, unde illis caligo; at intelligentes caeli habent ideam Divini in Humano, sic Dominus est illis mediatio, ac inde mentibus illorum est lux. (s)

8705. `Et:また、そして、adducas:連れて来る、提示する、もたらす、(接続法二人称単数現在)tu:あなたは、verba:言葉、語、こと、陳述、ad:~に、~へ、Deum'::神、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、mediationem:仲介、媒介、調停、et:~と、および、intercessionem,:執成し、仲裁、調停、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、` adducere:連れて来ること、提示すること、もたらすこと、verba:言葉、語、ad:~に、~へ、Deum':神、cum:その時、その場合、de:~について、Divino:神的な、Vero:真理、dicitur,:言われる、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、mediare:媒介すること、仲介すること、調停すること、apud:~のもとに、~において、ipsum:そのもの、それ自身、Divinum:神的な、et:~と、および、intercedere,:執成すこと、弁護すること、nam:なぜなら、というのも、qui:その者、mediat:媒介する、仲介する、調停する、et:また、そして、intercedit,:執成す、介在する、is:これは、彼は、adducit:持って来る、提示する、もたらす、res:事柄、物事、ad:~に、~へ、Ipsum:御自身、Qui:その方、opem:助け、援助、助力、fert;:もたらす、引き起こす、与える、mediatio:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、intercessio:執成し、仲裁、調停、est:ある、Divini:神的な、Veri,:真理、quia:なぜなら、ので、hoc:これは、proxime:最も近く、最も密接して、est:ある、apud:~のもとに、~において、Divinum:神的な、Bonum,:善、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、Ipse:御自身、Dominus;:主、{1} quod:こと、それ、そのこと、Divinum:神的な、Verum:真理、sit:ある、proxime:最も近く、最も密接して、apud:~のもとに、~において、Divinum:神的な、Bonum,:善、quod:こと、それ、そのこと、Dominus,:主、est:ある、quia:なぜなら、ので、illud:それを、immediate:直接に、直に、直ちに、procedit:生じる、発する、発出する、ab:~から、~により、Ipso.:御自身、
Quomodo:どのように、どうして、どのようにして、cum:~と一緒に、~によって、mediatione:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、cum:~と一緒に、~によって、intercessione:執成し、仲裁、調停、Domini:主、se:それ自身を、habet,:持つ、有す、hic,:ここに、この場に、quia:なぜなら、ので、occasio:機会、好機、datur,:与えられる、dicetur::言われる、(三人称単数未来受動)qui:その者達、credunt:信じる、quod:こと、それ、そのこと、tres:3、personae:人格、人物、個人、sint:ある、qui:その者達、constituunt:構成する、定める、確立する、Divinum:神的な、et:また、そして、simul:一緒に、同時に、vocantur:呼ばれる、unus:1,Deus,:神、illi:彼らは、ex:~から、~により、sensu {2}litterae:文字通りの意味、Verbi:聖言、御言葉、non:否、aliam:他のもの、異なった、de:~について、mediatione:仲介、調停、仲裁、et:~と、および、intercessione:執成し、仲裁、調停、ideam:考え、原型、habent:持つ、有す、quam:~を除いて、~の外は、quod:こと、それ、そのこと、Dominus:主、sedeat:座る、乗る、ad:~に、~へ、dextram:右、右側、右手、Patris:父なる神、Sui,:御自身、それ自身、et:また、そして、loquatur:話す、cum:~と一緒に、~と、Ipso:御自身、sicut:~の如く、~のように、homo:人間、cum:~と一緒に、~と、homine,:人間、et:また、そして、adducat:連れて来る、提示する、もたらす、supplicationes:懇願、哀願、hominum:人間、ad:~に、~へ、Patrem,:父なる神、et:また、そして、roget:要求する、求める、懇願する、ut:~のために、こと、~するように、propter:~のために、~の故に、Se,:御自身、quia:なぜなら、ので、passus:歩み、歩、足跡、est:ある、crucem:十字架、拷問、pro:~として、~のために、genere humano,:人類、condonet:許す、容赦する、赦す、et:また、そして、misereatur;:憐れむ、同情する、talis:このような、次ぎのような、idea:考え、原型、de:~について、intercessione:執成し、仲裁、調停、et:~と、および、mediatione:仲介、調停、仲裁、est:ある、cuivis:各々の、誰でも、simplici:素朴な、単純な、ex:~から、~により、sensu {3}litterae:文字通りの意味、Verbi;:聖言、御言葉、
[2] sed:しかし、sciendum:知られるべき、(未来受動分詞)quod:こと、それ、そのこと、sensus {4}litterae:文字通りの意味、sit:ある、secundum:~に従って、~に沿って、captum:理解、認識、hominum:人間、simplicium,:より素朴な、より単純な、ut:~のために、こと、~するように、introducantur:導入される、導き入られる、in:~の中へ、~に、ipsa:そのもの、それ自身、vera:諸々の真理、interiora;:内的な、より内なる、simplices:素朴な、単純な、enim:なぜならば、~というのは、non:否、aliam:他のもの、異なった、ideam:考え、原型、possunt:出来る、可能である、habere:持つこと、有すること、de:~について、regno:王国、caelesti:天的な、quam:~を除いて、~の外は、sicut:~の如く、~のように、de:~について、regno:王国、terrestri,:現世の、地上の、nec:否、aliam:他のもの、異なった、de:~について、{5} Patre:父なる神、quam:~を除いて、~の外は、sicut:~の如く、~のように、de:~について、rege:王、in:~の中、~において、terra,:地、地上、et:また、そして、de:~について、Domino:主、quam:~を除いて、~の外は、sicut:~の如く、~のように、de:~について、filio:息子、regis,:王、qui:その者、heres:相続人、継承者、所有者、regni {6};:王国、quod:こと、それ、そのこと、talis:このような、次ぎのような、idea:考え、原型、simplicibus:より素朴な、より単純な、sit,:ある、patet:明らかである、manifeste:明瞭に、はっきりと、ex:~から、~により、idea:考え、原型、ipsorum:そのもの、それ自身、apostolorum:使徒達、Domini:主、de:~について、regno:王国、Ipsius;:御自身、
Primum:先ず、初めて、最初に、enim:なぜならば、~というのは、crediderunt:信じた、illi,:彼らは、sicut:~の如く、~のように、reliqui:他の者達、Judaei,:ユダヤ人、quod:こと、それ、そのこと、Dominus,:主、quia:なぜなら、ので、Messias,:メシア、(キリスト、油注がれた者、)futurus:未来の、将来の、ある、あるだろう、(sumの未来形)esset:あった、rex:王、maximus:最大の、最高の、in:~の中、~において、terra,:地、地上、et:また、そして、evecturus:上げる、(未来形){7}illos:彼らを、ad:~に、~へ、fastigium:高さ、最高部、頂点、高位、gloriae:栄光、super:~の上へ、~の上に、omnes:凡ての、全体の、gentes:諸民族、異邦人達、et:~と、および、populos:人々、民、in:~の中、~において、universo:凡ての、全体の、全世界、宇宙、terrarum:地、地上、orbe;:世界、地球、at:しかし、だが聞き給え、cum:その時、その場合、audiverunt:聞いた、ab:~から、~により、Ipso:御自身、Domino:主、quod:こと、それ、そのこと、regnum:王国、Ipsius:御自身、non:否、esset:あった、in:~の中、~において、terra:地、地上、sed:しかし、そればかりか、in:~の中、~において、caelo,:天界、tunc:その時、やがて、illi:それらは、彼らは、nec:否、aliter:他の方法で、異なって、potuerunt:出来た、可能であった、(三人称単数完了)cogitare:考えること、quam:~を除いて、~の外は、quod:こと、それ、そのこと、regnum:王国、Ipsius:御自身、in:~の中、~において、caelo:天界、futurum:未来の、将来の、ある、あるだろう、(sumの未来形)esset:あった、prorsus:全く、完全に、正確に、sicut:~の如く、~のように、regnum:王国、{6} in:~の中、~において、terra;:地、地上、quapropter:そのために、それ故に、etiam:~もまた、更に、Jacobus:ヤコブ、et:~と、および、Johannes:ヨハネ、petierunt:求めた、得ようとした、ut:~のために、こと、~するように、in:~の中、~において、regno:王国、Ipsius:御自身、unus:1,sederet:座った、乗った、a:~から、~により、dextris:右、右側、右手、et:~と、および、alter:第二の、もう一つの、他の方、a:~から、~により、sinistris;:左の、左側の、et:また、そして、reliqui:他の者達、apostoli,:使徒達、qui:その者達、etiam:~もまた、更に、magni:偉大な、大きな、in:~の中、~において、illo:それから、regno:王国、voluerunt:欲した、fieri,:為されること、行われること、indignati sunt,:憤慨した、腹を立てた、怒った、(dep)et:また、そして、inter se:相互の間で、相互に、litigaverunt:争った、論争した、けんかした、quis:誰が、eorum:彼らの、ibi:そこに、そこで、major:より大きい、より偉大な、fieret;:為された、行われた、et:また、そして、quia:なぜなら、ので、talis:このような、次ぎのような、idea:考え、原型、inhaerebat,:固執した、執着した、nec:否、{8}poterat:出来た、可能であった、exstirpari,:根絶されること、絶滅されること、根こそぎにされること、etiam:~もまた、更に、Dominus:主、dixit:言った、illis:彼らに、quod:こと、それ、そのこと、sederent:座った、乗った、super:~の上へ、~の上に、duodecim:12、thronis:王座、王位、judicaturi:裁く、(未来形)duodecim:12、tribus:部族、Israelis,:イスラエル、videatur:見られる、認められる、Marc.:マルコ、x 37, 41; Luc.:ルカ、xxii 24, 30; Matth.:マタイ、xix 28; et:また、そして、tunc:その時、やがて、non:否、sciebant:知る、知った、quid:何か?、どんな?、per:~を通して、~によって` duodecim:12、thronos,':王座、王位、perque:また~を通して、そして~によって、(per+que)` duodecim:12、tribus,':部族、et:~と、および、per:~を通して、~によって`judicium,':審判、裁判、a:~から、~により、Domino:主、intellectum est.:意味された、


8705.「またあなたは神に言葉を持って行け」が仲介と執成しを意味することは、「神に(その)ことを持って行くこと」が神的な真理について言われる時の意味が、神的なものそのものの許で仲介することと執成すことであることから知られよう。なぜなら、仲介し、また執成す者は助けを与える方そのものにその事柄を持って行くからである。仲介と執成しは神的な真理のものである。なぜなら、それは主御自身で在られる神的な善の許の最も近くにあるからである。神的な真理が主で在られる神的な善の許の最も近くにあることは、それを主御自身から直接に発するからである。
ここで主の仲介と執成しによって、そのことをどのように有するか(を示す)機会が与えられているので、そのことが言われなければならない。聖言の文字通りの意味から神的なものを構成する三人格の(神々を)信じ、また同時にそれら(の神々)が一人の神であることを信じる者達は、仲介と執成しについて主がその父なる神の右側に座り、また人間と人間との如く父なる神御自身と話し、また父なる神に人間の懇願を提示し、また主御自身の十字架の歩みの故に人類の赦しと憐みを求めることを除いて異なって考えを持たない。そのような考えが素朴な者達が聖言の文字通りの意味から持つ執成しと仲介についての考えである。
[2]しかし文字通りの意味は素朴な人間の理解に従って内的な真理そのものに導入されるためにあることが知られなければならない。というのは、素朴な者達は天的な王国を地上の王国についての如く以外に、父なる神について地上の王についての如く以外に、また主について王国の相続人の王の息子の如く以外に考えを持つことが出来ないからである。そのような考えが素朴な者達にあることは、主御自身の王国について主の使徒達そのものの考えから明瞭に明らかである。
というのは、最初は彼らも他のユダヤ人達の如く、主はメシアであるので地上で最大の王になること、また地上の全世界の全民族と民の上に栄光の頂点に彼らを上げること信じたからであり、そればかりか主御自身の王国は地上の王国ではなく天界の中にあることを主御自身から聞いた時も、彼らは天界の主御自身の王国を全く地上の王国の如くあるであろうことを除いて考えることが出来なかったからである。それ故に、ヤコブとヨハネは主御自身の王国において一人は右側に、またもう一人は左側に座ることを求めた。そして他の使徒達もその王国において偉大な者達に為されることを欲して憤慨し、またそこで彼らの誰が偉大な者に為されるかで相互に争った。またそのような考えが根絶されることが出来なかったので、主もまた彼らが十二の王座に座ってイスラエルの十二の部族を裁くことを彼らに言われた。そのことはマルコ伝、10. 37, 41、ルカ伝、22. 24, 30、マタイ伝、19. 28、に認められよう。またその時、「十二の王座」、「十二の部族」、および「主による審判」によって何が意味されるか知らなかった。

18-8702~8704原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8702~8704原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8702. `Nunc audi vocem meam': quod significet ex unione consensum, constat ex significatione `audire vocem' quod sit oboedientia, hic autem consensus, quia dicitur a `Jethrone,' per quem repraesentatur Divinum Bonum unitum Divino Vero, quod repraesentatur per `Moschen'; {1}quod unita sint, videatur supra n. 8666; inde per `audi vocem meam' significatur ex unione consensus. Sciendum, cum bonum et verum conjuncta sunt, quod consensus sit in omnibus et singulis, nempe boni cum vero et veri cum bono; causa est quia bonum est veri, et verum boni, ac ita duo illa sunt unum, nam quod bonum vult, hoc confirmat verum, et quod verum ut verum percipit, hoc bonum vult, ac utrumque simul facit; cum his se similiter habet ut cum voluntate et intellectu; quod voluntas vult et amat, hoc intellectus cogitat et confirmat, ac vice versa; quod haec cum illis similia sint, est quia bonum est voluntatis, et verum est intellectus; in tali statu sunt qui per bonum a Domino ducuntur, de quo mox supra n. 8701.

8702. `Nunc:今、現在、audi:聞け、(命令形)vocem:声、言葉、言語、meam'::私の、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、ex:~から、~により、unione:結合、consensum,:一致、調和、合意、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、` audire:聞くこと、vocem':声、言葉、言語、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、oboedientia,:服従、従順、hic:ここに、この場に、autem:しかし、他方において、consensus,:一致、調和、合意、quia:なぜなら、ので、dicitur:言われる、a:~から、~により、`Jethrone,':イテロ、per:~を通して、~によって、quem:彼を、repraesentatur:象徴される、表象される、Divinum:神的な、Bonum:善、unitum:一つにされた、結合された、Divino:神的な、Vero,:真理、quod:こと、それ、そのこと、repraesentatur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、`Moschen';:モーセ、{1} quod:こと、それ、そのこと、unita sint,:一つにされた、結合された、videatur:見られる、認められる、supra:上に、上部に、n.:番号、8666; inde:それ故、そこから、per:~を通して、~によって、`audi:聞け、(命令形)vocem:声、言葉、言語、meam':私の、significatur:意味される、ex:~から、~により、unione:結合、consensus.:一致、調和、合意、
Sciendum,:知られるべき、(未来受動分詞)cum:その時、その場合、bonum:善、et:~と、および、verum:真理、conjuncta sunt,:結合された、連結された、quod:こと、それ、そのこと、consensus:一致、調和、合意、sit:ある、in:~の中、~において、omnibus:凡ての、全体の、et:~と、および、singulis,:別々の、個別の、mpe:正確には、即ち、boni:善、cum:~と一緒に、~と、vero:真理、et:また、そして、veri:真理、cum:~と一緒に、~と、bono;:善、causa est quia:その理由は、bonum:善、est:ある、veri,:真理、et:また、そして、verum:真理、boni,:善、ac:また、なお加えて、ita:このように、従って、duo:2、illa:それらは、sunt:ある、unum,:1,nam:なぜなら、というのも、quod:こと、それ、そのこと、bonum:善、vult,:欲する、hoc:これを、confirmat:確かにする、励ます、確証する、verum,:真理、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、verum:真理、ut:~のように、~として、verum:真理、percipit,:理解する、認識する、認める、hoc:これを、bonum:善、vult,:欲する、ac:また、なお加えて、utrumque:両方とも、両方の、simul:一緒に、同時に、facit;:行う、為す、cum:~と一緒に、~によって、his:これらから、se:それ自身を、similiter:同様に、似ている、habet:持つ、有す、ut:~のように、~として、cum:~と一緒に、~によって、voluntate:意志、et:~と、および、intellectu;:理解、quod:こと、それ、そのこと、voluntas:意志、vult:欲する、et:また、そして、amat,:愛する、hoc:これを、intellectus:理解、cogitat:考える、et:また、そして、confirmat,:確信する、確認する、確証する、ac:また、なお加えて、vice versa;:逆に、あべこべに、quod:こと、それ、そのこと、haec:これらは、cum:~と一緒に、~と、illis:それらから、彼らから、similia:同様な、同じ、sint,:ある、est:ある、quia:なぜなら、ので、bonum:善、est:ある、voluntatis,:意志、et:また、そして、verum:真理、est:ある、intellectus;:理解、in:~の中、~において、tali:このような、次ぎのような、statu:状態、性質、sunt:ある、qui:その者達、per:~を通して、~によって、bonum:善、a:~から、~により、Domino:主、ducuntur,:導かれる、引き出される、de:~について、quo:それから、そのことから、mox:直ぐ前に、直ぐ後に、supra:上に、上部に、n.:番号、8701.

8702.「私の言葉を聞け」が結合による合意を意味することは、「言葉を聞くこと」の意味が服従であることから、しかしここでは合意であることから知られよう。なぜなら、「イテロ」によってそれが言われているからであり、彼によって「モーセ」によって表象される神的な真理に結合された神的な善が表象されるからである。それらが結合されたものであることは上の8666番に認められよう。それ故、「私の言葉を聞け」によって結合による合意が意味される。
善と真理が連結された時にその全体的なものと個別的なものに合意があること、即ち善と真理との合意があり、また真理と善との合意があることが知られなければならない。その理由は、善は真理のものであり、また真理は善のものであるからであり、なお加えて、そのようにそれらの二つは一つのものであるからである。なぜなら、善が欲するものを真理が確証するからであり、また真理が真理として認めるものを善が欲するからであり、なお加えて両方が一緒に行なうからである。それらによって意志と理解によってのように同様に有し、意志が欲し、また愛することを理解が考え、同時に確証し、なお加えて逆にも為す。これら(意志と理解)、およびそれら(善と真理)が同様であることは善は意志の(善で)あるからであり、また真理は理解の(真理で)あるからである。主により善によって導かれる者達はそのような状態の中に居る。そのことについては直ぐ上の8701番(に示された)。

8703. `Consulam tibi, et erit Deus tecum': quod significet quod ex Divino, constat ex significatione (x)`consulere' cum a Divino Bono, quod repraesentatur per `Jethronem,' quod sit decisum a Divino, ita ex Divino, et (c)a significatione `erit Deus tecum' quod etiam sit ex Divino; sed ex Divino quod per `consulere' significatur, spectat Divinum Bonum, quod repraesentatur per `Jethronem,' ex Divino autem quod per `erit Deus tecum' significatur, spectat Divinum Verum, quod repraesentatur per `Moschen.'

8703. `Consulam:忠告する、勧める、tibi,:あなたに、et:また、そして、erit:ある、(三人称単数未来)Deus:神、tecum'::あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、Divino,:神的な、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、(x)`consulere':忠告すること、勧めこと、cum:その時、その場合、a:~から、~により、Divino:神的な、Bono,:善、quod:こと、それ、そのこと、repraesentatur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、`Jethronem,':イテロ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、decisum:決定された、定められた、a:~から、~により、Divino,:神的な、ita:このように、従って、ex:~から、~により、Divino,:神的な、et:また、そして、(c)a:~から、~により、significatione:意味、`erit:ある、(三人称単数未来)Deus:神、tecum':あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)quod:こと、それ、そのこと、etiam:~もまた、更に、sit:ある、ex:~から、~により、Divino;:神的な、sed:しかし、ex:~から、~により、Divino:神的な、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`consulere':忠告すること、勧めこと、significatur,:意味される、spectat:見る、関係する、Divinum:神的な、Bonum,:善、quod:こと、それ、そのこと、repraesentatur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、`Jethronem,':イテロ、ex:~から、~により、Divino:神的な、autem:しかし、他方において、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`erit:ある、(三人称単数未来)Deus:神、tecum':あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)significatur,:意味される、spectat:見る、関係する、Divinum:神的な、Verum,:真理、quod:こと、それ、そのこと、repraesentatur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、`Moschen.':モーセ、

8703.「私はあなたに忠告する。また神はあなたと一緒に居られるであろう」が、神的なものからを意味することは、「忠告する」が「イテロ」によって表象される神的な善によって言われる時の意味が神的なものにより決定されたこと、従って神的なものからあるものを意味することから知られよう。また「神はあなたと一緒に居られるであろう」の意味もまた神的なものからあるものであることから知られよう。しかし「忠告すること」によって意味される神的なものは「イテロ」によって表象される神的な善に関係するが、他方において、「神はあなたと一緒に居られるであろう」によって意味される神的なものは「モーセ」によって表象される神的な真理に関係する。

8704. `Esto tu populo apud Deum': quod significet verum immediate a Domino procedens, constat ex significatione `esse populo apud Deum' cum dicitur de Divino Vero, quod per `Moschen' repraesentatur, quod sit proxime apud Dominum, quia immediate ab Ipso procedens; quid haec involvunt, patebit ex illis quae nunc sequuntur.

8704. `Esto:在れ、(命令形)tu:あなたは、populo:人々、民、apud:~のもとに、~において、Deum'::神、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Domino:主、procedens,:生じている、発している、発出している、 constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、` esse:あること、populo:人々、民、apud:~のもとに、~において、Deum':神、cum:その時、その場合、dicitur:言われる、de:~について、Divino:神的な、Vero,:真理、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`Moschen':モーセ、repraesentatur,:象徴される、表象される、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、proxime:最も近く、最も密接して、最近、apud:~のもとに、~において、Dominum,:主、quia:なぜなら、ので、immediate:直接に、直に、直ちに、ab:~から、~により、Ipso:御自身、procedens;:生じている、発している、発出している、quid:何か?、どんな?、haec:これらは、involvunt,:包む、含む、patebit:明らかである、(三人称単数未来)ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、nunc:今から、すぐに、sequuntur.:後に続く、続く、

8704.「あなたは民のために神の許に居れ」が、主から直接発する真理を意味することは、「民のために神の許に居ること」が「モーセ」によって表象される神的な真理について言われる時の意味が主の許に最も密接してあることであることから知られよう。なぜなら、それは主御自身から直接に発しているものであるからである。それらのことが何を含むかは今から後に続く箇所で述べよう。

18-8701意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8701意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8701.「それをあなただけでは為すことが出来ないからである」が、他の源泉の善からの真理の流入なしに出来ないことを意味することは、「それを一人で為すこと」が「モーセ」によって表象される神的な真理について言われる時の意味が、それだけからの真理の流入であることから、また他の源泉からの真理と一緒ではないことから知られよう。
そのことによってそれ自身をどのように有するかは、神的な真理の直接の流入と、またその直接の流入と同時に間接の流入について上の8685番に言われたことから知られよう。即ち人間が再生される時の最初の状態において神的な真理の流入は直接にあるが、しかし第二の状態、即ち再生された時は直接と間接の流入がある。直接の流入がある時、確かに主は善と真理と一緒に流入されるが、しかしその時、善は認められないで真理が認められる。それ故その時、人間は真理によって導かれるが善によってはそのように導かれない。しかし流入が間接的なものと一緒である時は善も認められる。なぜなら、間接の流入は人間の外なる感覚的なものに関してあるからである。そこから人間はその時に主により善を通して導かれる。
[2]一般的に人間が善への情愛により行う時を除いて前以て再生されないことが知られなければならない。なぜならその時、善を欲するからであり、また彼にそれを行うことが楽しいことであり幸福なことであるからである。その状態の中に居る時、やがて彼の生命は善の生命になり、また彼は天界の中に居る。なぜなら、天界において善が全般的に支配するからである。他方において、信仰の真理は人間を善に導き、従って天界へ導くが、しかし人間を天界の中に置かない。そのようにあることの理由は、他生において凡ての者達は意志の生命に従って結合されるが、理解の生命に従っては結合されないからである。なぜなら、意志があればそこに理解もあるが、逆にはないからであり、そのように天界においてあり、またそのように地獄においてもあるからである。悪い者達は自分達自身の悪の中に居る時を除いて前以て地獄に行かされない。なぜなら、その中に居る時は、その悪の間違った原理の中にも居るからである。同様に善の中に居る者達もそこでその善の真理の中に居る。他生において凡ての者達は彼らに一つの心があるために、即ち欲することと考えることが一つであるために、しかし欲することと考えることが異ならないためにその状態へ追いやられる。しかしこの世においては異なってそのことを有する。この世で人間は欲することと比べて異なって考えることが出来、それどころか更に異なって理解することが出来る。しかしそのことは人間が改心されること、即ち人間が例え悪を欲してもまたそのように理解によって善を欲することへ導かれることが出来ることの理由のためである。しかし他生において各々の者はこの世において取得された自分自身の欲することに従って導かれる。

18-8701原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8701原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8701. `Non potes facere illud solus tu': quod significet quod absque influxu veri ex bono aliunde, constat ex significatione `facere illud solus' cum dicitur de vero Divino, quod per `Moschen' repraesentatur, quod sit influxus veri ex illo solo, et non simul aliunde. Quomodo cum hoc se habet, constare potest ex illis quae de influxu veri Divini immediato, et de influxu (c)illius immediato et simul mediato, supra n. 8685 dicta sunt, quod nempe influxus veri Divini immediatus sit in primo statu hominis cum regeneratur, at quod influxus immediatus et {1} mediatus sit in altero statu, nempe cum regeneratus est; cum influxus immediatus est, Dominus quidem influit cum bono et vero, at tunc non percipitur bonum sed verum, ideo tunc ducitur homo per verum, non ita per bonum; at cum influxus simul mediatus est, tunc percipitur bonum, nam influxus mediatus est in sensuale externum hominis, {2}inde est quod homo tunc per bonum ducatur a Domino.
2 In genere sciendum est quod homo non prius regeneratus sit quam cum is ex affectione boni agit, nam tunc vult bonum, et ei jucundum et beatum est facere illud; {3}cum in hoc statu est, tunc vita ejus est vita boni, et in caelo est, nam universale regnans in caelo est bonum; verum autem quod fidei ducit hominem ad bonum, ita ad caelum, non autem sistit illum in caelo; quod ita sit, est causa quia in altera vita omnes consociantur secundum vitam voluntatis, non secundum vitam intellectus, nam ubi (t)est voluntas ibi est intellectus, non autem vicissim; ita in caelo, et ita in inferno; qui mali sunt non prius in infernum mittuntur quam cum in malo suae vitae sunt, nam cum in hoc sunt, etiam in falso sui mali sunt; similiter {4}illi qui in bono (d)sunt, etiam ibi in vero sui boni sunt; rediguntur omnes in altera vita ad eum statum ut illis una mens sit, nempe quod volunt ut etiam cogitent, non autem quod volunt ut aliter cogitent; in mundo autem aliter se habet, ibi potest homo aliter cogitare, {5}immo etiam aliter intelligere quam {6}vult, sed hoc ob causam ut {7}reformari possit, nempe intelligere bonum tametsi vult malum, et sic per intellectum duci ad velle bonum; at in altera vita quisque secundum velle suum quod in mundo comparatum est ducitur.

8701. `Non:否、potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)facere:行なうこと、為すこと、illud:それを、solus:だけ、のみ、tu'::あなたは、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、absque:~なしに、~を除いて、influxu:流入、影響、veri:真理、ex:~から、~により、bono:善、aliunde,:別の源泉から、他の出所から、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、` facere:行なうこと、為すこと、illud:それを、solus':だけ、一人、cum:その時、その場合、dicitur:言われる、de:~について、vero:真理、Divino,:神的な、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、`Moschen':モーセ、repraesentatur,:象徴される、表象される、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、influxus:流入、影響、veri:真理、ex:~から、~により、illo:それから、彼から、solo,:だけ、のみ、et:また、そして、non:否、simul:一緒に、同時に、aliunde.:別の源泉から、他の出所から、
Quomodo:どのように、どうして、どのようにして、cum:~と一緒に、~によって、hoc:これから、se:それ自身を、habet,:持つ、有す、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、ex:~から、~により、illis:それらから、彼らから、quae:それらは、そのことらは、de:~について、influxu:流入、影響、veri:真理、Divini:神的な、immediato,:直接に、直に、直ちに、et:また、そして、de:~について、influxu:流入、影響、(c)illius:それの、彼の、immediato:直接に、直に、直ちに、et:~と、および、simul:一緒に、同時に、mediato,:間接の、間接的な、supra:上に、上部に、n.:番号、8685 dicta sunt,:言われた、quod:こと、それ、そのこと、nempe:正確には、即ち、influxus:流入、影響、veri:真理、Divini:神的な、immediatus:直接に、直に、直ちに、sit:ある、in:~の中、~において、primo:第一の、最初の、statu:状態、性質、hominis:人間、cum:その時、その場合、regeneratur,:再生される、at:しかし、だが聞き給え、quod:こと、それ、そのこと、influxus:流入、影響、immediatus:直接に、直に、直ちに、et:~と、および、{1} mediatus:間接の、間接的な、sit:ある、in:~の中、~において、altero:第二の、もう一つの、他の方、statu,:状態、性質、nempe:正確には、即ち、cum:その時、その場合、regeneratus est;:再生された、cum:その時、その場合、influxus:流入、影響、immediatus:直接に、直に、直ちに、est,:ある、Dominus:主、quidem:確かに、無論、実に、influit:流れ込む、流入する、cum:~と一緒に、~と、bono:善、et:~と、および、vero,:真理、at:しかし、だが聞き給え、tunc:その時、やがて、non:否、percipitur:理解される、認められる、bonum:善、sed:しかし、verum,:真理、ideo:それ故、そのために、tunc:その時、やがて、ducitur:導かれる、homo:人間、per:~を通して、~によって、verum,:真理、non:否、ita:このように、従って、per:~を通して、~によって、bonum;:善、at:しかし、だが聞き給え、cum:その時、その場合、influxus:流入、影響、simul:一緒に、同時に、mediatus:間接の、間接的な、est,:ある、tunc:その時、やがて、percipitur:理解される、認められる、bonum,:善、nam:なぜなら、というのも、influxus:流入、影響、mediatus:間接の、間接的な、est:ある、in:~の中、~に関して、sensuale:感覚の、感覚的な、externum:外部の、外なる、hominis,:人間、{2} inde:それ故、そこから、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、homo:人間、tunc:その時、やがて、per:~を通して、~によって、bonum:善、ducatur:導かれる、a:~から、~により、Domino.:主、
[2] In genere:一般的に、全般的に、sciendum:知られるべき、(未来受動分詞)est:ある、quod:こと、それ、そのこと、homo:人間、non:否、prius:以前に、前に、前以て、regeneratus sit:再生された、quam:~を除いて、~の外は、cum:その時、その場合、is:これは、彼は、ex:~から、~により、affectione:情愛、boni:善、agit,:行う、nam:なぜなら、というのも、tunc:その時、やがて、vult:欲する、bonum,:善、et:また、そして、ei:彼に、jucundum:愉快、楽しい、et:~と、および、beatum:幸福な、祝福された、est:ある、facere:行なうこと、為すこと、illud;:それを、{3}cum:その時、その場合、in:~の中、~において、hoc:これから、statu:状態、性質、est,:ある、tunc:その時、やがて、vita:生命、ejus:それの、彼の、est:ある、vita:生命、boni,:善、et:また、そして、in:~の中、~において、caelo:天界、est,:ある、nam:なぜなら、というのも、universale:普遍的な、全般的な、一般的な、全体の、regnans:支配的な、支配する、優勢な、主要な、in:~の中、~において、caelo:天界、est:ある、bonum;:善、verum:真理、autem:しかし、他方において、quod:こと、それ、そのこと、fidei:信仰、ducit:導く、hominem:人間、ad:~に、~へ、bonum,:善、ita:このように、従って、ad:~に、~へ、caelum,:天界、non:否、autem:しかし、他方において、sistit:置く、見せる、illum:彼を、in:~の中、~において、caelo;:天界、quod:こと、それ、そのこと、ita:このように、従って、sit,:ある、est causa quia:その理由は、in:~の中、~において、altera vita:他生、omnes:凡ての、全体の、consociantur:結合される、統合される、secundum:~に従って、~に沿って、vitam:生命、voluntatis,:意志、non:否、secundum:~に従って、~に沿って、vitam:生命、intellectus,:理解、nam:なぜなら、というのも、ubi:そこで、その場所、(t)est:ある、voluntas:意志、ibi:そこに、そこで、est:ある、intellectus,:理解、non:否、autem:しかし、他方において、vicissim;:反対に、逆に、逆に言えば、ita:このように、従って、in:~の中、~において、caelo,:天界、et:また、そして、ita:このように、従って、in:~の中、~において、inferno;:地獄、qui:その者達、mali:悪、sunt:ある、non:否、prius:以前に、前に、前以て、in:~の中へ、~に、infernum:地獄、mittuntur:差し向けられる、派遣される、行かされる、quam:~を除いて、~の外は、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、malo:悪、suae:自分自身の、vitae:生命、sunt,:ある、nam:なぜなら、というのも、cum:その時、その場合、in:~の中、~において、hoc:これから、sunt,:ある、etiam:~もまた、更に、in:~の中、~において、falso:間違った原理(信念)、sui:それ自身の、mali:悪、sunt;:ある、similiter:同様に、似ている、{4}illi:彼らは、qui:その者達、in:~の中、~において、bono:善、(d)sunt,:ある、etiam:~もまた、更に、ibi:そこに、そこで、in:~の中、~において、vero:真理、sui:それ自身の、boni:善、sunt;:ある、rediguntur:追いやられる、元へ返される、元へ戻される、omnes:凡ての、全体の、in:~の中、~において、altera vita:他生、ad:~に、~へ、eum:これを、彼を、statum:状態、性質、ut:~のために、こと、~するように、illis:それらに、彼らに、una:一緒に、同時に、共に、1、mens:心、精神、sit,:ある、nempe:正確には、即ち、quod:こと、それ、そのこと、volunt:欲する、ut:~のために、こと、~するように、etiam:~もまた、更に、cogitent,:考える、non:否、autem:しかし、他方において、quod:こと、それ、そのこと、voluntut:欲する、ut:~のために、こと、~するように、aliter:他の方法で、異なって、cogitent;:考える、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、autem:しかし、他方において、aliter:他の方法で、異なって、se:それ自身を、habet,:持つ、有す、ibi:そこに、そこで、potest:出来る、可能である、homo:人間、aliter:他の方法で、異なって、cogitare,:考えること、{5} immo:というよりは、それどころか、etiam:~もまた、更に、aliter:他の方法で、異なって、intelligere:理解すること、quam:~よりも、~と比べて、{6 velle:欲すること、}vult,:欲する、sed:しかし、hoc:これは、ob:~に対して、~のために、causam:原因、理由、ut:~のために、こと、~するように、{7 homo:人間、possit:出来る、reformari:改心されること、改良されること}reformari:改心されること、改良されること、possit,:出来る、可能である、nempe:正確には、即ち、intelligere:理解すること、bonum:善、tametsi:例え~でも、それでも、それにも関わらず、vult:欲する、malum,:悪、et:また、そして、sic:そのように、こうして、per:~を通して、~によって、intellectum:理解、duci:導かれること、ad:~に、~へ、velle:欲すること、bonum;:善、at:しかし、だが聞き給え、in:~の中、~において、altera vita:他生、quisque:各々の、誰でも、secundum:~に従って、~に沿って、velle:欲すること、suum:自分自身の、quod:こと、それ、そのこと、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、comparatum est:獲得された、取得された、ducitur.:導かれる、

8701.「それをあなただけでは為すことが出来ないからである」が、他の源泉の善からの真理の流入なしに(出来ない)ことを意味することは、「それを一人で為すこと」が「モーセ」によって表象される神的な真理について言われる時の意味が、それだけからの真理の流入であることから、また他の源泉から(の真理)と一緒ではないことから知られよう。
そのことによってそれ自身をどのように有するかは、神的な真理の直接の流入と、またその直接の流入と同時に間接の流入について上の8685番に言われたことから知られよう。即ち人間が再生される時の最初の状態において神的な真理の流入は直接にあるが、しかし第二の状態、即ち再生された時は直接と間接の流入がある。直接の流入がある時、確かに主は善と真理と一緒に流入されるが、しかしその時、善は認められないで真理が認められる。それ故その時、人間は真理によって導かれるが善によってはそのように導かれない。しかし流入が間接的なものと一緒である時は善も認められる。なぜなら、間接の流入は人間の外なる感覚的なものに関してあるからである。そこから人間はその時に主により善を通して導かれる。
[2]一般的に人間が善への情愛により行う時を除いて前以て再生されないことが知られなければならない。なぜならその時、善を欲するからであり、また彼にそれを行うことが楽しいことであり幸福なことであるからである。その状態の中に居る時、やがて彼の生命は善の生命になり、また彼は天界の中に居る。なぜなら、天界において善が全般的に支配するからである。他方において、信仰の真理は人間を善に導き、従って天界へ導くが、しかし彼(人間)を天界の中に置かない。そのようにあることの理由は、他生において凡ての者達は意志の生命に従って結合されるが、理解の生命に従っては結合されないからである。なぜなら、意志があればそこに理解もあるが、逆にはないからであり、そのように天界においてあり、またそのように地獄においてもあるからである。悪い者達は自分達自身の悪の中に居る時を除いて前以て地獄に行かされない。なぜなら、その中に居る時は、その悪の間違った原理の中にも居るからである。同様に善の中に居る者達もそこでその善の真理の中に居る。他生において凡ての者達は彼らに一つの心があるために、即ち欲することと考えることが一つであるために、しかし欲することと考えることが異ならないためにその状態へ追いやられる。しかしこの世においては異なってそのことを有する。そこ(この世)で人間は欲することと比べて異なって考えることが出来、それどころか更に異なって理解することが出来る。しかしそのことは人間が改心されること、即ち人間が例え悪を欲してもまたそのように理解によって善を欲することへ導かれることが出来るためである。しかし他生において各々の者はこの世において取得された自分自身の欲することに従って導かれる。

18-8697~8700意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8697~8700意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8697.「また、モーセの舅は彼に言った」が予見を意味することは、「言うこと」が「モーセの舅イテロ」によって表象される神的な善について属性付けられる時の意味が5361, 6946番のように予見であることから知られよう。

8698.「あなたが行なうことは善いことではない」が、変化が為されなければならないことを意味することは、後に続く箇所から知られよう。

8699.「あなたもあなたと一緒のこの民も衰えることで衰えるであろう」が、蒔かれた真理が滅びるであろうことを意味することは、「衰えること」の意味が徐々に滅ぼされることであることから、従って滅びることであることから知られよう。それが蒔かれた真理であることは「モーセ」によって神的なものからの真理が意味されるからであり、また「民」によって受け入れる者達が意味されるからである。それらによってそのことをどのように有するかは後に続く箇所で言われるであろう。

8700.「なぜなら、そのことはあなたに対して重いからである」が、秩序からではないので実行出来ないことを意味することは、「重いこと」の意味が実行が可能でないであることから知られよう。ここの「重いこと」が実行が可能でないであることは、前の箇所で「彼も彼と一緒の民も衰えることで衰えるであろう」と言われていることから、またそのことによって蒔かれた真理が滅びることから、また後に続く箇所の「それをあなただけでは為すことが出来ないからである」からも、またその後の「もしエテロの忠告をあなたが行なうならあなたは持ちこたえることが出来る」23節、から知られよう。これらによってそのことが意味されている。
[2]秩序からではないので実行出来ないことことは他生において凡てのことは秩序により実行出来るからであり、また秩序からではない凡てのことは実行が不可能であるからである。主から発する神的な真理が秩序を造り、またそれが秩序そのものである。それ故、神的な秩序に従う凡てのものは秩序に従っているので実行出来、また神的な秩序に反するものは秩序に反するので実行が不可能である。それがそのようにあることは例から更に明らかであろう。善く生きた者達は秩序に従って救われ、また悪く生きた者達は秩序に従って地獄へ落される。それ故、善く生きた者達が地獄へ行かされることは不可能であり、また悪く生きた者達が天界へ上げられることも不可能である。それ故、地獄に居る者達が主の純粋な慈悲によりそこから天界へ連れ出され、また救われることは不可能である。というのは、各々の者はこの世に生きた時の主の慈悲の受け入れによって救われるからであり、その時にそれを受け入れる者達は他生において主の慈悲の中に居るからである。なぜなら、その時はそこでそれを受け入れることの能力の中に居るからである。それを他の者に与えること、また一般的に好みにより誰にでも与えること、信仰のみを持ち、またそのように、罪から清められた者であることを信じる者達に与えることは不可能である。なぜなら、それは秩序に反するから、即ち秩序である神的な真理に反するからである。
[3]強制の中ではなく自由の中で信仰と仁愛が植え付けられることは秩序に従っており、また自由の中で植え付けられた信仰と仁愛は留まるが、しかし強制の中で植え付けられた信仰と仁愛は留まらない。その理由は、自由の中でそれらは情愛に導入され、またそのように人間の意志に導入され、またそのように専有されるからであり、他方において強制の中では情愛と意志には導入されず、またそのように専有されないからである。それ故に、人間が救われるためには、人間は悪の中に産まれたので、悪を行なうことと悪から離れる自由が人間にあるのでなければ不可能である。その自由の中で自分自身により悪から離れる時、やがて主により真理と善への情愛が導入され、そこから人間に信仰と仁愛のものを受け入れることの自由がある。なぜなら、自由は情愛のものであるからである。それ故、人間を救いへと強制することは不可能であることが明らかである。もしそれが為されることが出来たなら、この世において人間は凡て救われる。
[4]他生において凡ての者達はこの世で自分達に取得したその生命に従って、悪い者達は悪い者達と一緒に居り、また善い者達は善い者達と一緒に居ることは秩序に従っている。それ故、悪い者達が善い者達と一緒に居ることは不可能であり、悪い者達が善の中に居ることも不可能である。なぜなら、善と悪は反対のものであるからであり、またその一方は他のものを滅ぼすからである。それ故、地獄に居る者達が救われることもまた不可能であることが明らかである。従って救いは人間がどんなふうに生きたにせよ慈悲だけであることは不可能である。
地獄に居る者達、またそこで苦しめられる者達は、神的なものは全能であるので、もし欲するならそれを取り去ることが出来ること、しかし欲しないこと、またそこから苦しみの原因があることを言うことで、また苦しみを取り去ることを欲しないこと、またそこから苦しみの原因があることを言うことでそこの苦しみを神的なものに帰する。しかしそのように取り去ることは秩序に反するので不可能である。というのは、もし取り去られるなら、悪い者達は善い者達に対して立ち上がり、また天使達自身を征服し、同時に天界を滅ぼすからである。しかし神的なものは善以外を、即ち善い者達の幸福以外を欲せず、またそのために悪い者達の抑制と同時に強制を欲するからである。神的な愛、また慈悲そのもののその目的がある時、地獄に居る者達の苦しみは取り去られることが不可能である。
それらの例から秩序に反した凡てのことは、天界の秘義を知らない者達にどれほど実行出来るように見えても実行できないことが知られよう。

18-8700原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8700原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8700. `Quia grave prae te verbum': quod significet quod non possibile, {1}quia non ex ordine, constat ex significatione `grave verbum' quod sit non possibile; quod `grave verbum' hic sit non possibile, constat ex illis quae praecedunt, quod marcescendo marcesceret ille et populus qui cum illo, per quae significatur quod periturum verum quod inseminatum est, et quoque ex sequentibus, `Non potes facere illud solus tu' et dein `si verbum hoc facis, potes consistere' vers. 23, per quae intelligitur impossibilitas, si non fiat mutatio.
2 Quod non possibile quia non ex ordine, est quia in altera vita omne id possibile est quod ex ordine, et omne id impossibile quod non ex ordine; Divinum Verum, quod procedit a Domino, est quod facit ordinem, et est ipse ordo; inde omne quod secundum {2}Divinum Verum est, quia est secundum {3}ordinem, est possibile, et omne quod contra {4}Divinum Verum, quia est contra {3}ordinem, est impossibile; quod ita sit, evidentius patere (x)potest ab exemplis: secundum ordinem est quod salventur qui bene vixerunt, et condemnentur qui male; inde impossibile est quod qui bene vixerunt mittantur in infernum, et qui male vixerunt eleventur in caelum; consequenter quod impossibile sit ut qui in inferno sunt, ex pura Misericordia Domini possint inde in caelum educi et salvari; est enim receptio Misericordiae Domini, cum vixerunt in mundo, per quam unusquisque salvatur; qui tunc recipiunt illam, in altera vita in Misericordia Domini sunt, nam ibi tunc in facultate recipiendi illam sunt; `illam dare aliis, et in genere unicuivis ex beneplacito, modo fidem habeant, et sic a peccatis mundatos esse credant, est impossibile, quia est contra ordinem, hoc est, contra Divinum quod est ordo.
3 Secundum ordinem est quod fides et charitas implantentur in libero et non in coacto, et quod fides et charitas quae in libero implantatae sunt permaneant, non autem quae in coacto; causa est quia quae in libero, ea in affectionem ac ita in voluntatem hominis insinuantur et sic appropriantur, non autem quae in coacto; consequenter impossibile est ut salvetur homo nisi liceat ei, quia in malo natus est, malum facere et a malo desistere; cum a malo ex se in libero illo desistit, tunc insinuatur affectio veri et boni a Domino, {5}inde ei est liberum recipiendi illa quae fidei et quae charitatis sunt, nam liberum est affectionis {6}; inde patet quod impossibile sit cogere hominem ad salutem; quod si fieri posset, omnes qui in mundo sunt homines salvarentur.
4 Secundum ordinem est ut in altera vita consocientur omnes secundum vitam quam in mundo sibi acquisiverunt, mali cum malis et boni cum bonis, inde non possibile est ut simul sint mali et boni; nec possibile est ut in bono sint qui mali, nam bonum et malum opposita sunt, et unum {7}destruit alterum; inde etiam patet quod non possibile sit ut salventur qui in inferno; ita non dabile quod salvatio, utcumque vixerat homo, sit ex sola misericordia. Qui in inferno sunt, et ibi cruciantur, imputant Divino {8}cruciatus ibi, dicendo quod Divinum id auferre possit si velit, quia omnipotens, sed quod non velit, {9}et quod inde sit in causa, {10}nam qui potest et non vult, dicunt in causa esse; sed auferre talia impossibile est, quia est contra ordinem, si enim auferrentur, insurgerent mali contra bonos, (c)et subjugarent ipsos angelos, et destruerent caelum; sed Divinum non vult nisi bonum, nempe felicitatem bonorum, et ea propter refrenationem (c)ac simul emendationem improborum; cum hic finis est, qui est finis Divini Amoris ac ipsius Misericordiae, non possibile est ut cruciatus (x)illis qui in inferno auferantur. Ex his exemplis constare potest quod omne id non possibile sit quod contra ordinem, utcumque apparet ut possibile illis qui arcana caeli non sciunt.

8700. `Quia:なぜなら、ので、grave:重い、厳しい、厄介な、prae:~よりも、~に対して、te:あなたから、verbum'::言葉、語、こと、出来事、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、non:否、possibile,:実行が可能な、実行出来る、{1} quia:なぜなら、ので、non:否、ex:~から、~により、ordine,:秩序、順序、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、 ` grave:重い、厳しい、厄介な、verbum':言葉、語、こと、出来事、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、non:否、possibile;:実行が可能な、実行出来る、quod:こと、それ、そのこと、` grave:重い、厳しい、厄介な、verbum':言葉、語、こと、出来事、hic:ここに、この場に、sit:ある、non:否、possibile,:実行が可能な、実行出来る、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、praecedunt,:先行する、先んずる、quod:こと、それ、そのこと、marcescendo:しおれることで、衰えることで、marcesces:しおれる、衰える、(二人称単数未来)ille:彼は、それは、et:また、そして、populus:人々、民、qui:その者、cum:~と一緒に、~と、illo,:彼から、per:~を通して、~によって、quae:それらを、significatur:意味される、quod:こと、それ、そのこと、periturum:滅びる、死ぬ、(未来形)verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、inseminatum:種を蒔かれた、est,:ある、et:また、そして、quoque:~もまた、同じく、同様に、ex:~から、~により、sequentibus,:後に続く、次の、`Non:否、potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)facere:行なうこと、為すこと、illud:それを、solus:だけ、のみ、tu':あなたは、et:また、そして、dein:次いで、その後、`si:もし~なら、たとえ~でも、verbum:言葉、語、こと、hoc:これを、facis,:行なう、為す、(二人称単数現在)potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)consistere':立つこと、持ちこたえること、vers.:節、23, per:~を通して、~によって、quae:それらを、intelligitur:意味される、
[2] Quod:こと、それ、そのこと、non:否、possibile:実行が可能な、実行出来る、quia:なぜなら、ので、non:否、ex:~から、~により、ordine,:秩序、順序、est:ある、quia:なぜなら、ので、in:~の中、~において、altera vita:他生、omne:凡ての、全体の、id:それは、possibile:実行が可能な、実行出来る、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、ordine,:秩序、順序、 et:また、そして、omne:凡ての、全体の、id:それは、impossibile:不可能な、quod:こと、それ、そのこと、non:否、ex:~から、~により、ordine;:秩序、順序、Divinum:神的な、Verum,:真理、quod:こと、それ、そのこと、procedit:生じる、発する、発出する、a:~から、~により、Domino,:主、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、facit:行う、為す、ordinem,:秩序、順序、et:また、そして、est:ある、ipse:そのもの、それ自身、ordo;:秩序、順序、inde:それ故、そこから、omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、secundum:~に従って、~に沿って、{2} Divinum:神的な、Verum:真理、est,:ある、quia:なぜなら、ので、est:ある、secundum:~に従って、~に沿って、{3}ordinem,:秩序、順序、est:ある、possibile,:実行が可能な、実行出来る、et:また、そして、omne:凡ての、全体の、quod:こと、それ、そのこと、contra:~に対して、~に反対して、{4} Divinum:神的な、Verum,:真理、quia:なぜなら、ので、est:ある、contra:~に対して、~に反対して、{3}ordinem,:秩序、順序、est:ある、impossibile;:不可能な、quod:こと、それ、そのこと、ita:このように、従って、sit,:ある、evidentius:より明らかな、より明白な、patere:明らかであること、(x) potest:出来る、可能である、ab:~から、~により、exemplis::例、例として、secundum:~に従って、~に沿って、ordinem:秩序、順序、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、salventur:救われる、qui:その者達、bene:正しく、善く、vixerunt,:生きた、et:また、そして、condemnentur:地獄へと宣告される、地獄に落とされる、qui:その者達、male;:悪く、不正に、inde:それ故、そこから、impossibile:不可能な、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、qui:その者達、bene:正しく、善く、vixerunt:生きた、mittantur:差し向けられる、派遣される、in:~の中へ、~に、infernum,:地獄、et:また、そして、qui:その者達、male:悪く、不正に、vixerunt:生きた、eleventur:上げられる、in:~の中へ、~に、caelum;:天界、consequenter:それ故に、従って、quod:こと、それ、そのこと、impossibile:不可能な、sit:ある、ut:~のように、~として、qui:その者達、in:~の中、~において、inferno:地獄、sunt,:ある、ex:~から、~により、pura:純粋、混じり気のない、Misericordia:慈悲、憐れみ、Domini:主、possint:出来る、可能である、inde:それ故、そこから、in:~の中へ、~に、caelum:天界、educi:連れ出されること、導き出されること、 et:また、そして、salvari;:救われること、est:ある、enim:なぜならば、~というのは、receptio:受け入れ、受容、Misericordiae:慈悲、憐れみ、Domini,:主、cum:その時、その場合、vixerunt:生きた、in:~の中、~において、mundo,:(この)世、世界、per:~を通して、~によって、quam:それを、unusquisque:各々の、誰でも、salvatur;:救われる、qui:その者達、tunc:その時、やがて、recipiunt:受け入れる、受容する、受け取る、illam,:それを、in:~の中、~において、altera vita:他生、in:~の中、~において、Misericordia:慈悲、憐れみ、Domini:主、sunt,:ある、nam:なぜなら、というのも、ibi:そこに、そこで、tunc:その時、やがて、in:~の中、~において、facultate:能力、才能、recipiendi:受け入れることの、受けることの、戻すことの、illam:それを、sunt;:ある、`illam:それを、dare:与えること、aliis,:他のもの、異なった、et:また、そして、in genere:一般的に、全般的に、unicuivis:各々の、誰でも、ex:~から、~により、beneplacito,:好むこと、意向、気に入ること、modo:だけ、単に、fidem:信仰、habeant,:持つ、有す、et:また、そして、sic:そのように、こうして、a:~から、~により、peccatis:罪、過失、mundatos:清められた、浄化された、esse:あること、credant,:信じる、est:ある、impossibile,:不可能な、quia:なぜなら、ので、est:ある、contra:~に対して、~に反対して、ordinem,:秩序、順序、hoc est,:即ち、contra:~に対して、~に反対して、Divinum:神的な、quod:こと、それ、そのこと、est:ある、ordo.:秩序、順序、
[3] Secundum:~に従って、~に沿って、ordinem:秩序、順序、est:ある、quod:こと、それ、そのこと、fides:信仰、et:~と、および、charitas:仁愛、implantentur:植え付けられた、in:~の中、~において、libero:自由、自主的、et:~と、および、non:否、in:~の中、~において、coacto,:強制、強要、et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、fides:信仰、et:~と、および、charitas:仁愛、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、libero:自由、自主的、implantatae sunt:植え付けられた、permaneant,:留まる、持続する、続ける、non:否、autem:しかし、他方において、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、coacto;:強制、強要、causa est quia:その理由は、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、libero,:自由、自主的、ea:それらは、in:~の中へ、~に、affectionem:情愛、ac:また、なお加えて、ita:このように、従って、in:~の中へ、~に、voluntatem:意志、hominis:人間、insinuantur:吹き込まれる、導入される、et:また、そして、sic:そのように、こうして、appropriantur,:専有される、自分のものにされる、non:否、autem:しかし、他方において、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、coacto;:強制、強要、consequenter:それ故に、従って、impossibile:不可能な、est:ある、ut:~のために、こと、~するように、salvetur:救われる、homo:人間、nisi:~以外、もし~でなければ、liceat:自由である、許されている、ei,:彼に、quia:なぜなら、ので、in:~の中、~において、malo:悪、natus est,:産まれた、malum:悪、facere:行なうこと、為すこと、et:~と、および、a:~から、~により、malo:悪、desistere;:離れること、断念すること、やめること、cum:その時、その場合、a:~から、~により、malo:悪、ex:~から、~により、se:自分自身から、in:~の中、~において、libero:自由、自主的、illo:それから、desistit,:離れた、断念した、やめた、tunc:その時、やがて、insinuatur:吹き込まれる、導入される、affectio:情愛、veri:真理、et:~と、および、boni:善、a:~から、~により、Domino,:主、{5} inde:それ故、そこから、ei:彼に、est:ある、liberum:自由、自主的、recipiendi:受け入れることの、受けることの、戻すことの、illa:それらを、quae:それらは、そのことらは、fidei:信仰、et:~と、および、quae:それらは、そのことらは、charitatis:仁愛、sunt,:ある、nam:なぜなら、というのも、liberum:自由、自主的、est:ある、affectionis {6};:情愛、inde:それ故、そこから、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、impossibile:不可能な、sit:ある、cogere:強いること、強制すること、hominem:人間、ad:~に、~へ、salutem;:救い、quod:こと、それ、そのこと、si:もし~なら、たとえ~でも、fieri:為されること、行われること、posset,:出来た、可能であった、omnes:凡ての、全体の、qui:その者達、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、sunt:ある、homines:人間、salvarentur.:救われた、
[4] Secundum:~に従って、~に沿って、ordinem:秩序、順序、est:ある、ut:~のために、こと、~するように、in:~の中、~において、altera vita:他生、consocientur:結合される、統合される、omnes:凡ての、全体の、secundum:~に従って、~に沿って、vitam:生命、quam:それを、in:~の中、~において、mundo:(この)世、世界、sibi:自分達自身に、acquisiverunt,:取得した、獲得した、得た、mali:悪、cum:~と一緒に、~と、malis:諸々の悪、et:また、そして、boni:善、cum:~と一緒に、~と、bonis,:諸々の善、inde:それ故、そこから、non:否、possibile:実行が可能な、実行出来る、est:ある、ut:~のために、こと、~するように、simul:一緒に、同時に、sint:ある、mali:悪、et:~と、および、boni;:善、nec:否、possibile:実行が可能な、実行出来る、est:ある、ut:~のために、こと、~するように、in:~の中、~において、bono:善、sint:ある、qui:その者達、mali,:悪、nam:なぜなら、というのも、bonum:善、et:~と、および、malum:悪、opposita sunt,:反対された、対立された、et:また、そして、unum:1,{7}destruit:損なう、滅ぼす、alterum;:第二の、もう一つの、他の方、inde:それ故、そこから、etiam:~もまた、更に、patet:明らかである、quod:こと、それ、そのこと、non:否、possibile:実行が可能な、実行出来る、sit:ある、ut:~のために、こと、~するように、salventur:救われる、qui:その者達、in:~の中、~において、inferno;:地獄、ita:このように、従って、non:否、dabile:存在可能な、あり得る、quod:こと、それ、そのこと、salvatio,:救い、utcumque:どんなふうに~にせよ、何にしても、vixerat:生きた、homo,:人間、sit:ある、ex:~から、~により、sola:だけ、のみ、misericordia.:慈悲、憐れみ、
Qui:その者達、in:~の中、~において、inferno:地獄、sunt,:ある、et:また、そして、ibi:そこに、そこで、cruciantur,:苦しめられる、imputant:帰する、転嫁する、Divino:神的な、{8}cruciatus:激しい苦痛、拷問、苦悩、苦しみ、ibi,:そこに、そこで、dicendo:言うことに、言うことで、quod:こと、それ、そのこと、Divinum:神的な、id:それを、auferre:取り去ること、取り除くこと、possit:出来る、可能である、si:もし~なら、たとえ~でも、velit,:欲する、quia:なぜなら、ので、omnipotens,:全能、sed:しかし、quod:こと、それ、そのこと、non:否、velit,:欲する、{9} et:また、そして、quod:こと、それ、そのこと、inde:それ故、そこから、sit:ある、in:~の中、~において、causa,:原因、理由、{10}nam:なぜなら、というのも、qui:その者、potest:出来る、可能である、et:また、そして、non:否、vult,:欲する、dicunt:言う、in:~の中、~において、causa:原因、理由、esse;:あること、sed:しかし、auferre:取り去ること、取り除くこと、talia:このような、次ぎのような、impossibile:不可能な、est,:ある、quia:なぜなら、ので、est:ある、contra:~に対して、~に反対して、ordinem,:秩序、順序、si:もし~なら、たとえ~でも、enim:なぜならば、~というのは、auferrentur,:取り去られる、除去される、insurgerent:起き上がった、立ち上がった、mali:悪、contra:~に対して、~に反対して、bonos,:善、(c) et:また、そして、subjugarent:征服した、軛の下に繋いだ、屈服させた、ipsos:そのもの、それ自身、angelos,:天使達、et:また、同時に、destruerent:損なった、滅ぼした、caelum;:天界、sed:しかし、Divinum:神的な、non:否、vult:欲する、nisi:~以外、もし~でなければ、bonum,:善、nempe:正確には、即ち、felicitatem:幸運、幸福、bonorum,:善、et:また、そして、ea:それらは、propter:~のために、~の故に、refrenationem:制御、抑制、(c)ac:また、なお加えて、simul:一緒に、同時に、emendationem:矯正、改善、improborum;:邪悪な、不正な、悪い、cum:その時、その場合、hic:これは、finis:目的、意図、est,:ある、qui:それは、est:ある、finis:目的、意図、Divini:神的な、Amoris:愛、ac:また、なお加えて、ipsius:そのもの、それ自身、Misericordiae,:慈悲、憐れみ、non:否、possibile:実行が可能な、実行出来る、est:ある、ut:~のために、こと、~するように、cruciatus:激しい苦痛、拷問、苦悩、苦しみ、(x)illis:彼らに、qui:その者達、in:~の中、~において、inferno:地獄、auferantur.:取り去られる、除去される、
Ex:~から、~により、his:これらから、exemplis:例、例として、constare:知られること、明らかであること、potest:出来る、可能である、quod:こと、それ、そのこと、omne:凡ての、全体の、id:それは、non:否、possibile:実行が可能な、実行出来る、sit:ある、quod:こと、それ、そのこと、contra:~に対して、~に反対して、ordinem,:秩序、順序、utcumque:どんなふうに~にせよ、何にしても、apparet:現れる、見える、ut:~のように、~として、possibile:実行が可能な、実行出来る、illis:彼らに、qui:その者達、arcana:秘義、奥義、caeli:天界、non:否、sciunt.:知る、

8700.「なぜなら、そのことはあなたに対して重いからである」が、秩序からではないので実行出来ないことを意味することは、「重いこと」の意味が実行が可能でないであることから知られよう。ここの「重いこと」が実行が可能でないであることは、前の箇所で「彼も彼と一緒の民も衰えることで衰えるであろう」と言われていることから、またそのことによって蒔かれた真理が滅びることから、また後に続く箇所の「それをあなただけでは為すことが出来ないからである」からも、またその後の「もしそのこと(エテロの忠告)をあなたが行なうならあなたは持ちこたえることが出来る」23節、から知られよう。これらによってそのことが意味されている。
[2]秩序からではないので実行出来ないことことは他生において凡てのことは秩序により実行出来るからであり、また秩序からではない凡てのことは実行が不可能であるからである。主から発する神的な真理が秩序を造り、またそれが秩序そのものである。それ故、神的な秩序に従う凡てのものは秩序に従っているので実行出来、また神的な秩序に反するものは秩序に反するので実行が不可能である。それがそのようにあることは例から更に明らかであろう。善く生きた者達は秩序に従って救われ、また悪く生きた者達は秩序に従って地獄へ落される。それ故、善く生きた者達が地獄へ行かされることは不可能であり、また悪く生きた者達が天界へ上げられることも不可能である。それ故、地獄に居る者達が主の純粋な慈悲によりそこから天界へ連れ出され、また救われることは不可能である。というのは、各々の者はこの世に生きた時の主の慈悲の受け入れによって救われるからであり、その時にそれを受け入れる者達は他生において主の慈悲の中に居るからである。なぜなら、その時はそこでそれを受け入れることの能力の中に居るからである。それを他の者に与えること、また一般的に好みにより誰にでも与えること、信仰のみを持ち、またそのように、罪から清められた者であることを信じる者達に与えることは不可能である。なぜなら、それは秩序に反するから、即ち秩序である神的な真理に反するからである。
[3]強制の中ではなく自由の中で信仰と仁愛が植え付けられることは秩序に従っており、また自由の中で植え付けられた信仰と仁愛は留まるが、しかし強制の中で植え付けられた信仰と仁愛は留まらない。その理由は、自由の中でそれらは情愛に導入され、またそのように人間の意志に導入され、またそのように専有されるからであり、他方において強制の中では情愛と意志には導入されず、またそのように専有されないからである。それ故に、人間が救われるためには、彼(人間)は悪の中に産まれたので、悪を行なうことと悪から離れる自由が彼(人間)にあるのでなければ不可能である。その自由の中で自分自身により悪から離れる時、やがて主により真理と善への情愛が導入され、そこから彼(人間)に信仰と仁愛のものを受け入れることの自由がある。なぜなら、自由は情愛のものであるからである。それ故、人間を救いへと強制することは不可能であることが明らかである。もしそれが為されることが出来たなら、この世において人間は凡て救われる。
[4]他生において凡ての者達はこの世で自分達に取得したその生命に従って、悪い者達は悪い者達と一緒に居り、また善い者達は善い者達と一緒に居ることは秩序に従っている。それ故、悪い者達が善い者達と一緒に居ることは不可能であり、悪い者達が善の中に居ることも不可能である。なぜなら、善と悪は反対のものであるからであり、またその一方は他のものを滅ぼすからである。それ故、地獄に居る者達が救われることもまた不可能であることが明らかである。従って救いは人間がどんなふうに生きたにせよ慈悲だけであることは不可能である。
地獄に居る者達、またそこで苦しめられる者達は、神的なものは全能であるので、もし欲するならそれを取り去ることが出来ること、しかし欲しないこと、またそこから(苦しみの)原因があることを言うことで、また苦しみを取り去ることを欲しないこと、またそこから苦しみの原因があることを言うことでそこの苦しみを神的なものに帰する。しかしそのように取り去ることは秩序に反するので不可能である。というのは、もし取り去られるなら、悪い者達は善い者達に対して立ち上がり、また天使達自身を征服し、同時に天界を滅ぼすからである。しかし神的なものは善以外を、即ち善い者達の幸福以外を欲せず、またそのために悪い者達の抑制と同時に強制を欲するからである。神的な愛、また慈悲そのもののその目的がある時、地獄に居る者達の苦しみは取り去られることが不可能である。
それらの例から秩序に反した凡てのことは、天界の秘義を知らない者達にどれほど実行出来るように見えても実行できないことが知られよう。

18-8697~8699原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8697~8699原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8697. `Et dixit socer Moschis ad illum': quod significet praevidentiam, constat ex significatione `dicere' cum praedicatur de Divino Bono, quod repraesentatur per `Jethronem socerum Moschis' quod sit praevidentia, ut quoque n. 5361, 6946.

8697. `Et:また、そして、dixit:言った、socer:配偶者の父、舅、Moschis:モーセ、ad:~に、~へ、illum'::彼へ、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、praevidentiam,:予見、先を見通す力、先見の明、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`dicere':言うこと、cum:その時、その場合、praedicatur:属性付けられる、述べられる、de:~について、Divino:神的な、Bono,:善、quod:こと、それ、そのこと、repraesentatur:象徴される、表象される、per:~を通して、~によって、`Jethronem:イテロ、socerum:配偶者の父、舅、Moschis':モーセ、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、praevidentia,:予見、先を見通す力、先見の明、ut:~のように、~として、quoque:~もまた、同じく、同様に、n.:番号、5361, 6946.

8697.「また、モーセの舅は彼に言った」が予見を意味することは、「言うこと」が「モーセの舅イテロ」によって表象される神的な善について属性付けられる時の意味が5361, 6946番のように予見であることから知られよう。

8698. `Non bonum verbum quod tu facis': quod significet quod mutatio fiet, constat ex illis quae sequuntur.

8698. `Non:否、bonum:善、verbum:言葉、語、こと、quod:こと、それ、そのこと、tu:あなたは、facis'::行なう、為す、(二人称単数現在)quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、mutatio:変化、推移、fiet,:為される、行なわれる、(三人称単数未来)constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、illis:それらから、quae:それらは、そのことらは、sequuntur.:後に続く、続く、

8698.「あなたが行なうことは善いことではない」が、変化が為されなければならないことを意味することは、後に続く箇所から知られよう。

8699. `Marcescendo marcesces etiam tu etiam populus hic qui tecum': quod significet quod sic periturum verum quod inseminatum est, constat ex significatione `marcescere quod sit paulatim consumi, ita perire; quod sit verum quod inseminatum, est quia per `Moschen' intelligitur verum a Divino, et per `populum' illi qui recipiunt; quomodo cum his se habet, in sequentibus dicetur.

8699. `Marcescendo:しおれることで、衰えることで、marcesces:しおれる、衰える、(二人称単数未来)etiam:~もまた、更に、tu:あなたは、etiam:~もまた、更に、populus:人々、民、hic:これは、qui:その者達、tecum'::あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、sic:そのように、こうして、periturum:滅びる、死ぬ、(未来形)verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、inseminatum:種を蒔かれた、est,:ある、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`marcescere:しおれること、衰えること、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、paulatim:徐々に、次第に、少しずつ、consumi,:なくされること、滅ぼされること、ita:このように、従って、perire;:死ぬこと、滅びること、quod:こと、それ、そのこと、sit:ある、verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、inseminatum,:種を蒔かれた、est:ある、quia:なぜなら、ので、per:~を通して、~によって、`Moschen':モーセ、intelligitur:意味される、verum:真理、a:~から、~により、Divino,:神的な、et:また、そして、per:~を通して、~によって、`populum':人々、民、illi:彼らは、qui:その者達、recipiunt;:受け入れる、受容する、受け取る、quomodo:どのように、どうして、どのようにして、cum:~と一緒に、~によって、his:それらから、se:それ自身を、habet,:持つ、有す、in:~の中、~において、sequentibus:後に続く、次の、dicetur.:言われる、(三人称単数未来受動)

8699.「あなたもあなたと一緒のこの民も衰えることで衰えるであろう」が、蒔かれた真理が滅びるであろうことを意味することは、「衰えること」の意味が徐々に滅ぼされることであることから、従って滅びることであることから知られよう。それが蒔かれた真理であることは「モーセ」によって神的なものからの真理が意味されるからであり、また「民」によって受け入れる者達が意味されるからである。それらによってそのことをどのように有するかは後に続く箇所で言われるであろう。

18-8695~8696意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8695~8696意訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8695.「また神の審判とその律法を熟知されたものに為します」が、そこから彼らは真理が何であるか、また善が何であるかを教えられることを意味することは、「熟知されたものに為すこと」の意味が教えることであることから、また「審判」の意味が真理であることから知られよう。そのことについては2235, 6397番に示された。また「律法」の意味が善の真理であることから知られよう。なぜなら、律法は広い意味で凡ての聖言を意味するからであり、やや広い意味で歴史的な聖言を意味し、狭い意味でモーセによって書かれた聖言を意味し、最も狭い意味で十戒の十の戒めを意味するからである。そのことは6752番に認められよう。そこから聖言は主の神的な善から発している神的な真理であるので、それ故、律法は善の真理である。善の真理は善からの真理であり、またそれ自身の中に善がある真理である。なぜなら、それ自身の形を善から引き出すからである。

8696.十七~二十三節、「また、モーセの舅は彼に言った。あなたが行なうことは善いことではない。
あなたもあなたと一緒のこの民も衰えることで衰えるであろう。なぜなら、そのことはあなたに対して重いからであり、それをあなただけでは為すことが出来ないからである。
今、私の言葉を聞け、私はあなたに忠告する。また神はあなたと一緒に居られるであろう。あなたは民のために神の許に居れ、またあなたは神にそのことをもたらせ、
また、あなたは定めと律法を彼らに教え、またその中で彼らが行かなければならない一般の道と彼らが行なわなければならない行ないを彼らに言え、
また、あなたは神を恐れている活気のある男達、利得を憎む真実な男達を凡ての民から見つけなければならない。そして彼らから千人の長、百人の長、五十人の長、および十人の長を任命しなければならない。
そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない。また凡ての大きな出来事はあなたに持って来なければならない。また凡ての軽微な出来事は彼らが裁かなければならない。そして上のあなたから下の者に任せよ、またあなたと一緒に負わせよ、
もしそのことをあなたが行なうなら、また神があなたに命じられるなら、同時にあなたは持ちこたえることが出来る。そして更にこの凡ての民もまた平安の内に自分の住居に行くであろう。」
「また、モーセの舅は彼に言った」は予見を意味し、「あなたが行なうことは善いことではない」は、変化が為されなければならないことを意味し、「あなたもあなたと一緒のこの民も衰えることで衰えるであろう」は、蒔かれた真理が滅びるであろうことを意味し、「なぜなら、そのことはあなたに対して重いからである」は、秩序からではないので実行出来ないことを意味し、「それをあなただけでは為すことが出来ないからである」は、他の源泉の善からの真理の流入なしに出来ないことを意味し、「私の言葉を聞け」は結合による合意を意味し、「私はあなたに忠告する。また神はあなたと一緒に居られるであろう」は、神的なものからを意味し、「あなたは民のために神の許に居れ」は、主から直接発する真理を意味し、「またあなたは神にそのことをもたらせ」は、仲介と執成しを意味し、「また、あなたは定めと律法を彼らに教えよ」は、主から直接発している真理から教会に外なる善と真理、また内なる善と真理があることを意味し、「またその中で彼らが行かなければならない一般の道を彼らに言え」は、理解の光とそこからの生命(生活)を意味し、「彼らが行なわなければならない行ない」は、行ないによる信仰を意味し、「また、あなたは凡ての民から見つけなければならない」は、仕えている真理の選択を意味し、「神を恐れている活気のある男達」は、それらの真理に神的なものからの善が連結されることが出来ることを意味し、「利得を憎む真実な男達を」は、その者達に世俗的な目的のない純粋な真理があることを意味し、「そして彼らを千人の長に任命しなければならない」は、神的なものから直接に発している真理の下の最初の段階の中の主要な真理を意味し、「百人の長」は第二の段階の主要な真理を意味し、「五十人の長」は中間の主要な真理を意味し、「十人の長」は第三の順位の中の主要な真理を意味し、「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」は、そのように永続的な配置を意味し、「また凡ての大きな出来事はあなたに持って来なければならない」は、凡てのものは神的なものから直接に発している真理からあることを意味し、「また凡ての軽微な出来事は彼らが裁かなければならない」は、或る種の個々のものと部分的なものは他の源泉からある外観を意味し、「そして上のあなたから下の者に任せよ、またあなたと一緒に負わせよ」は、そのように彼らのための役目と務めを意味し、「もしそのことをあなたが行なうなら、また神があなたに命じられるなら」は、そのように神的なものからある時を意味し、「同時にあなたは持ちこたえることが出来る」は、そのように彼らの許に留まることを意味し、「そして更にこの凡ての民もまた平安の内に自分の住居に行くであろう」は、そのように霊的な教会からの者達が善の中に居り、また善により導かれることを意味する。

18-8695~8696原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

18-8695~8696原典訳「天界の秘義」出埃及記Ⅱ

8695. `Et nota facio judicia Dei et leges Ipsius': quod significet quod inde doceantur quid verum et quid bonum, constat ex significatione `nota facere' quod sit docere, ex significatione `judiciorum' quod sint vera, de qua n. 2235, 6397, et ex significatione `legum' quod sint vera boni; quod `leges' sint vera boni, est quia lex in lato sensu significat totum Verbum, in minus lato Verbum historicum, in stricto Verbum quod per Moschen scriptum est, et in strictissimo decem praecepta decalogi, videatur n. 6752; inde, quia Verbum est (t)Divinum Verum quod procedit ex Divino Bono Domini, inde leges sunt vera boni; vera boni sunt vera quae ex bono, et in se sunt bona, quia (t)suum existere ex bono trahunt.

8695. `Et:また、そして、nota:よく知られた、熟知された、facio:行なう、為す、(一人称単数現在)judicia:審判、裁判、Dei:神、et:~と、および、leges:律法、法律、Ipsius'::御自身、それ自身、quod:こと、それ、そのこと、significet:意味する、quod:こと、それ、そのこと、inde:それ故、そこから、doceantur:教えられる、quid:何か?、どんな?、verum:真理、et:また、そして、quid:何か?、どんな?、bonum,:善、constat:知られる、明らかである、ex:~から、~により、significatione:意味、`nota:よく知られた、熟知された、facere':行なうこと、為すこと、quod:こと、それ、そのこと、sit,:ある、docere:教えること、ex:~から、~により、significatione:意味、`judiciorum':審判、裁判、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、vera,:諸々の真理、de:~について、qua:それから、そのことから、n.:番号、2235, 6397, et:また、そして、ex:~から、~により、significatione:意味、`legum':律法、法律、quod:こと、それ、そのこと、sint:ある、vera:諸々の真理、boni;:善、quod:こと、それ、そのこと、`leges':律法、法律、sint:ある、vera:諸々の真理、boni,:善、est:ある、quia:なぜなら、ので、lex:法律、律法、in:~の中、~において、lato:広い、広大な、sensu:意味、significat:意味する、totum:凡ての、全体の、Verbum,:聖言、御言葉、in:~の中、~において、minus:より少なく、不十分に、lato:広い、広大な、Verbum:聖言、御言葉、historicum,:歴史的な、歴史の、in:~の中、~において、stricto:狭い、細い、Verbum:聖言、御言葉、quod:こと、それ、そのこと、per:~を通して、~によって、Moschen:モーセ、scriptum est,:書かれた、記された、et:また、そして、in:~の中、~において、strictissimo:最も狭い、最も細い、decem:10、praecepta:教え、戒め、decalogi,:十戒、videatur:見られる、認められる、n.:番号、6752; inde,:それ故、そこから、quia:なぜなら、ので、Verbum:聖言、御言葉、est:ある、(t) Divinum:神的な、Verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、procedit:生じる、発する、発出する、ex:~から、~により、Divino:神的な、Bono:善、Domini,:主、inde:それ故、そこから、leges:律法、法律、sunt:ある、vera:諸々の真理、boni;:善、vera:諸々の真理、boni:善、sunt:ある、vera:諸々の真理、quae:それらは、そのことらは、ex:~から、~により、bono,:善、et:また、そして、in:~の中、~において、se:それ自身から、sunt:ある、bona,:諸々の善、quia:なぜなら、ので、(t)suum:それ自身を、existere:存在するようになること、形になること、ex:~から、~により、bono:善、trahunt.:得る、引き出す、獲得する、

8695.「また神の審判とその律法を熟知されたものに為します」が、そこから彼らは真理が何であるか、また善が何であるかを教えられることを意味することは、「熟知されたものに為すこと」の意味が教えることであることから、また「審判」の意味が真理であることから知られよう。そのことについては2235, 6397番(に示された)。また「律法」の意味が善の真理であることから知られよう。なぜなら、律法は広い意味で凡ての聖言を意味するからであり、やや広い意味で歴史的な聖言を意味し、狭い意味でモーセによって書かれた聖言を意味し、最も狭い意味で十戒の十の戒めを意味するからである。そのことは6752番に認められよう。そこから聖言は主の神的な善から発している神的な真理であるので、それ故、律法は善の真理である。善の真理は善からの真理であり、またそれ自身の中に善がある真理である。なぜなら、それ自身の形を善から引き出すからである。

8696. Vers. 17-23. Et dixit socer Moschis ad illum, Non bonum verbum quod tu facis. Marcescendo marcesces etiam tu etiam populus hic qui tecum, quia grave prae te verbum; non potes facere illud solus tu. Nunc audi vocem meam, consulam tibi, et erit Deus tecum; esto tu populo apud Deum, et adducas tu verba ad Deum. Et doceas illos statuta et leges, [et] notam facias illis viam ibunt in qua, et opus quod facient. Et tu videas ex omni populo viros strenuitatis timentes Deum, viros veritatis odientes lucrum; et ponas {1}illos principes millenorum, principes centenorum, principes quinquagenorum, et principes decadum. Et judicent populum in omni tempore, et erit, omne verbum magnum adducant ad te, et omne verbum parvum judicent illi; et devolve desuper te, et portent tecum. Si verbum hoc facias, et praeceperit tibi Deus, et potes consistere; et etiam omnis populus hic super locum suum veniet in pace. `Et dixit socer Moschis ad illum' significat praevidentiam: `Non bonum verbum quod tu facis' significat quod mutatio fiet: `marcescendo marcesces etiam tu etiam populus hic qui tecum' significat quod sic periturum verum quod inseminatum est: `quia grave prae te verbum' significat quod non possibile, quia non ex ordine: `non potes facere illud solus tu' significat quod absque influxu veri {2}ex bono aliunde: `nunc audi vocem meam' significat ex unione consensum: `consulam tibi, et erit Deus tecum' significat quod ex Divino: `esto tu populo apud Deum' significat verum immediate a Domino procedens: `et adducas tu verba ad Deum' significat mediationem et intercessionem: `et doceas illos statuta et leges' (x)significat quod a vero immediato a Domino bona et vera externa et interna Ecclesiae: `et notam facias illis viam ibunt in qua' significat intelligentiae lucem et inde vitam: `et opus quod facient' significat fidem actu: `et tu videas ex omni populo' significat electionem verorum inservientium: `viros strenuitatis timentes Deum' significat quibus bonum a Divino conjungi {3}potest: `viros veritatis odientes lucrum' significat {4}quibus vera sunt pura absque (x)fine mundano: `et ponas {5}illos principes millenorum' significat primaria quae in primo gradu sub vero immediato a Divino: `principes centenorum significat primaria in secundo gradu: `principes quinquagenorum' significat primaria intermedia: `et principes decadum' significat primaria in tertio loco: `et judicent populum in omni tempore' (x)significat dispositionem sic in perpetuum: `et erit, omne verbum magnum adducant ad te' significat quod omne a vero immediate a Divino: `et omne verbum parvum judicent illi' significat apparentiam (x)quorundum singularium et particularium aliunde: `et devolve desuper te, et portent tecum' significat sic functiones et officia pro illis: `si verbum hoc facias, et praeceperit tibi Deus' significat cum sic ex Divino: potes consistere' significat sic mansionem apud illos: `et etiam omnis populus hic super locum suum veniet in pace' significat quod illi qui ab Ecclesia spirituali sic in bono erunt, et ex bono ducentur. 

8696. Vers.:節、17-23. Et:また、そして、dixit:言った、socer:配偶者の父、舅、Moschis:モーセ、ad:~に、~へ、illum,:彼へ、Non:否、bonum:善、verbum:言葉、語、こと、出来事、quod:こと、それ、そのこと、tu:あなたは、facis.:行なう、為す、(二人称単数現在)
Marcescendo:しおれることで、衰えることで、marcesces:しおれる、衰える、(二人称単数未来)etiam:~もまた、更に、tu:あなたは、etiam:~もまた、更に、populus:人々、民、hic:ここに、この場に、qui:その者達、tecum,:あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)quia:なぜなら、ので、grave:重い、厳しい、厄介な、prae:~よりも、~に対して、te:あなたから、verbum;:言葉、語、こと、出来事、non:否、potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)facere:行なうこと、為すこと、illud:それを、solus:だけ、のみ、tu.:あなたは、 
Nunc:今、現在、audi:聞け、(命令形)vocem:声、言葉、meam,:私の、consulam:忠告する、勧める、tibi,:あなたに、et:また、そして、erit:ある、(三人称単数未来)Deus:神、tecum;:あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)esto:在れ、(命令形)tu:あなたは、populo:人々、民、apud:~のもとに、~において、Deum,:神、et:また、そして、adducas:連れて来る、提示する、もたらす、提出する、(接続法二人称単数現在)tu:あなたは、verba:言葉、語、こと、ad:~に、~へ、Deum.:神、 
Et:また、そして、doceas:教える、(接続法二人称単数現在)illos:それらを、彼らを、statuta:法令、法律、布告、定め、et:~と、および、leges,:法律、律法、[et]:また、そして、notam:よく知られた、親密な、一般の、facias:言う、語る、(接続法二人称単数現在)illis:それらに、彼らに、viam:道、ibunt:行く、進む、(三人称複数未来)in:~の中、~において、qua,:それから、そのことから、et:また、そして、opus:仕事、働き、行い、quod:こと、それ、そのこと、facient.:行なう、為す、(三人称複数未来) 
Et:また、そして、tu:あなたは、videas:見る、認める、(接続法二人称単数現在)ex:~から、~により、omni:凡ての、全体の、populo:人々、民、viros:男達、人々、strenuitatis:活気のあること、活発、timentes:恐れている、懸念している、心配している、Deum,:神、viros:男達、人々、veritatis:真理、真実、公正、誠実、odientes:憎んでいる、嫌っている、lucrum;:利得、利益、et:また、そして、ponas:置く、任命する、(接続法二人称単数現在){1}illos:彼らを、principes:君主達、長達、millenorum,:数千、principes:君主達、長達、centenorum,:数百、principes,:君主達、長達、quinquagenorum:50、et:また、そして、principes:君主達、長達、decadum.:10、 
Et:また、そして、judicent:審判する、判断する、裁く、考慮する、(接続法)populum:人々、民、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore,:時、時間、時期、時代、et:また、そして、erit,:ある、(三人称単数未来) omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、magnum:偉大な、大きな、adducant:もたらす、提出する、持って来る、(接続法)ad:~に、~へ、te,:あなたへ、et:また、そして、omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、parvum:小さい、軽微な、judicent:審判する、判断する、裁く、考慮する、(接続法)illi;:彼らは、et:また、そして、devolve:転がし落とせ、下へ転がせ、(命令形)desuper:上から、上方から、te,:あなたから、et:また、そして、portent:負う、担う、引き受ける、(接続法)tecum.:あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te) 
Si:もし~なら、たとえ~でも、verbum:言葉、語、こと、出来事、hoc:これを、facias,:行なう、為す、(接続法二人称単数現在)et:また、そして、praeceperit:命じた、tibi:あなたに、Deus,:神、et:また、同時に、potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)consistere;:立つこと、持ちこたえること、et:また、そして、etiam:~もまた、更に、omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、hic:ここに、この場に、super:~の上へ、~の上に、locum:居所、住居、suum:自分自身を、それ自身を、veniet:来る、行く、(三人称単数未来)in:~の中、~において、pace.:平和、平安、 
`Et:また、そして、dixit:言った、socer:配偶者の父、舅、Moschis:モーセ、ad:~に、~へ、illum':彼へ、significat:意味する、praevidentiam::予見、先を見通す力、先見の明、`Non:否、bonum:善、verbum:言葉、語、こと、 quod:こと、それ、そのこと、tu:あなたは、facis':行なう、為す、(二人称単数現在)significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、mutatio:変化、推移、fiet::為される、行なわれる、(三人称単数未来)`marcescendo:しおれることで、衰えることで、marcesces:しおれる、衰える、(二人称単数未来)etiam:~もまた、更に、tu:あなたは、etiam:~もまた、更に、populus:人々、民、hic:ここに、この場に、qui:その者達、tecum':あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、sic:そのように、こうして、periturum:滅びる、死ぬ、(未来形)verum:真理、quod:こと、それ、そのこと、inseminatum est::種を蒔かれた、` quia:なぜなら、ので、grave:重い、厳しい、厄介な、prae:~よりも、~に対して、te:あなたから、verbum':言葉、語、こと、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、non:否、possibile,:実行が可能な、実行出来る、quia:なぜなら、ので、non:否、ex:~から、~により、ordine::秩序、順序、` non:否、potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)facere:行なうこと、為すこと、illud:それを、solus:だけ、のみ、tu':あなたは、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、absque:~なしに、~を除いて、influxu:流入、影響、veri:真理、{2} ex:~から、~により、bono:善、aliunde::別の源泉から、他の出所から、`nunc:今、現在、audi:聞け、(命令形)vocem:声、言葉、言語、meam':私の、significat:意味する、ex:~から、~により、unione:結合、consensum::一致、調和、合意、`consulam:忠告する、勧める、tibi,:あなたに、et:また、そして、erit:ある、(三人称単数未来)Deus:神、tecum':あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、ex:~から、~により、Divino::神的な、`esto:在れ、(命令形)tu:あなたは、populo:人々、民、apud:~のもとに、~において、Deum':神、significat:意味する、verum:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Domino:主、procedens::生じている、発している、発出している、` et:また、そして、adducas:連れて来る、提示する、もたらす、(接続法二人称単数現在)tu:あなたは、verba:言葉、語、こと、ad:~に、~へ、Deum':神、significat:意味する、mediationem:仲介、媒介、調停、et:~と、および、intercessionem::執成し、仲裁、調停、et:また、そして、doceas:教える、(接続法二人称単数現在)illos:彼らを、statuta:法令、法律、布告、定め、et:~と、および、leges':律法、法律、(x) significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、a:~から、~により、vero:真理、immediato:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Domino:主、bona:諸々の善、et:~と、および、vera:諸々の真理、externa:外部の、外なる、et:また、そして、interna:内部の、内なる、Ecclesiae::教会、` et:また、そして、notam:よく知られた、親密な、一般の、facias:言う、語る、(接続法二人称単数現在)illis:それらに、彼らに、viam:道、ibunt:行く、進む、(三人称複数未来)in:~の中、~において、qua':それから、そのことから、significat:意味する、intelligentiae:理解、知性、lucem:光、et:~と、および、inde:それ故、そこから、vitam::生命、` et:また、そして、opus:働き、行い、仕事、quod:こと、それ、そのこと、facient':行なう、為す、(三人称複数未来) significat:意味する、fidem:信仰、actu::行動、行い、` et:また、そして、tu:あなたは、videas:見る、認める、(接続法二人称単数現在)ex:~から、~により、omni:凡ての、全体の、populo':人々、民、significat:意味する、electionem:選択、選び、verorum:真理、inservientium::役に立っている、仕えている、` viros:男達、人々、strenuitatis:活気のあること、活発、timentes:恐れている、懸念している、心配している、Deum':神、significat:意味する、quibus:その者達、bonum:善、a:~から、~により、Divino:神的な、conjungi:連結されること、結合されること、{3}potest::出来る、可能である、` viros:男達、人々、veritatis:真理、真実、公正、誠実、odientes:憎んでいる、嫌っている、lucrum':利得、利益、significat:意味する、{4}quibus:それらに、その者達に、vera:諸々の真理、sunt:ある、pura:純粋、混じり気のない、absque:~なしに、~を除いて、(x)fine:目的、意図、mundano::世俗的な、この世の、` et:また、そして、ponas:置く、任命する、(接続法二人称単数現在){5}illos:彼らを、principes:君主達、長達、millenorum':数千、significat:意味する、primaria:主要な、おもな、quae:それらは、そのことらは、in:~の中、~において、primo:第一の、最初の、gradu:段、段階、sub:~の下に、~の下で、vero:真理、immediato:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino::神的な、` principes:君主達、長達、centenorum:数百、significat:意味する、primaria:主要な、おもな、in:~の中、~において、secundo:第二の、gradu::段、段階、` principes:君主達、長達、quinquagenorum':50、significat:意味する、primaria:主要な、おもな、intermedia::中間の、` et:また、そして、principes:君主達、長達、decadum':10、significat:意味する、primaria:主要な、おもな、in:~の中、~において、tertio:第三の、三番目に、loco::位置、部位、順序、順位、` et:また、そして、judicent:審判する、判断する、裁く、(接続法)populum:人々、民、in:~の中、~において、omni:凡ての、全体の、tempore':時、時間、時期、時代、(x) significat:意味する、dispositionem:配置、管理、処理、配列、sic:そのように、こうして、in:~の中へ、~に、perpetuum::永続的に、絶えず、常に、` et:また、そして、erit,:ある、(三人称単数未来)omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、こと、出来事、magnum:偉大な、大きな、adducant:もたらす、提出する、持って来る、(接続法)ad:~に、~へ、te':あなたへ、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、omne:凡ての、全体の、a:~から、~により、vero:真理、immediate:直接に、直に、直ちに、a:~から、~により、Divino::神的な、` et:また、そして、omne:凡ての、全体の、verbum:言葉、語、parvum:小さい、軽微な、judicent:審判する、判断する、裁く、(接続法)illi':彼らは、significat:意味する、apparentiam:外観、見かけ、(x)quorundum:何かあるもの、ある種の、ある~の、singularium:個々の、別々の、et:~と、および、particularium:一部分の、部分的な、細部、aliunde::別の源泉から、他の出所から、` et:また、そして、devolve:転がし落とせ、下へ転がせ、(命令形)desuper:上から、上方から、te,:あなたから、et:また、そして、portent:負う、担う、引き受ける、(接続法)tecum':あなた自身で、あなたと一緒に、(=cum te)significat:意味する、sic:そのように、こうして、functiones:職務、任務、役目、et:~と、および、officia:仕事、職務、務め、pro:~として、~のために、illis::彼らから、`si:もし~なら、たとえ~でも、verbum:言葉、語、こと、出来事、hoc:これを、facias,:行なう、為す、(接続法二人称単数現在)et:また、そして、praeceperit:命じた、tibi:あなたに、Deus':神、significat:意味する、cum:その時、その場合、sic:そのように、こうして、ex:~から、~により、Divino::神的な、`et:また、同時に、potes:出来る、可能である、(二人称単数現在)consistere':立つこと、持ちこたえること、significat:意味する、sic:そのように、こうして、mansionem:留まること、住まい、滞在、apud:~のもとに、~において、illos::彼らを、` et:また、そして、etiam:~もまた、更に、omnis:凡ての、全体の、populus:人々、民、hic:これは、super:~の上へ、~の上に、locum:居所、住居、suum:それ自身の、veniet:行く、来る、(三人称単数未来)in:~の中、~において、pace':平和、平安、significat:意味する、quod:こと、それ、そのこと、illi:彼らは、qui:そのもの達、ab:~から、~により、Ecclesia spirituali:霊的な教会、sic:そのように、こうして、in:~の中、~において、bono:善、erunt,:ある、(三人称複数未来)et:また、そして、ex:~から、~により、bono:善、ducentur.:導かれる、引き出される、

8696.十七~二十三節、「また、モーセの舅は彼に言った。あなたが行なうことは善いことではない。
あなたもあなたと一緒のこの民も衰えることで衰えるであろう。なぜなら、そのことはあなたに対して重いからであり、それをあなただけでは為すことが出来ないからである。
今、私の言葉を聞け、私はあなたに忠告する。また神はあなたと一緒に居られるであろう。あなたは民のために神の許に居れ、またあなたは神に(その)ことをもたらせ、
また、あなたは定めと律法を彼らに教え、またその中で彼らが行かなければならない一般の道と彼らが行なわなければならない行いを彼らに言え、
また、あなたは神を恐れている活気のある男達、利得を憎む真実な男達を凡ての民から見つけなければならない。そして彼らを千人の長、百人の長、五十人の長、および十人の長に任命しなければならない。
そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない。また凡ての大きな出来事はあなたに持って来なければならない。また凡ての軽微な出来事は彼らが裁かなければならない。そして上のあなたから下の者に任せよ、またあなたと一緒に負わせよ、
もしそのことをあなたが行なうなら、また神があなたに命じられるなら、同時にあなたは持ちこたえることが出来る。そして更にこの凡ての民もまた平安の内に自分の住居に行くであろう。」
「また、モーセの舅は彼に言った」は予見を意味し、「あなたが行なうことは善いことではない」は、変化が為されなければならないことを意味し、「あなたもあなたと一緒のこの民も衰えることで衰えるであろう」は、蒔かれた真理が滅びるであろうことを意味し、「なぜなら、そのことはあなたに対して重いからである」は、秩序からではないので実行出来ないことを意味し、「それをあなただけでは為すことが出来ないからである」は、他の源泉の善からの真理の流入なしに(出来ない)ことを意味し、「私の言葉を聞け」は結合による合意を意味し、「私はあなたに忠告する。また神はあなたと一緒に居られるであろう」は、神的なものからを意味し、「あなたは民のために神の許に居れ」は、主から直接発する真理を意味し、「またあなたは神に(その)ことをもたらせ」は、仲介と執成しを意味し、「また、あなたは定めと律法を彼らに教えよ」は、主から直接発している真理から教会に外なる善と真理、また内なる善と真理があることを意味し、「またその中で彼らが行かなければならない一般の道を彼らに言え」は、理解の光とそこからの生命(生活)を意味し、「彼らが行なわなければならない行い」は、行いによる信仰を意味し、「また、あなたは凡ての民から見つけなければならない」は、仕えている真理の選択を意味し、「神を恐れている活気のある男達」は、それら(の真理)に神的なものからの善が連結されることが出来ることを意味し、「利得を憎む真実な男達を」は、その者達に世俗的な目的のない純粋な真理があることを意味し、「そして彼らを千人の長を置かなければならない」は、神的なものから直接に発している真理の下の最初の段階の中の主要な(真理を)意味し、「百人の長」は第二の段階の主要な(真理を)意味し、「五十人の長」は中間の主要な(真理を)意味し、「十人の長」は第三の順位の中の主要な(真理)を意味し、「そして、彼らが凡ての時に民を裁かなければならない」は、そのように永続的な配置を意味し、「また凡ての大きな出来事はあなたに持って来なければならない」は、凡てのものは神的なものから直接に発している真理からあることを意味し、「また凡ての軽微な出来事は彼らが裁かなければならない」は、或る種の個々のものと部分的なものは他の源泉からある外観を意味し、「そして上のあなたから下の者に任せよ、またあなたと一緒に負わせよ」は、そのように彼らのための役目と務めを意味し、「もしそのことをあなたが行なうなら、また神があなたに命じられるなら」は、そのように神的なものからある時を意味し、「同時にあなたは持ちこたえることが出来る」は、そのように彼らの許に留まることを意味し、「そして更にこの凡ての民もまた平安の内に自分の住居に行くであろう」は、そのように霊的な教会からの者達が善の中に居り、また善により導かれることを意味する。
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